国道487号
part3

広島r44世上口交差点〜R2平野橋東交差点
江田島市→広島市

96.世上口交差点からは上り勾配 97.R487小用バイパスとの交差点を左折して現道へ進む 98.現道も2車線
 広島r44世上口交差点からは勾配を上りながらいくつかのカーブを通過する。左にカーブした先で下り勾配となり、その後右にカーブするがそのカーブは小用バイパスと現道との交差点である。案内標識は設置されているものの現道におにぎりが表記されていないため、普通に走っていれば真っ直ぐ進んでしまう。しかし、小用バイパスは全線開通には至っておらず、国道トレースの観点からすると現道に進まなければならない。
 現道に進むと右カーブを曲がりながらやや急な勾配を下る。バイパスに比べると走りにくいがセンターライン付きの2車線道路なので特別酷いという訳ではない。とは言うものの狭苦しく感じられる道路である。

99.広島r298小用交差点を左折 100.小用交差点からは1.8車線幅 101.さらに狭くなる
 バイパスとの交差点から約600mで広島r298との交差点に至る。案内標識がないため真っ直ぐ進んでしまいそうだが、左折が国道である。直進して約100m進むと小用バイパスの既開通区間の北端に至る。そのバイパスには小用港が隣接しており、切串港や宇品港、呉港を結ぶ航路が設定されている。
 小用交差点からはセンターラインがなくなり1.8車線幅と狭くなってしまう。約100m進むと小用バイパスや小用港に向かう市道との交差点を通過する。この交差点までがバイパス並走区間のため交通量は比較的少ない。市道との交差点からは歩道がなくなり、さらに進んで十字路を過ぎると1.5車線幅になってしまう。バイパスが並走していないせいもあって道路状況の割に交通量が多い。

102.小用集落を抜けるとセンターラインが復活 103.切串港まで4.8km 104.海岸線沿いを走る
 小用集落の家屋密集地を過ぎるとセンターラインが復活して2車線になる。海沿いを走っていると巨大なクレーンが見えてくるが、これは造船所ではなく消波ブロックの船積み用クレーンのようである。点在する家屋を結びながら海沿いを走っており、海の向こうの対岸には呉市が見える。勾配を上って海面との高低差がつくようになるが、同時に少し内陸に入るため海が見えなくなる。

105.高須隧道 106.車線幅が狭い2車線道路 107.水ヶ浦隧道
 中国化学工業の江田島工場の内陸寄りを走っていると高須隧道と一つ小島隧道を相次いでくぐる。トンネル内はセンターラインが引かれておらず1.8車線幅程度とやや狭く、3.7mの制限高が設けられている。1.8車線幅かつ3.7m制限高のある水ヶ浦隧道を過ぎると等高線に沿うように急カーブの2車線道路を走る。

108.栗平隧道 109.二つ小島隧道 110.切串隧道
 カーブの多い状態を走っていると栗平隧道、二つ小島隧道、切串隧道を相次いで通過する。この3つのトンネルも1.8車線幅と狭く3.7mの制限高がある。短い距離で通過するこれら6つのトンネルは100mに満たないものが多く、最も長い切串隧道でも260m程度である。

111.切串集落が見えてくる 112.市道とのT字路(直角カーブ?)を右折 113.エネオスの先に左直角カーブ
 切串隧道を出た直後の急カーブを通り過ぎると視界が開けて切串集落が見えてくる。緩やかな勾配を下って平坦になった所で市道とのT字路に突き当たる。案内標識も設置されているが、T字路を右折と言うより右直角カーブを曲がるという感じである。さらにそのすぐ先には左の直角カーブがある。

114.切串中学校の前を左にカーブ 115.切串小学校の南を右にカーブ 116.広島r297交差点(切串港側端点)
 切串中学校の前で左カーブを曲がり、切串小学校の南端では右カーブを曲がる。短距離で直角に近いカーブをいくつも通過するが、道なりに走っていれば国道をトレースできるのでルートミスする可能性は低いだろう。長谷川の河口部を少し走ると広島r297との交差点に至る。左折がr297で直進の進入禁止の道路は切串港からの出口である。

117.ウォッちずでは国道色に塗られている区間 118.右折すると切串港
 現地の案内標識と多くの地図では切串港の出口がR487・広島r297交差点となっているが、ウォッちずは出口ではなく入口まで国道色に塗られている。両地点間の距離は100m強だが、入口の方は入口を示す標識以外のものは立っていない。なお、そのままr297を走ると西ノ段橋の東詰のR487交差点に戻ってしまう。


