国道433号
part4

R375交差点〜R375巴橋東詰交差点
三次市

165.R375・R434重複区間 166.まだまだ1.0車線幅区間が残っている 167.拡幅工事も行われている
 信号機のないT字形状の交差点を右折してからはR434に加えてR375とも重複している。300番代国道である点とスーパーマップルに「交通量多い」の書かれている点を合わせると普通の2車線快走国道を想像してしまう。事実、交差点から200m程はきれいな舗装の2車線道路である。別の言い方をすれば整備されているのは交差点から200mまでの僅かな区間である。反対側の車線がなくなり、道幅は1.0車線と狭くなってしまう。左側には道路予定地らしき空き地があるし、少し進めば右側に拡幅しようと工事している区間もある。工事しているが故に路肩がなくなっているため離合できない区間が多い。もっとも工事が始まっていなくても離合には難儀する場所ではあっただろう。

168.おにぎりはR375のみ 169.改良工事箇所は複数ある 170.解消済み箇所
 工事箇所以外は広いかと言えばそうでもない。広い場所があったとしてもそれは退避所としてしか使えなさそうなものである。おにぎりはR375しか立てられておらず、R433とR434が重複している事は一般人には分からないだろう。沿線に家屋がない場所でも拡幅工事が行われているが、走行した2014年8月時点ではまだまだ狭路が残っている。3ヶ所目の拡幅工事現場を通り過ぎると新しい舗装の2車線道路となる。

171.改良済み区間でも落石に注意が必要 172.広狭混在 173.江の川取水ダムの横を通過
 センターラインが復活してしばらくは江の川沿いの2車線快走路が続く。約2.5km走るとセンターラインがなくなり1.0〜1.5車線狭路を走らなければならなくなる。江の川取水ダムの少し東まで狭路が続いている。前述のスーパーマップルに書かれている「交通量多い」という文言だが、“道路状況の割に”という文字を付け加えればあながち間違いとは言えない。

174.し尿処理場からは2車線道路 175.江の川の右岸を走る 176.日下わかあゆトンネル
 し尿処理場の前でセンターラインが現れるが、以東は2車線道路が続いている。江の川の右岸を緩やかにカーブを描きながら東に向かって走っており、対岸にはJR三江線と広島r112が走っている。緩やかな勾配を上って日下わかあゆトンネルをくぐる。比較的新しいトンネルだが開通したのは2005年なので10年近くが経過している。し尿処理場以西の狭路区間の改良工事はようやく始まったという感じなのだろう。

177.R54・R184・R375・R434日山橋東詰交差点を右折 178.R54・R375・R434重複区間 179.R54・R375・R434尾関大橋北詰交差点を左斜め前方へ
 江の川の支流のひとつである神之瀬川を渡った直後にR54R184・R375・R434日山橋東詰交差点に突き当たる。二桁国道との交差点だがこの交差点は終点ではなく三次市の市街地に向かってまだ続いている。日山橋東詰交差点からはR54・R184・R375・R433・R434と5本もの国道が重複しているが、これまで同様に串刺しおにぎりは設置されていない。200mも走らないうちに尾関大橋北詰交差点に至り、左斜め前方に進むとR54・R184から分岐する。R375とR434は重複したままで、上位国道のR375しか表記されていない。

180.R375・R434とは引き続き重複 181.尾関山公園の北の峠部分を通過 182.鳳源寺の前からは歩道なし
 尾関大橋北詰交差点からも2車線道路が続いている。緩やかな勾配を下り江の川の右岸を東に向かって走る。尾関山公園の北で名もなき峠を越えてやや急な勾配を下ると歩道がなくなり狭苦しい感じの2車線道路になってしまう。三次市の市街地とその西を通るR54とを結んでいるルートのため、交通量は少なくない。

183.広島r39太才町交差点を右折 184.三次中学校前を通過 185.広島r112三次町を左折
 尾関大橋北詰交差点から約2.0kmで広島r39との太才町交差点に至り、R375として案内されている道路へ右折する。市街地にありがちな歩道がなく狭苦しく感じられる2車線道路を走る。市役所からは少し離れているが、すぐ近くにJR三江線の尾関山駅があり他にも裁判所や文化会館等がある。約900m南下すると広島r112三次町交差点に突き当たる。三次市に入る直前の式敷駅付近でr4とともに交差していたr112との2回目の交差である。R433(実質R375)は左折して三次市街方面に進む。

186.奥に見える橋が巴橋 187.巴橋西詰交差点を右折 188.巴橋
 三次町交差点からも2車線道路が続いているが、市街地に差し掛かっているせいもあって交通量は多い。緩やかな左カーブを描きながら緩やかな勾配を上ると巴橋西詰交差点となるが、国道は右折して巴橋を渡らなければならない。道なりに走っていれば自然と国道をトレースできる交差点の形状ではないが、案内標識は設置されていない。あるのは三次町交差点方面から見て奥の信号機柱に付けられたおにぎり下の補助標識である。
 巴橋で馬洗川を渡った東詰に案内標識のない交差点があるが、実はこの巴橋東詰交差点がR433(とR434)の終点の交差点である。非常に中途半端な位置にある交差点が終点と言われてもピンとこないが、かつてはR183やR184に指定されていたものがバイパスの開通によってR375を残して指定を外れてしまい、現在のような状態になったものと思われる。