国道477号
part4

京都r38百井分れ交差点〜R161真野IC
京都市→
→大津市

171.百井方面は大型車両通行禁止 172.鞍馬川を渡る 173.路面の凹凸が多い
 京都r38百井分れ交差点を左折すると1.0車線幅の狭路を少し下り、右にカーブしてから鞍馬川を渡る。名もない橋には欄干もなく橋上での離合はできないが、橋の前後は少し広くなっているのでそこでの離合が可能である。橋を渡ってからは上り勾配となり左カーブを曲がるとさらに勾配がきつくなる。道幅は非常に狭く、路面も補修痕が多く凹凸が激しい。簡易コンクリート舗装に変わってからも路面状況は非常に悪く、車両にもかなりの振動が感じられる。

174.写真では分かり辛いがかなりの急勾配 175.簡易水道(?)のタンク付近に右ヘアピンカーブ 176.柵のせいで公園内の道路の雰囲気が感じられる
 コンクリート舗装が終わっても勾配の急さや道幅の狭さに変化はなく、路面状況も多少ましになった程度である。簡易水道(?)のタンクの近くで右ヘアピンカーブを曲がる。その後も急勾配の1.0車線狭路を走るが、ガードレールの代わりに設置された柵が国道どころか車道らしさを減じているように思える。おそらくガードレールを設置する余裕がないために苦肉の策で設置されたのだと思われる。

177.申し訳程度に設置されたガードレール 178.屋根付きの祠 179.百井峠
 柵区間を過ぎると勾配は幾分か緩やかになるが、道幅は相変わら1.0車線幅と狭いうえに路面の凹凸も多い。交通量は極めて少ないが道路状況が悪すぎて走りにくい。中に祠のある東屋の前を通り過ぎてからは路面状況が良くなりガードレールの設置率も高くなる。緩やかな左カーブを曲がった先で百井峠を越える。花脊峠と同様に眺望は全く利かない。百井分れからの距離は約1.5kmと非常に短いが、道路状況からして実際の距離よりも長く感じる。

180.花脊峠以降も狭路が続く 181.百井配水池 182.配水池からは勾配が緩やかになる
 花脊峠を越えると勾配が上りから下りになるだけで、鬱蒼とした杉林を通り抜ける狭路という点に変化はない。沢に沿って比較的緩やかな勾配を下っていると作業道と思われる未舗装路との交差点を通過する。百井配水池付近からは勾配が緩やかになるが、道幅や周囲の風景は変わらない。退避スペースもほとんどなく対向車が現れれば離合に難儀する事は避けられない。

183.売出中の家屋がある 184.百井浄水場 185.浄水場を過ぎると空が開ける
 1.0車線狭路を走っていると左側に数軒の家屋が見えてくるが、定住者がいるようには見えず1軒は売出中であった。“京都市内の、国道に面した一軒家”が売りに出されている、と書くと良い物件に聞こなくもない。百井青少年村というキャンプや研修・宿泊できる施設と百井浄水場の間で未舗装路との交差点には案内標識等が存在しないが道なりに右方向へ進むだけなので迷う事はないだろう。逆方向から来てもさすがに未舗装路に直進してしまう可能性は低い。なお、百井青少年村は夏季だけでなく年末年始を除いて営業しているため冬季も利用できる。青少年村からは視界が開けて勾配もなくなって平坦な状態になるが、道幅は1.0車線と狭いままである。

186.山と畑に挟まれた狭路を走る 187.市道との三差路を右折 188.百井町集落を通り抜ける
 百井町の集落に差し掛かってからは山と畑の間を通り抜ける。畑には害獣除けの柵が設置されている事からも放棄された耕作地でないことが分かる。周囲に家屋が増えてきた所で右に左にカーブし、最後の右カーブの先で市道との三差路に至る。案内標識は設置されているが、その中におにぎりが表記されていないので分かりにくいのだが、右折の大原方面がR477である。市道も似たような道路なので誤ってそちらに進んでしまう可能性もある。この交差点から大原寄りは異常気象時通行規制区間となる。

189.前ヶ畑峠 190.法面損壊箇所あり 191.路肩崩落箇所あり
 百井川を渡ると左、右とカーブしながら勾配を上り、市道との交差点から約200mで前ヶ畑峠を越える。花脊峠、百井峠と同様に眺望は全く利かない峠である。峠以降は勾配を下って行き、道幅は1.5車線と百井峠区間に比べると広く路面状況も比較的安定している。一方でブルーシートで覆われた法面や土嚢が積まれた路肩があるなど地形的には不安定である事が窺える。

