国道387号
part2

R442栃野交差点〜R210新長野交差点
日田市→
→小国町→
→九重町→玖珠町

66.日田市中津江村栃野 67.R442が重複している 68.交通量は少ない
 栃野交差点からはR442が重複した状態で旧中津江村の中心部の西端を走る。山間部の集落にしては沿線の家屋の数は多いものの勾配が急である。沿線の家屋が少なくなると勾配が緩やかになるがカーブは多い。

69.荒瀬隧道 70.大分r12交差点を右折
 左カーブを曲がって荒瀬隧道をくぐる。右側には小さな坑口のトンネルが見えるが、歩行者・自転車用のトンネルである。荒瀬隧道を出て左カーブの途中の大分r12交差点を右折して玖珠・小国方面に進む。新浦合橋の北詰でも交差、重複していたr12だが、この交差点から南が2ヶ所目の重複区間である。

71.法面小崩落箇所あり 72.新池ノ山橋 73.旧上津江村に入る
 大分r12交差点を右折してからは津江中学校の南を下って行く。法面が崩れている箇所を通り過ぎた後に勾配がなくなり新池ノ山橋で蜂の巣湖を渡って再び旧上津江村に入る。中津江村の境標識は“村”の字が消されていただけだったが、ここのものは“日田市上津江町”ときっちり修正されている(逆方向の走行の場合は2ヶ所とも“村”が消されているだけである)。新池ノ山橋の南詰で左急カーブを曲がるが、上津江と案内されている道路はr12であり、またしても短い重複区間が終わる。

74.小刻みなカーブが連続 75.熊本県小国町に入る 76.室原トンネル
 新池ノ山橋南詰の大分r12交差点からは小刻みなカーブが連続している2車線道路を走り、室原橋を渡って熊本県小国町に入る。下を流れている手水野川が県境の一部である。橋を渡り終えると上り勾配となり、右にカーブして室原集落の南を通過して室原トンネルをくぐる。

77.分かりにくいが支柱が曲がって傾いている 78.災害復旧工事のため片側交互通行規制中 79.熊本r137交差点
 室原トンネルからもバイパス然とした走りやすい2車線道路が続いている。災害復旧工事のため片側交互通行規制が敷かれている場所を通るが、崩落している場所の近くに家屋がある。上杉平川に架かる杉室橋を渡ってから熊本r137交差点を通過する。r137は路線名を上野田黒渕線と言って、大分県日田市上津江町上野田と熊本県小国町黒渕を結ぶ越県県道である。

80.杉ノ平トンネル 81.奥山集落 82.濃霧の中を走る
 緩やかなアップダウンとカーブの2車線道路を走っていると杉ノ平トンネルをくぐり、その後も2車線快走路を走る。グリーンロードと呼ばれる広域農道との交差点を通過して少し走るとやや急な右カーブを曲がる。

83.石尾トンネル 84.小国町の中心部に向かって下る 85.R212・R442交差点
 緩やかな上り勾配の神園橋を渡って石尾トンネルをくぐり、以降は小国町の中心部に向かって下って行く。左カーブの後に大きく右にカーブして若宮橋付近から勾配が落ち着く。平坦になってすぐにR212・R442交差点を通過する。R212とは交差するのみでR442の重複は続く。

86.熊本r178交差点を左折 87.道の駅「小国」 88.熊本r178交差点
 R212・R442交差点から約150mで熊本r178交差点を左折する。交差点の東には道の駅「小国」がある。この道の駅は1984年に廃止された国鉄宮原線の肥後小国駅跡に造られており、駅名標やレールの一部が残されている。その道の駅の直後に悠嶺橋を渡り、その後右にカーブしながらr178との2ヶ所目の交差点を通過する。

89.「上り7%勾配」 90.登坂車線 91.登坂車線が終わると下り勾配
 熊本r178交差点からは7%の勾配を上り、左カーブから登坂車線が設置されている。約900m走って峠部分を越えると登坂車線が終わって対面2車線道路に戻り、緩やかな勾配を下る。

92.R442交差点 93.蔵園集落 94.早くも鯉のぼりが設置されている
 緩やかな勾配の2車線道路を走っているとR442交差点を通過して単独区間になる。R442の重複が始まった栃野交差点からの距離は約13.0km、R212・R442交差点からは約2.1kmである。
 R442が分岐してからも整備された走りやすい2車線道路が続いている。緩やかにアップダウンしておりカーブも多いが、交通量が少ないせいもあって特段走りにくさは感じない。

95.熊本r318交差点 96.国鉄宮原線の北里駅跡の前を通る 97.北里川の流域を走る
 緩やかな右カーブを曲がっていると熊本r318交差点を通過してからr318の上を跨道橋を通過する。r318を少し進んだ所に北里橋梁があるがこれは国鉄宮原線の遺構のひとつである。r318交差点を過ぎてすぐに食事処と産直店があるが、かつて北里駅があった場所であり駅名標やホームが残されている。その後は北里川の流域を走るが川よりも高い位置を通っている。

