国道401号
part4

群馬r1交差点(群馬県側端点)〜R17下川田町交差点
片品村→沼田市

171.群馬r1交差点(群馬県側端点) 172.端点から沼田方面を撮影 173.駐車は4輪車のみ禁止
 R401の福島県側を走行した後に群馬県内に1泊してから群馬県側の端点に到着する。尾瀬の南側の入口であり登山の基地でもあり、かつ好天の3連休とあって、早朝にもかかわらず駐車場には多くの車が停まっていた。福島県側端点から直接来ていればごった返していたであろう事は疑いない。

 群馬県側の端点は群馬r1との交差点であり、舗装路から未舗装路に変わる辺りが境目だろう。群馬r1は福島r1でもあり尾瀬を越えている(ただし、群馬県側の一ノ瀬休憩所と福島県側の沼山峠休憩所の間は県道に指定されていない)。両県ともに一般車両の通行は禁止されており、ジャンボタクシー等許可された車両しか通行できない。幸いにして一般車両通行禁止区間はあくまでr1であり、R401の端点までは通行可能である。
 端点の直後に土産物や食事もできる大清水休憩所と駐車場の間を通る。駐車場の料金の収受は大清水休憩所内で行われているが、24時間営業ではなく営業時間外であれば徴収されないと思われる。駐車場の南端付近で時速40km/h・追越のための右側はみ出し禁止・2輪を除く駐車禁止規制が始まる。

174.センターライン付きの2車線道路 175.尾瀬国立公園内には東電の私有地が含まれている 176.センターラインが消えている箇所も少なくない
 片品川の谷筋を走っており背の高い樹木が多いせいで日の出後にもかかわらず薄暗い。尾瀬国立公園内には東電の私有地があり、沿線の森林部分がそれに当たり立入禁止の警告がなされている。

177.戸倉発電所の水圧鉄管の上を通る 178.戸倉スノーシェッド 179.2車線道路だが車線幅は狭い
 センターライン付きの2車線道路で勾配は比較的緩やかで急カーブもないが、車線幅が狭く走りやすいとは言い難い。戸倉発電所の水圧鉄管の上を通った直後に左の急カーブを曲がり、程なくして戸倉スノーシェッドをくぐる。
 端点から約7.6kmで閉鎖用ゲートを通過する。ゲートの傍の北向き車線にはゲートから12.9kmの間が異常気象時通行規制区間と表示しているが、その数字は端点(大清水休憩所)どころか一ノ瀬休憩所も超えている。大清水休憩所〜一ノ瀬休憩所間も規定雨量に達すれば通行止になるという点では誤った情報という訳ではないだろう。

180.戸倉温泉 181.戸倉温泉を過ぎると急勾配 182.戸倉大橋
 閉鎖用ゲートを通り過ぎてから程なくして戸倉集落に入って群馬r63交差点を通過する。県境から最初の集落だが、山間部の小規模な集落ではなく旅館や民宿、温泉施設、駐車場やバスターミナルがあり、尾瀬観光の拠点として賑わっている。そんな戸倉集落を過ぎるとやや急な勾配を下って戸倉大橋を渡る。

183.千坂橋 184.尾瀬古仲橋 185.片品村土出
 戸倉大橋からは集落のない場所を通っているが、改良された2車線道路が続く。古仲集落の東を走っていると右カーブを案がって尾瀬古仲橋を渡って旧道らしき村道との交差点を通過する。戸倉集落だけでなく古仲集落や土出集落にも旅館・民宿は多い。

186.片品高原の出入口 187.センターラインがほぼ消えている 188.片品川の右岸を下る
 一般の家屋と旅館・民宿が混在している中を走っていると片品高原の出入口の交差点を通過する。基本的には下り勾配だが、少ないながらも上り勾配の区間が存在している。早朝のため交通量は少なかったが、行楽シーズンの昼間はかなり多いはずである。

189.「沼田インターまで35km」 190.太田橋 191.尾瀬の最寄りのコンビニ
 左にカーブして下った先で太田橋を渡って鎌田発電所の前で右急カーブを曲がる。旧道らしき村道との交差点に尾瀬の最寄りのコンビニがあるが、都市部とは異なり24時間営業ではない。

