国道435号
part1

R9吉敷西交差点〜R316国行交差点
山口市→美祢市

1.R9吉敷西交差点 2.市道との交差点を左折
 山口県山口市の中心部の南西に位置するR9吉敷西交差点がR435の起点である。県庁所在地は“県庁前”交差点に起点もしくは終点を持つ国道が多い中、山口市はいくつかの国道の起終点はあるものの分散しているうえに吉敷西交差点は県庁から離れた場所にある。
 吉敷西交差点から北に向かって進んだ直後に市道とのT字路に突き当たる。信号機のない交差点を一旦停止してから左折して美祢・秋芳洞方面に進む。右折の市道は吉敷交差点でR9と交差しており、交通量は意外に多い。

3.「秋芳洞23km 美東18km」 4.良城橋 5.山口市吉敷赤田
 市道とのT字路からはごく普通の対面2車線道路を秋芳洞方面に向かって走る。平日の朝という時間帯のせいか、市街地向きに走行する車両が多い。緩やかなS字状のカーブを曲がりながら良城橋を渡って以降は沿線の建物が通常の家屋が主となる。

6.安全速度は30km/h 7.登坂車線 8.勾配は8%
 市街地を脱して沿線の家屋が少なくなってくると上り勾配が始まる。安全速度は30km/hに設定されているが、センターライン付きの2車線道路というせいもあって走りにくさは感じない。旧道らしき市道との交差点の手前で登坂車線が始まり、直後から勾配が8%と急になる。大きく左にカーブした後に大きく右にカーブしており、バイパスらしく曲線半径が大きめに取られている。

9.登坂車線が終わる 10.旧道との交差点 11.吉敷畑橋
 登坂車線の延長は約2.6kmと結構な長さがある。それが終わった直後の左カーブに交差している道路も旧道と思われる。吉敷畑橋を渡って以降の勾配は6%と若干緩やかになるが上り勾配は続く。

12.鳳翩山道路公園 13.鳳翩山トンネル 14.美祢市に入る
 上り勾配の右カーブを曲がっていると鳳翩山道路公園の前を通る。“公園”とあるものの遊具といったものは一切なく公衆電話があるだけのただの駐車スペースである。道路公園の直後に鳳翩山トンネルくぐって美祢市に入る。ウォっちずではトンネルの西側坑口近くの上に黄色の点線が描かれているが、おそらく山口r309と思われる。

15.鍋倉大橋 16.「ようこそ!交流拠点都市 美祢市へ」 17.山口r309交差点
 緩やかに下っていると鍋倉大橋を渡る。さらに走ると山口r309との交差点を通過する。案内標識にヘキサが表示されていないためはっきりしないが、前述の黄色点線がr309であれば複数のルートを持つことになる。なお、案内されている佐々並は萩市に属する集落であるが、R435の旧道部分以北に1.0車線の狭路区間が存在している。

18.景平隧道 19.佐々並方面はこちらに市道の方が走りやすい 20.薬王寺トンネル
 山口r309交差点を過ぎてすぐに景平隧道をくぐる。程なくして薬王寺橋を渡って市道との交差点を通過するが、この市道を利用すればr309の狭路区間をパスして佐々並方面に行く事ができる。長田川に沿って左カーブを曲がった直後に薬王寺トンネルをくぐって長田川の流域を走る。

21.「ここから1.2kmの間」 22.連続カーブ区間 23.山口r28植竹交差点
 長田川から離れると同時にカーブ連続区間に入るが、さほど急なカーブはなく概ね走りやすい道路状況と言える。谷筋を脱して開けた場所に出ると山口r28植竹交差点を通過する。r28の両方面はR490の旧道であり、萩方面はR435が重複していた。

24.アップダウンあり 25.カーブの先に見えるのはR490の綾木橋 26.R490秋吉台IC
 植竹交差点を過ぎて綾木新橋を渡ると左にカーブし、次の右カーブを曲がった先でR490の綾木橋をくぐってR490(小郡萩道路)との秋吉台ICを通過する。R490の十文字IC〜絵堂IC間は自動車専用道路のため歩行者・自転車・125cc以下の2輪車は通行できない。前述の通り、旧道は降格して国道の指定を外れているため、徒歩や自転車、125cc以下の2輪車での国道トレースは不可能となっている。なお、秋吉台ICは美祢東JCT方面とのみ接続するハーフインターチェンジである。

27.御山トンネル 28.聞波大橋 29.「ようこそ!秋吉台・秋芳洞へ」
 秋吉台ICを過ぎると緩やかな上り勾配が始まって御山トンネルをくぐる。黒川と市道を越えている聞波大橋を渡る。市道とは手前の連絡道路を通じて接続しているため往来が可能である。

