国道367号
part1

R1烏丸五条交差点〜R477途中交差点
京都市→
→大津市

1.R1・R8・R9・R24烏丸五条交差点 2.京都r186(四条通)との四条烏丸交差点 3.京都r37(御池通)との烏丸御池交差点
 京都駅と京都市随一の繁華街である四条の中間に位置するR1R8R9R24烏丸五条交差点がR367の起点である。案内標識にR8とR9が表記されていないが、前者は終点で東に、後者は起点で西にそれぞれR1に重複している。一桁国道が3本も交差している烏丸五条交差点だが、R367は300番台後半にも関わらず単独区間で始まり、かつ片側2車線と非常によく整備されている。沿線には中層のビルが立ち並んでおり交通量も非常に多い。起点からすぐの場所にR367のおにぎりが立てられているが、悲しいかなこの区間は国道番号よりも“烏丸通”という名称の知名度が高い。
 交通量の多い片側2車線道路を北上していると京都r186(四条通)との四条烏丸交差点を通過する。京都市営地下鉄の四条駅と阪急京都線の烏丸駅が地下にあり、車両だけでなく歩行者(観光客含む)も非常に多い場所である。さらに北上を続けると京都r37(御池通)との烏丸御池交差点を通過する。この交差点に下には京都市営地下鉄の烏丸御池駅がある。

4.御所の西を通過 5.同志社大学の西を通過 6.京都r181(北大路通)との烏丸北大路交差点を右折
 京都r187(丸田町通)との烏丸丸太町交差点は前後でS字状にカーブしなければならない。その後は御所の西側を北上し、京都r101(今出川通)との烏丸今出川交差点を過ぎると同志社大学の西を通過する。烏丸今出川交差点からは中央分離帯がなくなり、キャッツアイが敷設されたセンターラインになる。
 烏丸五条交差点から約5.2km走ると京都r181(北大路通)との烏丸北大路交差点に至り、右折して大原・高野方面に進む。起点からここまで地下を走っていた市営地下鉄はここでお別れとなる。

7.烏丸北大路交差点からは片側2車線 8.北大路橋 9.京都r32・r40(下鴨本通)との下鴨本通北大路交差点
 烏丸北大路交差点からは北大路通という名称を持つ区間を走る。中央分離帯が復活しており片側2車線と良く整備された道路状況になり、烏丸通区間程ではないが交通量は多い区間である。京都r32・r40(下鴨本通)との下鴨本通北大路交差点を通過してから程なくしてやや急な右カーブを曲がる。

10.京都r181高野橋東詰交差点を左折 11.高野川の左岸を走る 12.京都r103・r104(北山通)との交差点
 高野川に架かる高野橋を渡った直後の京都r181高野橋東詰交差点を左折すると車線が減少して対面2車線になる。高野川の左岸を走っており、狭いながらも歩道が設けられており、河川敷には遊歩道もあり多くの桜の木が植えられている。京都r103・r104(北山通)との交差点を通過すると、高野川から少し離れるため左側にも建物が現れる。

13.市道の高架を挟んで上下線が分離する 14.白川通に合流 15.京都r105花園橋交差点を右折
 対面2車線道路を走っていると市道(白川通)の跨線橋が合流してくる。と言うより4車線の白川通にR367が合流すると言った方が正確だろう。合流後は片側2車線道路になるが、約250m北の京都r105花園橋交差点を右折しなければならないため、国道トレース(だけでなく大原方面に向かう場合)は右側車線を走る必要がある。

16.叡山鉄道鞍馬線 17.三宅橋をS字カーブ状に通過 18.異常気象時通行規制区間の起点を通過
 花園橋交差点を右折してすぐに叡山鉄道鞍馬線の下を通過する。高野川の左岸を走っていると信号機付きの交差点を左にカーブして三宅橋を渡り、北詰で右にカーブして右岸を走る。対岸には叡山鉄道が走っているが、これは先ほどくぐった鞍馬線ではなく本線である。家屋が途切れると同時に異常気象時通行規制区間に入り、緩やかながら上り勾配となる。叡山鉄道本線の終着駅である八瀬比叡山口駅付近を通過するが、近くには叡山ケーブルのケーブル八瀬駅もあるため、桜や紅葉のシーズンはかなり混雑する場所である。

