国道490号
part1

R190松山1交差点〜山口r32交差点
宇部市→美祢市

1.R190松山1交差点 2.片側2車線+右折車線 3.JR宇部線の神原踏切
 宇部駅からは離れているが宇部市役所に近いR190松山1交差点がR490の終点であり、ここから日本海側の萩市に向かって北上する。松山1交差点からR490に進むと400番台後半の国道にもかかわらず単独区間で始まり、車線は片側2車線+右折車線と整備されている。早朝にもかかわらず交通量は多く幹線道路の雰囲気がある。宇部警察署前交差点からは片側3車線となり、約400mでJR宇部線の神原踏切を通過する。片側3車線道路なのに踏切があるのは400番台国道らしい。

4.車線増設工事中 5.片側3車線は西梶返交差点まで 6.交通量は非常に多い
 神原踏切を過ぎると左側車線がなくなってしまうが、走行した時は車線増設工事が行われていたので片側3車線になるのも時間の問題だろう。その後再び片側3車線になるが市道との西梶返交差点を過ぎると片側2車線になってしまう。その後は交通量の多い片側2車線道路を北上する。

7.アップダウンを繰り返す 8.山陽道・宇部IC 9.左側車線が減少
 琴崎公園を過ぎると周辺の家屋が少なくなるが道路状況や交通量に変化はない。アップダウンしている片側2車線道路を走っていると山陽道の宇部ICを通過する。インターを通過した先の市道との白石交差点を通過した直後に左側車線が減少する。対面2車線道路になった所で山陽道の本線の下を通過する。

10.交通量が減少 11.山口r219瀬戸原交差点 12.山口r216・r219善和交差点の前後だけ片側2車線
 対面2車線道路になってからは交通量が減るものの400番台国道の単独区間としては多い方だろう。緩やかな勾配を上った後に下りに転じるが勾配は緩やかで走りやすい。山口r219瀬戸原交差点を左にカーブしながら通過し、善和川の左岸を北上する。長閑な風景の中で突然車線が増えて中央分離帯まで設置された片側2車線道路になる。しかし、山口r216・r219善和交差点を通り過ぎた直後に左側車線が減少して対面2車線道路に戻る。

13.「萩61km 秋芳洞30km」 14.善和川の対岸にJR山陽本線 15.JR山陽本線をオーバーパス
 善和交差点からも引き続き善和川の左岸を北上する。右岸にはJR山陽本線が走っているが、何度か善和川を渡っており右岸ばかりを走っている訳ではない。そんな山陽本線を跨線橋でオーバーパスして東西を入れ替える。

16.善和川の右岸を快走 17.山陽新幹線 18.R2・R9瓜生野交差点を右折
 JR山陽本線とともに善和川の右岸を北上していると左にカーブして田ノ小野橋を渡り、その先で山陽新幹線の高架の下をくぐる。さらに先でR2R9瓜生野交差点に突き当たる。案内標識にR490は表記されてないが右折してR2を周南方面に進む。R9も案内標識に表記されていないが、R2の両方向に重複している。

19.「広島154km 周南61km 小郡15km」 20.右カーブの先で二俣瀬橋を渡る 21.R2・R9車地交差点を左折
 瓜生野交差点からはR2・R9との重複区間を走る。二桁国道との重複だが道路状況は対面2車線とごく普通で周辺の風景も長閑と言える。丸山ダムの下流直近を通り過ぎ、ほぼ平坦な2車線道路を走っていると山口r217二俣瀬交差点を通過する。その後緩やかな右カーブを描きながら緩やかな勾配を上って二俣瀬橋を渡り、その東詰でR2・R9車地交差点を左折して単独区間になる。瓜生野交差点からの距離は約2.4kmである。

22.車地交差点からも2車線道路 23.拡幅工事のため片側交互通行規制中 24.バイパス工事個所もある
 車地交差点からは単独区間となるが走りやすい2車線道路であり、R2・R9重複区間に比べると交通量が少ない事もあって快走できる。走行した日は北部消防出張所の前から北が拡幅工事のため片側交互通行規制が敷かれていた。やや強引なS字カーブを曲がるが、そこではバイパス工事が行われていた。

