国道384号
part3

福江港〜長崎r27交差点
五島市

78.福江港に入港 79.福江港ターミナルビル
 15:15に出港したフェリーは16:20に福江港に到着。30kmの距離を約1時間で結んでいる。前述のとおり長崎港を経由しているため、佐世保港〜有川港間の便よりも多くの乗客がいた。
 福江港に到着してからも日没までまだ時間が残っているが、国道走行は翌日にして適当に島を回った後に道の駅「遣唐使ふるさと館」で車中泊を敢行。駐車場の街灯が消されており、自販機と公衆電話の明かりのみという真っ暗な状態でした。

80.フェリー乗場の出口にR384の案内あり 81.本来の福江港端点はターミナル前交差点
 R384の福江港側端点はフェリー乗場に隣接している。ウォッちずでは乗場の入口に当たるターミナル前交差点から国道となっているが、現地の案内標識では出口の交差点の案内標識にR384のおにぎりが表記されている。これはフェリーで下船した車両に対して分かりやすいようにとの配慮だろう。ターミナル前交差点に案内標識は設置されていないが、逆方向から交差点に進入した場合は設置されている。

82.富江方面の車線だけが広い 83.市道(長崎r49?)東浜交差点を左折
 ターミナル前交差点からは富江方面の車線だけ広くなるが、約100m先の東浜交差点を左折しなければならない。東浜交差点を直進すると市道を経て約100m先から長崎r49になる。この100mが県道に指定されていない理由は不明である。

84.裁判所前交差点 85.長崎r165壕端前交差点 86.長崎r63交差点
 東浜交差点からは五島市の中心部を通り抜けており沿線には建物が密集している。非常に緩やかな上り勾配となっているが、車であれば特に意識する必要はないだろう。石田城跡の西端で長崎r165壕端前交差点を通過すると沿線の建物が少なくなっていく。緩やかな右カーブを曲がった先で長崎r63交差点を通過する。r63は延長こそ3km程度と短いが、福江空港と市街地を結ぶ(空)港県道である。

87.長崎r49交差点 88.長崎r49三尾野町交差点 89.大正橋
 長崎r63交差点のすぐ先で長崎r49交差点を通過する。r49はR384の西側を並走するルートで市街地を通り抜けてきている。r49交差点から100mも走らないうちに三尾野町交差点を通過してr49が分岐する。r49に富江と案内されている事からも分かるとおり、富江港に行くのであればR384よりもr49の方がかなり距離が短く早く着く事ができる。道路状況も決して劣悪ではない。
 三尾野町交差点の直後に福江川に架かる大正橋を渡り、緩やかな勾配を上って行く。長崎r27交差点を過ぎると下りとなり、以降は緩やかにアップダウンしている。

90.早朝にもかかわらず交通量が多い 91.民家1軒分の狭路箇所あり 92.五島市吉久木町
 時間帯の割に交通量の多い2車線道路を西の方角に向かって走る。市街地からの緩やかな上り勾配が続いているが、カーブがほとんどなく直線基調なので概ね走りやすい道路状況である。五島中央病院交差点の手前にセンターラインはあるものの車線幅が狭くなっている箇所がある。五島中央病院交差点からは緩やかにアップダウンしている。

93.ショッピングモールの前を通過 94.沿線の建物が少なくなる 95.福江川以降は上り勾配
 五島中央病院交差点から程なくして五島シティモールを通過する。五島市で唯一のショッピングモールであり、近くには24時間営業のファミリーレストランもある。ショッピングモールを過ぎてからは沿線の建物がさらに少なくなり長閑な風景になる。緩やかに下っていた道路が平坦になり、福江川を渡ると上り勾配になる。

96.大曲トンネル 97.交通量はだいぶ少なくなっている 98.旧岐宿町に入る
 緩やかな勾配を上っていると大曲トンネルをくぐり、以降は緩やかな勾配を下って行く。周囲に集落のない山間部を走っており、多かった交通量もここまで来ればかなり少なくなっている。直線道路を下っていると旧岐宿町に入る。新上五島町の境標識は“町”が消されていたが、五島市ではそのまま残されている。

99.旧道との交差点を通過 100.アップダウンしている快走路 101.長崎r162交差点
 旧町境からの下り勾配が平坦になり、新大曲大橋を渡った先を右にカーブしながら町道との交差点を通過する。この町道は大坂峠を越えており、大曲トンネルの旧道を含んでいる。旧道との交差点からは一ノ河川の左岸を走っているが、川よりも高い位置を走っているため川沿いというイメージは薄い。視界が開けると岐宿町河務集落に差し掛かり、海の近くで長崎r162交差点を通過して左にカーブする。

102.海沿いだがアップダウンあり 103.鰐川橋 104.長崎r31交差点
 長崎r162交差点からは海沿いを走っているが、樹木などに視界を遮られるため海面が見える場所は少なく海沿いを走っているという感覚ではない。アップダウンとカーブを繰り返しながら2車線道路を走っているとやや急な勾配を下った後に平坦な鰐川橋を渡る。その後は勾配を上っていると頂点部分で長崎r31交差点を通過する。交差点に対してR384の両方向が勾配となっており直線ながら見通しが悪い。この交差点を左折するとR384より短い距離で富江港に行く事ができるが、一部山岳狭路区間がある。右折すると旧岐宿町の中心部がある。

