国道370号
part2

R480花坂西交差点〜R24三在交差点
高野町→九度山町→橋本市→
→五條市

63.「橋本21km」 64.R480旧道との交差点 65.R480旧道との交差点からは上り勾配
 花坂西交差点からはR480との重複区間を橋本方面に向かって進む。正規の青色の標識には橋本しか表記されていないが、他に龍神温泉や高野山、道の駅「田辺市龍神ごまさんスカイタワー」、金剛峯寺も案内されている。このうち、道の駅は41km、龍神温泉は62kmも離れている。
 2車線道路を快走していると御室橋を渡って左の急カーブを曲がると上り勾配が始まる。橋の東詰で交差している道路はR480の旧道であり、志賀高野トンネルの供用以前はこちらが国道であった。

66.R480矢立交差点を左折 67.道幅と線形が改良されている 68.法面の復旧が終わってから拡幅
 花坂西交差点から約1.6kmで矢立交差点に突き当たり、左折して橋本方面に向かう。R480は右折して高野町街・龍神方面に向かう。矢立交差点の直後はセンターラインのない1.8車線幅道路だが、少し進むとセンターライン付きの2車線道路になる。舗装が新しい事からごく最近改良されたと思われる。旧道の一部が残っている事からただの拡幅ではなく線形の改良も行われている。センターラインがなくなって1.8車線幅道路になってからも工事区間があり、徐々に改良されていくものと思われる。

69.片側交互通行箇所もある 70.広狭が混在 71.カーブが多く見通しが悪い
 勾配はさほど急ではないものの道幅が1.8車線幅と決して広くなく、カーブが連続しているせいで見通しは非常に悪い。そのような道路状況ではあるが、世界遺産を擁する高野山に北から向かうメインルートであり、休日、特に紅葉期はそれなりの交通量がある。九度山町に入ってからも道路状況と風景に変化は見られない。

72.改良工事は複数箇所で行われていた 73.笠木集落に至る町道との交差点 74.2車線区間も車線幅は狭い
 高野山へのメインルートとしての機能を向上させるべく、至る所で改良工事が行われていた。矢立交差点以北の全区間が2車線道路になってもカーブが多いため快走路とは言えなさそうである。笠木集落に至る町道との交差点を通過する。町道は通り抜けできない旨の警告がなされているが、笠木峠で高野参詣道町石道に繋がっている徒歩道が伸びている。

75.上古沢集落 76.桂橋 77.よく見ると通常のセンターラインと間隔が異なる
 矢立交差点から約6.7kmで上古沢集落に差し掛かる。交差点以降の最初の集落だが、高野町側には細川という集落が不動谷川の谷筋あり、少し離れた所には南海高野線の紀伊細川駅が置かれている。上古沢集落からは幾分か道幅が広くなりセンターラインのある割合も増えるが、車線幅は広くなく走りやすいとは言い難い。センターラインも通常の間隔と異なっている箇所もありセンターラインではないのかもしれない。

78.下古沢集落 79.南海高野線が並走している 80.「和歌山48km 橋本10km 国道24号8km」
 不動谷側に沿って走っていると中古沢集落、下古沢集落を通り抜ける。沿線の家屋が途切れるとセンターライン区間の割合が増えるも急カーブもあり快適に走れるわけではない。

81.南海高野線 82.和歌山r118交差点 83.和歌山r102・r118赤瀬橋交差点を左折
 椎出集落で南海高野線の跨道橋をくぐった直後に和歌山r118交差点を左にカーブしながら通過する。r118は高野橋本線という路線名だが、高野方面に2ヶ所の分断区間があり、分断されていない場所でも車両が通行できない区間がある。
 r118交差点以降も1.5〜1.8車線幅の狭路が続く。センターラインが復活した後に赤瀬橋で丹生川を渡った先の和歌山r102・r118赤瀬橋交差点を左折する。直進の紀の川フルーツラインにE24京奈和道の橋本が案内されており、橋本市に行くのであればR370よりも走りやすく便利である。右折の河根方面にr118のヘキサが表記されているが、本来は格上のr102であるべきところである。

84.拡幅工事中 85.南海高野線 86.丹生川と南海高野線の間を走る
 赤瀬橋交差点の直後はセンターライン付きの2車線道路だがすぐに1.8車線幅と狭くなる。紀の川フルーツラインがバイパスとして機能しているがR370の改良は続けられており、一部ではあるが2車線化の工事が行われていた。この工事が完了すると高低差があるため上下線が分離しそうな感じであった。
 やや狭苦しい2車線道路を走っていると赤色で目立つ南海高野線の橋梁をくぐり、その後は丹生川と線路の間を走る。間と言っても線路とは高低差があるため互いに視認する事は出来ない。

87.紀の川フルーツラインの九度山柿の郷大橋をくぐる 88.道幅の割に交通量が多い 89.和歌山r13・r114九度山交差点を右折
 かなり高い位置に架けられた紀の川フルーツラインの九度山柿の郷大橋をくぐってから丹生川に沿って右カーブを曲がる。九度山町役場の対岸を通った後に和歌山r13・r114九度山交差点を右折する。案内標識では右奥に曲がる感じだが、r114が右手前方向でR370の右折は普通の右折と変わりない。

90.九度山交差点の直後は急勾配 91.橋本市に入る 92.南海高野線は電化されている
 九度山交差点の直後から町道の鳥居芝2号橋をくぐる手前までは急な上り勾配である。その後はほとんど勾配のない状態になる。南海高野線に沿った平坦でカーブの少ない2車線道路を走っていると橋本市に入る。矢立交差点〜九度山交差点間のカーブの多い区間に比べて走りやすいが交通量も増えている。

