国道383号
part1

R202二里大橋交差点〜R204平戸大橋入口交差点
伊万里市→
→松浦市→平戸市

1.R202・R204・R498二里大橋交差点 2.おにぎりはR204のみ 3.R204現道との川西交差点
 佐賀県の西部に位置する伊万里市の中心部に近いR202R204R498二里大橋交差点がR383の終点だが、R204に重複しているため案内標識にR383のおにぎりは表記されていない。佐世保方面はR498の単独区間だが、福岡・唐津方面はR202・R204・R498が重複している。なお、案内標識に表記されているR498の国見有料道路は2007年に無料化されている。
 二里大橋交差点からは片側2車線の幹線道路然とした道路を有田川に沿って北上する。早朝と言える時間帯にもかかわらず交通量は非常に多い。約400m走ると川西交差点を通過するが、右折の唐津・福島方面はR204の現道である。ウォッちずでは国道扱いされているものの案内標識からはおにぎりが消されていた。

4.松浦鉄道西九州線 5.中央分離帯の植栽がなくなる 6.佐賀r5楠久津交差点
 川西交差点からも片側2車線道路が続いているが、松浦鉄道西九州線のガードをくぐった先からは中央分離帯の植生がなくなる。やや流れの悪い片側2車線道路を走っていると佐賀r5楠久津交差点を通過するが、ここで右側車線が右折専用車線になってしまう。国道トレースは左側車線を走っていなければならない。

7.楠久津交差点以降は対面2車線 8.ローカル国道ながら交通量は多め 9.伊万里市山代町久原
 楠久津交差点を過ぎると対面2車線道路となるが、多くの車両が楠久津交差点を右折して市道に進んでいるため交通量は減少している。佐賀r242楠久交差点を通過してから少し走ると松浦鉄道をオーバーパスして右カーブを通過する。その後は松浦鉄道の西側を北上するが、家屋が密集している集落も通っており乗用車ならともかく大型トラックだと走りにくく感じるかもしれない。

10.R499西九州道・山代久原IC 11.松浦鉄道が並走 12.伊万里湾に沿って走る
 楠久津交差点から約4.5kmで西九州道の山代久原ICを通過する。この西九州道はR497でもあり福岡県福岡市から北松浦半島や長崎県佐世保市を経て佐賀県武雄市の武雄JCTに至る高規格道路である。ただし、2015年11月現在は全線開通には至っておらず一部区間だけが供用されている。山代久原ICもひとつ北の今福ICまでの区間のみ供用されている。
 西九州道が無料で通行できるため一区間だけとは言え左折して西九州道に進む車両が多く、直進してR383(実質R204)に進む車両はさほど多くない。波瀬駅の北で松浦鉄道をオーバーパスして線路と海に挟まれた状態を走る。

13.佐代川橋 14.福島口駅付近からは上り勾配 15.長崎県松浦市に入る
 佐賀r243交差点を通過してから浦ノ崎駅の東を通過し、直後に佐賀r316交差点を通過する。その先で佐代川橋を渡り、福島口駅付近から上り勾配となる。勾配の途中で県境を通過して長崎県松浦市に入る。峠でも河川でもない場所が県境となっており、境標識がなければ県境とは思えない風景である。

16.「西九州自動車道の整備促進!!」 17.松浦市今福町東免 18.海岸線沿いを走る
 長崎県に入ってからしばらく走ると勾配がなくなり平坦になるが、急なカーブが多い区間を走る。視界が開けると集落に入り、やや急な勾配を下り人柱橋辺りからは海面との高低差もほとんどなくなる。

19.西九州道・今福IC、長崎r146今福交差点を右折 20.長崎r146浦交差点 21.再び海沿いを走る
 左カーブを曲がって海岸から離れて内陸に少し進むと西九州道(R497)の今福ICに接続している長崎r146今福交差点を右折する。前述の通り、西九州道は山代久原IC〜今福ICの一区間しか開通しておらず、山代久原ICに入った全ての車両が今福ICで出てくる事になる。今福ICの供用開始に伴って交差点も整備されたと思われるが、R383(実質R204)の伊万里方面から来た場合は右折矢印信号がないため、今福ICからの車両の数によっては数台しか右折できない事も考えられる。
 今福ICからは旧今福町の中心部を通っており若干の狭苦しさを感じる2車線道路である。長崎r146浦交差点を通過して少し走ると市街地を抜けて海沿いを走るようになる。交通量はそれなりに多いが流れは良い。

22.長崎県においてもおにぎりはR204のみ 23.道路公園=小規模な駐車場 24.松浦市調川町下免
 旧今福町の市街地を離れると沿線の建物がなくなり、勾配を上って海面との高低差が生じる。そのため海岸線に沿って走っていながら海が見える場所は少ない。また、この区間は松浦鉄道も海岸線に沿って走っており、跨線橋でオーバーパスする場所が1ヶ所ある。前浜駅付近で平尾川を渡る辺りの標高は低くなるが、川を過ぎれば上り勾配となる。

