国道365号
part7

R421三笠橋南詰交差点〜R1四日市橋南詰交差点
いなべ市→東員町→四日市市

285.員弁川沿いの快走路が続く 286.上下線が分離する 287.東海環状道は西側に建設中
 R421三笠橋南詰交差点を過ぎてからも員弁川の右岸を走る快走路が続いている。交差点から約200mは対面2車線道路だが、中央分離帯が現れて片側1車線道路になる。上下線の間に東海環状道が建設されるのを想像したが、橋脚はR365の西側に建てられている。なお、三笠橋南詰交差点の少し南に東海環状道の大安ICが接続する予定である。

288.対面通行に戻る 289.宇賀川橋の上に東海環状道が建設中 290.東海環状道の向こう側にコンビニが営業中
 片側1車線道路が終わって対面2車線道路に戻ってからも東海環状道との並走状態は続いている。宇賀川橋ではその上に覆いかぶさる形で東海環状道の橋が架けられている。宇賀川橋を渡り終えると市道との交差点を通過するが、橋脚の向こうに営業しているコンビニがある。

291.橋脚の上部が片側だけのものが多い 292.三重r3・r9大泉橋南詰交差点 293.東員町に入る
 並走している東海環状道の橋脚の上部が片側だけ完成しているものが目立つようになる。前述の橋脚の向こう側のコンビニと言い、おそらく最終的には橋脚を挟むようにしてR365の上下線が分離する形状になるのではと推測する。そのため工事の進捗によって車線が変えられる可能性もあるだろう。三重r3・r9大泉橋南詰交差点以降もその状態が続いており、程なくして東員町に入る。

294.三重r14大社橋南詰交差点 295.東海環状道が逸れていく 296.三重r3・r142中央大橋南詰交差点を右折
 東員町に入ってからも員弁川の右岸の快走路が続いており、約1.5km走ると三重r14大社橋南詰交差点を通過する。多くの案内標識が歩道の外側にコンクリート製の土台に立てられているが、これも将来の上下線分離状態を見越して仮設で立てられているのかもしれない。
 緩やかな左カーブを曲がっていると東海環状道が右の方向に逸れていく。その直後の三重r3・r142中央大橋南詰交差点を右折して四日市方面に進む。この交差点からR365は員弁川を離れ、川沿いはr3が担っている。

297.中央小橋 298.東海環状道の流出路 299.R475東海環状道・東員IC
 中央大橋南詰交差点を右折すると中央分離帯のある片側1車線道路となり、中央小橋を渡って左にカーブしながら勾配を下る。カーブの西側にも別の角度でカーブしている道路があるが、これは旧道である。R365の旧大安町〜東員町にかけての区間は軒先酷道として名高い区間だったが、員弁バイパスが開通した後に国道の指定を外れている。旧道はそのルートから旧道である事を認識しやすいものが多い中、余りに軒先酷道過ぎてかつての国道のルートを辿るのは困難を極める。旧道の走行レポートは
 イオンモール東員の東を通り過ぎた先でR475東海環状道の東員ICを通過する。新四日市JTC〜東員ICは2016年8月11日に開通した、R475東海環状道では最初の三重県内区間である。また、新四日市JCTは東海環状道の起点のジャンクションでもある。

300.三重r9長深東交差点 301.四日市市に入る 302.緩やかな勾配を下る
 東員ICを過ぎると上り勾配となり三重r9長深東交差点を通過して下り勾配に転じる。緩やかな勾配を下っていると市町境を通過して四日市市に入る。さらに勾配を下っていると前方に国道上を斜めに横切る橋が見えてくる。この橋は新名神の朝明川橋で走行当時は建設中である。

303.新名神の朝明川橋(建設中) 304.三重r622新小牧橋南詰交差点 305.三岐鉄道ををオーバーパス
 朝明川橋の真下で左側に車線が増える。ラインが消えかけていて分かりにくいが増えた車線は三重r622新小牧橋南詰交差点の左折車線である。新小牧橋は反対側の北向き車線も左折車線が設置されている。新小牧橋南詰交差点からは高架道路が続いており、そのまま保々高架橋で三岐鉄道をオーバーパスする。

306.緩やかな上り勾配 307.三重r625大沢東交差点 308.「四日市市街9km」
 三岐鉄道を過ぎると下り勾配になり、保々高架橋が終わると上り勾配に変わる。住宅地と工場に挟まれた場所で左カーブを曲がり、その先で三重r625大沢東交差点を通過する。東員と案内されている左折側の道路はR365の旧道である。大沢東交差点からはごく緩やかにアップダウンしている2車線道路を走る。

309.緩やかにアップダウンしている 310.東名阪道 311.沿線の家屋は少ない
 緩やかにアップダウンしている2車線道路を淡々と走る。四日市市に入ったとは言え周囲には家屋よりも田畑が多い状態である。東名阪道の下をくぐった後に少しだけ海蔵川沿いを走る。

312.三重r616江田橋西交差点は左斜め前方へ進む 313.沿線の建物が増えてくる 314.三重r622生桑東交差点
 海蔵川から離れてすぐに三重r616江田橋西交差点を左斜め前方の方向に進む。交差点の手前が上り勾配となっており見通しが悪くなっている。江田橋西交差点からはほぼ平坦で直線的な2車線道路を走る。沿線の建物が徐々に増えてきた所で三重r8生桑交差点と三重r622生桑東交差点を相次いで通過する。r622は新名神の建設中の朝明川橋付近でも交差したが、重複していたわけではなく別のルートを辿ってきて交差しただけである。

