国道400号
part6

R252高清水交差点〜R49黒沢入口交差点
三島町→柳津町→西会津町

291.「大型車両 西会津方面へ 通行不可」 292.川沿いの1.5車線幅狭路 293.小山集落
 R252高清水交差点の直後に西会津方面のR400は大型車両が通行不可と警告する看板が設置されているが、かなり年月が経過しているようで多少色褪せていた。看板から先は1.5車線幅と狭くなるが、勾配はほぼなく平坦である。小山集落では1.0車線幅の区間もある。

294.三島大橋の北詰で町道との交差点を通過 295.町道との交差点からは2車線道路 296.右に見えるのはJR只見線の第二只見川橋梁
 三島大橋の北詰で町道との交差点を過ぎるとセンターライン付きの2車線道路になる。三島大橋を渡って福島r237を経てR252に行く事もできる。決して広い道路ではないが高清水交差点以東のR400よりはマシである。走りやすい2車線道路を快走していると美坂高原に至る町道との交差点を通過し、JR只見線の第二只見川橋梁の北詰で福島r344交差点を通過する。

297.会津西方駅の前を通過 298.福島r344交差点 299.しばらくはセンターライン付きの2車線道路が続く
 福島r344とJR只見線を挟むような状態で並走していると会津西方駅の前を通過する。r344は停車場線だが会津西方駅の出入口があるのは国道の通っている北側である。駅を通り過ぎてすぐに左のヘアピンカーブを曲がるが、そこにもr344が交差している。さらに右のヘアピンカーブを曲がって標高を上げる。

300.現道との交差点を直進 301.西方集落の東を走る 302.開通済みのバイパスの北端の突き当りは左折
 2ヶ所目の福島r344交差点から約1.3kmで現道との交差点を通過するが、案内標識は設置されておらず事前にルートを確認しておかないと直進してしまう可能性が高い。ウォっちずではこの先で現道とバイパスが合流しているためどちらをとっても国道トレースは冠水できる。今回は直進してバイパスを走行している。
 西方集落を通り抜ける1.5車線幅の狭路とは異なり、西方バイパスはアップダウンのある2車線快走路である。約900m走ると柳津方面の町道との交差点に突き当たり、左折して西会津方面に進む。案内標識の矢印上にR400のおにぎりが表記されていないが、ウォっちずでは国道色で塗られている。杉峠バイパスはこのT字路を直進して1.7kmのトンネルで西会津に繋がる計画だったが、地盤が軟弱である事が分かり対策すると費用が嵩むため計画が中止になっている。

303.現道との交差点を右折 304.西方集落 305.柳津町に入る
 開通済みのバイパスの北端のT字路から100m弱で現道との交差点に至り、右折して西会津方面に進む。この交差点の案内標識にもR400のヘキサが表記されていない。西会津方面からの走行であればどちらの交差点の案内標識にもおにぎりが表記されている。
 西方集落の北端を横切り、左にカーブしながら下った後に柳津町に入る。柳津町域に入ったと言っても中心部から離れているうえに直接往来できない場所で、そもそも集落が存在しないせいもあって境標識は柳津町、三島町ともに設置されていない。

306.杉峠バイパスの橋脚の残骸(?)が確認できる 307.鬱蒼とした雰囲気が漂う 308.柿平橋の傍に境標識が立てられている
 柳津町に入って南側の視界ら開けた所で橋脚と橋台の間を通る。杉峠バイパスの一部で西方バイパスの北端の延長線上にある。2012年8月18日の前回走行時には既に建設された後であり、その当時ですら年月が経過しているように見えた。杉峠バイパスの建設が始まったのが1991年らしいので30年程度が経過していると思われる。
 その後は鬱蒼と茂る樹木の木漏れ日を浴びながら1.5〜1.8車線幅のほとんど勾配のない狭路を走る。名もなき沢沿いになると日が差し込み明るい雰囲気になる。その沢を渡る柿平橋の手前に柳津町(反対側に三島町)の境標識が設置されている。沢が町境のように思えるが、前述のとおり実際の町境は西方集落を過ぎた所であり、600mほどずれている。

