国道388号
part2

大分r122交差点〜R10交差点
佐伯市→
→延岡市

60.大分r122交差点の直後から狭い 61.落ち葉が散乱している 62.雑草が生い茂って道幅を狭く感じさせている
 大分r122交差点を右折した直後から1.5車線幅の狭路になる。木材加工工場を通り過ぎると集落が途切れて無人地帯に突入する。等高線に沿っているため勾配は比較的緩やかだが、とにかくカーブが多い。景色の良い場所もあるが最初の内だけである。E10東九州道の近くを通っているが、生い茂る樹木に視界を遮られるためどちらからも道路や車両を視認する事は難しい。E10の浦之迫トンネルの上を通ってからは山中を走る。道路の両側から雑草がはみ出している区間もあり、ただでさえ狭い道幅がさらに狭く感じられる。

63.カーブが多く見通しが悪い 64.ヘアピンカーブに名護屋林道が接続 65.ガードレールの設置率は低い
 浦之迫トンネルの上を何度か通りながら小刻みな急カーブの多い狭路をひたすら走る。通行困難と警告されておりr122を走るように案内されている事もあってか、交通量は極めて少ない。浦之迫トンネルから離れて行って左のヘアピンカーブを曲がる。カーブ部分に名護屋林道が接続しているが、ゲートが閉ざされており進入できない。

66.雰囲気は旧道そのもの 67.交通量は皆無 68.轍の見えない場所もある
 交通量が極めて少ないため路上に落ち葉が大量に残っており、轍部分にも堆積している区間もある。雰囲気は旧道そのもので“トンネル開通後の旧道の様子”と言われれば納得してしまいそうな風景である(E10東九州道が開通しているので当たらずとも遠からず、な状況ではある)。交通量が少なく対向車に遭遇する事は稀と思われるが、もし遭遇したら1.0車線幅区間が多いため離合にかなり苦労するだろう。

69.宮崎県延岡市に入る 70.宮崎県の境標識 71.大分県の境標識
 大分r122交差点から約5.2km先の右カーブで県境を越えて宮崎県延岡市に入る。標高290mの県境の峠だが特に名称は付けられていないようである。大分県側の境標識はイラスト入りの蒲江(町)まであるが、宮崎県は県名のものがひとつだけである。右隣に支柱が2本残っているが、これには延岡市もしくは北浦町の境標識ではなく「郷土を美しく」という看板が付いていた。

72.宮崎県側の路面は比較的きれい 73.路肩崩落の危機 74.宮崎県側もカーブが多い
 宮崎県延岡市に入ってからも1.0〜1.5車線幅の狭路が続いているが、路面の落ち葉が少なく大分県側に比べると安定している。だからと言って走りやすい道路状況ではなく路肩が崩れかけている場所も存在している。また、大分県側と同様に勾配は急ではないがカーブが多く見通しは悪い。

75.樋掛谷沿いを下る 76.勾配、カーブともに緩やかになる 77.国道には不釣り合いな大型車両が停まっていた
 樋掛谷沿いになると急なカーブが少なくなり、道幅も幾分か余裕が出てくる。県境から約2.1kmで田畑が現れるが、人家のある場所までは樋掛谷の流域をまだ少し走らなければならない。谷筋とは言え開けた場所を通っており道幅も1.8車線程度と少し広くなる。

78.樋掛谷を渡る 79.市尾内集落 80.蒲江北浦農道との交差点を右折
 水田の間を1.8車線幅道路で走っていると樋掛谷に架かる橋を渡るが、橋上は1.0車線幅と狭い。市尾内集落に差し掛かるとセンターライン付きの2車線道路になる。センターラインがなくなった直後に蒲江北浦農道との交差点を一時停止してから右折する。案内標識では直進するかのように描かれており、地図でも直進にしか見えないが、これはR388北浦方面と農道の蒲江方面が直角に屈曲しているためである。そのため一時停止が必須である。逆方向の走行であれば直角カーブを左折する感じであり、案内標識には農道に大分・佐伯と表記されている。

81.市尾内川の流域を快走 82.谷筋区間も2車線道路 83.宮崎r43交差点を左折
 蒲江北浦農道との交差点からはほとんど勾配がなく急カーブもない非常に走りやすい2車線道路が続いている。市尾内川が小川に合流してからは狭い谷筋を走っているが、センターライン付きの2車線道路のため走りにくさは感じない。左の直角カーブを曲がって三川内橋を渡った直後に宮崎r43との交差点を左折して延岡市街方面に進む。