25.遠からずバイパスが開通する区間 26.建設中のバイパス北端区間も片側交互通行規制 27.緩やかな勾配を上る
 歩道のない2車線道路を走っているとバイパスの北端の合流地点の前後も片側交互通行規制が敷かれていた。バイパスは舗装もされており遠からず開通するように見えた。バイパス工事個所から先は緩やかな勾配の2車線道路を走る。

28.正面に小野湖が見える 29.一ノ坂集落からは1.5車線幅 30.小野隧道
 峠部分を越えて下りに転ずると一ノ坂集落を通る。小野湖を正面に見ながら右にカーブし、急な右カーブを曲がるとセンターラインがなくなり1.5車線幅と狭くなってしまう。狭い割に交通量は多く何台かの対向車とすれ違った。狭路区間の距離は900m弱程度で、その中に小野隧道がある。

31.小野湖湖畔を走る 32.湖畔区間に家屋(別荘?)が点在 33.山口r230交差点
 センターラインが復活して2車線道路になってからは勾配はほとんどないもののカーブが多くなる。小野湖の湖畔を走っており沿線には家屋が点在しているが、そのうちのいくつかは別荘かもしれない。小野湖から少し離れた場所を走っていると山口r230交差点を通過する。左折してr230を進めば小野湖を渡って対岸に行く事ができる。

34.「萩49km 秋芳洞18km」 35.山口r230交差点 36.小野湖畔を快走
 山口r230交差点以降も適度なアップダウンとカーブを繰り返す2車線道路を快走する。交通量は非常に少なくハイペースで走る事ができる。小野郵便局の近くでr230が分岐し、雑佐川を渡ってからは小野湖の湖畔を走る。

37.山口r231交差点 38.大田川の右岸を走る 39.アップダウンのある快走路
 ダム湖から通常の川になりその左岸を走っていると新広瀬橋を渡った北詰で山口r231交差点を通過する。以降は大田川の西側を走っているが、これまでと同じアップダウンのある2車線快走路が続いている。

40.山口r30交差点を右にカーブして通過 41.市境付近は杉林
 大田川から離れて西を流れている厚東川に近付いてその左岸を走っていると山口r30交差点を道なりに右にカーブして通過する。交差点の北に舗装された広場(?)があり、またr31の橋跡がある事から元々はT字路に突き当たる形だったものが変更されて現在の交差点形状になったものと思われる。r30交差点からは厚東川を離れて谷筋を走り、市境を越えて美祢市に入る。

42.中国道 43.山口r31十文字交差点 44.「萩40km」
 美祢市に入ってすぐに中国道の下をくぐり、その直後に山口r31十文字交差点を通過する。十文字交差点からは左にカーブしながら勾配を上った後に下りに転じて直線道路を緩やかに下っていく。

45.山口r30真名交差点を左折 46.小郡萩道路は自動車専用道路 47.十文字ICを萩方面に進む
 勾配がさらに緩やかになり右カーブの先で山口r30真名交差点に至る。案内標識は左折の中国道と小郡萩道路のものしか設置されていないため直進してしまいそうだが、R490は左折しなければならない。直進のr30はR490の旧道に当たるが、小郡萩道路が開通した事により国道の指定を外れている。
 真名交差点からすぐに十文字ICアクセス橋を通るが、その手前には小郡萩道路が自動車専用道路のため125cc以下の二輪車と自転車・歩行者が通行できない事を警告する看板が立てられている。旧道は県道に降格しているためR490のトレースは前述の手段では不可能となっている。右にカーブしながら勾配を上った先で十文字ICに至り、本線高架橋をくぐった所を右折して萩方面に進む。小郡萩道路は無料で通行できるが、左折した場合は美祢東JCTを経て中国道に入らなければならず実質的には無料で通行できない区間である。

