国道356号
part3

R51交差点〜R124銚子大橋前交差点
香取市→東庄町→銚子市

94.香取市佐原ホ 95.千葉r55水源橋際交差点を左折
 R51交差点からも歩道のない対面2車線道路が続いており、市街地に入るため沿線には建物が密集している。水源橋を渡った東詰で千葉r55水源橋際交差点を左折する。前回走行時(2013年4月28日)は案内標識に千葉r86のヘキサが表記されていたが、今回はr55に修正されていた(r86は館山白浜線と言って千葉県の南端付近の県道である)。

96.両総用水沿いを走る 97.JR成田線の第二両総踏切 98.R356佐原バイパスとの寺田橋際交差点を右折
 水源橋際交差点からは両総用水に沿った直線道路を走る。橋の名称が示す通り、両総用水は自然の河川ではなく主に農業用水のために造られた人工の水路である。JR成田線との第二両総踏切を通過する。現道は成田線と4ヶ所の踏切を通過するが、佐原バイパスは1ヶ所も交差していない。
 約500m走ると寺田橋際交差点に至る。左右どちらもR356と案内されているが、左折の柏方面は佐原バイパスであり、右折して銚子方面に進むとバイパスと現道の並走区間が終わる。なお、約300m西にある佐原跨道橋交差点はR51とR356佐原バイパスの他にR125R355が交差しており、どちらも起点となっている。

99.寺田橋際交差点からは4車線道路 100.千葉r2佐原消防署脇交差点 101.千葉r16舟戸交差点
 寺田橋際交差点からは中央分離帯のない4車線道路を走る。沿線は通常の家屋よりも商業施設の方が多い。佐原駅に至る市道との佐原駅入口交差点を通過し、左側車線が減少した直後に千葉r2佐原消防署脇交差点を通過する。佐原消防署の北隣に香取市役所がある。対面2車線道路を走っていると北賑橋を渡り、直後に千葉r16舟戸交差点を通過する。交差点手前の北側には拡幅用地と思われる空き地が確認できるが、拡幅する際は佐原中学校のグランドの一部も道路にしなけれならないと思われる。

102.道の駅「水の郷さわら」 103.道の駅の前は片側1車線道路 104.千葉r55佐原山田線入口交差点
 舟戸交差点を過ぎて上り勾配のS字カーブを曲がると中央分離帯が現れて片側1車線道路になり、道の駅「水の郷さわら」の前を通る。道の駅の南東端で中央分離帯がなくなって千葉r55佐原山田線入口交差点を通過する。水源橋際交差点で交差していたr55は現道と思われる。

105.堤防の内側を走る 106.千葉r253津宮バイパス入口交差点 107.堤防から離れる
 佐原山田線入口交差点からは道の駅の裏手を通ってきた千葉r404が並走している。千葉r407(我孫子流山自転車道線)、千葉r409(佐原我孫子自転車道線)と番号が近く堤防沿いという状況から推測できるようにr404も自転車道であり、路線名は銚子小見川佐原自転車道線という。
 堤防とr404と並走しながら見通しの良い2車線道路ながら制限速度は40km/hと道路状況の割に低く設定されている。千葉r253との津宮バイパス入口交差点を通過するが、現道は既に降格しているようでバイパスのみが県道として指定されている。また、r253はE51東関東道の佐原香取ICに接続しているが、インター線ではなく香取津之宮線という通常の県道である。津宮バイパス入口交差点を過ぎて少し走ると緩やかな右カーブを曲がって堤防及びr404から離れる。

108.香取市津宮 109.JR鹿島線 110.JR成田線との並走は続く
 堤防から離れると両側に家屋が建ち並ぶ集落内を通っており、車線幅は狭くないものの歩道がないため走りやすいとは言い難い。香取駅の北で香取駅入口交差点を通過する。ウォっちずでは香取駅に向かう道路を県道として表記しているが、香取停車場線ではなく千葉r253の旧道であるため前述のとおり既に市道に降格しているはずである。沿線の家屋が少なくなった所で鉄道の跨道橋をくぐるが、これまで並走していたJR成田線ではなく香取駅で分岐するJR鹿島線である。成田線との並走はさらに続く。

