国道422号
part4

R368上多気交差点〜R166向赤桶交差点
津市…松阪市

171.小津橋 172.八手俣川沿いの1.0車線幅狭路 173.川から離れても道幅は狭い
 上多気交差点でR368及びR369から分岐して単独区間になった直後からセンターラインのない1.5車線幅道路となって小津橋を渡る。以降は1.0車線幅とさらに狭くなり、八手俣川と家屋に挟まれているため乗用車同士の離合も不可能である。拡幅されてセンターライン付きの2車線道路になった区間もあるが距離は短い。

174.両側のガードレールの端部におにぎりシールが貼られている 175.石神橋 176.八手俣川の左岸を南下
 小津集落を過ぎて家屋が途切れるとセンターライン付きの2車線道路になるが、石神橋を渡った後に1.5車線幅と狭くなってしまう。ほぼ平坦な狭路を八手俣川に沿って走る。かつての村の名称、美杉が示す通り、周辺には杉の木が多い。

177.下組集落 178.市道とのY字路は左へ進む 179.ガードレールと家屋に挟まれた1.0車線幅狭路
 下組集落に入ると1.0車線幅と狭くなって家屋の間を通り抜ける。市道とのY字路があるが、案内標識のないこの交差点を左方向に進むのがR422である。交差点から南は八手俣川沿いとなるが、道幅は1.0車線と狭いままで待避所でなければ離合はできない。

180.谷筋ながら比較的開けている 181.製材所の資材置場(?)では離合可能 182.本地屋集落の南端部は上り勾配
 R422の庄司峠の津市側端点区間の特徴として行止りの割に交通量が多い点が挙げられる。曜日や時間帯にもよるかもしれないが過去2回を含めて数台程度の対向車と遭遇している。たかが数台程度だが1.0車線幅区間の割合が多いため離合に苦労する事もある。

183.最後の家屋の前を通過 184.「2K先 行き止り」 185.路面が苔むしている
 上多気交差点から約4.3kmで最奥の家屋の前を通り過ぎる。2km先が行止まりである事を告げる手製の看板が設置されている辺りを過ぎると杉林に入る。路面の一部に苔が生えており交通量が極めて少ない事が分かる。

186.林道(作業道?)が交差している 187.一渉橋 188.轍部を除いて落葉が堆積している
 苔に加えて落葉も堆積している1.0車線幅の狭路を走っていると林道(作業道?)との交差点を通過する。Y字形状だが、右の上って行く道路は舗装されていないので誤ってそちらに進んでしまう可能性は低い。さらに進むと一渉橋で八手俣川の右岸に移ると砂防ダムの傍までやや急な上り勾配となる。杉林の中を通る1.0車線幅狭路が続いており、行止り区間だけあって待避所は設置されていない。

189.法面の木々がなくなっている場所を通過 190.舗装が途切れる 191.左が国道で右が庄司峠に至る林道(登山道?)
 欄干のない土橋を渡ると法面の木々がなくなっているのが視界に入る。法尻まで流れてきている土砂もあり路面に散乱している石も多くなる。大雨等で崩れた後に伐採したのか、林業の一環として伐採されたのかは不明である。伐採地帯の終わりで舗装が途切れて乗用車数台が停められるスペースが現れる。その奥がY字路となっており、左の下る道と右側上る道に分かれる。ウォっちずで酷道に指定されているのは左の道路だが、庄司峠に至る林道(登山道?)は右の道路である。

192.未舗装路を下る 193.庄司橋の先にコンクリート舗装あり 194.凹凸が大きく走りにくい
 Y字路からは緩やかに下って庄司橋を渡ると上りに転じた後にコンクリート舗装が現れる。30m程でコンクリートが古いものになり凹凸が大きくなる。古いコンクリート舗装が途切れると大きめの石もある未舗装路となる。車両で進入できるのはこの辺りまでである。上多気交差点からの距離は約5.5kmである。集落の南端で2km先で通行止めとなっていたが、そこからは1.2km程度である。

