国道381号
part3

R441交差点〜R56栄町港交差点
四万十市→
→松野町→鬼北町→宇和島市

128.高知r331交差点とJR予土線 129.R441重複後も快走路 130.「宇和島33km 広見19km」
 R441交差点を通過してすぐに高知r331交差点を通過し、その直後にJR予土線の下を通る。4.5mの制限高がある旨の警告がなされているが、それ以上の高さがあるように見える。また、r331は江川崎停車場線と言い、約600m先の広見川の対岸に江川崎駅がある。
 予土線の橋梁から程なくして家屋が途切れる。予土線とともに川沿いを走るという状況に変化はないが、隣を流れている川は四万十川ではなく支流の広見川である。沿っている川が異なっても走りやすい2車線道路は続く。

131.四万十市西土佐江川崎 132.おにぎりはR381のみ設置されている 133.川寄りには田畑、山寄りに家屋のパターンが多い
 家屋が点在する集落を通り抜けながら広見川の左岸を快走する。右岸にはJR予土線があり、西ヶ方駅付近に集落が存在する。西ヶ方駅の南に広見川に架かる市道の橋があるが、国道とは高低差があるため国道と平行に造られた坂を通る事になる。

134.愛媛県松野町に入る 135.予土国境厠処 136.「宇和島26km 広見13km」
 R441交差点から約5.1kmで県境を通過して愛媛県松野町に入る。峠でも河川でもない場所かつ、どちらの県にも家屋があるため県境感に薄い場所と言える。県境の愛媛県側には“予土国境厠処”という公衆トイレが設置されている。また県境付近から宇和島市までは26kmの距離がある。

137.幅員減少 138.2車線から1.0車線になる 139.大型車同士の離合は不可能
 愛媛県に入ってから約600m走ると幅員減少の警戒標識が立っており、その先で1車線分狭くなる。狭路区間の道幅は1.0〜1.5車線程度で、乗用車同士の離合も難しく、大型車同士であれば不可能と思われる。距離は500m弱とさほど長くない。

140.狭路区間は2ヶ所ある 141.ガードレールなし 142.2車線快走路区間に戻る
 センターラインが復活しても300m弱で2ヶ所目の狭路区間が始める。こちらは400m程度の距離である。合計900m程の狭路区間が残っているが、改良工事が行われているようなのでいずれは2車線快走路になると思われる。

143.愛媛r106交差点 144.左前方に町道の天神橋とJR予土線の橋が見える 145.R381・R441松野東バイパスとの交差点を左折して現道へ進む
 狭路区間を通り過ぎてからは広見川沿いの2車線快走路が続いている。四万十川に沿っている区間に比べて緩やかなカーブが多い。奥の川に架かる橋の北詰で愛媛r106交差点を通過する。r106は路線名を十和吉野線と言い、高知r106と同一の県道だが、分断区間が存在しているためR381の迂回路として利用できない。なお、分断区間は県境ではなく四万十町と四万十市の境を含む区間である。
 町道の真土橋の北詰を通過し、広見川に沿って真西の方角に走っていると前方に町道の天神橋とその奥にJR予土線の橋が見える。予土線が近接してきた所で松野東トンネルが見えてくる。その手前に交差点があるが、トンネルを含む松野東バイパスと現道との交差点である。ウォッちずでは現道もまだ国道扱いされているため、今回は左折して現道へと進んでいる。

146.センターラインがあるのは交差点付近だけ 147.左直角カーブ 148.JR予土線のトンネル上を通過
 バイパスとの交差点の直後こそセンターラインが描かれているが、すぐになくなって道幅も狭くなる。カーブを描く緩やかな上り勾配の1.5車線幅道路を走っていると峠部分を越えて下りに転ずる。その後左直角カーブを曲がった後に右直角カーブを曲がる。右直角カーブの手前の下にはJR予土線の吉野生トンネルが通っている。

149.家屋密集地の手前に短い2車線区間あり 150.家屋密集地の1.8車線幅道路 151.吉野橋
 視界が開けて吉野集落が見えた所でS字カーブを描きながら勾配を下る。このカーブの東側にだけセンターラインが描かれている。平坦になると家屋が密集した集落内を通っており、直線で見通しが良いものの制限速度は30km/hに設定されている。吉野集落の南西部で広見川にかかる吉野橋を渡る。下流側に歩行者用の橋が架けられているが、車用の橋は離合困難な幅しかない。

152.吉野橋の西で右直角カーブ 153.おにぎりが残っている 154.松野東バイパスに合流
 吉野橋を渡り終えた直後に右直角カーブを曲がるが、そこからはセンターライン付きの2車線道路になる。ウォッちずで現役扱いされている事もあっておにぎりも残っており、案内標識の中にもおにぎりが表記されている。その後、右にカーブした先で松野東バイパスとのT字路に突き当たる。案内標識は設置されていないが、左折する事でバイパスに合流できる。

155.祝井集落 156.愛媛r8交差点を右折
 バイパス合流後も2車線道路が続いている。左にカーブすると広見川を渡ってきたJR予土線が並走状態となり、山の間を通り抜けると愛媛r8交差点に至り、右折して宇和島方面に進む。直進は町道と思われるが、約1.4km先でR381に交差している事から旧道だと思われる。そのせいか、直進する車両も少なくない。

