国道484号
part1

R2伊部東交差点〜岡山r255交差点
備前市→和気町→赤磐市

1.R2・R250・R374伊部東交差点 2.おにぎりはR374のみ 3.山陽新幹線
 岡山県備前市の市役所から見て西に位置するR2R250R374伊部東交差点がR484の起点である。しかしR374に重複しているため、案内標識にR484のおにぎりは表記されていない。伊部東交差点を北に進むとごく普通の対面2車線道路でR374に重複しながら津山・美作方面に進む。非常に緩やかな上り勾配だが、エンジン付きの乗り物であれば全く気にならない程度である。山陽新幹線の高架をくぐる辺りまでは緩やかな勾配が続く。

4.「津山51km 美作44km」 5.伊部越え交差点 6.和気町に入る
 山陽新幹線をくぐった直後に右にカーブするが、そこからの勾配はややきつくなり、同時に沿線の家屋もほとんどない状態となる。市道との交差点である伊部越え交差点を左の急カーブで通過した直後は下り勾配となるが、すぐに上り勾配に戻る。しばらく勾配を上った後に傍示ヶ峠を越えて和気町に入る。

7.緩やかな下り勾配 8.広域農道との大中山交差点 9.原橋
 和気町に入ってからは緩やかな勾配を下る。ほぼ平坦になった辺りで右側の歩道が通常よりも広く見えるが、これは厳密に言えばR484(実質R374)の歩道ではなく岡山r703備前柵原自転車道線である。その大半の区間は1991年に廃止された片上鉄道跡が転用されたものである。r703が離れた後に初瀬池の脇で左急カーブを曲がり、少し走ると広域農道との交差点を通過し、約400m先で東の方角に分岐する。原橋を渡った直後に再びr703と近接するが、ここでは歩道との外側に自転車道が並走する形となっている。

10.山陽道の和気IC 11.右側の歩道は片上鉄道跡 12.和気駅付近は商業施設が多い
 岡山r703が離れて行った直後に山陽道の和気ICを通過して和気橋をくぐる。ほぼ平坦な2車線道路を北上すると左カーブを曲がるが、その後はr703が歩道のような状態になる。初瀬橋を渡った先でも左にカーブしているが、ここでr703が逸れて行く。r703をこのまま進んだ先にJR山陽本線の和気駅があり、和気町の中心部と言える場所である。そのため国道沿線にも商業施設が目立つ。

13.緩やかな勾配の先で金剛大橋を渡る 14.岡山r96交差点 15.吉井川の堤防上を走る
 和気町体育館の南を走っていると緩やかな上り勾配となり、右にカーブした先で金剛大橋を渡る。橋の下にはJR山陽本線、岡山r395、金剛川、岡山r96があり、岡山r96とは北詰で交差している。r96とのランプからは吉井川の堤防の上を走っており、和気橋交差点を過ぎるとr96が岡山・赤磐方面に分岐する。

16.濃霧の中を走る 17.右側に岡山r703が並走 18.前方に見えるのは新田原井堰
 和気橋交差点からも堤防上を走っており、直線的で見通しの良い状況が続いている。岡山r414交差点を通過してなおも北上していると右側にあった集落が途切れて山が川に迫った場所に差し掛かる。右側には岡山r703が隣接並走状態となるが、あくまで自転車道なので目立たず、その存在を知っていなければ気付かないかもしれない。

19.天瀬集落 20.天神山城跡の麓を通過 21.河本駅跡付近を通過
 天瀬集落を通り過ぎると再び川と山に挟まれば場所を走る。天神山には城があったようで天神山城跡までは複数の登山ルートがあるようだ。吉井川に沿って大きく左にカーブすると河本集落を通過する。集落内には河本駅があったが、現在はその痕跡は残っていないようである。

22.岡山r703が交差(横断?) 23.岡山r53交差点 24.和気町矢田
 河本集落の西端で岡山r703との交差点(?)を通過する。家屋が点在する竜ヶ鼻集落で右カーブを曲がっていると岡山r53交差点を通過する。この交差点の北西に旧佐伯町の中心部がある。r53交差点以降は山裾に沿って走っており、川寄りのr703との並走状態は続いている。