192.ガードレールの設置率は高い 193.小刻みなカーブが連続 194.ヘアピンカーブもいくつかある
 前ヶ畑峠から離れると道幅は1.8車線程に広くなるうえに勾配も緩やかになり、さらにはガードレールの設置率も高くなる。左のヘアピンカーブを曲がって名もなき沢に沿って下る。標高477m地点で左ヘアピンカーブを曲がり直後に右のヘアピンカーブを曲がる。さらに進むと左ヘアピンカーブを曲がって高谷川沿いになる。ヘアピンカーブ区間は勾配がきつくなり小刻みなカーブが多い。

195.狭路区間が終わる 196.高谷川の流域を快走 197.交通量は非常に少ない
 高谷川に架かる1.0車線幅の狭い橋を渡った直後に道幅が広くなると同時にセンターラインが現れる。以降は高谷川に沿っているが、勾配もカーブも緩やかな2車線道路が続いており、また交通量も非常に少ないため快走する事ができる。谷筋を走っている割に日が射しこんでいるため雰囲気は明るい。また、沿線には集落がないため人が飛び出してくる可能性も低い。

198.小出石町集落 199.R367旧道との交差点 200.R367小出石交差点を左折
 快走路を約3.2km進むと小出石町の集落に差し掛かるが、行政区分上は前ヶ畑峠以降は京都市左京区小出石町という事になっている。R367の旧道と思われる集落を通り抜けている市道との交差点を通過し、勾配を上って小出石新橋で高野川を渡った先でR367小出石交差点に突き当たる。案内標識に表記されてないが、R477は左折して小浜・朽木方面に進む。

201.R367重複区間 202.R367・R477串刺しおにぎり 203.途中トンネルの旧道は市道に降格済み
 小出石交差点からはR367との重複区間を北北東の方角に進む。歩道はなく勾配は若干きついもののカーブが少なく見通しの良い状況で走りやすい。交通量は多く感じるが、これはR477百井峠区間を走行した後だからそう思えるだけで一般的に言えばかなり少ないと言える範疇だろう。北向き車線の駐車スペースの奥に側道のような道路が接続しているが、車止めが設置されており進入できない。反対車線側にも同じような道路があるが、こちらも車両での進入はできない。

204.滋賀県大津市に入る 205.旧道との交差点 206.採石場の出入口付近からは下り7%勾配
 側道(?)に挟まれた2車線道路を走っていると左右の擁壁を結ぶ梁のようなものが横切っている状態になる。その中ほどで途中越を通過して滋賀県大津市に入る。擁壁区間が終わると旧道との交差点を右にカーブしながら通過する。側道(?)も旧道に交差している。旧道との交差点の直後に採石場の出入口を通過するが、その辺りは7%とやや急な勾配である。

207.途中トンネル 208.R367途中交差点を右折
 料金所跡を通過した先で途中トンネルに入る。トンネルを出てすぐにやや急な勾配の途中大橋を走り、北詰でR367途中交差点となる。R477は右折してR367から分岐して琵琶湖大橋方面に進む。案内標識では消されているが、左側に市道が交差している。料金所跡がある事からも分かるとおり、かつては有料道路であり2010年10月1日に無料開放されている。有料だった頃は料金の支払いを嫌って集落内を通る狭い旧道を乗用車だけでなく大型トラック・ダンプも走行する事もあり、償却が完了する前に無料化されたという経緯がある。ちなみに、この途中交差点がR477の距離的・時間的な中間地点である。

209.ループして途中大橋の下を通る 210.旧道との途中口交差点を道なりに左へ進む
 途中交差点からは右にループするようにして下り勾配を走り、左にカーブして途中大橋の下を通過した先で旧道との途中口交差点を道なりに左に進む。高低差を解消するループ橋のようだが橋ではなく地上をカーブしているだけである。

211.2車線道路を下る 212.滋賀r311交差点 213.大津市伊香立下在地町
 途中口交差点からは和邇川に沿って緩やかな勾配を下る。カーブはあるが比較的緩やかなものばかりなので快走路と言える状況である。和邇川から離れて行き、右カーブの先で滋賀r311交差点を通過する。r311を西進すればR161湖西道路の和邇ICや道の駅「妹子の郷」に行く事ができる。r311交差点の直後は上り勾配だが、基本的には下り勾配の2車線道路を快走する。

214.向在地口交差点 215.大津市真野大野 216.R161真野IC
 伊香立公園の手前から空が開けて山間部区間を脱する。勾配はほとんどなくなりほぼ平坦な2車線道路を真西の方角に向かって走る。途中交差点から約6.8km走るとR161真野ICに至る。この区間のR161は湖西道路と呼ばれており、2005年7月31日まで有料道路であった。そのためか、案内標識には「R161湖西道路」という文字は緑色で囲まれている。

国道477号 part5