国道376号
part2

R489米光交差点〜R2西長野郵便局前交差点
周南市→岩国市

45.「岩国74km 周東45km 鹿野27km」 46.山口r321交差点 47.山間部の快走路
 R489米光交差点からも走りやすい2車線道路が続いている。程なくして長野橋を渡って島地川の左岸に戻り、大きく右にカーブした後に山口r321交差点を通過する。右岸には市道が通っており沿線に集落がある事からおそらく旧道と推測される。

48.並走している市道との交差点 49.周南市高瀬 50.山口r180交差点
 中村橋を渡って島地川の右岸に移り、右カーブを曲がってから小原橋と大原橋を渡って右岸と左岸を行き来する。島地川から離れて殿明集落を走っていると山口r180が交差しているヘアピンカーブを曲がる。

51.センターラインが完全に消えていた 52.山岳部ながら整備されている 53.通行止だったと思われる区間を通る
 山口r180交差点を過ぎた直後はセンターラインがなくなるが、これは経年劣化でラインが消えてしまっただけで2車線道路である。殿明集落の橋で高瀬二号橋を渡ると集落が途切れて山岳部に入る。カーブは多くなるものの勾配は比較的緩やかでセンターライン付きの2車線道路とあって走りにくさはさほど感じない。ずれた位置にあるラインが消された痕が確認できるが、おそらく2020年7月の集中豪雨で発生した通行止が解除された後の片側交互通行規制時の名残と思われる。なお、通行止から片側交互通行に移行したのは2年余りが経過した2022年11月である。

54.右直角カーブを曲がる 55.島地川ダム 56.ダムの東も右直角カーブ
 島地川ダムの西で右直角カーブを曲がってダムの天端を通り、東でも右直角カーブを曲がる。ダムの西側には案内標識が設置されていないが、交差点の路側帯を示す破線がかろうじて見えるため右に進む事が分かるだろう。逆方向の走行であれば手前に案内標識とともにおにぎり下の補助矢印標識で左に進む事が分かる。

57.高瀬トンネル 58.大崩隧道 59.新畑川の流域を下る
 島地川ダム以降は島地川の右岸を走るが、100mを超える高低差があるため川は全く見えない。高瀬トンネル、大崩隧道をくぐった後に島地川から離れて大崩集落を通る。集落の家屋のほぼ全てが国道から少し入った市道沿いにあるため集落を通っている雰囲気は薄い。

60.道路沿いの家屋はほとんどない 61.大道理トンネル 62.山口r3瀬戸兼交差点を左折
 新畑川流域に入ると谷が開ける。家屋が点在する集落を通り抜けているが大崩集落と同様に国道沿線の家屋は少ない。大道理トンネルを抜けてからは沿線の家屋が増えるものの密集とまでは言えない。
 山口r3との信号機のない交差点を通過して緩やかな右カーブを曲がった先のr3瀬戸兼交差点を左折して岩国・周南市街方面に向かう。前述のとおり直進の新南陽市は平成の大合併で周南市の一部になっている。「周南市街」は修正された痕が確認できるが、以前は「徳山」だったと考えられる。

63.瀬戸兼交差点からは上り勾配 64.名もなき峠を越える 65.R315長穂交差点を右折
 瀬戸兼交差点からは上り勾配となるが、対面2車線道路という状況に変化はなく走りやすい。旧道沿いに家屋のある大久保集落の東端で峠部分を越えて下った先でR315長穂交差点に突き当たる。案内標識にR376のおにぎりは表記されていないが、右折してR315との重複区間を周南市街・岩国方面に進む。

66.長穂交差点以降も下り勾配 67.交通量は多くない 68.旧道(?)との交差点
 長穂交差点でR315との重複区間になってからも緩やかな下り勾配が続いている。東西方向のR376と南北方向のR315が重複しているが、交通量はさほど増えず走りやすい状態である。新徳山変電所付近を通り過ぎると比較的開けた場所を走り、左折専用車線が設置された交差点を通過する。300m手前の案内標識では左斜め前方に分岐するかのように描かれている事から旧道ではないかと思われる。

