国道371号
part5

R311来栖川交差点〜田辺市(旧大塔村)側端点
田辺市

202.石船川沿いを走る 203.対岸の法面が崩落 204.下谷トンネル
 R311来栖川交差点からしばらくは石船川に沿った2車線快走路を走る。熊野古道の滝尻王子に近いため、公衆トイレを備えた駐車場や資料館がある。右にカーブして下谷1号橋を渡って下谷トンネルをくぐる。

205.「幅員減少注意」 206.強烈な狭さという訳ではない 207.八柱神社
 石船川の流域を走っていると下谷3号橋を渡り、その直後にセンターラインがなくなって道幅も狭くなる。同時にカーブが多くなるため見通しも悪くなる。集落をつなぐ狭路を走っていると中村集落で八柱神社を通過する。

208.酷道の雰囲気が色濃い 209.地ヶ谷橋 210.地蔵峠
 中村集落からは道幅がさらに狭くなって1.0〜1.5車線幅道路になる。法面はもちろんのこと舗装面にも苔むした場所が存在している。これだけ見ると交通量は少なそうだが、奥に複数の集落があるため意外に多くの対向車に出くわす。地ヶ谷橋を渡ると集落が途切れ、緩やかな勾配を上った先で地蔵峠を越える。

211.中切集落 212.R371は道なりに右方向へ進む 213.「本宮・平瀬」
 地蔵峠から下っていると程なくして串崎集落を通り抜け、次いで中切集落、下地集落を通る。集落内は1.0車線幅で離合できない箇所も存在している。巨鼇川に香ノ川が合流する地点で市道(林道?)が交差している右カーブを曲がる。案内標識は設置されていないが、道なりが国道なのでルートミスする可能性は低いだろう。

214.巨鼇川沿いを走る 215.和歌山r217交差点 216.田辺市平瀬
 ほとんど勾配のない狭路で巨鼇川の左岸を走る。急なカーブは存在しているが数は少ない。センターライン付きの2車線道路になった後に和歌山r217交差点を道なりに右へカーブして巨鼇橋を渡って平瀬集落を通り抜ける。集落内も2車線道路のため走りやすい。

217.平瀬トンネル 218.和歌山r219交差点 219.和歌山r219交差点
 緩やかな勾配を上っていると平瀬トンネルをくぐる。日置川に沿った2車線道路を走っていると和歌山r219交差点を通過する。川に沿ってカーブの多い状態を走っているとr219との交差点を通過して短い重複区間が終わる。

220.上野大橋以南は狭路 221.舗装とガードレールが整備された模様 222.ガードレールのない場所も多い
 和歌山r219との重複区間が終わると左カーブを曲がって上野大橋を渡る。橋より南はセンターラインがなくなって1.0〜1.5車線幅の狭路区間が始まる。勾配はほとんどなくほぼ平坦だがカーブが多く見通しは良くない。離合できない場所も多いため対向車に遭遇すると厄介である。

223.春日橋 224.おにぎりの支柱が錆に覆われている 225.向山集落
 春日橋を渡るが橋上だけセンターラインが描かれている。日置川の右岸の狭路を走っていると川根集落や向山集落を通り抜ける。集落内は2.0車線幅と比較的広いため走りやすく感じる。

226.ヘアピンカーブも複数あり 227.鬱蒼とした雰囲気が漂う 228.和歌山r37交差点を左折
 向山集落を過ぎてすぐに道幅が狭くなり左ヘアピンカーブを曲がる。東にある日置川は合川貯水池というダム湖となっているが、国道から湖面が見える場所はほとんどない。向山口集落に差し掛かると消えかけセンターラインの2車線道路を走り、和歌山r37との交差点を左折して古座川・木守方面に進む。R371の2ヶ所目の分断区間を避けられる最後の交差点である。

