国道434号
part5

R187交差点〜R2三田川交差点
岩国市→周南市

185.中ノ瀬川沿いを走る 186.山口r131交差点 187.R187交差点を右折
 R187交差点の直後に十王橋で中ノ瀬川を渡り、道の駅「ピュアラインにしき」の前を通過する。その後は中ノ瀬川に沿っているが、ほぼ平坦で急なカーブもないので走りやすい。100番代国道に重複しているものの交通量はさほど多くない。
 山口r131交差点を通過し右の急カーブを曲がった先、新出合橋の南詰の交差点を右折するとR187から分岐して単独区間になる。R187との重複区間は約1.8kmとこれまでの重複区間に比べて非常に短い。

188.周南まで39km 189.錦川鉄道は現役の鉄道路線 190.旧道との交差点を左にカーブ
 R187から分岐して新出合橋で中ノ瀬川を渡った後は、支流の錦川の左岸を走る。蛇行した川に沿っているため急カーブもあるが2車線であり交通量も少ないのでそれほど走りにくい訳ではない。緩やかな右カーブの先に錦川を渡る鉄道橋が見えるが、これは錦川鉄道のもので現役の路線である。錦川鉄道はかつて国鉄岩西線だった第三セクターの鉄道で、国鉄岩日北線は終着駅の錦町駅から県境を越えた島根県津和野町のJR山口線の日原駅とを結ぶ路線として建設されていたものである。その錦川鉄道の橋をくぐるとやや急な左カーブを曲がるが、そこには旧錦町の市街地を通り抜ける旧道が交差している。

191.旧錦町の中心部の南を快走 192.木谷原トンネル 193.猿飛橋と平瀬トンネル
 新広瀬橋で錦川の右岸に移り、旧錦町の中心部の南部を走り抜ける。バイパスとして建設された道路であるため走りやすい2車線道路となっている。広瀬橋を渡って錦川左岸に戻り、緩やかな上り勾配の2車線道路を走っていると木谷原トンネルをくぐる。「木谷峡→」という標識があるだけで通常の案内標識やソトバのない山口r361との交差点を通過し、その先には猿飛橋と平瀬トンネルがある。

194.大和田トンネル 195.高木屋トンネル 196.倉谷トンネル
 以降は大和田トンネル、高木屋トンネル、倉谷トンネルをいった数百メートル程度の長さのトンネルを相次いでくぐる。対岸を走っている道路が旧道と思われる。通行可否は確認していないが、沿線に家屋も田畑もない区間については通行止になっているケースも充分にあり得る。

197.周南市に入る 198.黒瀬トンネル 199.岩国市側同様に快走路
 倉谷トンネルから程なくして市境を越えて周南市に入るが、バイパスそのもの途切れることなく2車線快走路が続いている。黒瀬橋を渡って錦川の右岸に移ってすぐに黒瀬トンネルをくぐり、少し走った所で丸山橋を渡って左岸に戻る。旧道は常に右岸を忠実に沿うルートを走っている。

200.山口r69交差点 201.須金トンネル 202.周南市金峰
 山口r69交差点を右にカーブしながら通過して須金橋を渡り、その先で須金トンネルをくぐる。山口r9交差点付近から南は沿線に集落がある事から川の対岸にバイパスを造ったではなく旧道を拡幅したのかもしれない。

203.錦川の左岸を走る 204.水越ダム付近に急カーブあり 205.川本大橋の前後はやや急カーブ
 錦川の左岸のほぼ平坦だがカーブの多い2車線道路を淡々と走る。バイパスとは言え忠実に川に沿っている区間のため急なカーブも少なくないが、交通量の少ない2車線なので走りにくいと感じる程ではない。

206.「桁下5m 右折後、上空注意!」 207.山口r8交差点を右折 208.菅野ダムの天端を通る
 左の急カーブを曲がるとアスファルト舗装からコンクリート舗装に変わる。桁下5mの警告バーを通過してすぐに信号機のない山口r8交差点を右折する。案内標識は設置されているが、なければ直進してしまう可能性の高い交差点である。r8交差点からは菅野ダムの天端を走っており、ダム上に建物(?)が覆いかぶさっておりこれが制限高5mの原因だろう。制限高はあるもののダムの天端を走る道路としては珍しくセンターラインのある2車線と幅が広い。

