国道439号
part6

R194高岩交差点〜R197北川交差点
いの町→仁淀川町→津野町

243.高岩トンネル 244.集落は旧道沿線にある
 R194高岩交差点を右折してすぐに広瀬橋で小川川を渡り、旧道の上を通過した直後に高岩トンネルに入る。川に沿っている狭路が旧道である事は言うまでもない。高岩トンネルを出てからも勾配の緩やかな2車線快走路が続いている。小川川を何度も渡っている事からも分かるが、川に沿っている道路が旧道であろう。旧道の沿線には集落が断続的に続いているが、現在の国道の沿線の家屋はさほど多くない。

245.新別トンネル 246.坂本トンネル 247.新別野竹トンネル
 小川川の流域を快走していると新別トンネル、坂本トンネル、新別野竹トンネルを相次いで通過する。坂本トンネルは1997年前後、新別トンネルは2002年前後、新別野竹トンネルは2013年に開通しているが、トンネル開通以前の道路もそれぞれ国道の指定を外れていないのかウォッちずでは国道色に塗られている。

248.上り6%勾配 249.R439では珍しい登坂車線 250.新大峠トンネル
 新別野竹トンネルを出てからも上り勾配の2車線道路が続いている。6%勾配の標識が立っているが、カーブが緩やかで見通しが良いのであまり気にならない。柳野大橋を渡り終えると登坂車線が現れるが、R439の単独区間ではここだけに存在する。登坂車線が終わると新大峠トンネルをくぐって仁淀川町に入る。2002年に開通した新大峠の延長は2928mと四国の国道のトンネルではR194の寒風山トンネル(5432m)に次ぐ長さである。旧道は1.5車線程度の狭路で、大峠トンネルの延長は905mと結構な長さである。

251.狩山川の流域を下る 252.富岡トンネル 253.高知r362交差点
 新大峠トンネルを出ると狩山川の左岸を下っていく。川の近くに旧道が走っており集落も旧道沿いにある。勾配が緩やかになってきた所で富岡トンネルをくぐり、出てすぐに高知r362交差点を通過し、以降は土居川の左岸を走る。

254.土居川の対岸にはR494が走っている 255.R494池川交差点 256.田村集落
 土居川に沿って2車線道路を下っていると右前方に比較的大きな集落が見えてくる。旧池川町の中心部でその中をR494が通っている。土居川に架かる池川大橋の南詰でR494池川交差点を通過する。案内標識に表記されていないが、松山・高知方面はR439・R494重複区間である。また、R494の起点は松山市にあるが、酷道区間があるため案内標識には表記されていない。
 池川交差点からも土居川沿いの2車線道路が続いている。勾配がほとんどなく平坦なうえに緩やかなカーブが多いため非常に走りやすい道路状況である。

257.町営住宅を通過 258.R33・R494川口交差点を右折
 点在する小さな集落を繋ぎながら土居川の右岸を走っていると沿線の家屋が増える。旧吾川村、現在の仁淀川町の中心部である。家屋が密集している間の2車線道路を少し走るとR33・R494川口交差点に突き当たる。案内標識にはR33しか表記されていないが、高知・佐川方面にはR494が、松山・久万高原方面にはR439が重複している。よってR439トレースであれば右折である。

259.川口交差点からも2車線快走路 260.引地橋 261.おにぎりはR33のみ
 川口交差点からはR33との重複区間を仁淀川に沿って走る。山間部ながらアップダウンは非常に緩やかでカーブも急なものがほとんどないので走りやすい。二桁国道との重複区間とは言え交通量は少ない。

262.「松山72km 久万高原町39km」 263.高知r363交差点 264.R33大渡交差点を左折
 左の急カーブを曲がりながら中津川に架かる名野川橋を渡り、高知r363交差点を通過する。r363交差点から少し進むと集落が途切れ、加枝ダムを通過した先の大渡交差点を左折してR33から分岐する。R439に案内されている新田は津野町役場付近を指している。

265.上仁淀橋 266.仁淀川の右岸を走る 267.町道との交差点を左にカーブ
 大渡交差点を左折するとすぐに上仁淀橋を渡り、渡り切った所で右直角カーブを曲がる。その後は緩やか勾配を上って仁淀川との高低差が生じる。ほぼ平坦になってからは緩やかなカーブの2車線道路を走る。大渡ダムに至る町道との交差点付近はややきつい左カーブとなっている。

268.旧仁淀村の中心部はやや狭い 269.森橋の北詰を右にカーブ 270.森橋の南詰は左直角カーブ
 左カーブを曲がり終えた所でセンターラインがなくなって道幅が狭くなるうえに道路両側に家屋が密集した状態になる。旧仁淀村の中心部だった場所で営業している商店もいくつかある。仁淀川町役場の仁淀総合支所の出入口に当たる交差点を通過すると右にカーブした後に森橋で長者川を渡る。橋を渡り終えた南詰では左直角カーブを曲がる。その後しばらくは1.8車線幅とやや狭い道路となっている。