229.三川大橋 230.倒木が通信線に引っかかっている 231.大峯集落
 和歌山r37交差点の直後に1.5車線幅の三川大橋を渡って右カーブを曲がり、さらに左のヘアピンカーブを曲がる。合川貯水池に沿ったカーブの多い狭路を走っていると大峯集落を通り抜ける。

232.大峯隧道 233.市道との交差点を右折 234.杉林の中を走る
 左の直角カーブの先で大峯隧道をくぐり、出た直後で市道との交差点に突き当たる。案内標識が設置されていないが、右方向の橋を渡る道路が国道である。左の市道を走ってもR371の端点に行く事は可能である。

235.おおとう山遊館 236.廃屋あり 237.中村集落
 下露集落への市道との交差点の隣におおとう山遊館があるが、これは廃校になった三川小学校を転用した施設である。その後も前ノ川に沿った1.5車線幅の狭路が続いている。かなり山深い場所ながら集落が点在しているが、廃屋らしき家屋も見受けられる。

238.鬱蒼とした場所を走る 239.日が差し込む場所も狭い 240.崩落箇所は鉄板で補強されている
 道幅は広くて1.5車線幅、狭いと1.0車線幅である。その状態が長距離に渡って続く。鬱蒼とした場所もあれば日が差し込む場所もあるが、道幅が狭い点において変化はない。路肩が崩落しかけている場所もあり、鉄板が敷かれており「最徐行」という立て看板が設置してあった。

241.酷道区間であってもおにぎりは立っている 242.離合できない場所が多い 243.箱渕橋
 交通量の少なそうな山岳部の酷道区間だが、走行した日は意外に多くの対向車と出くわしており離合可能なスペースまで後退するのも1回や2回ではなかった。常に離合できる場所を頭に入れながら走行する羽目になってしまい、神経をすり減らす走行となった。道幅が広くなって安心しそうになるが、箱渕橋を渡り終えるとすぐに狭くなってしまう。

244.この程度の崩落は珍しくない 245.高野集落 246.右の建物は五味会館
 箱渕橋以降の狭路区間もこれまでと似たような道路状況だが、比較的日が差す明るい区間が多い。高野集落や井ノ水集落といった小規模な集落を繋ぎながら前ノ川沿いを走る。集落の内外を問わず道幅は狭く走りにくい。

247.別荘らしき建物もある 248.路肩、法面ともに危険な状態 249.前ノ川沿いの狭路をひたすら走る
 田ノ瀬集落を過ぎるとしばらく集落のない状態となる。その区間に路肩と法面が崩れかけている場所を通るが、ロープで結ばれたポールにカラーコーンが置いてあるだけでである。大雨でなくともさらに崩れて通行止になってもおかしくない状態であった。

250.色褪せて判別不能な警戒標識 251.木守橋の南詰を通過 252.通行止の対象は木守平井林道
 前ノ川沿いの狭路をひたすら走っていると市道の木守橋の南詰に至る。左折して市道を走れば大峯隧道の東の交差点に戻る事ができる。R371が通行止になった際の迂回路にもなる道路だが、整備された道路という訳もなく、う回路に設定された場合は4t以上の車両は通行不能となっている。交差点の奥に通行止の看板と簡易なゲートが設置されているが、その対象は分断区間を結ぶ木守平井林道であり、国道そのものは通行可能である。

253.木守橋の南詰以降は堆積物が多い 254.R371の田辺市(旧大塔村)側端点 255.点線区間
 木守橋南詰の交差点を過ぎるとその奥に集落が存在しないせいもあって路上の堆積物が多くなる。轍部分に堆積物がない事から全く車が通らない訳ではなさそうである。鬱蒼とした場所から日が差し込んで少し広いスペースのある場所に出る。左カーブの外側に0.8車線幅の狭い道路が接続しているが、その道路がR371の点線区間である。よって車両で通行できる区間の端点と言える。点線区間を少し見てみると軽トラックであれば傷や汚れを気にしなければ多少進入できそうだが、古座川町まで通り抜けるのは不可能である。

国道371号 part6