国道398号
part7

R45戸倉交差点〜宮城r192交差点
南三陸町→石巻市

319.折立橋 320.左の低地に見える道路が旧道 321.東日本大震災後に造成された住宅地
 R45戸倉交差点を左折した直後に折立橋を渡って市道との交差点を通過する。この市道はR398の旧道だが、折立橋の南詰から600m弱の区間はウオッちずでは国道扱いされていない(2022年5月時点)。旧道(?)との交差点を過ぎると一旦下るもののすぐに上り勾配になる。大きく左にカーブした後に造成された住宅地の前を通過する。標高がやや高いことから東日本大震災以降に造成されたものと思われる。

322.バイパスは非常に走りやすい 323.旧道と合流 324.横津橋
 造成地を過ぎて少し走ると左カーブを曲がり、水戸辺集落で旧道との交差点を道にカーブしながら通過する。さらに右カーブを曲がって少し内陸部を走った後に横津橋を渡って左カーブを曲がる。横津橋の周辺も津波の被害を受けた場所である。

325.まだ建設中の防潮堤もある 326.志津川湾越しに泊崎半島を望む 327.防潮堤よりも高い位置を通っている
 波伝谷漁港付近では防潮堤が建設中であった。東日本大震災から10年以上経過しているが、全ての復興事業が完了していていないようである。防潮堤よりも高く上った所で現道との交差点を通過するが、ウオッちずで国道色に塗られているものの案内標識等はなく普通に走っていればバイパスに進まされる。志津川湾越しに泊崎半島を見ながら大きく右にカーブして防潮堤よりも高い位置を走る。一旦少し下った後に現道と合流するが、こちらにも案内標識等は設置されていない。

328.「津波浸水区間 ここから」 329.「津波浸水区間 ここまで」 330.津波浸水区間にも家屋が建っている
 現道と合流して少し走ると津波浸水区間に入り、上りに転じた後に津波浸水区間から出る。標高は10m程度だが海岸線から数十メートルと近いためだろう。一部の津波浸水区間の中には家屋も建っている。津波が浸水したと言っても標高が低く家屋が基礎を残して流されたような場所もあれば床下浸水程度だった場所もあるのだろう。

331.滝浜集落 332.交通量の少ない2車線道路を走る 333.左側は太平洋が広がっている
 緩やかなアップダウンを繰り返しながら交通量の少ない2車線道路を淡々と走る。二桁国道との重複区間である事を忘れてしまいそうな交通量の少なさである。R45/E45三陸道は全線が供用されているが、この区間は内陸を通っておりR45と並走状態とは言えない。

334.長清水橋 335.アップダウンの度に津波浸水区間を出たり入ったりする 336.左折すると神割崎
 複数の河川を渡りながら東の方角に向かって走る。これらの河川に架けられた橋は新しいものが多いが、先の東日本大震災で落橋などの被害に遭ったためである。堤防部を嵩上げされているため橋の前後に勾配が生じている。

337.石巻市に入る 338.「女川48km 雄勝21km」 339.現道との交差点を直進
 南三陸町と石巻市の境付近で進行方角が東から南へと変わるが、概ね海に近いやや標高の高い場所を走っているという状況は変わらない。現道との交差点を通過して相川復興バイパスに進む。相川集落を通り抜けている道路が現道だが、バイパスの供用が2021年12月23日と年月が経過していないせいか、ウオッちずでは未だ現役の国道として扱っている(2022年5月時点)。

340.相川復興バイパス 341.金比羅橋と小泊トンネル 342.現道と合流
 相川復興バイパスは津波の被害を受けないように内陸に建設されており、沿線に集落は見られない。アップダウンとカーブの連続する2車線道路を走っていると小泊トンネルをくぐり、出た所で現道と合流する。

343.相川復興バイパス以降も少し内陸を走る 344.津波浸水区間 345.新小室橋
 相川復興バイパスが終わっても少し海岸線から離れた内陸の高台を通っている。緩やかな勾配を下ると津波浸水区間に入る。かつては国道の周辺にも家屋があったのだろうが、津波被災後は新たな家屋はほとんど建てられていない。緩やかな勾配を上って新小室橋を渡ると津波浸水区間が終わる。

346.きたかみさくら公園パーキング 347.十三浜トンネル 348.左折すると白浜海岸
 きたかみさくら公園という簡易パーキングの前の右カーブを曲がった先で十三浜トンネルをくぐるが、トンネルの手前から津波浸水区間に入る。トンネルを出て緩やかな勾配を下り、白浜海岸に至る市道との交差点から上り勾配になって津波浸水区間が終わる。

349.白浜トンネル 350.津波浸水区間に入る 351.防潮堤の傍を通る
 津波浸水区間が終わってからも緩やかな勾配を上っていると白浜トンネルをくぐる。トンネル内は下り勾配のため、出た直後に津波浸水区間に入る。海に近い場所を通っているが、巨大な防潮堤に視界を遮られて海面は見えない。

352.防潮堤の天端の高さまで登る 353.北上川の堤防上を走る 354.北上川と皿貝川の間を走る
 緩やかなS字を描きながら防潮堤の天端の高さまで上り、以降は防潮堤の上を走る。吉浜小学校跡を通り過ぎると北上川沿いとなり、防潮堤はそのまま堤防へと変わる。左側には北上川、右側には皿貝川が流れており、左右どちらも低くなっているため見通しが非常に良い。

355.追波橋 356.北上川の左岸を快走 357.宮城r647交差点を左折
 皿貝川と大沢川が北上川に合流する地点で追波橋を渡ると右側の皿貝川は離れて行く。右側には水田が広がっておりこれまで同様に見通しの良い状態が続いている。新北上大橋の西詰で宮城r64との交差点を左折する。案内標識では宮城r197のヘキサが表記されているが、r64の誤りであろう。R398女川方面から来た場合の案内標識にはr64のヘキサが表記されている。

358.新北上大橋 359.宮城r30・r238交差点 360.釜谷川の堤防の内側を走る
 新北上橋を渡った東詰で宮城r30・r238交差点を通過するが、R398は道なりに直進して右急カーブを曲がる。正面に山があるため直進できるように見えない。左折してr238を少し走った所に大川小学校跡がある。
 r30・r238交差点からは釜谷川沿いを走るが、河川の規模に対して堤防が高いのは津波を想定しているためだろう。道路状況としてはカーブが多いものの交通量は少なく概ね走りやすいと言える。

361.「過去の津波浸水区間 R398ここまで」 362.低い位置に入釜谷集落がある 363.入釜谷橋
 上り勾配になってすぐに過去の津波浸水区間が終わる。その後も緩やかな勾配を上って入釜谷集落の外縁部で曲線半径の大きな右ヘアピンカーブを曲がる。ヘアピンカーブの外側に交差している道路があるが、おそらく旧道で現在は通行止となっている。

364.呼沢橋 365.釜谷トンネル 366.「R398ここから 過去の津波浸水区間」
 右にカーブしている呼沢橋を渡って少し走ると釜谷トンネルをくぐって旧河北町から旧雄勝町に入る。トンネルからは下り勾配のため程なくして過去の津波の浸水区間に入る。

367.宮城r192交差点を左折
 釜谷トンネルからの勾配を下り切り大原川橋の手前の宮城r192交差点を左折する。案内標識ではT字路に突き当たるようになっているが、直進のバイパスが既に供用されており十字形状の交差点に変わっている。

国道398号 part8