48.小郡萩道路は片側1車線 49.秋吉台IC
 十文字ICの側道から本線に合流するとラバーポールで仕切られた片側1車線の高規格道路を走る。アスファルトやガードレール等が比較的きれいなのは開通したのが2011年であり、さほど年月が経過していないためである。約2.2km走ると秋吉台ICの側道が分岐する。このインターに接続しているのはR435だが、インター標識にはおにぎりは表記されていない。また、秋吉台ICは十文字IC方面とのみ接続している。さらに付け加えるとここで接続している道路は元々市道として供用されていたものが小郡萩道路の開通に前後してR435に指定されている。

50.高規格道路なので4%勾配でも標識が立てられている 51.横風と霧に注意 52.大田IC
 秋吉台ICを通過すると右にカーブしながら4%の勾配を上る。中央分離帯がラバーポールからガードレールに替わった後に下りに転ずるが、勾配は同じ4%である。このアップダウン区間には南向き車線が上りになる箇所だけ登坂(追越)車線が設置されている。下り勾配の左カーブの先で田津高架橋と第一大田川橋を渡る。2つの橋は繋がっており実質的には1kmに及ぶ長大橋であり、横風に注意を要する。第一大田川橋を渡り切る直前に山口r28の上を通るが、これはR490・R435が重複していた区間である。

53.大田トンネル 54.中山トンネル 55.長登トンネル
 大田ICを過ぎると緩やかな勾配を上り、大田トンネルをくぐり出た直後に第二大田川橋を渡る。その後も緩やかな勾配を上っていると中山トンネルと長登トンネルを連続でくぐる。中山トンネルと長登トンネルの間に中山橋が架かっているが、その下を通っている山口r32はR490の旧道である。

56.追越車線 57.鞍掛山トンネル 58.碇川橋
 長登トンネルを出てからも上り勾配が続いており、登坂車線を兼ねていると思われる追越車線が設置されている。2017年1月時点で供用されている区間の北向き車線においては唯一の追越車線である。その登坂車線が終わってすぐに鞍掛山トンネルに入る。鞍掛山トンネルを出ると碇川橋を通過するが、ここも高架橋となっており横風に注意を要する場所である。

59.(走行当時の)終点 60.絵堂ICを右折
 碇川橋を渡り終えると終点の絵堂ICに至り左方向にずれた後にやや急な勾配を下りながら左急カーブを曲がり、T字路に突き当たる。R490は右折して萩方面に進む。左側のT字路までは市道で、そこから長門方面は山口r28、反対方向の何も案内されていない方は山口r333である。絵堂ICから北の区間も延伸が計画されているが、現時点では工事をしている様子は見られなかった。

61.この上に小郡萩道路が通ると思われる 62.山口r32銭屋交差点
 絵堂ICからは普通の対面2車線道路になる。上り勾配を走っているとトンネルのようなものをくぐる。その場所から察するにおそらく小郡萩道路を上に通すためのものと思われる。名もなき峠を越えて勾配を下っていると山口r32銭屋交差点を通過する。ここで交差しているr32はR490の旧道に当たる。十文字交差点〜銭屋交差点の間が小郡萩道路の開通によって降格した区間だが、1つの県道ではなく南からr28、r30、r32と3つの県道になっている。なお、r32はかつては秋吉台を縦断していたが、そちらはr242に変更されている。

63.「萩22km」 64. 65.山口r32交差点を左折
 銭屋交差点からは再び上り勾配となり、大田川を渡ってからはその東側の平坦な道路を走る。長閑な風景の割に交通量が多いのは美祢〜萩間の幹線道路として機能しているからであろう。ただし、それは山口r32交差点までである。r32交差点を左折しなければならないが、信号機がない事に加えて案内標識のR490の線が非常に細く描かれている。木間という地名こそ表記されているが、その下には「普通車離合困難」という文字もある。終点の松山1交差点からここまで約50km、小野隧道の前後を除いて概ね整備されていたが、ここから北は酷道区間である。

国道490号 part2