209.菅野トンネルには4.0mの制限高あり 210.ガードロープの支柱が山口県カラー 211.渡瀬橋
 菅野ダム天端を通過した直後に左にカーブし、その先には菅野トンネルがある。菅野ダムでは5mの制限高が設けられていたが、菅野トンネルはさらに低い4.0mの制限高が設けられている。菅野トンネルを出た所で右にカーブして菅野湖畔を走る。ガードレールではなくガードロープとなっている箇所もあるが、概ね走りやすい2車線道路となっている。山口r41が交差している左直角カーブを曲がった直後に渡瀬橋を渡り、対岸でも左急カーブを曲がる。その後少し菅野湖畔を走る。

212.ダム湖から近い位置に比較的大きな集落がある 213.R376とR434の旧道との交差点を直進 214.かつて山口r41単独だった区間
 菅野湖畔を離れて少し走ると沿線の家屋が密集する間を走るようになる。勾配は緩やかでダム湖が近くにあるとは思えない状況である。勾配を下り切った所で交差点を通過するが、この交差点はR376およびR434の旧道との交差点であり、案内標識には左右の道路におにぎりが消された跡が残っている。旧道との交差点からは上り勾配となるが、緩やかな勾配で名もなき峠を越えて下りに転ずる。

215.R376・山口r41交差点を右折 216.バイパスらしい快走路 217.R315・R376丸児交差点を左折
 旧錦町の中心部の東でR187から分岐して約28.4kmでR376・山口r41との交差点に至る。案内標識にR434は表記されていないが、右折してR376と重複して鹿野・周南市街方面に進む。この交差点から起点の三田川交差点までの区間は全て他の国道に重複されており、実質的な終点と言える交差点である。
 緩やかにアップダウンしている須々万バイパスを走っていると約1.4kmでR315・R376との丸児交差点に突き当たる。案内標識にはR315しか表記されてないが、周南市街方面にはR434が、鹿野方面にはR376が重複している。

218.周南市街まで9km 219.杉ヶ峠トンネル 220.急カーブあり
 丸児交差点からはR376からは分岐するもののR315と重複する。ここから起点までの約8.5kmは全てR315重複区間となっている。R376交差点から既にR434のおにぎりは見られないが、当然ながらR315重複区間にも見られない。緩やかなカーブを描く2車線道路を走っていると杉ヶ峠トンネルをくぐる。トンネルからは下りとなるが勾配は比較的緩やかで走りやすい。右の急カーブを過ぎると内部で左にカーブしている栄谷トンネルを通過し、トンネルを出るとさらに左にカーブする。

221.ヘアピンカーブ以南には登坂車線あり 222.登坂車線は2ヶ所ある 223.山陽道の高架下をくぐる
 右ヘアピンカーブを曲がった先で反対側車線に登坂車線が設けられている。狩人橋で登坂車線はなくなるが、その先の栄谷大橋を過ぎた所でもう1ヶ所の登坂車線がある。東川沿いの谷筋を走っていると山陽道の高架の下をくぐると同時に東川を渡る。この山陽道の高架付近までが下り勾配となっている。

224.おにぎりはR315のみ 225.岐山小学校と桜ヶ丘高校の間を通過 226.R2・山口r52三田川交差点
 勾配がなくなると景色が開け、市街地に差し掛かるため沿線の家屋が増える。路側帯が広く走りやすい2車線道路だが、交通量はそれなりに多い。周南警察署や学校の間を通過し、市役所の前を通り過ぎた直後のR2・R315・山口r52三田川交差点に至る。以上が単独率4割を切るR434の全てである。広島県も山口県のどちらも他の国道との重複区間でR434は案内されてないため、事前にルートを確認していなければトレースする事は困難、いや不可能だろう。