192.尾瀬大橋 193.主塔の下にスノーシェルター 194.R120鎌田交差点を右折
 小川(大滝調整池)の上に架けられた尾瀬大橋を渡る。主塔の下には落雪で車両の損壊を防止するためスノーシェルターが設置されている。橋を渡り切った直後にR120鎌田交差点に突き当たる。案内標識にR401のおにぎりが表記されていないが、右折してR120との重複区間を沼田・利根方面に進む。ここから終点までの全区間がR120に重複しており、実質的には鎌田交差点が終点と言える。

195.R120重複区間が始まる 196.道の駅「尾瀬かたしな」 197.片品村鎌田
 鎌田交差点からはR120との重複区間となり、約300mで左の急カーブを曲がって直後に道の駅「尾瀬かたしな」の前を通る。道の駅の出入口は奥にある村役場と兼用である。道の駅の先の左カーブ付近までが片品村の中心部と言える場所である。

198.異常気象時通行規制区間に入る 199.旧道との交差点 200.旧道と合流
 片品村の中心部を過ぎると異常気象時通行規制区間に入る。規制値は連続雨量120mm超で延長は2kmと短い。緩やかなS字状のカーブを下って短いバイパスを走る。バイパスの東端に簡易駐車場があり、かつては公衆トイレと自販機が置かれていたが、前者はバイパス開通直後には、後者もその後撤去されている。

201.片品村須賀川 202.沼田市に入る 203.沿線の家屋は少ない
 バイパス合流後は須賀川集落を通り抜ける。片品川の左岸を走っており勾配は非常に緩やかで沿線の家屋も少なく走りやすい道路状況である。支流の大立沢に架かる大立沢橋を渡ると沼田市に入る。その後しばらくは片品川が市村境となっている。

204.群馬r64平川交差点 205.おにぎりはR120のみ 206.チェーン着脱場もある
 群馬r64平川交差点を通過して少し走ると平川集落に至る市道との交差点を通過する。国道沿線の集落は少なく規模も小さいが、河岸段丘の上には多くの集落が存在している。片品川と泙川の間を走っていると泙川橋を渡り、引き続き片品川沿いを走る。

207.吹割の滝 208.吹割大橋 209.群馬r277老神温泉入口交差点
 吹割の滝の近くを通るが、その沿線には土産物店等がいくつか建っており観光地化されている。吹割の滝の東の集落が平成の大合併以前の利根村の中心部だった場所である。吹割大橋を渡ると旧利根村の中心部を離れる。片品川の右岸を走っていると群馬r277老神温泉入口交差点を通過する。r277が老神温泉線という路線名で老神温泉と国道を結ぶ県道である。

210.老神温泉入口交差点からは上り勾配 211.「沼田16km E17関越道13km」 212.群馬r267大原南交差点
 老神温泉入口交差点からは上り勾配となるが、横断歩道橋の手前で下りに戻り、片品川から離れて行く。その後は緩やかなアップダウンを繰り返す2車線道路を走り群馬r267大原南交差点を通過する。左折のr267には大間々と赤城山の他にE17関越道の昭和ICが案内されており、支柱には「東京方面 普通車う回路」とも表示されている。おそらく沼田方面(E17関越道の沼田IC)よりも渋滞しにくいルートと思われるが、普通車に限定している事から狭路区間が存在していると思われる。

213.片品川から離れても道路状況に変化なし 214.椎坂利根トンネル 215.椎坂白沢トンネル
 大原南交差点から程なくして椎坂利根トンネルと椎坂白沢トンネルを相次いでくぐる。旧利根村と旧白沢村の境の近くで、実際の村境は椎坂白沢トンネル内にあった。ウオッちずでは旧道もまだ現役扱いしており、椎坂利根トンネルの上を1回、椎坂白沢トンネルの上を3回通っている。

216.「沼田11km E17関越道8km」 217.利根沼田望郷ラインとの生枝町久保交差点 218.旧白沢村の中心部を走る
 旧道と合流して左カーブを曲がった後はカーブの少ない2車線道路を下って行く。利根沼田望郷ラインという広域農道との生枝町久保交差点を通過する。旧白沢村の役場付近を通過するが、特に道路状況が悪くなる事もなくセンターライン付きの2車線道路で通り抜ける事ができる。