98.登坂車線あり 99.芹原大橋 100.七曲トンネル
 山川集落に向かう町道との交差点を通過してから程なくして登坂車線が現れる。登坂車線の前後で国鉄宮原線が国道を横切っていたが、30年以上前に廃線になった事もあってその痕跡は確認できなかった。登坂車線が終わってからも上り勾配が続いており、芹原大橋を渡った後に七曲トンネルをくぐる。

101.煙は温泉の湯気か? 102.大分県九重町に入る 103.大分r704交差点
 七曲トンネルを出てからもさらに上り勾配が続いている。道路脇から煙のようなものが上がっているのが確認できるが、これは温泉の湯気だろうか。上りから下りに転ずる所で県境を大分県九重町に入り、すぐに大分r704交差点を通過する。

104.平日なのに多くの車が停まっていた 105.路盤崩落のため片側交互通行規制中 106.狭路区間が始まる
 大分r704交差点からはごく緩やかな下り勾配の2車線道路を走る。交通量も少なく非常に走りやすい道路状況だが、走行した日は(2021年3月30日)は路盤が崩落した場所があり片側交互通行規制が敷かれていた。川底集落に入ると幅員減少の標識や路面標示が現れて道幅が狭くなる事が分かる。

107.強烈に狭い訳ではない 108.拡幅工事が進行中 109.桐木集落
 狭路と言っても強烈に狭い訳ではなく1.8〜2.0車線程度の道幅は確保されている。この狭路区間の全てが道路改良工事に伴う片側交互通行規制に含まれていたため対向車を気にせずに走行する事ができた。工事箇所を過ぎるとセンターライン付きの2車線道路になるが、すぐに道幅が狭くなってしまう。とは言うもののこちらも1.8車線程度は確保されている。

110.九重町菅原 111.大分r680交差点 112.宝泉寺大橋と生竜トンネル
 2ヶ所の狭路区間を通り過ぎると2車線快走路に戻る。町田川の流域を快走していると大分r680交差点を通過する。交差点から北は国鉄宮原線が並走していた区間だが、おそらく国道が拡幅された際に道路用地に転用された箇所も多いと思われる。旧道と思われる町道との交差点を通過して緩やかな左カーブを曲がってから宝泉寺大橋を渡って生竜トンネルをくぐる。

113.沿線には桜並木 114.柚ノ木トンネル 115.法面崩落のため片側交互通行規制中
 生竜トンネルからも走りやすい2車線道路が続いている。町田川よりも少し高い位置を走っており、川沿いの旧道や集落を見下ろす形になる。柚ノ木トンネルを出て少し走ると法面崩落のため片側交互通行規制されている箇所を通過する。これまでに複数の通行規制区間があったが、おそらく2020年の台風による被災と思われる(9月6日の台風10号か?)。

116.町田川より少し高い位置を走る 117.大分r681新引治交差点 118.富迫トンネル
 町田川の西側の高台を快走していると大分r681新引治交差点を通過して富迫トンネルをくぐる。国鉄宮原線跡が転用されてバイパスになっていると思われるが、富迫トンネルも元々は鉄道のトンネルだったと思われる。ただし、拡幅される以前の面影は一切残っていない。

119.旧道と合流 120.川沿いの1.5車線幅道路 121.河川敷の工事は災害復旧か
 富迫トンネルを出て少し走ると右側から旧道が合流してくる。合流してからしばらくはセンターライン付きの2車線道路だが、玖珠川沿いになると同時に1.8〜2.0車線幅と少々狭くなってしまう。川の反対の山側には土石流らしき痕も確認でき、河川敷では重機が動いていたが、災害復旧なのか拡幅工事なのかまでは分からない。

122.道路状況の割に交通量は多い 123.R210栗野交差点を左折
 道幅が狭い割に交通量の多く、大型トラックの通行もある。玖珠川を挟むようにして並走していたR210と栗野交差点で交差する。R387は道なりに進むように左折して日田方面に向かう。R210大分方面からR387への左折はかなり鋭角だが、大型車両を含めて左折は禁止されていない。

124.E34大分道の玖珠ICまで5km 125.玖珠町に入る 126.R210・R387重複区間
 栗野交差点からはR210との重複区間となるせいか交通量が一気に増大する。町道との恵良交差点の直後に町境を越えて玖珠町に入る。交通量は多いままで、徐々に沿線に建物が増えていく。

127.家屋と商業施設が混在 128.R210新長野交差点を右折
 栗野交差点から約3.1km走ると新長野交差点に至り、右折して中津・耶馬渓方面に進んでR210との短い重複区間が終わる。E34大分道の玖珠ICを結ぶルートに当たるため右折する車両も少なくない。

国道387号 part3