国道472号
part5

R41上岡本町南交差点〜高山市荘川町三尾河
高山市

201.「白川郷80km 郡上74km」 202.宗教施設の建物が見える 203.宗教施設の前に譲り車線(?)
 上岡本町南交差点からはR41との重複区間ではなくなるがR158との重複区間が始まる。交差点から少し走ると緩やかな上り勾配となり、平坦になると宗教施設の前を通る。そこにだけ譲り車線らしきものが設置されている。

204.高山市新宮町 205.R158・R472串刺しおにぎり 206.岐阜r73新宮町交差点
 宗教施設を通り過ぎると緩やかな勾配を下る。その後平坦な直線道路を走っていると左にカーブしながら岐阜r73新宮町交差点を通過する。r73はR41・R472の上切ICまで繋がっており高山市街地をパスできるルートである。

207.川上川沿いを走る 208.旧清見村に入る 209.岐阜r73三日町交差点は右方向へ進む
 新宮町交差点からは川上川の右岸を走る。川に沿って緩やかな右カーブを曲がっていると旧清見村に入り、程なくして川上川から離れる。三日町集落を走っていると岐阜r73三日町交差点を道なりに右方向へ進む。r73に郡上と案内されている事からも推測できるが、r73はR472の分断区間を迂回するルートの一部である。

210.牧橋 211.道路情報板は白山白川郷ホワイトロードのもの 212.2車線快走路
 三日町交差点の直後に牧橋を渡るが、この橋は上下線で別々となっている。橋を渡り終えると通常の対面2車線道路に戻る。道路情報板が設置されているが、これは白山白川郷ホワイトロードのものでそこまでの距離は72kmも離れている。道路情報は「一部供用中」となっているが、これは石川県側が冬季閉鎖解除後も通行止規制が続いているためである。なお、このまま次の冬季閉鎖に入る事が決定しているため、2020年は年間を通じて通り抜けられない。

213.R158/E67中部縦貫道の高山西ICと道の駅「ななもり清見」 214.R158との重複区間は続く 215.R158/E67の殿地橋
 交通量の少ない2車線道路を走っているとR158/E67中部縦貫道の高山西ICを通過する。インターチェンジと反対の南側には道の駅「ななもり清見」がある。高山西ICを過ぎてからも非常に緩やかな勾配の2車線道路が続いており、カーブもほとんどないため走りやすい。周辺の家屋が少なくなってきた所でR158/E67中部縦貫道の殿地橋の下をくぐる。

216.山間部区間に入る 217.「遅い車は登坂車線」 218.登坂車線の延長は約2.7km
 殿地橋の下を通った後は上り勾配となる。三尾集落からは登坂車線が設置されており大きく左にカーブした後に右カーブを曲がる。100番台国道との重複区間とあって登坂車線の延長は約2.7kmと結構な長さである。並走しているR158/E67中部縦貫道が無料で通行できるため、現道の交通量はかなり少ない。

219.小鳥峠 220.緩やかな下り勾配 221.石飛橋
 登坂車線が終わると同時に小鳥峠を越えて下り勾配に転じる。峠の標高はちょうど1000mである。R158/E67中部縦貫道は延長4350mの小鳥トンネルで峠の少し南を貫いている。峠を越えてからは下りとなるが勾配は緩やかである。峠の東側には長い登坂車線があったが、西側には設置されていない。いくつもの小さな橋を渡りながらひたすら下って行く。

222.岐阜r90交差点 223.R158/E67の中ノ瀬跨道橋 224.彦谷橋
 緩やかな左カーブを曲がりながら岐阜r90との交差点を通過する。r90とは飛騨市内でも交差していたが、市境を元林道の猪臥山トンネルが貫いており、多少狭い区間も残っているが、飛騨清見IC〜飛騨市街間のショートカット路として利用できる。
 r90交差点を過ぎてすぐにR158/E67中部縦貫道の中ノ瀬跨道橋をくぐり、彦谷と中部縦貫道の間を走った後に彦谷橋を渡る。その上の中部縦貫道の橋も彦谷橋という名称である。

