国道422号
part1

R1瀬田川大橋西詰交差点〜R163小田西交差点
大津市→
→甲賀市→伊賀市

1.R1瀬田川大橋西詰交差点 2.滋賀r102松原国道口交差点を左折 3.R1・R8の石山高架橋をくぐる
 琵琶湖から流れ出る唯一の河川、瀬田川の右岸のR1R8瀬田川大橋西詰交差点がR422の起点である。400番台の国道にもかかわらず単独区間で始まっている一方で一桁国道のR8はR1の両方向に重複しているため案内標識におにぎりが表記されていない。
 瀬田川大橋西詰交差点からR422に進むと左にカーブしながら下って90度回転した所で突き当たった滋賀r102松原国道口交差点を左折する。瀬田川大橋西詰交差点の案内標識に松原国道口交差点も含まれているため案内標識は設置されていない。松原国道口交差点のすぐ先でR1・R8の石山高架橋をくぐる。

4.ごく普通の対面2車線道路 5.滋賀r2・r104唐橋西詰交差点 6.東海道新幹線の瀬田川橋梁とE1東名の石山高架橋
 ごく普通の対面2車線道路で瀬田川の右岸を下流に向かって走る。東側にも建物があり川が見える場所は多くない。滋賀r2・r104唐橋西詰交差点を通過して少し走ると東海道新幹線の瀬田川橋梁とE1名神の石山高架橋をくぐる。

7.京阪石山坂本線の石山寺駅の前を通る 8.石山寺駅以南は川沿いを走る 9.桜が満開
 京阪の石山坂本線の終着駅の石山寺駅の前を通り過ぎると瀬田川沿いを走る。駅名の由来となった石山寺の周辺には食事処や土産物店が軒を連ねており、川沿いには桜並木が形成されている。

10.滋賀r106石山寺3北交差点 11.車線幅がやや狭い 12.南郷1交差点
 滋賀r106との石山寺3北交差点の直後にR1/E88京滋バイパス本線の石山第一高架橋と側道の石山第一高架橋の2つをくぐる。前者とは接続していないが、後者はr106を介して往来する事が可能である。石山寺3北交差点以南も対面2車線道路が続くが、車線幅がやや狭く乗用車ならともなく大型トラックだと走りにくく感じるかもしれない。左にカーブしながら南郷1交差点を通過した先で遊覧橋を渡る。下を流れているのは瀬田川から分流された導水路で宇治発電所に水を供給している。

13.滋賀r108南郷洗堰交差点 14.滋賀r3交差点 15.瀬田川令和大橋
 瀬田川沿いとなった後に滋賀r108南郷洗堰交差点を通過する。瀬田川洗堰の西に位置しておりr108はその天端を通っている。南郷洗堰交差点から程なくして滋賀r3との交差点を通過するが、宇治・宇治田原方面のr3は大石東バイパスが供用される以前はR422だった区間である。ただし、ウォっちずでは2023年4月時点でも旧道を国道として扱っている。バイパスに入ってすぐに瀬田川令和大橋で瀬田川の左岸に移って滋賀r29交差点を通過する。バイパスが開通した際に東詰の南側のr29の一部は通行止になっており、約100m南東に代替のバイパスが造られている。これも2023年4月時点ではウオッちずに反映されていない。

16.大石東バイパス 17.関津1交差点以降は上り勾配 18.関津トンネル
 滋賀r29交差点からは平坦な直線道路を走り、市道との関津1交差点を過ぎると右にカーブしながら緩やかな勾配を上って関津トンネルをくぐる。瀬田川沿い区間を除いた旧道は集落内の狭路であったためかなり走りやすくなっている。

19.滋賀r29交差点 20.信楽川橋 21.建設中のE1A新名神の信楽川橋の橋脚の間を通る
 関津トンネルを出て緩やかな勾配を下った先で滋賀r29交差点を通過する。この道路はR422の旧道であり、前述のとおりウォっちずでは国道扱いされている。r29自体は関津峠を越えるルートがあるため、それとR422を繋ぐ支線という形だろう。上下線が別の橋となっている信楽川橋を渡ると上り勾配となる。2024年度の供用を目指して工事が進められているE1A新名神の信楽川橋の橋脚の間を通る。かなり高い橋脚からも予想できるが、E1A新名神とR422を繋ぐインターチェンジは設置されない。

22.信楽川橋以降は谷筋を走る 23.旧道との交差点 24.旧道沿線には集落あり
 E1A新名神の信楽川橋をくぐってからは信楽川の谷筋に入るため沿線の家屋が一旦途切れる。勾配は緩やかでカーブは多少急なものもあるが概ね走りやすい道路状況である。集落も存在しているが、家屋は旧道沿いに建っているものが多い。蛇行している信楽川を複数の橋で渡りながら南に向かって進む。