271.旧仁淀村の中心部を過ぎれば2車線快走路 272.長者川沿いの快走路 273.長者川橋〜新万才橋間は右岸を走る
 旧仁淀村の中心部を通り過ぎるとセンターライン付きの2車線道路に戻って走りやすくなる。仁淀川の支流の長者川に沿って緩やかな勾配のカーブの多い2車線道路を淡々と走る。長者川橋を渡って右岸に移るが600m程南の新万才橋で左岸に戻る。字面だけを見ると右岸に旧道がありそうだが、長者川橋にも新万才橋にも旧橋があるため、元々の道路を拡幅したものと思われる。

274.長者トンネル 275.織合トンネル 276.秋升トンネル
 高知r18交差点を通過してから少し走ると長者トンネルをくぐる。その後しばらく長者川に沿って走っていると織合トンネルと亀石トンネル、秋升トンネルを連続して通過する。3つのトンネルの間では長者川を渡っており、線形が大幅に改良されている。ただし、3つのトンネル開通以前の道路はウォッちずでは未だに国道色に塗られている。

277.鳥形山鉱山の石灰石搬出用ベルトコンベヤ 278.太郎田一号橋 279.快走区間が終了
 秋升トンネルを出て緩やかな上り勾配の2車線道路を走っていると道路上を横切るっているものが見えてくる。鳥形山鉱山で採掘された石灰石を須崎港まで運ぶベルトコンベヤである。太郎田川の流域を走っていると仁淀川町最後の集落の田老田集落でセンターラインがなくなると同時に道幅が狭くなる。異常気象時通行規制区間の起点でもあり時間雨量50mm超、連続雨量200mm超で通行止になる。

280.おにぎりの支柱は錆だらけ 281.道幅は強烈に狭い訳ではない 282.勾配も比較的緩やか
 道幅が狭くなると言っても1.5〜1.8車線程度で舗装状況もきれいである。ヘアピンカーブを含む急カーブは多いが勾配は比較的緩やかである。乗用車同士であれば離合に困る場所もほとんどなく、見ノ越や京柱峠に比べると酷道レベルはかなり低いと言える。

283.矢筈トンネル 284.津野町側の勾配も緩やか 285.津野町側の方が狭い
 道幅が狭くなってから約3.3kmで矢筈トンネルをくぐって津野町に入る。トンネルの手前には高知r378が交差しているが、案内標識が設置されておらず県道昇格前の「林道中村線」という標識が残されている。r378を進めば四万十川の源流に行く事ができる。
 矢筈トンネルからは緩やかな下り勾配となる。トンネルの直後には急カーブがあるもののそれらを過ぎれば緩やかなカーブがほとんどである。しかし、道幅は仁淀川町側に比べて狭く、対向車の存在に細心の注意を払う必要がある。もっとも、交通量は極めて少なく対向車が現れる可能性は高くない。

286.日曽の川集落 287.寺川集落付近に改良済み区間あり 288.新田まで12km
 矢筈トンネルを出てから約2.5km走ると日曽の川集落を通過する。と言っても集落のメイン部分は町道(林道?)沿いにある。町道との交差点からも1.0車線幅の狭路が続いているが、突然センターライン付きの2車線道路になる。しかし改良された区間は短く元の1.0車線幅狭路に戻ってしまう。

289.口目が市集落から2車線になる 290.高知r48交差点 291.高知r304交差点
 拡幅工事現場を通り過ぎると再びセンターラインが現れるが、今度の2車線区間はすぐに終わる事なく続いている。北川に沿って2車線快走路を走っていると高知r48交差点を通過する。右折してr48を走れば四国カルストやR440旧道の地芳峠に行く事ができる。さらに南下すると高知r304交差点を通過する。

292.古味口トンネル 293.北川の右岸を快走 294.東津野村の中心部に差し掛かる
 御地蔵橋を渡った直後に古味口トンネルに入り、トンネルを出ると長沢橋を渡る。それぞれの橋の北詰と南詰で交差している道路が旧道だが、沿線に集落があるため閉鎖されていない。その後は北川の右岸を走るが、多少急なカーブはある者の平坦なうえに交通量が少ないため走りやすいと言える。中央小学校の東を通り過ぎると旧東津野村の中心部に差し掛かる。

295.旧東津野村の中心部は1.5車線幅 296.R197新田交差点を右折
 旧東津野村の中心部に入るとセンターラインのない1.5車線幅と狭くなってしまう。沿線には建物が密集しておりさらに狭く感じられる。狭路を約600km走るとR197新田交差点に突き当たる。案内標識にもR439のおにぎりが表記されていないが、右折してR197と重複して大洲・宇和島方面に進む。ただし、大洲も宇和島もR439が通っていない場所である。

297.おにぎりはR197のみ 298.町道との交差点を道なりに右へカーブして通過 299.R197北川交差点を左折
 信号機のない新田交差点を右折すると平坦かつカーブの緩やかな2車線道路を走る。緩やかなS字カーブを描きながら北川1号橋を渡って左岸に移る。さらに進むと左にカーブしてから右にカーブして北川2号橋を渡る。橋の手前に大正・中平・R439と案内されている道路が交差しているが、これは町道である。R439が左折する北川交差点は北川2号橋と天忠トンネルの間の信号機のない十字路である。案内標識が設置されていないので油断していると通り過ぎてしまう。

国道439号 part7