69.R315・R434丸児交差点 70.R434重複区間 71.R434・山口r41交差点
 長穂交差点から約4.3km走るとR315・R434丸児交差点に至り、左折して岩国・錦方面に進む。案内標識におにぎりが表記されていないR434はR315周南市街方面とR376岩国方面に重複している。
 丸児交差点からは緩やかな上り勾配の2車線道路を走る。バイパスとして造られた区間で沿線の建物は少ない。峠部分を越えて緩やかな勾配を下った先でR434・山口r41交差点を通過する。ここでR434が錦・須金方面に分岐する。R434との重複区間は1.4km程度と短い。

72.緩やかなアップダウンのある快走路 73.旧道との交差点 74.山間部も快走可能
 丸児交差点以降はもバイパス区間は続く。旧道らしき市道との交差点を過ぎてからもセンターライン付きの2車線道路のままであり走りやすい道路状況である。大久保集落を過ぎると歩道がなくなり山間部に入るためカーブが多くなるが走りにくく感じる程ではない。

75.「岩国45km 周東13km」 76.交通量は少ない 77.山口r8交差点を左折
 緩やかな右カーブを曲がって山口r8・r139中須交差点を通過する。交差点直後の案内標識に岩国まで45km、周東まで13kmとなっている。R436の終点は岩国市であるが、平成の大合併以前は周東町だった場所であり、終点までの距離は45kmではなく13kmの方が数字としてはより正確である。沿線に建物がほとんどない状態を走っているとr8交差点を左折して岩国方面へ進む。

78.歩道はないが快走できる 79.周南市八代 80.山口r140交差点
 山口r8交差点からは緩やかな上り勾配となる。しばらく集落のない中を走っているが、阿田川を渡った先で下須野河内集落を通り抜ける。センターラインが消えかけている2車線道路を走っていると山口r140交差点を通過する。案内標識は設置されているがヘキサが表記されていないせいもあって県道が交差しているようには見え難い。南の八代方面、北の獺越方面ともに案内されている地名までの区間に1.0車線幅の狭路が存在している。

81.市境に向かって上って行く 82.高后岩集落 83.ひよぢトンネル
 山口r140交差点から緩やかな勾配を上り、名もなき峠を越えて下りに転じた直後に市境を越えて岩国市に入る。緩やかなカーブが連続する2車線道路を走っていると早くも最初の集落が通り抜けてひよぢトンネルをくぐる。トンネルの名称は地名の“樋余地”が読みにくいため平仮名にしているものと思われる。

84.「上り7%勾配」 85.「下り7%勾配」 86.眺望が開ける場所もある
 ひよぢトンネルからは勾配がややきつくなると同時に急なカーブが増える。とは言うものの交通量は少なくセンターライン付きの2車線道路なので走りにくく感じる道路状況ではない。

87.急カーブもあるが概ね走りやすい 88.明神橋 89.山口r142交差点
 曲線半径が大きめのヘアピンカーブを曲り、さらに左カーブを曲がると視界が広がり集落が見えてくるが勾配がややきつくなる。山口r142の上を明神橋で越えて右カーブを曲がった先でr142交差点を通過する。

90.長野大橋 91.「下り7%勾配」 92.R2西長野郵便局前交差点
 山口r142交差点を過ぎてすぐに7%の下り勾配が始まる。酒造会社の前を通り過ぎてから長野大橋を渡る。橋上からは右前方に集落が確認でき、高低差がかなりある事が分かる。
 左にカーブしてから大きく右にカーブして勾配を下り切った所でR2西長野郵便局前交差点に突き当たる。岩国市の市街地からは20km以上離れたこの交差点がR376の終点である。前述のとおり、岩国市の市街地からは離れているが、制定された当時の周東町の市街地からの距離は4km程度と近い。