84.歌糸川沿いを快走 85.古江トンネル 86.緩やかな下り勾配の快走路
 宮崎r43交差点からは小川の支流の歌糸川に沿った2車線道路を走る。集落は旧道と思われる道路沿いにあるためか、現在の国道沿いに家屋は少ない。右にカーブして歌糸川から離れた後に古江トンネルに入る。トンネルを出ると緩やかな勾配を下って行く。

87.E10の北浦高架橋をくぐる 88.E10東九州道と並走 89.左折すると地下に行ける
 S字状のカーブを描きながらE10東九州道の北浦高架橋の下をくぐり、その後は東九州道の傍を並走しながら下り続ける。国道の東に集落があるが、その名称は地下という。読み方は“ちげ”である。

90.E10東九州道の北浦IC 91.宮崎r122旧道?との交差点 92.宮崎r122北浦臨海パーク入口交差点
 左にカーブしてE10西九州道から離れた後に右カーブを曲がりその先で北浦ICを通過する。ひとつ手前の蒲江ICとは異なりR388と直接繋がっている。インターチェンジの東にかつての北浦町役場(現在の延岡市役所北浦総合支所)がある。
 北浦ICからも平坦な2車線道路が続いている。宮崎r122北浦臨海パーク入口交差点を通過するが、その手前の信号機のない交差点から東に延びている道路がr122の旧道である(ただし、ウオッちずでは県道扱いされている)。

93.鶴山トンネル 94.ハイトンネル 95.旧道に案内されている阿蘇は集落名
 緩やかな勾配を上っていると鶴山トンネルとハイトンネル、東谷トンネルを相次いでくぐる。鶴山トンネルとハイトンネルの旧道には尻浦展望台が設置されている。東山トンネルを出ると阿蘇集落の北を通って旧道が交差している右カーブを曲がる。

96.カーブは多いが快走可能 97.道の駅「北浦」 98.熊野江トンネル
 旧道と合流した後に右カーブを曲がって道の駅「北浦」を通過する。2020年9月時点のR388には道の駅が2つあるが、どちらも大分・宮崎県境区間にある。道の駅を過ぎてすぐに熊野江トンネルをくぐる。400mほど北に旧道があるがトンネルの名称は現在の国道とは異なる下阿蘇隧道という。2013年頃は通り抜けられたようだが、トンネルの一部が崩落して車両では通行できなくなっているようである。

99.「道路標高2.9m」 100.熊野江大橋 101.新須美江トンネル
 熊野江トンネルを出て熊野江川の左岸を走っていると熊野江大橋を渡って右岸に移り、河口部からは川を離れて西に進む。緩やかな勾配を上っていると旧道との交差点を通過した後に新須美江トンネルをくぐる。旧道の須美江隧道は新須美江トンネルの上にある。

102.宮崎r243須美江インター入口交差点 103.須美江家族旅行村の前を通る 104.新浦城トンネル
 新須美江トンネルからの勾配を下り切って平坦になると宮崎r243須美江インター入口交差点を通過する。右折して約1.5km走るとE10東九州道の須美江ICに行く事ができ、r243自体も須美江インター線という路線名であり、須美江ICに供用に伴って整備された県道である。須美江インター入口交差点を過ぎると大きく右にカーブして須美江家族旅行村の前を通る。その後は緩やかな勾配を上って新浦城トンネルをくぐる。

105.旧道(?)との交差点 106.浦尻川沿いを走る 107.浦城トンネルまで上り勾配
 浦城トンネルを出て緩やかな勾配を下っていると景色が開けた所で海沿いを通っている市道との交差点を通過する。折川内川に沿って走っていると宮崎r212交差点を通過し、その後は上り勾配となる。

108.登坂車線あり 109.浦城トンネル 110.本谷橋
 約600mの登坂車線区間は急なカーブも存在しているが、狭路ではないので走りにくさは感じない。2車線道路に戻った後に浦城トンネル、次いで川島トンネルをくぐる。沿線に家屋がなくバイパスといった感じであり、旧道は海沿いの宮崎r212だろう。

111.第二那智橋 112.杭が内谷川の流域を下る 113.宮崎r212川島町交差点
 川島トンネルを出てすぐに第二那智橋を左にカーブしながら通過し、その後那智橋を渡る。杭が内谷川に沿って緩やかな勾配を下り、視界が開けて集落に入った所で宮崎r212川島町交差点を通過する。その後は平坦な直線道路を快走する。

114.川島橋 115.無鹿橋 116.R10・R326交差点を左折
 左カーブを曲がって川島橋を渡り、無鹿橋で市道の上を通過する。大きく右にカーブした先でR10R326交差点に至る。案内標識にはR388のおにぎりは表記されていないが、左折して宮崎・日向方面に進む。同じく案内標識に表記されていないR326はR10の両方面に重複している。つまりこの交差点から先はR10・R326・R388の3国道重複区間である。

国道388号 part3