309.福島r343交差点を左折 310.冬季閉鎖用のゲートを通過 311.福島r343交差点からは上り勾配
 高清水交差点から約6.2kmで福島r343との交差点に至る。直進がr343で左折がR400である。案内標識がなければ左折する事に気付かず直進してしまう可能性が極めて高い交差点である。
 交差点の直後にゲートが設置されているが、災害時だけでなく冬季閉鎖の際もこのゲートが閉じられる。ゲートを通り抜けて1.5〜1.8車線幅の狭路を上って行く。ガードワイヤーが設置されている区間もあるがそれすらも設置されていない区間も存在している。

312.ヘアピンカーブ含む急カーブが連続 313.所々に離合可能な幅が確保されている 314.駐車車両は農家のものだろうか
 1.5車線幅の割合が多くなってくるとヘアピンカーブを含む急カーブが連続する区間に入る。一旦連続カーブが収まっても少し進むと再び急カーブが連続するようになる。沿線に集落はないが小規模ながら水田が存在しており、田植えや稲刈りの時期は路上に駐車車両が停まっている可能性がある。

315.西方林道との交差点 316.「下り10%勾配」 317.西会津町側にも狭路箇所あり
 西方林道との交差点を通過した直後に「下り10%勾配」の警戒標識の傍を通る。“上り”ではなく“下り”勾配の警戒標識でありちょうど勾配が入れ替わる場所なので、標識付近が杉峠と思われる。
 峠から10%もあるとは思えない勾配を100mほど下った所の左カーブで西会津町に入る。逆方向の柳津町の境標識は設置されているが、西会津町のそれは確認できなかった。場所が場所だけに積雪によって損傷したのかもしれない。西会津町に入ってすぐに道幅は1.5車線とやや狭くなる。

318.緩やかな勾配を下る 319.待避所は設置されているが… 320.待避所以外にも離合できるスペースが多い
 緩やかな下り勾配の狭路が続いている。カーブは多いが柳津町側程の急カーブはほとんどない。また、待避所が設置されており、さらに待避所標識のない退避スペースも多いため狭路の割に離合場所は豊富である。

321.黒沢集落 322.落合集落 323.長谷川沿いを下る
 蝦夷神社の近くを通り過ぎると黒沢集落に差し掛かるが、集落内には1.5車線幅の狭路区間がある。黒沢集落の北部は1.8車線幅と少し広くなり、集落が途切れる辺りで2.0車線幅とさらに広くなるが、連続ヘアピンカーブがある。ヘアピンカーブが終わると1.5車線幅とまた狭くなり、落合集落に入る。落合集落も最初は狭いが北端では1.8車線幅程度になる。

324.沼新田集落 325.沼尻橋は仮設橋を通る 326.山の間から飯豊山が見える
 道幅が広くなった後に沼新田集落を通過して沼尻橋を渡るが、走行時(2023年5月4日)は仮設橋を通らなければならなかった。仮設橋の幅は1.5車線幅で橋上での離合はできないが、特に片側交互通行規制は敷かれていなかった。沼尻仮設橋からは2.0車線幅道路を走り、出ヶ原集落の手前では遠く飯豊山が見える場所がある。

327.出ヶ原観音橋 328.出ヶ原天神橋 329.センターラインが消えている
 出ヶ原集落は出ヶ原観音橋と出ヶ原天神橋の2つの橋を含むバイパスににって集落内を通らずにすむ。旧道と合流する交差点付近には鯉のぼりがはためいていた。出ヶ原集落以降も2車線道路が続いているが、センターラインが完全に消えている箇所がある。

330.法面災害が発生しかけている 331.正規の方向を向いていないおにぎりが散見される 332.下牛尾集落
 東中山橋を渡った先の路肩には大型土嚢が2ヶ所で置かれていた。このうち手前の白い方は2018年6月のストリートビューでも確認できる。センターラインの消えかけた2車線道路を北上していると上牛尾集落、次いで下牛尾集落を通過する。

333.高尾橋 334.1000mも手前に案内標識がある 335.冠雪している飯豊山や三国岳を望む
 下牛尾集落で左の直角カーブを曲がって高尾橋を渡って右カーブを曲がる。終点の黒沢入口交差点の案内標識が設置されているが、交差点からの距離は1kmもある。飯豊山や三国岳と思われる山容を望みながら2車線道路を快走する。

336.E49磐越道の長谷川橋が見えてくる 337.R49黒沢入口交差点
 前方に見えているE49磐越道の長谷川高架橋がどんどん近付き、その真下でR49黒沢入口交差点に突き当たる。この交差点がR400の終点である。起点からは68kmに渡って上位国道と重複していたが、終点側は単独区間である。