30.所々に簡易パーキングあり 31.交通量は少ない 32.山口r32・r242上八重交差点を左折
 緩やかなアップダウンとカーブを繰り返す2車線快走路を走る。山口市と美祢市を結ぶ幹線ルートにありながら交通量はさほど多くない。ただし、行楽シーズンは秋吉台に向かう車両が増えると思われる。
 緩やかな勾配を下っていると山口r32・r242上八重交差点に至り、左折して長門・美祢方面に進む。右折のr32はかつてのR435であり、植竹交差点〜上八重交差点は元々は市道だったものが国道に指定されて現在の経路になっている。直進のr242も元々は日本道路公団が管理する秋吉台道路という有料道路であったが、無料開放後にr32に指定されたものの小郡萩道路の供用に伴ってr32のルートが変更されてr242に指定されている。

33.上八重交差点以降も走りやすい道路状況 34.「長門31km 美祢13km」 35.黄色いガードレールは山口県が管理者の証拠
 上八重交差点からも比較的走りやすい2車線道路が続いている。秋吉小学校の北東の市道との交差点からは勾配もあるがさほど急ではないうえに交通量も少ないため走りにくさはほとんど感じない。

36.稲川大橋 37.新原田橋 38.市道との旦交差点を左折
 稲川大橋で稲川を渡るが、川の他に山口r31と山口r501も越えている。r501は山口秋吉台公園自転車道線という自転車道である。厚東川に架かる新原田橋を渡った直後の市道との旦交差点に突き当たり、左折して美祢・下関方面に進む。右折の長門方面は山口r32の旧道である。

39.「下関54km 美祢11km」 40.清水橋 41.アップダウンのある快走路
 旦交差点からしばらくは小刻みなカーブが連続する上り勾配が多い対面2車線道路を走る。やや急なカーブもあるが交通量は多くなく、概ね走りやすい道路状況で車の流れも速い。

42.山口r240山露交差点 43.沿線の家屋は少ない 44.山口r231上曽原交差点
 右にカーブしながら下っていると山口r240山露交差点を通過する。小郡方面に繋がっているr240から流入する車両が多いが、200m弱先でr240が分岐すると大半の車両が右折して長門方面に向かうため交通量が増大するのは一時的である。平野山と大平山の間を走っていると山口r231上曽原交差点を通過する。南側にE2A中国道が並走しており、上曽原交差点以降は視認できる。

45.前方にセメント工場の煙突が見えてくる 46.廣籏八幡宮の鳥居の傍を通る 47.片側2車線道路になる
 伊佐川流域の谷筋が広がる辺りで前方に煙突が見えてくる。美祢市の中心部近くにあるセメント工場の煙突である。市街地の手前で車線が増えると同時に中央分離帯が現れて片側2車線道路になる。

48.E2A中国道・美祢IC 49.山口r230交差点 50.「下関49km 美祢4km」
 片側2車線道路になってすぐにE2A中国道の美祢ICを通過する。直後に山口r230と交差しており、インターチェンジの直近ではあるが国道と県道どちらも右左折での行き来が可能である。その後は片側2車線道路が続いているが、右折専用車線はなく右直兼用車線となっている。

51.右側車線が減少 52.宇部伊佐専用道路との交差点 53.片側2車線道路に戻る
 右側車線が減少した直後の橋梁の下で交差点を通過するが、この橋梁はE2A中国道ではなく宇部伊佐専用道路というUBE(旧宇部興産)の専用道路(私道)である。右折車線は設置されているものの専用道路の入口のため、一般車両は右折できない。入口部分に「一般車両入構禁止」という警告はされているが、指定方向外進行禁止の規制標識は設置されていない。
 専用道路との交差点を過ぎると片側2車線道路に戻る。以前は右折車線がなく片側2車線道路が連続していたが、最近変更されたようである。山口方面から専用道路に入る関係車両が多いのであろうか。

54.再び右側車線がなくなる 55.山口r37北川交差点 56.旧道との交差点を右折
 片側2車線道路に戻ったものの僅か300m程度で再び右側車線が減少し、その直後に山口r37北川交差点を通過する。さらにその直後の市道との交差点を右折して下関・長門方面に進む。市道に地名等は案内されていないが、この先で国道に繋がっているため直進する車両が多い。

57.セメント工場の南側を通る 58.桜ケ丘交差点 59.坪見橋
 旧道との交差点を右折しても左にカーブするため進行方角は西に戻る。遠方から見えていた煙突のあるUBEの伊佐セメント工場の南を走っていると旧道との桜ケ丘交差点を通過する。本来はバイパスの方が優先されなければならないのだろうが、この交差点は国道の方が感応式である。しかも待ち時間がかなり長い。

60.UBEの専用線路は廃止済み 61.R316国行交差点
 2014年に廃止されたUBEの専用線路に少しだけ沿っている。踏切部の線路が撤去された箇所もあるが、殆どの線路の他に踏切といった設備もブルーシートで覆われてはいるが残っている。その線路が離れた直後にR316国行交差点を通過する。

国道435号 part2