119.切串港を出港 120.宇品港を望む 121.宇品港に到着
 切串港と宇品港を結ぶ海上区間は上村汽船によってフェリーが運航されており、約8km、20分強の船旅である。6時代〜21時代まで22往復と便数は多く、音戸大橋や早瀬大橋で実質的には陸続きになっているとは言え、距離と時間を考えればフェリーも充分選択肢に入るだろう。筆者が乗船したのは8:10出発便で、車両は数台と少なかったが旅客は30人程いたと思われる。宇品港から出た便とすれ違ったが、そちらはかなりの乗客が確認できた。


122.宇品フェリーターミナルと広島港駅を通過 123.松山港行は四国フェリー入口交差点を右折
 宇品フェリーターミナルの出口は島しょ部フェリー交差点だが、その道路は国道に指定されていない。フェリーターミナルと広島電鉄宇品線の広島港駅の前を取りすぎると左にカーブし、その直後で四国フェリー入口交差点を通過する。愛媛県の松山港とを結ぶ航路は東側のターミナルから発着している。

124.宇品海岸1丁目10番交差点を右折 125.広島電鉄宇品線が路面電車として走っている 126.元宇品入口交差点を左折してから右折
 四国フェリー入口交差点のすぐ先で宇品海岸1丁目10番交差点がある。100m程北にはR2バイパスとの広島港入口東交差点があるせいか、宇品海岸1丁目10番交差点に案内標識が設置されていないが、この交差点がR487の宇品港側端点の可能性がある。多くの地図で国道色に塗られていない区間だが、ウォッちずではなぜかR487のおにぎりが表示されている(ただし、国道色に塗られていない)。
 広島電鉄宇品線の路面電車区間を挟んだ片側1車線道路を約200m進むと元宇品口駅に挟まれた元宇品入口交差点に突き当たる。この交差点を左折して広島南道路の高架の北側の交差点を右折する。広島電鉄の踏切(路面電車)があるため、逆方向からの右折は交通量によっては不可能かもしれない。

127.R2バイパスとの重複区間 128.R2宇品海岸3交差点を左折
 元宇品入口交差点からは広島南道路の高架を挟んだ片側2車線と幹線道路の雰囲気が濃くなる。この区間はR2のバイパスに該当するが、宇品ICと出島ICの間しか国道に指定されていないせいか、R2のおにぎりは立てられておらず案内標識にも表記されていない。約300m走ると宇品海岸3交差点に至るが、ここを左折するとR487単独区間となる。宇品港から走ってくると初めて確認できるR487のおにぎりであり、多くの地図ではここから北をR487として扱っている。

129.宇品海岸3交差点からは路面電車区間 130.宇品五丁目駅 131.沿線には中高層の集合住宅が多い
 宇品海岸3交差点からは再び路面電車区間となり、片側1車線の道路をほぼ真北の方角に進む。周囲には中高層の集合住宅が多く建っており、昔ながらの店舗兼住宅も少なからず残っている。路面電車のため電停間の距離が短く、次々に電停を通過していく。交差している道路が多く、路面電車があるため右折車線は設けられていないが、一方通行の出口を除いて右折そのものは禁止されてない。

132.電停直後の交差点はオフセットしているものがある 133.広島r86県病院入口交差点と県病院前駅 134.広島r243皆見町交差点
 路面電車とともに北上を続けていると広島r86県病院前交差点を通過するが、r86は一方通行の道路の出口ではないが、右折が禁止されている。さらに北上すると広島r243皆見町交差点を右にカーブしながら通過する。広島電鉄の宇品線はr243市役所方向に逸れていくが、入れ替わりに皆見線が走っているため路面電車区間が続く。

135.皆見町交差点からは車線幅が広くなる 136.皆見町二丁目駅 137.R2・広島r37平野橋東交差点
 皆見町交差点からも路面電車のある2車線道路だが、車線幅が広くなるため走りやすさが向上する。右折待ちの車両がいても乗用車であれば左側から追い抜ける程度のスペースがある。皆見町二丁目駅を通過してから程なくして皆見町1北交差点を通過するが、そこからは片側2車線となる。約100m進むとR2・広島r37平野橋東交差点に至る。主要地方道が交差しているが、案内標識にヘキサは表記されていない。