225.岐阜r478交差点 226.岐阜r478交差点の先に食事処がある 227.E41東海北陸道・R158/E67中部縦貫道の飛騨清見IC
 岐阜r478交差点付近から大きく左にカーブした後に飛騨清見ICを通過する。飛騨清見ICはインターチェンジであると同時にジャンクションも兼ねており、E41東海北陸道とR158/E67中部縦貫道が接続している。なお、前者は有料で後者は無料である。

228.飛騨清見JCTのランプ橋をくぐる 229.上小鳥集落 230.瀬馬淵橋
 料金所とE41東海北陸道の本線の間を走っていると飛騨清見JCTの4つのランプ橋の下をくぐる。以降は東海北陸道の東側を南に向かって走る。多少のアップダウンはあるもののカーブも少なく走りやすい2車線道路である。上小鳥集落で瀬馬淵橋を渡るが、その上の東海北陸道の橋梁も瀬馬淵橋という名称である。

231.越ヶ谷橋 232.高速道路並走区間も交通量は少ない 233.E41の池之島橋
 小鳥川の支流の越ヶ谷に架かる越ヶ谷橋を渡るが、ここも頭上にE41東海北陸道の橋梁が架かっているが、国道と同名の越ヶ谷橋という名称である。その後は小鳥川と東海北陸道の間を走る。勾配は緩やかで急カーブもなく走りやすい道路状況なうえに交通量は少ないため走りやすい。

234.「郡上71km 白川郷51km」 235.松ノ木峠 236.右に見えるのは松ノ木峠PA(上り)
 E41東海北陸道の傍で標高1085mの松ノ木峠を越える。2020年8月現在は高速道路の最高地点であり、上り線と下り線の松ノ木峠PAを結ぶ跨道橋に「高速道路の標高日本一」と書かれた看板が取り付けられている。松ノ木峠を越えた直後に下り線の松ノ木PAのすぐ近くを通る。

237.E41東海北陸道との並走は続く 238.E41の六厩高架橋 239.六厩集落
 E41東海北陸道と並走しながら緩やかな勾配を下っていると右カーブを曲がって六厩高架橋をくぐる。以降は東海北陸道とは少し離れた場所を通っている。六厩集落を通り抜けているが、この集落は標高900mを越す山間部とあって降雪量は多く、非常に冷涼で温暖化と言われる現在でも冬季はマイナス20度を下回る日がある。

240.右に延びる道路は新軽岡峠旧道 241.緩やかな勾配を上る 242.軽岡トンネル
 公衆トイレのあるくるま〜と・六厩という駐車スペース付近で大きく左にカーブする。カーブの途中に1.5車線幅の道路が交差しているが、この道路は新軽岡峠を越える旧道である。旧軽岡峠はE41東海北陸道の軽岡トンネルの南東にあるが、廃道化している区間もあり通り抜けはできない。右にカーブしてからは直線となり程なくして軽岡トンネルをくぐる。

243.旧道にはA型バリケードが置かれている 244.新道谷トンネル 245.三谷トンネル
 軽岡トンネルを出ると緩やかな下り勾配の緩やかな右カーブを曲がる。新軽岡峠旧道との連絡道路(?)との交差点を通過するが、その入口にはA型バリケードが設置されていたが、置かれているのが道路の端だったため通行止ではない可能性もある。その後、新道谷トンネルと三谷トンネルをくぐる。どちらのトンネルにも三谷川沿いに旧道がある。

246.三谷集落 247.三谷川沿いを快走 248.R158・R257三尾河交差点を左折
 三谷トンネルを出るとごく緩やかな下り勾配の2車線道路を走る。相変わらず交通量は少なく非常に走りやすい。金山橋で三谷川を渡り、次いで庄川に架かるマトバ橋を渡る。マトバ橋の直後に交差点があるが、この三尾河交差点はR257の終点である。R472は三尾河交差点を左折してR158から分岐すると同時にR257との重複区間に入る。なお、この交差点には案内標識が設置されておらず、信号機もセンターラインの切れ目もないため非常に分かりにくい。なお、案内標識が設置されていないのはこの先が分断されており、行き止まりであるためである。