93.和歌山r118学文路交差点を右折 94.交通量は多いが走りやすい道路状況 95.R371バイパス・紀の川フルーツラインとの清水交差点
 和歌山r118学文路交差点を右折して五條方面に進む。直進してr118に進む車両、右折する車両ともに多い。にもかかわらず右折車線が設置されていないため流れが悪くなりやすい交差点である。南海高野線の学文路駅の前を左にカーブしながら通過して和歌山r118交差点を通過する。学文路交差点からこの交差点までがr118重複区間である。
 橋本市の中心部の南西でR371バイパスと紀の川フルーツラインとの清水交差点を通過する。案内標識には表記されていないが、ここからはR371が重複している。また、前述のとおり右折の紀の川フルーツラインを利用する事で赤瀬橋交差点まで行く事ができる。

96.紀伊清水駅の前を通る 97.賢堂交差点 98.R371向副交差点
 清水交差点を通り過ぎてすぐに紀伊清水駅の前を通って少しだけ南海高野線に沿って入る。線路から離れて紀の川沿いになった所でR371との向副交差点を通過して重複が終わる。信号機も案内標識もなくセンターラインに切れ目もないため国道の交差点には見え難い。R371は北から高野山に向かうルートのひとつながら山岳狭路酷道であり、急カーブが連続しており広くないとは言えR370の方がまだ走りやすい。

99.和歌山r55橋本橋南詰交差点を左折 100.橋本橋 101.R24橋本1交差点を右折
 向副交差点のすぐ先で和歌山r55橋本橋南詰交差点を左折して橋本橋を渡る。橋を渡り終えた直後に短い勾配を下るとR24橋本1交差点に至る。案内標識にR370のおにぎりは表記されていないが、右折してR24との重複区間を奈良・五條方面に進む。

102.和歌山r107交差点 103.妻跨線橋 104.河瀬跨線橋
 橋本1交差点交差点からは緩やかな勾配を上って和歌山r107交差点を通過する。橋本駅と国道を結ぶ停車場線ながら南向きの一方通行のため、駅に行くには別の道路を通らなければならない。緩やかな上り勾配で緩やかなS字カーブを曲がった先の妻跨線橋で南海高野線の上を、さらに進むと河瀬跨線橋でJR和歌山線の上を通過する。

105.「奈良52km 五條7km」 106.意外にアップダウンが多い 107.和歌山r104重井西交差点
 河瀬跨線橋以降はJR和歌山線の北を並走しながら東に向かって走る。紀の川という大きな河川の傍を走っており、それに流れ込む支流の前後でアップダウンしている。和歌山r104重井西交差点を重井交差点を通過するが、2つの交差点の間がr104の重複区間である。

108.重井東交差点 109.和歌山r108真土西交差点 110.真土西交差点以東は上り勾配
 和歌山r104の重複が終わった直後の重井東交差点は交差している道路こそ市道だが、E24京奈和道の橋本東ICが接続しており、さらに進むとR371の三石台1南交差点まで行く事ができ、五條方面と河内長野方面のバイパスとしての機能を持っていると言える。次の和歌山r108真土西交差点を過ぎると沿線の商業施設がなくなる。

111.奈良県五條市に入る 112.E24京奈和道・五條西IC 113.上野跨線橋
 落合川という小さな河川に架かる落合橋を渡って奈良県五條市に入る。しばらく上り勾配が続き、下りに転じた後にE24京奈和道の五條西ICが接続している道路との釜窪交差点を通過して上野跨線橋でJR和歌山線の上を通る。五條西ICは奈良方面としか接続していないハーフインターチェンジである。

114.奈良r732犬飼交差点 115.奈良r731二見駅前交差点 116.改良工事が進行中
 沿線の建物が増えてきた所で奈良r732犬飼交差点を通過する。その後もJR和歌山線に沿って走っていると奈良r731二見駅前交差点を通過する。二見駅前交差点から東はおそらく歩道の設置がメインと思われる工事が行われていた。

117.改良後は走りやすい2車線道路 118.五條市の中心部も改良工事中 119.R24・R168・R310本陣交差点を直進
 ゼブラゾーン付きのセンターラインの2車線道路を走っていると再び改良工事現場を通ってR24・R168R310本陣交差点に至る。案内標識にR370のおにぎりが表記されていないが、直進して引き続きR24との重複区間を大和高田・御所方面に進む。R310はこの交差点が終点のため重複はしないが、R168とは重複が始まる。よって本陣交差点より東はR24・R168・R370の3国道重複区間である。

120.「奈良44km 大和高田21km 御所15km」 121.「!(追突)」 122.奈良r39今井町交差点
 本陣交差点を過ぎるとその他の危険を示す「!」の警戒標識が複数確認できる。「追突」という補助標識から渋滞や流れが悪くなった時等の追突に注意を促すものと思われる。奈良r39今井町交差点にかけては若干流れが悪くなることが多い。

123.奈良r137(?)宇野町交差点 124.R24・R168三在交差点を右折
 今井町交差点以降はJR和歌山線に沿って走り、奈良r137宇野町交差点を通過する。奈良r39との小島交差点以北の区間は2023年2月11日に開通しており、2023年10月の時点ではウオッちずには反映されていなかった。
 宇野町集落を通り抜ける旧道と思われる市道と並走しながら北上していると三在交差点を右折して大淀方面に進む。ここでR24とR168は大和高田・御所方面に進むため重複区間が終わる。橋本1交差点からは約12km、本陣交差点からは約3.1kmである。

国道370号 part3