国道492号
part5

徳島r32交差点〜R32高須交差点
三好市→
→大豊町

207.広いのは徳島r32交差点付近のみ 208.道幅は横断歩道3本分 209.離合できない1.0車線幅
 徳島r32交差点を左折した直後は2車線だがすぐに狭くなる。新居屋集落を通り過ぎてからも1.0〜1.5車線幅と狭い道路が続いている。谷道川の谷筋を走っているが樹木で川面は見えないが、比較的日が射しこむため鬱蒼とした雰囲気は薄い。

210.この程度の崩落は珍しくない 211.東祖谷小川集落 212.狭いが雰囲気は明るい
 小崩落の復旧もしくは拡幅のための工事箇所を通るが、R492(実質R439)においてこの手の工事は珍しい事ではない。小川集落では緩やかな上り勾配となる。短い距離で2ヶ所のヘアピンカーブを曲がって標高を上げるが、ヘアピンカーブの前後も小川集落の中である。

213.舗装工事のため時間帯別通行止規制が敷かれている 214.左ヘアピンカーブに団体営農道が交差している 215.樫尾集落
 樫尾集落に入ってすぐに舗装工事をしている場所があるが、全面を打換えているため時間帯通行止規制が敷かれていた。走行した日は工事が始まる前の時間に通過できたため待ち時間は発生していない。樫尾集落でも2ヶ所のヘアピンカーブがあるがこちらは小川集落のものほど近接していない。京柱峠寄りのヘアピンカーブには団体営農道が交差しており、案内標識が同じような方向を向いた状態で設置されている。ヘアピンカーブを過ぎると樫尾集落の中心と言えるような場所と通るが、国道沿いだけでなく山の斜面にも家屋が建っている。京柱峠区間において徳島県三好市側の最後の集落である。

216.集落が途切れてからも狭路が続く 217.路上に砂が堆積している 218.右ヘアピンカーブに樫尾阿佐林道が交差
 樫尾集落を通り過ぎると鬱蒼とした雰囲気の1.5車線幅狭路を走る。進むにつれて路面状況は徐々に悪化していき、ひび割れはもちろん凹凸も多い。標高751m地点で右ヘアピンカーブを曲がるが、そこに樫尾阿佐林道(スーパーマップルでは祖谷山林道と表記)が交差している。案内標識ではT字路のような描かれ方をしているが、道なりにカーブすれば国道をトレースできる。

219.樫尾阿佐林道との交差点からはさらに路面状況が悪くなる 220.道幅は狭く路面は荒れている 221.落ち葉のせいで道幅が狭く見える
 樫尾阿佐林道が交差しているヘアピンカーブからはさらに路面状況が悪くなる。道幅は1.0〜1.5車線と狭く離合箇所は少ない。転落しそうな場所にはガードレールが設置されている場所が多いものの、全体的に見ればガードレールが設置率は低い。滝のような沢を渡ってしばらくは比較的日が射す場所を走っているが、山の北側の斜面に差し掛かると日当たりが悪いようで路面の苔が目立つ。

222.法面が崩落したのだろうか 223.ガードレールのない箇所もある 224.勾配は緩やか
 緩やかな勾配で徐々に標高を上げながら狭路をひたすら走る。見ノ越区間と比べると断崖絶壁感は薄く落石も少ない。あくまで見ノ越区間との比較であって、道幅は狭く路面の凹凸は多いため決して走りやすいという意味ではない。
 左ヘアピンカーブを通過した直後に樫尾林道との交差点を通過する。名称が示す通り樫尾集落まで繋がっている。100m程先には阿佐尻山に向かう登山道(?)が交差している。登山道と言っても舗装されており林道と言った方がより正確なのかもしれない。

225.「東祖谷山村とんば」 226.「東祖谷山村九度折れざこ」 227.京柱峠に近い方が路面状況が良い
 登山道との交差点の直後からは視界が開ける。道幅は狭いままだが舗装状況は比較的良好で走りやすいと感じるかもしれない。峠に近付いてから道路状況が多少なりとも良くなるというケースは珍しい。この区間におにぎりが2つ立っているが、補助標識には村名と「とんば」と「九度折れざこ」という地名(?)が書かれた補助標識が付けられている。

228.京柱峠 229.京柱峠記念碑
 道路の左側に細長い空き地のある状態を走っていると砂利敷きに変わり明らかに駐車場と呼べるスペースになる。転回スペースのような場所で右カーブを曲がって京柱峠を超える。峠は県境であり、徳島県三好市から高知県大豊町に入る。前者の境標識は設置されているが、後者のそれは設置されていない。また、転回スペース(?)の奥に京柱林道が接続しており、前述の樫尾阿佐林道や高知r44の分断区間の端点に繋がっている笹谷林道に通じている。かつては食事処があったが廃業されており建物も撤去されていた。

230.緩やかな下り勾配 231.複数のヘアピンカーブで標高を下げる 232.舗装の悪い箇所もある
 京柱峠を越えると下り勾配となり、道幅は1.5〜1.8車線程度と強烈に狭い訳でもなく、落石等も意外に少ない。峠の直後には5ヶ所のヘアピンカーブがあり、1.5kmに満たない距離で標高を100m程下げる。2ヶ所目と3ヶ所目のヘアピンカーブの間に道路から逸れて下った場所に公衆便所と屋根付きの休憩所のような建物がある。入口には西峰公民館という表示があったが公民館には見えない。
 連続ヘアピンカーブ地帯を過ぎてからも勾配は緩やかな状態が続いている。樹木に日光を遮られているでは交通量の少なさから轍苔が生えている場所もあるが、舗装の凹凸は少ない。道幅は狭いが紅葉期の休日などを除けば交通量は非常に少ない。