19.沿線の建物は少ない 20.八瀬トンネル 21.京都市左京区八瀬近衛町
 駒飛橋の南詰で旧道との交差点を通過して高野川の左岸を走る。沿線の建物はほとんどないが、対岸の旧道沿いにはかなりの数の家屋が建っている。八瀬トンネルをくぐった後に七瀬橋を渡るが、その北詰には旧道が交差している。八瀬近衛町集落の西を通っており、一部の家屋は国道に面している。以降は集落が点在する高野川流域の上り勾配の2車線道路を走り続ける。

22.京都市左京区大原戸寺町 23.京都r40交差点 24.大原地区は観光地化されている
 美濃瀬橋と花尻橋を相次いで通過した先には三千院や寂光院のある大原地区を通る。京都の市街地から離れた場所だが、比較的名の知れた観光地であり駐車場や土産物店も多い。その大原地区の中で京都r40交差点を通過する。R367を北上するにつれて交通量は減っていく傾向にあるが、この大原を過ぎるとさらに少なくなる。

25.旧道との交差点を道なりに右へカーブ 26.高野川の左岸を快走 27.新伊香立橋
 大原地区の北で右の急カーブを曲がるが、そこには旧道が交差している。以降は高野川の右岸を走る旧道に対して、現在のR367は左岸の少し高い位置を走っている。旧道の沿線には家屋が点在しているが、現在のR367の沿線の建物は少ない。これまではバイパス化されているもののカーブが多かったが、大原以北はカーブが少なく走りやすい。ゴルフ場の出入口の直後に新伊香立橋を渡るが、その北詰には旧道が交差している。

28.京都市左京区大原小出石町 29.R477小出石交差点
 新伊香立橋からは高野川の右岸を走り、旧道との交差点の直後にまた高野川を渡る。緩やかな勾配を上っているとR477小出石交差点を通過する。案内標識に書かれているが、R477大見・百井方面は幅員狭小で離合困難な区間である。大型車の通行については言及されていないが、通り抜け不可能と思って間違いない。小出石交差点から北の区間はR477が重複している。

30.小出石交差点以降も上り勾配 31.R367・R477串刺しおにぎり 32.途中トンネルの旧道は市道に降格済み
 小出石交差点からはR477との重複区間を北北東の方角に進む。歩道はなく勾配は若干きついもののカーブが少なく見通しの良い状況で走りやすい。集落が途絶えてから少し走ると北向き車線の駐車スペースの奥に側道のような道路が接続しているが、車止めが設置されており進入できない。反対車線側にも同じような道路があるが、こちらも車両での進入はできない。

33.滋賀県大津市に入る 34.旧道との交差点 35.途中トンネル
 側道(?)に挟まれた2車線道路を走っていると左右の擁壁を結ぶ梁のようなものが横切っている状態になる。その中ほどで途中越を通過して滋賀県大津市に入る。擁壁区間が終わると旧道との交差点を右にカーブしながら通過する。側道(?)も旧道に交差している。旧道との交差点の直後に採石場の出入口を通過するが、その辺りは7%とやや急な勾配である。
 料金所跡を通過した先で途中トンネルに入る。料金所跡が示す通り、かつては有料のトンネルだったが、2010年10月1日に無料化されている。料金所跡は駐車場化されておらず、砕石運搬用のダンプが止まっている事から砕石会社に払い下げられたのかもしれない。

36.途中大橋 37.R477途中交差点
 トンネルを出てすぐにやや急な勾配の途中大橋を走り、北詰でR477途中交差点を通過する。R477は右折して単独区間となって琵琶湖大橋方面に進む。案内標識では消されているが、左側に市道が交差している。有料だった頃は料金の支払いを嫌って集落内を通る狭い旧道を乗用車だけでなく大型トラック・ダンプも走行する事もあり、償却が完了する前に無料化されたという経緯がある。

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