25.再び岡山r703と交差 26.岡山r703は国道より高い位置にある 27.吉井川に沿って家屋が点在している
 旧佐伯町の中心部の北端で岡山r703との交差点を通過する。鉄道だった頃は道路を斜めに横切るような踏切だったと思われる。また踏切跡の近傍に井ノ口駅があったが、既にその痕跡は確認できなくなっている。吉井川とr703との挟まれた谷筋を走っており、r703は国道より若干高い位置にあるのも鉄道跡らしい。R484(実質R374)は山間部とは言え、勾配もほとんどない2車線道路を快走する。カーブも多いがその多くは緩やかである。

28.和気町苦木 29.岡山r90交差点 30.和気町塩田
 三門集落付近からは吉井川が市町境となっており対岸は赤磐市域である。また、対岸には岡山r417があるが、和気町との境付近が分断区間となっている。川に沿って大きく左にカーブしていると岡山r90との交差点を通過し、塩田集落の南側を走る。緩やかな左カーブを曲がるが、その辺りで岡山r703との距離が離れる。

31.備作大橋 32.岡山r417交差点 33.R374交差点を左折
 備作大橋を渡って赤磐市に入る。橋を渡り終えた所で岡山r417が交差している右カーブを曲がる。さらに緩やかな右カーブを曲がったた先でR374との交差点に至り、左折して岡山・赤磐市街方面に進む。伊部東交差点からの距離は約26kmで、ようやく単独区間の開始である。なお、片上鉄道跡の岡山r703は少し上流に架けられていた橋で渡河した後はR374に沿って北上している。

34.R484の単独区間が始まる 35.高田川の流域を走る 36.供用直前の美作岡山道路の吉井IC
 R374交差点からは吉井川から離れて支流の高田川の流域を走る。これまではほとんど意識しない程度の勾配だったが、明らかな上り勾配となっている。約1.4kmで新しい舗装の箇所を通過するが、これは美作岡山道路の吉井ICである。案内標識の文字がシールで覆われている事からも分かるとおり、走行した当時(2019年2月2日)はまだ供用されていない(2019年3月24日に佐伯IC〜吉井ICと瀬戸IC〜熊野ICが供用開始)。

37.「危険カーブ 対向車注意」 38.旧道との交差点を通過 39.集落を避けたルート
 吉井IC接続地点から少し走ると岡山r257光木交差点を通過して高田川を渡って左岸に移る。そのまま左岸を走っていると左にカーブしながら旧道との交差点を通過した後に高田川を渡る。塩木集落の南側を走っていると旧道との交差点を通過する。旧道はセンターライン付きの2車線道路だが、集落内を通っており急カーブがあるためバイパスが造られたのだろう。

40.菊ヶ峠 41.菊ヶ峠の西側には登坂車線あり 42.赤磐市仁堀東
 旧道合流後は集落が途切れ、程なくして菊ヶ峠を越える。峠には物産店があり、ただの寂しげな場所ではない。峠からの勾配を下っていると反対側車線に登坂車線が現れる。集落に差し掛かった所で登坂車線がなくなり、ほぼ平坦な状態になる。歩道は設置されていないが、交通量はさほど多くないため走りやすい。

43.岡山r27交差点を右折 44.岡山r52交差点 45.赤磐市仁堀中
 R374交差点から約7.5kmで岡山r27交差点となり、右折して建部方面に進む。R374交差点の案内標識に遭った「岡山・赤磐市街」はr27に案内されており、直進する車両の方が多い。
 r27交差点を右折してすぐに左カーブとなるが、そこに岡山r52が交差している。r27とr52が近接しているせいもあってスーパーマップルではR484が直進であるかのように見えるのでトレースには注意を要する。

46.市道との交差点を右折 47.赤磐市仁堀西 48.岡山r255交差点を右折
 岡山r27交差点から700m強で市道との交差点を通過するのだが、ここは左急カーブを右折しなければならない。道なりに走っていれば市道を経てr27に行ってしまう構造だが、案内標識が設置されていないという難易度の高い交差点である。以前は国道が直線でそれに市道が接続している形状だったが、改良が実施されたようである。
 市道との交差点からは平坦で見通しの良い2車線道路を走っていると岡山r255交差点を建部方面に右折しなければならない。直進のr255も2車線道路なので案内標識を見落とすと真っ直ぐ進んでしまう可能性がある。

国道484号 part2