111.香取市大倉丁子 112.E51東関東道の側高高架橋 113.家屋密集地を通る
 JR成田線の北側の山裾を走っているとE51東関東道の側高高架橋をくぐる。E51東関東道は2024年11月現在、潮来〜鉾田ICが未供用であり、2026年度の開通を目指して工事が進められている。成田線の線路から少し離れると両側に家屋が建ち並ぶ中を通っており、歩道がないせいもあって走りにくさを感じる。急なカーブは少ないもののカーブそのものは多く見通しの悪い区間が多い。

114.香取市富田 115.商業施設が点在 116.R356小見川東庄バイパス・千葉r44小見川大橋入口交差点を直進
 家屋が途切れる事なく続く中を緩やかながらカーブが連続している2車線道路で走り抜ける。バイパスが並走している区間ではないため大型トラック等の通行も少なくない。旧小見川町の中心部に近付くと商業施設が増えるが密集しておらず点在している。
 旧小見川町の中心部の手前でR356小見川東庄バイパス・千葉r44との小見川大橋入口交差点に至る。案内標識には直進の銚子・東庄方面にのみR356のおにぎりが表記されているが、左折の鹿嶋方面はウォっちずで国道として表記している。小見川大橋の南詰の交差点までの区間は本来r44なのだが、バイパスが全線開通していないため暫定的に国道に指定されているものと思われる。

117.千葉r259交差点 118.千葉r28小見川幹部交番入口交差点 119.千葉r265交差点
 小見川大橋入口交差点からも歩道のない対面2車線道路が続く。旧小見川町の中心部と言える場所のため沿線の建物は多く狭苦しく感じられる。中央大橋で黒部川を渡った後は改良された歩道付きの2車線道路に変わるが、千葉r28小見川幹部交番交差点を過ぎると銚子方面向きの歩道がなくなる。旧小見川町の中心部の西端付近で千葉r265との交差点を左にカーブしながら通過する。

120.香取市阿玉川 121.右急カーブを曲がる 122.JR成田線の佐原銚子街道踏切
 歩道が不完全な2車線道路を走っていると右急カーブを曲がり、JR成田線の佐原銚子街道踏切を通過し、直後で左急カーブを曲がる。成田線の南を並走しながら東の方角に向かって走っていると山裾を走るようになる。

123.東庄町に入る 124.JR成田線の第二佐原銚子街道踏切 125.千葉r266東庄交番前交差点
 JR成田線と山の間を走っていると東庄町に入り、線路に沿って右カーブを曲がってから第二佐原銚子街道踏切を通過する。市町境を越えて僅かしか走っていないが既に東庄町の中心部と言える場所に差し掛かっており、歩道のない狭苦しい2車線道路を走る。
 千葉r209・r266笹川駅入口交差点を通過する。右折のr209は停車場線であり笹川駅までを結んでおり、左折のr266は黒部川に架かる笹川新橋の北詰でR356小見川東庄バイパスに接続している。約200m先の東庄交番前交差点でr266が旭方面に分岐する。

126.歩道はあるが狭い 127.東庄町役場の出入口 128.東庄町笹川
 諏訪橋を渡った直後にやや急なカーブを曲がる。それ以外に急カーブはないが沿線に家屋が密集しており歩道はあっても狭いため、乗用車はともかく大型トラックだと走りにくく感じるだろう。東庄町役場の出入口に当たる交差点を通過するが、信号機も右折車線も設置されていない。その後も家屋が密集している中を通り抜けており、歩道のない区間も存在している。

