国道436号
part2

香川r28安田交差点〜R250末広橋交差点
小豆島町…
…姫路市

42.旧内海町の中心部は長閑な雰囲気 43.右急カーブを道なりに曲がる 44.左折が橘峠旧道
 香川r28安田交差点からも旧内海町の中心部を走っており、歩道がないやや狭苦しい2車線道路を走る。沿線の建物が普通の家屋が中心になると歩道が設置されており多少なりとも走りやすく感じられる。非常に緩やかな上り勾配を走っていると町道が交差している右の急カーブを道なりに進み、安田大川と諸口川を相次いで渡る。その後沿線の家屋の数が減り平坦な状態を走っていると橘峠を越える旧道との交差点を通過する。

45.橘トンネルまで上り勾配 46.橘トンネル 47.香川r248交差点
 町道に降格した旧道との交差点からは片側だけとはいえ自転車のすれ違いも可能な幅の歩道が付いた2車線道路となっている。橘バイパスの供用開始は2011年5月31日と比較的新しく、勾配はやや急ではあるが直線的な走りやすい道路である。勾配を上り切ると橘トンネルに入り、左にカーブしながら勾配を下る。トンネルを出てすぐに香川r248との交差点を通過するが、これはR436の旧道である。

48.左急カーブを曲がる 49.幅員減少 50.町営住宅付近は1.8車線幅
 r248の交差点を通過してすぐに左の急カーブを曲がり、その後も急カーブのある下り勾配を走る。やたら町営住宅が多い橘集落に入ると幅員減少の警告標識が現れてその先でセンターラインがなくなり1.8車線幅とやや狭くなる。橘集落を通り過ぎて上り勾配になるとセンターラインが復活する。

51.海面とは高低差がある 52.前方に見えるのは岩谷集落 53.「大部港20km 福田港7km」
 橘集落からの勾配を上り海面との高低差が生じる。小刻みにカーブしている2車線道路を走っていると岩谷集落に向けて下り勾配となる。集落だけ標高が低いのは橘集落と同じ状態であるが、こちらはセンターライン付きの2車線道路で通り抜けている。

54.「彫刻のまち」 55.小刻みにカーブが続く 56.当浜集落
 岩谷集落を通り過ぎると上り勾配となって海面から見て高い位置を走っている。大坂城石垣石切丁場跡がある事から「彫刻のまち」という石碑が立てられている。アップダウンは緩やかだがカーブは急なものがいくつか存在して言える。当浜集落までに勾配を下るため集落自体の標高は低く、集落を通り過ぎると上り勾配を走る。

57.落石注意 58.小豆島シーサイドゴルフクラブ付近に狭路区間あり 59.ヘアピンカーブで標高を下げる
 当浜集落以北は断崖を走っているが、2車線道路のため特に走りにくいとは感じない。小豆島シーサイドゴルフクラブ付近にはセンターラインのない区間が残っているが、距離は短く交通量が少ない事を考えると余程タイミングが悪くない限りは普通に通過できるだろう。2車線道路に戻ったからと言って油断する事はできない。勾配は緩やかなものの2ヶ所のヘアピンカーブが待ち構えている。

60.海のすぐ近くを走っているとは思えない風景もある 61.福田集落に入る 62.森庄川を渡る
 ヘアピンカーブ以降は急カーブが多い山岳道路然とした2車線道路を走る。海岸線から近い位置を走っているのだが、海が見えない場所も多く海の近くという事を感じさせない雰囲気が漂っている場所もある。勾配を下っていると福田集落に差し掛かり、平坦になると沿線の家屋の数も増える。森庄川を渡った直後に福田港の出入口があり、そこがR436の端点である。

63.小豆島町の端点(福田港) 64.福田港から国道端点を撮影
 R436の小豆島町側の端点(福田港)は香川r26が接続しており、はっきりと端点と分かる状態ではない。港から見ると案内標識に左がR436、右がr26と表記されているので分かりやすいが、舗装の境目などは見つからなかった。なお、r26とは土庄港付近の土庄交差点と渕崎交差点で交差している。福田港まで重複していたのではなく、R436が島の南側を走っているのに対してr26は北側を走っている。案内標識ではr26に土庄と表記されている事からも分かる通り、距離だけを見ればr26を走る方が短い。