315.商業施設が建ち並んでいる中を通る 316.末永橋 317.センターラインが消えかけている
 生桑東交差点以降は沿線に商業施設も目立つようになる。緩やかな勾配を上って左にカーブして末永橋を渡った後に左にカーブする。センターラインが消えかけている場所を走るが、酷道的要素はなくカーブしており交通量が多いためと思われる。

318.便宜上、堀木橋がR365の扱いを受けている 319.厳密には堀木橋北詰交差点を直進
 センターラインが消えかけている状態を走っていると堀木橋の前後を表記した案内標識が目に入る。内容はR365は堀木橋の手前の堀木橋北詰交差点を右折して渡った先の堀木橋南詰交差点を左折してR1に至るというものである。一見、橋の前後の屈曲を親切に案内しているものと思ってしまうが、R365のルートとしては誤っている。正しいルートは堀木橋北詰交差点を直進して、近鉄名古屋線の東の明治橋の北詰を右折し、南詰を左折してR1に至る。ただ、明治橋は元々人車どちらも通行できたが、現在は歩行者・自転車専用となっており、車両では通行できない。R365は明治橋で分断されているため、車両に対する案内として堀木橋経由にしているものと思われる。

320.堀木橋北詰交差点以降も2車線道路 321.明治橋が通れた頃はこちらがR365だった 322.元々の道路の北側にアンダーパスが造られている
 堀木橋北詰交差点を直進しても2車線道路が続いているが、交通量は激減する。三滝川の反対側にのみ広い歩道のある2車線道路を少し進むと緩やかに下る。下り始める場所の右側に閉鎖された道路があるが、そちらが元々の国道だった道路である。勾配を下った先で近鉄名古屋線のアンダーパスをくぐるが、その東隣に明治橋がある。右側の堤防上の旧道は踏切であり、その直後を右折して明治橋を渡るという形であった。

323.明治橋とR365は直接繋がっていない 324.堀木橋北詰交差点方向を撮影
 前述のとおり、明治橋は歩行者・自転車専用の橋のため、R365とは直接の出入りができずその下を通っているだけである。舗装や標識等ではっきりと境目が分かる訳ではないが、明治橋より東は元々酷道に指定されてない区間であり現在もウォッちずでは国道扱いされていない。明治橋も国道としては扱われておらず、山間部の点線国道とは異なる意味での分断区間の端点と言える。

明治橋
325.右路が元R365だった道路 326.明治橋 327.左が元々R365だった道路
 階段もしくはスロープを上り、R365の上を通った直後に工事現場の出入口によく見られるゲートに挟まれた場所を通る。その右側がかつて国道に指定されていた道路であり、踏切らしきものも確認される。車1台分の幅の明治橋は2014年に架け替えられてもので車道だったものをそのまま転用された訳ではない。橋の中ほどには少し広くなった場所が設けられているが、ベンチが置かれている訳でもなくそこから見える景色が特別良い訳でもない。
 橋を渡り終えるとフェンスに挟まれば場所を通るが、その左側がかつて酷道に指定されていた道路である。通行した日は近鉄の三滝川橋が工事をしていたためゲートやフェンスだったが、工事が終われればもう少し見栄えが良いように整備されると思われる。なお、街灯の支柱に「四建」という字が見られる事から、明治橋の管理は四日市市が行っているものと思われる。R365の管理が三重県なので、やはり明治橋は国道には指定されていないと考えらえる。

328.近鉄名古屋線のアンダーパスから堤防上に戻る 329.水没時等の閉鎖ゲートを通過 330.R1・R477四日市橋南詰交差点
 明治橋の南詰も近鉄の三滝川橋のアンダーパスとなっている。やや急な勾配を上って堤防に出る。堤防上の左後方がかつて国道だった場所である。案内標識が設置されてないため認識し難いが、明治橋の南詰からはR477が重複している。
 堤防の上を少し走るとR1・R477四日市橋南詰交差点に至る。この交差点がR365の終点である。重複しているR477はこの交差点が終点ではなく、案内標識に表記されていないが右折の大津・鈴鹿方面に重複している。なお、四日市橋を渡った先の四日市橋北詰交差点を左折すると明治橋の北詰に行く事ができる。つまり、明治橋の北詰から四日市橋の北詰までの区間をR365に指定しても違和感はさほど感じないだろう。


堀木橋経由
331.堀木橋 332.堀木橋南詰交差点を左折 333.近鉄の三滝川橋と明治橋をアンダーパス
 おまけ(?)として堀木橋を経由した、車両でのレポートも記載する。堀木橋北詰交差点を右折すると上下合わせて4車線の橋を渡り、堀木橋南詰交差点を左折する。R365が右折である旨の案内標識しか設置されていないが、右折側の道路がR477であり以降はR477が重複している。堀木橋南詰交差点の直後は三滝川の堤防の上を走るが、すぐに勾配を下って近鉄の三滝川橋と明治橋をアンダーパスする。R365として指定されているのは明治橋より東側の区間である。
 このように堀木橋を経由すれば違和感を感じる事なく車両での往来が可能であり、明治橋が歩行者・自転車専用の橋になってしまった事に対する不便さは全くないと言える。R365が分断されている事を認識しているのはごく一部の国道マニアだけとも思われる。