195.端点付近に東屋がある 196.東屋の先は車両での走行は難しい 197.東屋の周りは広場のようになっている
 ウォっちずでは東屋より100m程先まで国道として表記しているが、道幅は1.0車線以上あるものの流水溝が深く乗用車での走行は難しい。国道表記でなくなってからも400m弱が道路として表記されているが、そこまで進入しなかったため状態は不明である。
 端点の近くの東屋は誰も訪れなさそうな行止りにあるにもかかわらず手入れがされているようで祭に飾られるような提灯が取り付けられていた。周囲の広場のような場所も同様に手入れされている様子だった。

198.庄司峠への道路
 庄司峠へは国道の端点ではなく舗装の切れ目付近のY字路の右側から行く事になるが、こちらも荒れた未舗装路であり車両で進入するような道路ではない。ウォっちずでは2つのヘアピンカーブを過ぎた約700m先までは実線、以南は点線で表記しており、庄司峠を経て松阪市側の端点の近くまで繋がっている。ただし、点線区間は国道を示す色には塗られていない。

 津市側端点から松阪市側端点までの距離は直線では1.8kmと2kmに満たないが、一旦R368・R369まで戻った後に飯南方面に進んで仁柿峠を越えてR166で櫛田川流域を西に進むのが最短である。距離は35km程度と強烈に長いという訳ではないが、仁垣峠が狭路酷道のため1時間と想像以上に時間を要する。今回は大津市から津市側端点まで走行し、別の日に改めて松阪市側端点から走り始めたので迂回路は利用していない(帰宅するために仁柿峠を通行したが)。


199.庄司峠方面から端点を撮影 200.松阪市側端点 201.R166側から端点を撮影
 松阪市側の端点は荒滝不動尊の麓に架かる橋付近である。つつじの名所として知られているようで端点まで舗装されており容易に到達する事ができる。橋は1.0車線幅で軽自動車程度なら通行できそうだが、車両での進入は禁止されている。また、橋とは別の方向、庄司谷川に沿って1.8車線幅程度の草地が伸びているが、砂防ダムの手前で途切れている。

202.荒滝登山道との交差点 203.端点方向を向いて撮影。右の道路が荒滝登山道 204.国道の点線区間が登山道として案内されている
 端点からの勾配を上り切った所で荒滝登山道との交差点を通過する。R422の分断区間である庄司峠を越える登山道はここから入る。交差点の傍に周辺の登山道の案内図が設置されており、そこには庄司峠も記載されている。

205.旧タイプ(?)のおにぎりシールも貼られている 206.つつじの里荒滝キャンプ場 207.端点から約600mの位置におにぎりあり
 登山道との交差点からは1.8車線幅道路を緩やか下って行ってつつじの里荒滝キャンプ場の前を通る。端点の周辺や登山道を入った辺りにテントを張れそうなスペースがあるがテントを張る事は禁止されている。キャンプ場を過ぎてからも緩やかな下り勾配が続き、点在する家屋を繋ぎながら下って行く。

208.三重r695交差点 209.交通量は少ない 210.新奥橋
 端点から900m弱で三重r695との交差点を通過する。津市でも交差していたr695だが、R422と同様に市境を含む区間が点線区間となっている(No.204の登山道案内図にも記載されている)。R422はその後も1.5車線幅の狭路が続いている。行止り区間のため交通量は少ない。キャンプ場があるが大規模なものではないので長期連休でもなければ交通量が増大する可能性は低いだろう。つつじの開花時期だとそれなりの交通量があるのかもしれない。

211.奥集落 212.風呂屋橋 213.R166旧道との交差点を左折
 奥集落からは周辺の家屋が増えるが、道路状況に変化はなく1.5〜1.8車線幅道路が続く。風呂屋橋を渡って程なくしてT字路に突き当たるが、左右方向の道路はR166の旧道である。案内標識は設置されているもののその中のおにぎりはR422ではなくR166である。バイパスの新赤桶橋の供用が1990年なので降格してから30年くらい経過しているが修正されていない。

214.R166旧道区間 215.赤桶橋は2車線 216.R166向赤桶交差点を右折
 R166の旧道区間に入った直後は1.8車線幅とやや狭いが赤桶橋の手前でセンターラインが現れて2車線の赤桶橋を渡る。赤桶橋が供用されたのは2001年でそれまでは橋以外の区間と同じ程度の道幅だったと思われる。赤桶橋を渡り終えた直後にR166向赤桶交差点に突き当たり、今度は右折する。案内標識は設置されていないが、ソトバがあるため迷う可能性は高くない。

国道422号 part5