65.乗船口 66.福田港を離れる
 福田〜姫路航路は7時台から19時台まで7便が就航しており、高松〜土庄航路よりも便数は少ない。距離は約41kmと長く時間も100分程かかる。料金も当然ながら高めの設定だが、インターネット割引利用する事ができる(2014年9月30日までは10%、10月1日からは5%)。閑散期は予約なしでも乗船できる可能性が高いが、長期連休や土日は予約をしておいた方が無難だろう。今回は11:40の便に乗ったため空いていたが、観光客が帰る午後の便だと予約なしでは乗れなかった可能性もある。


67.姫路港の西側 68.姫路港の東側 69.海上保安庁・姫路海上保安部所属の巡視艇ぬのびき
 約100分の船旅で姫路港に到着する。高松港や土庄港、福田港と大きく異なり工業地帯のど真ん中にある港で、フェリーや高速船よりも貨物船の往来の方が多いように思える。フェリーの桟橋付近には海上保安庁の姫路海上保安部に所属する巡視艇も停泊している。なお、フェリーと高速船は異なる場所に停泊する。

 フェリーから下船すると左折して乗船待ち車両の駐車場と乗船しない車両の駐車場の間を通り、姫路海上保安部の建物の南を通って上下合わせて4車線の道路に突き当たり、右折して道なりに走るとR250の今在家東交差点に行く事ができ、それが最も一般的なルートであろう事に疑いはない。しかしそのルートはR436に非ず。R436の姫路市側端点に行くには、乗船待ち車両の駐車場と乗船しない車両の駐車場の間を通って最初の十字路を右折し、ヨットハーバーに沿って道なりに走って「止まれ」の標識のあるT字路の右前方の細い道路を目指さなければならない。

70.左側の家と倉庫(?)の間の道路がR436 71.国道とは思えない貧相な狭路 72.工場の敷地はフェンス等で仕切られている
 2車線道路に接続している1.5車線幅の道路がR436で、案内標識がなければおにぎりもないためその道路が国道だと認識するのは難しい。この道路が国道だと言われても俄かに信じがたい。R436の姫路港側端点はそんな状況である。交差点からR436に入ると1.5車線幅の狭路を走る。端点付近におにぎりが設置されていないためますます国道とは思えない。両側に塀やフェンスがある区間は路肩を利用して離合する事ができないため、乗用車同士ならともかく大型車だと離合はできない。こんな所、大型車は通らないだろうと思われるかもしれないが、道路沿いに工場のようなものもあるため大型車が通る可能性もゼロではない。

73.飾磨臨海大橋の南におにぎりが設置されている 74.直角カーブを右に曲がる 75.ミスコースポイント。国道は左折
 端点から約400mで市道の飾磨臨海大橋の下を通るが、その手前には両方向におにぎりが設置されておりようやく国道だと判断できる。飾磨臨海大橋に上るループの脇を通ってから橋下を通過する。飾磨臨海大橋付近は道幅は2.0車線と多少広くなっている。
 飾磨臨海大橋の下をくぐってすぐに右の直角カーブを曲がる。以前はカーブせずに直進していたらしいが、どのような経緯かは不明だが私有地になっているようで通行どころか進入すらできないようになっている。この右直角カーブの直後に道路が二手に別れる。道なりに左にカーブしている道路と左折する道路である。案内標識がないため道なりに進んでしまいそうだが、国道は左折する方である。

76.2車線のR436との交差点を右折 77.浜手緑地の間を走る 78.2車線区間にもおにぎりがある
 T字路をからは2.0車線幅の道路で駐車場の間を走り、2車線道路に突き当たる。左右どちら側も国道なのだが、左折側は80m程先の交差点までが国道に指定されておりその先は市道となっている。よってここは右折が正しいトレースルートである。なお、前述の私有地になった区間が道路だった当時は左折して80m先の交差点に接続していた。
 突き当たりを右折してからはごく普通の2車線道路を走る。歩道はやや狭いものの路側帯が広く取られており、車で走っていても何ら走りにくさを感じられない。おにぎりも設置されており、こちらは違和感なく溶け込んでいる。

79.浜の宮天満宮の前を通過 80.R250末広橋交差点
 浜の宮天満宮の東側を通過して程なくしてR250との末広橋交差点に至る。姫路市の市街地からは離れた位置にあるものの、幹線道路のR250と交差しており近傍にイオンモールがあるため交通量は車種を問わず多い。

 以上が2ヶ所の海上区間を持つR436の全貌である。高松市内は全てR30との重複しており、姫路市内は国道とは思えない貧相な道路だが、その間の小豆島においては南側を走る唯一の国道にして幹線道路の役割を担っている。