249.道幅は1.5車線 250.「国道257号 4km先 車両通行不能」 251.雑草が生い茂っている
 三尾河交差点を左折すると1.5車線幅の狭路を少し上ると4km先で車両通行不能になる旨の警告がなされている。その隣には遊漁者に対する看板が立てられており、渓流釣りが盛んな事がうかがえる。また、看板の反対側に1.0車線幅の道路が接続しているが、これは旧道である。短い勾配を下った後に魚帰り橋を渡るが、その上流には名称の由来となった魚帰滝がある。R

252.左側は拡幅用地だろうか 253.旧道との交差点以降は狭い 254.東海北陸道の管理用道路(?)との交差点を右折
 魚帰り橋以降も道幅は狭いが北側に拡幅用と思われる空き地があるため離合は容易である。舗装された仮設橋ような橋を渡った先で旧道と交差する。以降は1.5車線幅の狭路を走る。中ほどに待避所が設置されているが、それが必要な交通量はないと思われる。ただし、渓流釣ができるとあってシーズンによっては釣人の車が通行する可能性がある。
 右カーブの直後に旧道との交差点を左方向へ進んで庄川を渡る。橋を渡った直後に交差点があるが、直進はE41東海北陸道の軽岡トンネルの南坑口付近に至る道路で行き止まりである。R472(実質R257)は右折しなければならないが、案内標識が設置されていないので直進してしまわないように注意を要する。

255.E41東海北陸道の三尾河橋 256.旧道との交差点 257.雑草が生い茂っていない区間もあった
 連絡道路(?)との交差点から少し走るとセンターライン付きの2車線道路になる。分断区間を解消するための工事の一環と思われるが、この区間が供用されて10年程度が経過していると思われる。E41東海北陸道の三尾河橋の下を通った先で旧道との交差点を通過する。旧道は両端ともA型バリケードが置かれていたため通行止になっていると思われる。旧道との交差点を過ぎても2車線道路が続いているが、道路両側の雑草が侵入していないため走りやすくなる。

258.改良済み区間が終わる 259.道路状況の落差が大きい 260.道幅だけは拡幅済み
 2車線道路を約1.3km走ると南向き車線がなくなって1.0車線幅となって乗用車1台分の幅しかない橋を渡る。バイパスの橋の橋台はすでに存在しているが、橋桁は架けられていない。この橋が供用されると現在の橋の前後の急カーブも解消される。1.0車線幅の橋を渡り終えると2車線道路になるがセンターラインは引かれていない。

261.庄川沿いの狭路 262.未改良区間と改良済み区間が混在 263.交通量は少ない
 再び1.0車線幅の狭路となるが、今度は歩道状況も悪く川寄りにガードレールも設置されていない。蛇行する庄川に2本の橋が架けられる予定で橋台と橋の間の道路はできているが、ここも橋桁が架かっていない。センターライン付きの2車線道路を走っているとまたしても架橋予定地点の手前で道幅が狭くなる。航空写真では庄川の対岸にバイパスが確認できる。

264.旧荘川町側端点 265.ガードレールの奥に僅かに道路が伸びている 266.端点の奥は未舗装(右が国道色に塗られていた道路)
 100mにも満たないセンターライン付きの2車線道路の先に斜めに置かれたガードレールがあるが、ここがR472(実質R257)の旧荘川町側端点である。三尾河交差点からの距離は約3.7kmである。短い行き止まり区間だが、前述のとおり渓流釣りができるため訪れる時期によっては釣客の車両に遭遇する可能性がある。また、ウオッちずではR257を走行した2014年5月17日はさらに南に900m程の区間も国道色に塗られていたが、今回改めて確認するとここまでであった。なお、R257走行時は工事が終わった直後で雑草がほとんどなかったが、今回は雑草が生い茂っていた。6年もの年月が経過した変化はそれだけで、工事はほとんど進んでいないように見えた。

 ほとんど進捗の見られない分断区間を解消するバイパスが開通していない以上は迂回するしかない。端点間の距離は直線で3km弱だが、車両での迂回には60km以上の距離を走らなければならない。最も何らかの交通規制に影響されにくく早く行けるルートは、三尾河交差点まで戻って左折し、荘川ICでE41東海北陸道に入って北上し、飛騨清見JCTからR158/E67中部縦貫道に進み、高山西ICで降りてからR158を高山市街方面に向かって三日町交差点から岐阜r73を南下するルートと思われる。

国道472号 part6