233.沖集落 234.離合困難な場所が多い 235.R439走行時に工事していた箇所は完了していた
 柱峠から約3.7kmで最初の集落である沖集落を通り抜ける。10軒程度の家屋が斜面にへばりつくように建っており、集落内に2ヶ所のヘアピンカーブがある。集落を通り過ぎてからも1.0〜1.5車線幅の狭路が続いている。小刻みなカーブが多いがヘアピンカーブもあるなど多彩なカーブが存在している。R439を走行していた際に時間帯別通行止規制を敷いて工事をしていた場所は既に完了していた。これにより道幅は1.0車線から1.5車線に拡幅されており法面も防護されていた。

236.大畑井集落 237.斜面にへばりつく集落は四国の山中では見慣れた風景 238.家屋のない区間も狭い
 拡幅工事現場は大畑井集落の東端に当たりすぐ近くに家屋もある。鬱蒼とした木々に囲まれたヘアピンカーブを通過した後に大畑井集落を通り抜ける。隣接して次の久生野集落を通過するが、国道沿線だけでなく山の斜面に結構な数の家屋が建っているのが確認できる。土居集落からは南小川の右岸を走っているが、川とは高低差があり少し離れているため川沿いというイメージは薄い。

239.南小川沿いの谷筋を走る 240.漉長集落 241.交通量は非常に少ない
 土居集落を過ぎるとしばらく家屋のない状態を走る。勾配は車で走っている分にはほとんど意識する事のない程度だが、道幅が狭く小刻みなカーブが多いため速度はあまり出せない。集落をいくつか通り過ぎているが交通量は極めて少ない。

242.東浦橋 243.高原集落 244.拡幅工事中
 1.5車線幅かから2.0車線幅になり、ついに2車線道路になるがセンターラインがあるのは東浦橋の前後だけである。以降は1.0〜1.5車線幅の狭路を走る。拡幅工事が行われている場所もあるが、区間距離は短く大幅な改善には至らない。

245.川井大橋 246.福寿草橋 247.落合トンネル
 センターライン付きの2車線道路になると川井大橋で南小川を渡る。橋の手前で右側に分岐する道路が旧道だが、ウォッちずではまだ国道扱いされていた。福寿草橋で南大王川を渡った先で落合トンネルをくぐる。R439を走行した2016年7月は落合トンネルが工事中で供用されていなかった。

248.新大平橋と粟生トンネル 249.粟生集落 250.谷間豊永林道との交差点
 新大平橋で南小川の右岸に戻った直後に粟生トンネルをくぐる。橋とトンネルの間に接続している道路が旧道である。粟生トンネルを出ると南小川に沿って粟生集落を走り抜ける。緩やかな下り勾配の2車線道路を走っていると谷間豊永林道との交差点を通過する。

251.高知r260交差点 252.JR土讃線の豊永踏切 253.R32・R439豊永交差点を左折
 異常気象時通行規制区間の終点を通過した直後に高知r260交差点を通過して南小川大橋を渡る。R492の単独区間で徳島r260と交差していたが、高知r260とは全く別の県道で繋がりはない。
 南小川大橋を渡り終えると右カーブを曲がった後に左にカーブしてJR土讃線の豊永踏切を通過する。踏切の勾配を下り切った所でR32R439豊永交差点に突き当たる。二桁国道との交差点なのでここが終点と思ってしまっても不思議ではないが、R439とともに左折してR32との重複区間を高知・本山方面に進む。

254.親柱(?)のみが残る旧長瀞橋は昭和10年架橋 255.高知r113との交差点を道なりに右へカーブ 256.長瀞橋の西詰は左直角カーブ
 豊永交差点からはR439に加えてR32と重複しながら吉野川の右岸を走る。県境の京柱峠を越えているが、徳島県側はもちろん高知県側の南小川も吉野川水系である。約250m進むと高知r113交差点を道なりに右へ直角にカーブする。幅員減少の標識が立てられているが道幅が狭くなると言うよりもカーブが直角のため大型車はセンターラインを割ってしまう可能性が高い。吉野川に架かる長瀞橋を渡った西詰では左の直角カーブを曲がる。ちなみに東詰で交差していた高知r113は徳島r113でもあり、起点はR439・R492・徳島r32の交差点である。つまりr113も京柱峠を越える道路のひとつである。徳島県内は全てR439・R492に重複しているためヘキサも存在しない。

257.おにぎりはR32のみ 258.安野々集落 259.通学路でもある
 長瀞橋で吉野川の左岸に移ってからも2車線道路が続いている。山間部と言える場所を走っているが、勾配も急なカーブもなく比較的走りやすい道路状況と言える。沿線の家屋は少なく、まとまった集落は対岸の高知r113沿いにある。また、JR土讃線も右岸に敷設されている。

260.高知r261寺内交差点 261.カーブは多いが走りやすい 262.高知r262交差点
 大田口駅の北西で高知r261寺内交差点を通過し、引き続き吉野川に沿って走っていると高知r262との交差点を左にカーブしながら通過する。幅員減少の警戒標識が設置されているが、ここも道幅が狭くなると言うよりもカーブが直角に近いため大型貨物車両がはみ出してしまう可能性がある。

263.吉野川橋 264.日浦集落 265.R32・R439高須交差点
 高知r262交差点の直後に吉野川橋を渡り、以降は支流の穴内川の左岸を走る。高知r113穴内交差点を通過すると再びr113が重複している状態になる。JR土讃線のトンネルの上を2ヶ所通った後にR32・R439高須交差点に至る。2本の国道に重複された状態で到着する交差点がR492の終点である。R438とR439との重複が始まった交差点からの距離は約95kmである。なお、r113はR32高知方面に重複している。