国道396号

R283日影橋交差点〜R4南大橋交差点
遠野市→花巻市→紫波町→盛岡市

1.R283日影橋交差点を右折 2.綾織跨線橋でJR釜石線を越える 3.盛岡まで63km
 遠野市の市街地から西に4km程のR283日影橋交差点がR396の起点であり、ここから盛岡市まで北上する。日影橋交差点からR396に進入するとすぐにJR釜石線の線路を跨線橋で越える。跨線橋から先は左に大きくカーブして石上山の山裾に沿った平地を走る。カーブの前後だけ防雪柵が設けられている。

4.山裾の平地を走る 5.上り勾配になってくる 6.勾配がきつくなると登坂車線が現れる
 しばらくの間は平坦な状態だが進むにつれて緩やかな上り勾配となる。岩手二日町駅のほぼ真北で右に大きくカーブして進行方角を西から北に転ずる。カーブ辺りから勾配がややきつくなり沿線の家屋が少なくなると登坂車線が現れる。とは言え積雪のためラインは見えず、道幅が広くなるとは言え標識がなければ登坂車線の存在に気付かないかもしれない。

7.積雪のためラインが見えない 8.小峠トンネル手前で登坂車線がなくなる 9.小峠トンネル
 登坂車線の距離は意外に長く小峠トンネル手前までの約2.0kmに渡って続いている。ローカル国道そのものの雰囲気が漂っているが、総重量限度緩和指定道路であり20t超の車両が通行できる区間である。そのため登坂車線が長めに設けられているのかもしれない。登坂車線が終わってすぐに少し変わった形状の抗口をもつ小峠トンネルに入る。

10.「長い下り走行注意」 11.小峠トンネルの北側は反対車線に登坂車線がある 12.急勾配は旧道との合流まで
 小峠トンネルを抜けると下り勾配となる。反対側車線には登坂車線が設けられているため、トンネル南側と同様に合計3車線ある。対面2車線になって下り勾配を走りながら大きく右にカーブしてから左にカーブした所で旧道と交差する。

13.遠野市宮守町上宮守 14.名もなき峠を越える 15.旧宮守村の中心部に至る市道との交差点
 遠野市宮守町上宮守の中心部と言える場所を通り抜けると上り勾配となってやや急なカーブを曲がってから峠のような場所を越える。以降は谷筋を走るが両側の山はさほど高くないせいもあって明るい雰囲気の谷筋で、走りやすい道路状況と言える。旧宮守村の中心部に至る市道との交差点までカーブは緩やかである。

16.チェーン着脱スペースも当然ながらある 17.内楽木峠 18.融雪剤自動散布機が数ヶ所にある
 上り勾配となり集落が一旦途切れてから程なくして内落木峠を越える。峠の北側はやや急な下り勾配で、カーブも急なので融雪剤自動散布機がいくつか設置されている。とは言え、2月の半ばだと路面の8割以上が雪におおわれているため散布機が作動しているのか否か分からない状態だった。

19.岩手r160・r161交差点 20.雪がなければ快走路と思われる 21.花巻市に入る
 内落木峠の急勾配・急カーブのどちらもが落ち着いた所で岩手r160・r161との交差点を通過する。集落を貫く道路が別にある事からバイパスとして建設されたものと思われ、直線基調の走りやすい2車線道路となっている。湯屋川を渡って左にカーブしてからは上り勾配となる。梨ノ木平集落を通過した直後で名もなき峠を越えて花巻市に入る。旧大迫町だった所である。

22.花巻市に入ってからも似たような道路状況が続く 23.竪岩橋 24.旧大迫町の中心部に至る道路は旧道
 花巻市に入ると蛇行する中居川に沿って勾配を下る。カーブは多いが急なものは少なく概ね走りやすい。中居川と八木巻川とが合流した直後を竪岩橋で渡ってからは勾配は緩やかになる。旧大迫町の中心部を通り抜ける旧道との交差点から先は市街地の東側に造られたバイパスを走る。