25.工場の巨大クレーンが見える 26.右側には松浦鉄道が近接 27.松浦バイパスとの別荘踏切交差点を直進
 調川港の工場の巨大クレーンを視界に入れながらカーブが多くアップダウンしている2車線道路を走る。調川を渡って松浦鉄道を並走して走っていると松浦バイパスとの別荘踏切交差点に至る。右折がバイパスなのだが、交差点の名称が示す通り踏切が近接しており右折しづらい交差点と言える。バイパスと現道が並走している場合は道なりに走っていればバイパスに進んでしまう構造の交差点が多いが、別荘踏切交差点は道なりに走ると現道へ進んでしまう。今回は直進して現道を走る。

28.現道と言えど特別狭い訳ではない 29.市道との交差点を右折 30.松浦市の市街地は大型貨物車両通行禁止
 別荘踏切交差点からは現道を走るが、これまでと同じ2車線道路が続いており特別狭い訳ではない。松浦市の市街地を通っているせいもあって交通量も多い。右側を並走していた松浦鉄道が離れて松浦市役所方面に進んでいると市役所の手前で市道との交差点を右折する。案内標識では道なりに右折すれば国道をトレースできるかのように描かれているが、実際は右折車線に進んで普通に右折しなければならない。この市道との交差点からは大型貨物車と大型バス(路線バスを除く)の通行が禁止されている区間で、道路両側に店舗兼住宅が建ち並んでいる。

31.鹿爪橋 32.松浦バイパスとの松浦バイパス入口交差点
 長崎r11蓮田橋交差点を通過して右にカーブした先で鹿爪橋を渡り、西詰で長崎r40・r144鹿爪橋交差点を右にカーブしながら通過する。そのすぐ先で松浦鉄道のガードをくぐり、山裾の2車線道路を走っていると松浦バイパスとの松浦バイパス入口交差点を通過する。こちらの交差点も道なりに走っていれば現道を走る構造である。交差点からバイパスに入った所に道の駅「松浦海のふるさと館」がある。

33.海岸に近いがアップダウンが多い 34.左側には松浦鉄道 35.海沿い感が感じられない
 松浦バイパス入口交差点からは現道とバイパスとの並走状態が解消されるせいもあって交通量が増加する。とは言っても大都市圏ではないので一般的に言えば少ないと言える範疇かもしれない。松浦火力発電所付近は内陸を走っているが、発電所を過ぎると沿岸部を走る。しかし海面から見て高い位置を走っている事もあって海が見える場所がほとんどなくシーサイド国道と言われてもピンとこない。

36.松浦市御厨町里免 37.「平戸14km 田平10km」 38.交通量は意外に多いが流れは良好
 長崎r256星鹿入口交差点を通過して左にカーブした先で長崎r61御厨交差点を通過する。星鹿半島の付け根を松浦鉄道と並走して走り、御厨駅の北を通過する。その後はアップダウンしながら2車線道路を西進する。交通量は意外に多いものの信号機付きの交差点が少ないため流れは良好である。

39.長崎r228交差点 40.平戸市に入る 41.東田平駅の東側を通過
 松浦鉄道と並走する2車線道路を走っていると長崎r228との交差点を通過し、その先の坂瀬川を渡ると平戸市に入る。坂瀬川は決して大きな川ではないが上流には佐世保市と平戸市の境となっている部分もある。平戸市に入ってからもアップダウンを繰り返す2車線道路が続いている。急なカーブもいくつかあるが交通量は少なく概ね走りやすと言える道路状況である。

42.平戸市にも西九州道の整備促進を促す看板あり 43.旧田平町の市街地に差し掛かる 44.長崎r230田平港入口交差点
 大崎半島の内陸部を松浦鉄道と並走しながらアップダウンのある2車線道路を走っていると沿線の家屋が増えてくる。田平郵便局を通り過ぎると左にカーブして旧田平町の中心部を走っていると長崎r230田平港入口交差点を通過する。

45.田平港入口交差点からは上り勾配 46.正面に見える赤いものは平戸大橋の主塔 47.R204平戸大橋入口交差点を右折
 田平港入口交差点からは上り勾配となり、沿線の家屋が途切れた辺りで前方に赤いものが見えてくるが、これから通行する平戸大橋である。やや急な左カーブの途中で平戸大橋入口交差点を右折してR204からようやく分岐して単独区間となる。交差点の北にR204とR383の串刺しおにぎりが立てられているが、R383の下には「ここまで」と書かれた補助標識が付けられている。この補助標識のおかげで平戸大橋入口交差点が終点と思ってしまっても何ら不思議はない。

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