157.河後森跨線橋 158.河後森跨線橋は広見川も渡っている 159.道の駅「虹の森公園まつの」
 愛媛r8交差点を右折してすぐに上り勾配となり、JR予土線をオーバーパスし、やや急な勾配を下りながら広見川を渡る。予土線と広見川は河後森跨線橋というひとつの橋でそれらの上を通っている。
 河後森跨線橋からの左カーブを曲がった先には道の駅「虹の森公園まつの」があり、その北西端に愛媛r280が交差している。広見川の対岸、南側には松丸駅や松野町役場等がある町の中心部となっている。

160.夢の国大橋 161.桃源跨線橋 162.旧道との交差点
 道の駅から程なくして大きく左にカーブしながら緩やかな勾配を上り、夢の国大橋で広見川を渡る。橋を渡り終えると右にカーブしながらさらに勾配を上った後に桃源跨線橋でJR予土線を越える。跨線橋からの勾配を下り切った所に交差点があるが、左折して東進すると愛媛r8交差点に至る。

163.「これより先路面に溝あり 2輪車走行注意!!」 164.急カーブが連続している 165.「急勾配 steep slope」
 桃源跨線橋からしばらくは平坦な2車線道路だが、石内川から離れると同時に上り勾配となる。勾配自体はそれほど急ではないが、急カーブが多く集落内を通っている事もあってやや走りにくさを感じる。路面に排水用の溝が掘られており、2輪車の走行に注意を促す看板が設置されている。もっとも交通量が多いせいか、轍部分の溝はほとんど残っていなかった。
 勾配が若干緩やかになった所で町境を通過して鬼北町に入る。やや急な勾配を下るが、カーブは緩やかなので松野町側に比べると走りやすい。JR予土線が近付いてきた辺りで勾配がなくなって平坦になる。

166.R441交差点 167.やや急な勾配を上る 168.R320永野市交差点を左折
 平坦な2車線道路を走っていると出目駅の裏手を通過し、その直後にR441交差点を通過する。信号機や案内標識が設置されておらずソトバだけなので非常に分かりにくい交差点である。四万十市でR441が重複してからの距離は約18kmである。
 R441交差点からは直線的ながらやや急な勾配を上り、上り切った所で道の駅「広見森の三角ぼうし」に隣接するR320永野市交差点に突き当たる。左右どちらもR320のおにぎりしか表記されていないが、R381は左折の宇和島方面に重複している。この交差点から終点の栄町港交差点までの区間は全てR320との重複区間であって、この交差点がR381の実質的な終点と言える。なお、左折にR441野村と案内されているが、これはR320(R381重複)、R56、愛媛r29を経由するルートを想定していると思われる。

169.愛媛r57交差点 170.愛媛r316交差点 171.おにぎりはR320のみ
 永野市交差点からはR320との重複区間を宇和島方面に向かって走る。やや交通量の多い2車線道路を走っていると愛媛r57交差点を通過し、さらに少し走った所で愛媛r316交差点を通過する。r57は路線名を広見三間宇和島線と行って、宇和島市に行く事ができるが旧三間町を経由しているため遠回りなルートとなっている。

172.緩やかなアップダウンとカーブの快走路 173.成川渓谷へは左折 174.排水溝あり
 ごく緩やかにアップダウンしている2車線快走路を淡々と走る。前述のとおり、交通量はやや多いが信号機や急なカーブも少なく流れは良好である。奈良集落を過ぎると沿線の家屋が少なくなり、成川集落以降には若干急なカーブも存在している。

175.長閑な風景だが交通量多し 176.右の道路は旧道 177.宇和島市に入る
 沿線の家屋が少なくなっていくものの宇和島市の市街地に向かうルートとあって交通量は少なくない。水分集落の西ではやや急な勾配を下る。旧道の方の勾配がやや緩やかに見えるが、ヘアピンカーブがあるため線形としては改良されている。ちなみに水分という集落の名称が示す通り、分水嶺である。東に流れる奈良川は四万十川水系で、西に流れるのは須賀川水系の本流である。須賀川の左岸を走っていると市町境を通過して宇和島市に入る。

178.緩やかな下り勾配が続く 179.鮎返隧道 180.新折付橋
 宇和島市に入ってからは須賀川ダム湖の南側を緩やかに下って行く。小さなダム湖畔でありカーブは少ない。鮎返隧道を通過し、やや急な勾配を下った先で新折付橋を渡、西詰で右の急カーブを曲がる。さらに左、右と急カーブを曲がって須賀川ダムの南を通過する。

181.柿原トンネル 182.丸穂トンネル 183.天神トンネル
 須賀川ダムを過ぎてすぐに左カーブを曲がり、やや急な勾配を下っていると柿原トンネルに入る。その後、丸穂トンネルと天神トンネルを相次いで通過する。3つ連続して500m弱〜1000m超のトンネルがあるが。宇和島市の市街地に近い場所であり、天神トンネルに関しては坑口付近の上に家屋が建っている。

184.市道との交差点を道なりに左へ進む 185.宇和島駅前は4車線 186.R56・R320・愛媛r268栄町港交差点
 天神トンネルを出ると視界が開け、やや急な勾配を下る。市道との交差点を左にカーブしながら通過するが、すぐ北にはJR予土線・予讃線の宇和島駅がある。駅前から車線が増えて4車線道路になり、緩やかな右カーブからはさらに片側3車線道路になる。しかし駅前から約400m走った所で終点のR56・R320・愛媛r268栄町港交差点に至り、R381のトレースは終了する。R320は左斜め前方の道路と案内されているが、左折のR56四万十市方面にも現道として重複しており、起点のある高知県宿毛市まで全てR56に重複している。