25.富川橋 26.南出橋 27.桶井橋
 笹出橋と樋ノ谷橋を渡ってから富川トンネルをくぐる。琴平橋、南出橋、上出橋を次々に渡り、旧道との交差点を通過して左カーブを曲がると甲賀市に入ってかさ神橋を渡る。市境の近くだが甲賀市側にも集落が存在しており、大津市側と同様に旧道の沿線にある。信楽川に架かる多くの橋を渡るという点も同じである。

28.龍宮橋 29.杉の本橋 30.大西集落
 龍宮橋、新小山橋を渡ると右にカーブして進行方角を東から南に戻す。その後も次々に橋を渡るが、線形は良く信楽川がかなり蛇行している事が分かる。小平橋を渡って右カーブを曲がると視界が開けて大西集落で左カーブを曲がる。

31.R307下朝宮交差点を左折 32.信楽川沿いを快走 33.朝宮小学校前交差点
 瀬田川大橋西詰交差点から約17.3kmでR307との下朝宮交差点に突き当たる。案内標識にR422のおにぎりは表記されていないが、左折してR307との重複区間を伊賀・水口方面に進む。
 下朝宮交差点からも信楽川の流域を走るが、これまでに比べて開けているため走りやすく感じる。カーブは多いが緩やかなものばかりであり、勾配はほとんどないため走りやすい。単独区間と同様に旧道らしき市道が並走しており、朝宮小学校前交差点で交差している市道も旧道と思われる。

34.滋賀r522交差点 35.甲賀市信楽町柞原 36.R307立石橋交差点を右折
 旧道と信楽川を挟んで並走していると滋賀r522交差点を通過する。その後は谷筋に入るため沿線の家屋が途切れ、谷筋から出た所で滋賀r5交差点を通過する。その後は信楽川の流域を北東に向かって走るが、r522とr5の間で峠部分を越えているためこれまでの信楽川とは別の河川である。r5交差点以降の沿線には場所柄、たぬきの置物が目立つ。
 新立石橋の東詰の立石橋交差点を右折して伊賀方面に進むとR307から分岐して単独区間になる。交差点と橋の名称が一致しないが、立石橋はR422単独区間の橋であり、交差点名称はそちらから取られているようである。

37.甲賀市信楽町江田 38.本町集落 39.大戸川沿いを走る
 単独区間になっても対面2車線道路という状況は続いており走りにくさは感じない。滋賀r138と100m強だけ重複し、大戸川橋を渡った先で滋賀r334を通過する。さらに進むと滋賀r50との交差点を通過するがその手前で旧道との交差点もある。

40.南新田集落 41.桜峠(?) 42.三重県伊賀市に入る
 滋賀r50交差点からは南川の谷筋を走っており沿線の家屋が少なくなる。南新田集落を過ぎると勾配がややきつくなり、直線道路を上っていると峠部分を越えて下り勾配になる。そのまま下っていると県境を越えて三重県伊賀市に入る。ウォっちずでは県境を桜峠と表示しているが、実際の峠は西にずれている。道路が改良される以前は県境と峠が一致していたのかもしれない。

43.緩やかな勾配を下る 44.伊賀コリドールロードとの交差点 45.三重r674丸柱交差点を右折
 三重県伊賀市に入ってからは緩やかな勾配を下り続ける。約800mで伊賀コリドールロードという広域農道との交差点を通過する。案内されているのは諏訪という地域だが、この先のR422は狭路酷道区間があるため伊賀市街に向かう場合も伊賀コリドールロードを利用した方が安全かつ便利である。
 伊賀コリドールロードとの交差点を過ぎると丸柱集落に入り、その中の三重r674丸柱交差点を右折しなければならない。以前は案内標識が設置されていたが、いつの間にか撤去されていた。そのため事前にルートを確認しておかないと直進してしまう可能性が高い。信号機は設置されているが交差点の東の横断歩道用の押しボタン式の信号機である。

46.狭路酷道区間が始まる 47.おにぎり下の補助標識矢印が右折を示す 48.市道とのY字路を右折
 丸柱の直後に雨量通行規制区間の標識が設置されており、その左には幅員が狭く大型車が通行できない旨の警告標識が立てられている。前者は前回(2014年10月11日)の走行時はなかった。その代わりではなかろうが、逆方向を走行する車両向けの古い案内標識が撤去されている。
 左カーブを曲がって辻堂橋で丸柱川を渡ってからは両側に家屋があるうえに側溝があるため乗用車同士の離合も難しい。約400m先の市道とのY字路を右折する。市道との交差点で国道側に一旦停止の義務があるが、市道側も一旦停止が必要である。ただし、R422甲賀方面と市道の路面標示は消えかけていて(消されていて?)分かりにくい。また、カーブミラーの支柱に取り付けられた小さな案内標識は平成の市町村合併が反映されておらず上野市のままである。