219.道の駅「白沢」 220.沼田市久屋原町 221.久屋原町東交差点も東京方面の普通車迂回路
 村の中心部の西で道の駅「白沢」を通過するが、国道沿いではなく200m程離れた場所にある(登録路線はR120)。道の駅からも緩やかな下り勾配の2車線道路が続いている。沿線には意外に多くの建物があるがカーブがほとんどなく直線基調のため制限速度は50km/hに設定されている。市道との久屋原町東交差点を通過するが、この市道も東京方面の普通車の迂回路のひとつである。また、この市道は南を並走している群馬r62を結んでいるが、河岸段丘の高低差があるため真南ではなく南東方向に伸びている。

222.群馬r263久屋原町(中)交差点 223.沿線の商業施設が増える 224.群馬r64・r255下久屋町交差点
 群馬r263久屋原町(中)交差点付近からは沿線の商業施設が増え、それに伴って交通量も増えてくる。車線が増えて片側2車線道路になった直後に群馬r64・r255下久屋町交差点を通過する。沼田市に入った直後の平川交差点でも交差していたr64だが、平川交差点が起点で下久屋町交差点が終点である。

225.E17関越道・沼田IC 226.沼田警察署西交差点 227.沼田警察署西交差点以西は対面2車線道路
 下久屋町交差点から少し走るとR17関越道の上を上原跨道橋で通るが、関越道が低い位置にあるため前後の勾配はない。上原跨道橋の直後に沼田ICを通過する。沼田市街や片品方面との往来には便利なインターチェンジだが、R17との往来においては北隣の月夜野ICや南隣の昭和ICの方が便利である。
 片側2車線の環状線という市道との沼田警察署西交差点で左側車線が左折専用車線になってしまう。左折矢印の路面ペイントは手前の沼田警察署前交差点にもあるが、ここを左折すると警察署に入ってしまう。
 沼田警察署西交差点からは対面2車線道路を走って沼田市の市街地に差し掛かる。沿線には建物が建ち並んでいるものの歩道のない割合が多く、市街地の100番台国道としては貧弱な道路状況と言える。

228.商店街区間に入る 229.群馬r266材木町交差点を左折 230.天狗プラザ交差点を右折
 沿線の建物が店舗兼住居の商店街状態の中を走っていると群馬r266材木町交差点を左折し、100m強南の天狗プラザ交差点を右折する。短い距離で右左折しなければならないが案内標識が設置されているのでルートミスする可能性は低いだろう。R401のおにぎりは表記されていないが、R120をたどれば済む。

231.群馬r62上之町交差点 232.沼田市役所の南を通る 233.群馬r269・r274下之町交差点
 天狗プラザ交差点から程なくして群馬r62上之町交差点を通過して商店街エリアに入って店舗の中を走る。立体駐車場と店舗を繋ぐ空中歩廊の下をくぐるが、北側の店舗に見える建物は沼田市役所である。沼田サティとして開業したものが2019年5月から市役所となっている。市役所の南西で群馬r269・r274下之町交差点を通過する。

234.沼田駅入口交差点 235.河岸段丘を下る 236.鷺石跨線橋
 下之町交差点を過ぎると下り勾配にとなり、市道との公園入口交差点の直後の左カーブからは急勾配になる。急勾配区間の途中で沼田駅入口交差点を通過する。市役所からは直線距離で700m程度しか離れていないが、河岸段丘の高低差があるため多少遠回りしなければならない。鷺石跨線橋でJR上越線の上を通過する。跨線橋の前後は勾配が緩やかになるが、渡り終えてからは急勾配に戻る。

237.R120・R291戸鹿野町交差点を直進 238.R120・R291重複区間 239.R17・R120・R145・R291・R401下川田町交差点
 急勾配が終わる辺りでR120・R291戸鹿野町交差点を通過する。以降はこれまで重複していたR120に加えてR291も重複している。緩やかな勾配を下って新鷺石橋で利根川を渡った西詰でR17・R120・R145・R291下川田町交差点に至る。この交差点がR401の終点である。重複しているR291はR17前橋・渋川方面に重複しており、R120とR145もこの交差点が終点である。