105.長崎r31交差点以降は平坦 106.カトリック水の浦教会が見える 107.岐宿水ノ浦憩いの広場
 長崎r31交差点からはほぼ平坦な2車線道路を走る。水ノ浦集落で下り勾配となりカトリック水の浦教会付近からは海沿いを走る。旧道を流用した岐宿水ノ浦憩いの広場から海を見下ろす事ができる。

108.内陸に造られたバイパスを快走 109.川原浦トンネル 110.海沿いの低い位置を走る
 岐宿水の浦憩いの広場からは内陸に造られたバイパスを走っているため直線的で非常に走りやすい。海沿いの旧道も通行できそうだが、そちらは1.5〜1.8車線の狭路である。ただし海を見ながらのドライブであれば旧道の方が良いだろう。川原浦トンネルを出て左にカーブすると海沿いを走る。と言っても湾の最奥付近なので海沿いという印象は薄い。

111.神崎橋 112.五島市岐宿町川原 113.大川原トンネル
 大きく左にカーブした後に小川原川と大川原川をそれぞれ神崎橋と川原橋で渡る。神崎橋の北東には五島南高校がある。名称に“南”と入っているが、福江島単独で見た場合は北に位置している。その後は岐宿町川原集落の北部の山裾を走り、集落が途切れるとほぼ同時に大川原トンネルをくぐる。

114.旧道との交差点 115.打折第3トンネル 116.白良ヶ浜トンネル
 大川原トンネルを出てすぐに右側に道路が交差しているが、これはこれから通るトンネル群の旧道である。小さい看板に「打折峠↑」とあったので現在でも通行できると思われる。旧道との交差点から程なくして左にカーブして打折第3トンネルに入り、次いで打折第2トンネル、打折第1トンネルをくぐり、最後に白良ヶ浜トンネルをくぐる。それぞれのトンネル間の距離は短いが、打折第2トンネルと第1トンネルの間と第1トンネルと白良ヶ浜トンネルの間には旧道がインター形式で接続している。なお、白良ヶ浜トンネルが旧岐宿町と旧三井楽町の境であった。

117.白良ヶ浜万葉公園を通過 118.長崎r233交差点 119.道の駅「遣唐使ふるさと館」
 白良ヶ浜トンネルを出て緩やかな勾配を下っていると旧道との交差点を通過し、平坦になった所で白良ヶ浜万葉公園の前を通過する。公園の東部、白良ヶ浜トンネル寄りには無料で利用できる公衆トイレ付の駐車場が設置されている。
 万葉公園を通過してすぐに長崎r233交差点を通過し、その直後に新征淵橋を渡って道の駅「遣唐使ふるさと館」を通過する。離島の多い長崎県において、唯一離島に置かれた道の駅である(2017年9月現在)。なお、道の駅にはr233からも出入りできる。

120.アップダウンを繰り返す快走路 121."飛行場"を通過 122.カトリック貝津教会の近くを通過
 道の駅からは標高30〜40m前後をアップダウンしている2車線道路を走る。交通量は少なく周辺には田畑が広がっているため見通しが良く非常に走りやすい。長崎r233交差点から約2.1kmで地図に飛行場と書かれた場所の東端を通過する。飛行場と言っても草地であり、航空自衛隊福江島分屯基地が管理している施設である(近年は使用されていない?)。その後も緩やかにアップダウンしている2車線道路を快走する。

123.長崎r233交差点 124.高浜トンネル 125.高浜海水浴場を見下ろす
 やや長い勾配を下っていると緩やかに左にカーブしながら長崎r233を通過する。内陸部を走っているR384に対してr233は概ね海沿いを走っている県道である。貝津集落を過ぎると緩やかな勾配を上り高浜トンネルをくぐる。トンネルを出ると高浜海水浴場のすぐ傍を通る。海水浴場の前後はやや急な勾配となっている。

126.旧玉之浦町に入る 127.頓泊トンネル 128.頓泊海水浴場へは右折
 頓泊海水浴場を通過して上り勾配になった所で旧玉之浦町に入る。その後も上り勾配が続いており、頓泊トンネルをくぐると下りに転ずる。トンネルからの勾配を下り切った所で頓泊海水浴場への道路との交差点を通過して再び上り勾配になる。高浜海水浴場とともに国道のすぐ近くに海水浴場があるため、夏季はかなり混雑すると思われる。

129.緩やかな上り勾配 130.丹奈トンネル 131.山間部だが快走路
 緩やかだが長い勾配を上っていると丹奈トンネルをくぐる。旧道らしきものが見当たらないため、トンネルが共用されるまでは分断区間だったのかもしれない。トンネルを出た後は丹奈川の流域を走り、大きく左にカーブして丹奈集落の東を通過する。R384の沿線に家屋はなく丹奈川の対岸にある。

132.清水坂トンネル 133.丹奈岬トンネル 134.荒川トンネル
 丹奈集落を通り過ぎると清水坂トンネルをくぐり、次いで丹奈岬トンネル、荒川トンネルを次々に通過していく。それぞれの旧道も通行できそうだが、路肩に雑草が生い茂っており通り抜けられるかは不明である。

135.五島市玉之浦町荒川 136.湾沿いを走る 137.長崎r27交差点を右折
 荒川トンネルを出ると海沿いを走っているが、これまでの海沿い区間と同様に湾となっているので海沿い感は薄い。七岳川の河口付近で大きく右にカーブした後はカーブの多い状態を走る。荒川川の河口の近くで長崎r27交差点に突き当たり、右折して玉之浦・大宝方面に進む。r27には福江と案内されている事からも分かるが、R384よりも短い距離で福江〜荒川間を結んでいる。

国道384号 part4