25.バイパスで旧大迫町中心部をパス 26.旧道でもある岩手r43と交差 27.少しだけr43と重複
 緩やかなカーブを描きながらアップダウンのある状態を走り、岩手r43の頭上を越えてから稗貫川を渡る。市街地の北を西北西の方角に走っていると市街地を通り抜けてきた、旧道でもあるr43と交差する。そこから約800mに渡ってr43が重複しているが、旧東和町の中心部方面に向かって分岐する。日影橋交差点付近と同じような山裾の平地を走っていると右にカーブして進行方角を北に向ける。

28.紫波町に入る 29.岩手r228佐比内交差点 30.紫波町佐比内
 北に向かって勾配を上っていると紫波町に入ってから下り勾配へと転ずる。紫波町に入ってすぐの左手に紫波ふる里センターがあるが、ウォッちずでは道の駅と表記されている事からかつては道の駅に指定されていたのかもしれない。道の駅の指定は外れているようだが、同様の機能をもつ物産・観光施設として存続している。岩手r228交差点を通過してからも下りが続くが勾配は緩やかである。

31.アップダウンを繰り返す快走路 32.交通量は少ない 33.岩手r25遠山交差点
 アップダウンのある2車線快走路と淡々と走る。前述の通り20t超の大型貨物車両が走れる道路だが、幹線道路とは思えない程交通量は少ない。そして沿線の家屋も少ない。八掛峠を越えてすぐに岩手r25遠山交差点を通過する。案内標識には東の早池峰山方面には大型車通行不可と記されている。なお、冬期閉鎖される区間があるため冬期は大型車でなくても通行できなくなる。

34.道の駅「紫波」 35.積雪量が減ってくる 36.R459東長岡交差点を右折
 遠山交差点からすぐの所で道の駅「紫波」を通過する。3連休の中日とは言え天候が思わしくないうえに開店前とあって停車している車は数えるほどしかいなかった。道の駅を過ぎてもこれまでと同じように緩やかなカーブとアップダウンを繰り返す2車線快走路が続いている。交通量は多少なりとも増えているがハイペースで流れている。
 起点の日影橋交差点から45.6kmにしてようやく1本目の国道との交差点に至る。この東長岡交差点を鈍角に右折するとR456との重複区間となる。。

37.以外にも串刺しおにぎりがある 38.左側に交差している道路は旧道か 39.盛岡市に入る
 東長岡交差点の直後にR396・R456の串刺しおにぎりが設置されているのが目に入ってくる。このR456の起点はR4南大橋交差点、つまり東長岡交差点以北は全てR396と重複しているという事になる。にもかかわらずおにぎりが設置されているのは意外に思える。旧道と思われる道路との交差点から緩やかな上り勾配となり、下りに転ずる所で盛岡市に入る。

40.平坦な走りやすい状況 41.岩手r208徳田橋東交差点 42.盛岡市黒川
 盛岡市に入ってからもこれまでと同じような平坦かつ緩やかなカーブの2車線道路が続いている。進むにつれて交通量は多くなるが渋滞どころか流れが悪くなる事もなく快走できる。岩手r208と少し重複してから北上川の左岸を北上する。対岸には幹線国道であるR4が走っているのも交通量が少ない要因のひとつかもしれない。

43.岩手r36都南大橋東交差点 44.北上川の左岸を走る 45.R4南大橋交差点
 手代森ニュータウンと北上川の間を走っていると岩手r36との交差点を通過した後の緩やかな左カーブで車線が増えて片側2車線となる。車線が増えて少し走るとr36都南大橋東交差点を通過する。その後は北上川の左岸を緩やかなカーブを描きつつ走っていくと梁川橋を渡った直後に終点のR4南大橋交差点に到着する。なお、前述の通りこの南大橋交差点はR456の起点でもある。