国道425号
part3

R169上池原交差点〜白谷トンネル
下北山村

77.上池原交差点直後は集落内の狭路 78.整備されていると思えるのは一瞬だけ 79.急勾配とヘアピンで一気に高度を稼ぐ
 上池原交差点を右折してR169から分岐した途端にセンターラインのない集落内狭路に出迎えられる。R169の交通量もさほど多いわけではないがR425単独の交通量はさらに少ない。別の表現をするなら皆無といえる。集落内を少し走り池郷川を渡る辺りでセンターラインが復活し2車線となるもののその距離は短い。
 一瞬の2車線区間が終わった後は1.8車線の狭路となる。140m近い高低差を1.5kmそこそこで上るために今までにない急勾配で2つのヘアピンを擁し、まさに一気に上る感がある。逆方向の走行であればはるか眼下に上池原・下池原集落が見え、「あそこまで下るの?」感を抱くだろう。そういう意味では御坊→尾鷲方向の走行の方がダイナミックさを感じられるかもしれない。

80.明神池の脇を通過 81.池峰から先は2車線快走路 82.R425は直進ではなく右折
 急勾配を上り切ると明神池を通過する。池の真横はそうでもないが直後の神社付近は鬱蒼とした杉林に覆われていて昼でも薄暗い。しかしそこを通過すれば明るい雰囲気になり、池峰の集落を過ぎればR425単独区間では珍しい長距離2車線快走路となる。緩やかなカーブとアップダウンが連続するこの区間は交通量が少ないという事もあって非常に走りやすい。
 が、その走りやすさの中にもきっちり罠を仕込んでいるのがR425である。下北山村役場の先、上池原交差点から約7km先の奈良r229との信号のない交差点は直進してしまいそうになるが、そちらはr229で右折する道路がR425である。センターラインの切れ目がないという点からしても案内標識がなければかなりの確率で直進してしまうだろう。

83.下北山村中心部という恩恵を受けるのはここまで 84.容赦なく狭くなるR425 85.奥地川との高低差はなく落石も少ない
 奈良r229交差点を過ぎ、およそ4kmに渡る単独区間の2車線快走路を終えると道幅は容赦なく狭くなり1.0〜1.5車線の狭路へと変貌する。そしてここから先は峠の酷道区間への突入となる。とは言え始めのうちは脇を流れる奥地川との高低差もなく断崖絶壁感はさほど濃くない。上り勾配ではあるがさほどきつくないが、小刻みなカーブが連続しておりスピードは出せない。勾配やカーブ云々以前に道が狭くてスピードが出せないという理由もあるのだが。

86.地形図にすら載っていない林道(作業道?)に案内標識 87.村境に近づくに連れて落石が増えてくる 88.カナウナギトンネル。制限高は3.0m
 上池原交差点から約11km、狭路になってから3km強走ると道路状況からは不釣合いなほど立派な(と言っても普通の)案内標識が立っている。それによるとR425は右折するようだが、実際は何てことはない、右カーブに林道のようなものが接続しているだけ。いくらR425が酷道とは言えこれは間違いようがないだろう。
 この作業道との交差点からは奥地川から少し距離をおくと共に高低差も出てくる。反対の崖側を見ると落石防止ネットの下端に石が転がっている光景を目にするようになる。酷になっていく一方のR425を走っているとカナウナギトンネルという謎めいた名称のトンネルを通過する。トンネル自体は3.0mの制限高がある以外はごく普通のトンネルです(R425基準)。

89.道路脇にはお地蔵さんもいます 90.これで落石対策はばっちりか 91.こちらは地形図には載っている林道(?)
 カナウナギトンネル以降も酷な状況は続く。道幅は1.5車線がほとんどで取り立てて狭いと言う事はないが、勾配はややきつくカーブが連続している。当然ながらスピードは出せないが、こんな所を速く走る必要はないだろう。急いでいるならR425は選択肢から外すべき。
 カナウナギトンネルから約2.4km走るとまたしても林道との交差点となる。控えめに「27km 十津川→」と書かれた小さい案内標識が立っている。ここも右カーブしているR425に林道が接続しているという形状だが、案内がなくても間違う事はないだろう。

92.振り返ると絶景が広がる 93.白谷トンネル 94.白谷トンネル付近で振り返っても絶景
 2ヶ所目の林道交差点から先は展望が一気に開ける。道幅も2.0車線がメインとなり、勾配とカーブはきついものの開放的な気分で走る事ができる。
 そして上池原交差点から約15kmで白谷トンネルに到達する。この白谷トンネルを背にして望む風景もまた絶景。御坊→尾鷲方向の走行であれば、白谷トンネルを出た瞬間に絶景が目に飛び込んでくる。十津川村側は鬱蒼とした所を走らされるため、トンネルを抜けた時のギャップが激しくそれがまた良いスパイスになってくれる。今回は残念ながら尾鷲→御坊方向の走行なので感動は半減している。

国道425号 part4