49.Y字路からは上り勾配 50.伊賀第一ドッグスクールの前を通る 51.おにぎりシールが多いのは三重県の特徴
 市道とのY字路からは集落内にしてはやや急な勾配を上る。沿線の家屋が途切れると勾配は緩やかになり、程なくして伊賀第一ドッグスクールの前を通る。集落がなくひと気はないが比較的開けているため雰囲気は暗くない。

52.ヘアピンカーブの前後はセンターラインあり 53.丸柱小学校(2015年閉校) 54.小学校跡以降も狭路が続く
 センターラインが復活するも2つのヘアピンカーブが終わると狭路に戻ってしまう。南側の高台に学校らしき建物があるが、これは2015年に閉校になった丸柱小学校である。既に通っている児童はいないが、通学路の警戒標識とスクールゾーンを示す路面表示は残っている。小学校を過ぎてからも狭路は続いており、勾配は緩やかだが小刻みなカーブが多く見通しが悪い。

55.おにぎり下の補助標識矢印が右折を示す 56.市道とのT字路を右折
 連続する急カーブ区間を抜けると視界が開けると同時に諏訪集落に差し掛かる。家屋が建ち並ぶ間の1.0車線幅狭路を下っていると市道とのT字路に突き当たり、今度も右折する。交差点の手前のおにぎりの下の補助標識矢印と小さい案内標識も設置されている。ただし、案内標識にはおにぎりもR422という文字も表記されていない。

57.離合できない1.0車線幅狭路 58.諏訪集落内はアップダウンあり 59.伊賀コリドールロードとの交差点を左折
 市道とのT字路の直後は上り勾配だがすぐに下り勾配になる。急なカーブはないもののやや蛇行しているため走りにくい。やや急な勾配を上った先で一時停止が必要な十字路に至る。右折及び直進方向が伊賀コリドールロードで、直進方向はR422の旧道でもある。R422のトレースは左折だが、伊賀コリドールロードがメインルートのせいか案内標識は設置されていない。逆方向のトレースの場合は案内標識のない交差点を右折しなければならず、直進の伊賀コリドールロードがセンターライン付きの2車線道路とあってルートミスしてしまう可能性の高い交差点である。

60.伊賀コリドールロードとの交差点からは改良済みの2車線道路 61.右の道路は旧道 62.三田坂トンネル
 伊賀コリドールロードとの交差点からは片側だけとは言え歩道のある2車線道路になる。岩出橋を渡ると上り勾配になり、勾配が緩やかになった所で旧道との交差点を通過する。三田坂トンネルを含む区間が開通したのは2015年2月25日であり、それまでは丸柱集落〜諏訪集落間と似たような狭路酷道であった。旧道は閉鎖されていないが国道の指定は外れている。南側を並走している旧道との高低差が大きくなった所で三田坂トンネルをくぐる。全長は1528mとそれなりの長さで歩道は設置されていない。

63.下り6%勾配 64.石塚1号橋 65.高低差による急勾配をカーブで解消
 三田坂トンネルを出た直後に浅子谷橋を渡って6%の勾配を下る。右カーブが始まると小屋谷橋と石塚1号橋を渡り、カーブが終わると石塚2号橋を渡る。さらに下ると左のヘアピンカーブとなり、それが終わる手前から三田大谷橋を渡って次の右ヘアピンカーブを曲がる。三田坂トンネルの南側坑口の標高とバイパスの南の端点との標高が140m程あり、高低差を解消するためにヘアピンカーブが造られているが、曲線半径が大きいため走りにくさは感じない。

66.三重r680交差点 67.大谷跨線橋 68.三田工業団地の敷地に桜並木あり
 前方の視界が開けた後に三重r680交差点を通過してから大谷跨線橋でJR関西本線をオーバーパスする。交差点の手前に大型車は直進するようにお願いしている看板が設置されているが、通行自体は禁止されていないようである。跨線橋からの下りは右にカーブしており進行方角が南から西に変わる。勾配が終わって平坦になると三田工業団地を通り抜ける。工場の敷地内の道路沿いには桜が植えられている。

69.三重r680高砂を左折 70.伊賀上野橋 71.上の市街方面の市道は旧道
 JR関西本線と伊賀鉄道の伊賀上野駅の南の三重r680高砂交差点を左折するが、甲賀方面から来た場合は案内標識が設置されていない。右折の伊賀上野駅方面が三田坂バイパスの旧道である。
 高砂交差点からは南の方角に向かって走り、服部川に架かる伊賀上野橋を渡る。南詰で市道との交差点を通過するが、案内標識におにぎりが消された跡が確認できる事から上野市街方面はR422の旧道と思われる。

72.伊賀市の市街地に向かって直線道路を南下 73.R163・三重r138小田西交差点を直進
 緩やかな上り勾配の直線道路を走っていると伊賀市の中心部の手前でR163・三重r138小田西交差点に至る。R422は直進してR163との重複区間を名張方面に進む。三重r138は滋賀r138と同一の県道だが、三重県側に点線区間があるため車両での往来はできない(他の道路での往来は可能)。

国道422号 part2