129.千葉r260利根川大橋入口交差点 130.千葉r267交差点 131.千葉r267石出交差点
 利根川に常陸川と黒部川が合流している辺りで千葉r260利根川大橋入口交差点を通過する。2024年3月19日に小見川東庄バイパスが延伸されてr260に接続するようになったが、利根川大橋入口交差点〜黒部川大橋の南詰の交差点間は暫定的に国道に指定されておらずr260のままである。
 利根川大橋入口交差点からはバイパスとの並走区間でなくなるせいもあって多少は交通量が増えてしまう。道路状況はこれまでの現道と変わらないため走りにくさを感じる。下総橘駅の東で千葉r267交差点を通過し、50m強先でr267石出交差点を通過する。利根川大橋入口交差点の右折方向に道路が造られているが、おそらくr267のバイパスと思われる。バイパス開通後に現道が降格すれば重複区間が入れ替わるうえに距離も1.3km程度に大幅に増える。

132.車線幅が広くなる 133.「この先歩道なし 横断歩道で反対側に 渡って下さい」 134.堤防沿いを快走
 石出交差点から程なくして車線幅が広くなって走りやすくなった所で市町境を越えて銚子市に入る。緩やかな左カーブを曲がってJR成田線から離れると銚子市街地方面の歩道がなくなる。これまでの区間にも歩道がなくなる箇所はいくつもあったが、ここには反対側に渡る横断歩道付近に警告看板が設置されている。桜井町公園付近からは利根川の堤防沿いとなるが、その上の千葉r404は東庄町・銚子市境から東は未供用である。

135.利根かもめ大橋有料道路まで2km 136.堤防(?)が建設中 137.R356銚子バイパスとの大橋西側交差点を右折
 利根川とJR成田線の間の平坦な2車線道路を淡々と走る。建設中と思われる堤防も確認でき、全ての堤防が完成すればその上の千葉r404も開通するのではないかと推測する。
 R356銚子バイパスとの大橋西側交差点を右折して現道へと進む。案内標識が設置されているもののバイパスと現道との交差点ではなく、その奥の千葉r73・r198利根かもめ大橋交差点のものであり、R356現道は手前の右斜め前方に延びている細い線である。利根かもめ大橋は利根川の対岸の茨城県神栖市との間に架けられており、茨城r198に指定されている。また、有料道路であり茨城県側に料金所が設けられている。

138.千葉r73交差点 139.R356支線との大橋東側交差点 140.交通量は少ない
 大橋西側交差点からは現道区間に入るが、センターライン付きの2車線道路であり車線幅も充分で走りにくさはあまり感じない。意識せずに走っていればバイパスに進まされるため交通量は少ない。約300mで千葉r73のしいしば跨道橋をくぐる。神栖方面は堤防があるため接続しておらず旭方面としか行き来できない。さらに進むと大橋東側交差点を通過するがここで交差している道路は銚子バイパスの本線ではなく支線のような道路である。

141.千葉r71野尻町交差点 142.銚子市高田町 143.R356銚子バイパス支線との芦崎町交差点
 片側にしか歩道のない2車線道路を走っていると緩やかな左カーブを曲がりながら千葉r71野尻町交差点を通過する。以降は両側に歩道が設置されているもののどちらも狭く自転車での走行には向かない。
 大橋西側交差点から約3.2kmで銚子バイパスとの芦崎町交差点を通過するとバイパスとの並走区間が終わる。2024年11月時点では開通済みの銚子バイパスの東端だが、さらに市街地に向かって計画されており、開通すると支線扱いになる可能性がある。

144.千葉r216柴崎町交差点 145.千葉r216松岸駅入口交差点 146.銚子市長塚町
 銚子バイパスと合流してからも対面2車線道路が続いており、銚子市の中心部に向かって進む。千葉r216柴崎町交差点を通過して約900m走った先の松岸駅入口交差点でr216が松岸駅方面に分岐する。松岸駅はJR総武本線に属している駅ではあるがこれまで並走していたJR成田線の終着駅である。運行形態上は全ての車両が東隣の銚子駅まで運行されている。

147.中心部に入っても道路状況に変化なし 148.R124・R126・千葉r37銚子大橋前交差点
 銚子市の市街地に差し掛かっても道路状況に大きな変化はなく周辺の風景もあまり変わらない。ごく緩やかな勾配を下り切った所でR124R126・千葉r37銚子大橋前交差点に至る。R356だけでなくR124とR126もこの交差点が起点である。