国道353号
part5

R17 353入口交差点〜R253池尻交差点
南魚沼市→津南町→十日町市

209.新潟r28交差点 210.JR上越線をアンダーパス 211.上越新幹線
 353入口交差点を左折してR17から分岐し、ほぼ平坦な2車線道路を走っていると新潟r28交差点を通過し、その直後にJR上越線をアンダーパスで通過する。上野集落を通り過ぎて谷筋に入った所で上越新幹線の高架の下をくぐる。トンネルとトンネルの間の短い距離とあってスノーシェッドが設置されており、そこからの落雪を防ぐために上野雪覆道が設置されている。

212.上野雪覆道 213.十二峠雪覆道 214.十日町市に入る
 上越新幹線から西は山間部区間となっており、上り勾配で急なものを含めて多くのカーブがある。左ヘアピンカーブには新幹線の高架下と同名の上野雪覆道が設置されている。右ヘアピンカーブも覆道に覆われているが、通行時に工事が行われており、上野雪覆道と繋がるかもしれない。その後、十二峠雪覆道が接続している十二峠トンネルをくぐって十日町市に入る。

215.新潟r560交差点 216.「!(スリップ注意)」 217.猿倉トンネルは両側にスノーシェッドが接続している
 十二峠トンネルを出ると右カーブを曲がって新潟r560交差点を通過する。r560は路線名こそ田沢小栗山線と普通だが、魚沼スカイラインという別名も持っており、魚沼丘陵の尾根を走る好景観道路である。いかにも昔は有料道路でしたと言わんばかりの別名だが、供用された当初から無料で通行可能である。十二峠の十日町市側も急カーブが多く、左ヘアピンカーブを曲がった後に猿倉トンネルをくぐる。トンネルの両側の坑口にスノーシェッドが接続している。

218.小刻みなカーブが連続 219.雪崩対策が施されている 220.ヘアピンカーブもある
 砥沢川に沿ってやや急な下り勾配の2車線道路を走る。小刻みなカーブが多く見通しはあまり良くない。砥沢川から離れた後に左、右と連続ヘアピンカーブを曲がって標高を下げる。

221.新潟r389交差点 222.角間集落 223.清津峡トンネル
 葎沢集落の北を走っていると新潟r389交差点を通過して短いスノーシェッドをくぐる。角間集落内の直線道路を走っていると清津川に沿って右にカーブした後に清津峡トンネルをくぐる。

224.清津川の右岸を快走 225.程島スノーシェッド 226.「!」はカーブに注意の意味か?
 清津峡トンネルを出て東田尻集落を通過してからは水田の間を走り抜ける快走路となる。程島スノーシェッドと程島第二スノーシェッドを通り抜けて緩やかな勾配を上っていると右、左と連続でヘアピンカーブを曲がる。以降も急カーブが連続しており、左カーブの途中で新潟r342交差点を通過する。

227.白羽毛集落 228.S字カーブあり 229.直線道路を快走
 新潟r342交差点を過ぎて右カーブを曲がると白羽毛集落を通り抜ける。その後は緩やかな下り勾配の2車線道路を走る。S字状のカーブを通過してからは直線道路となり、見通しも良く非常に走りやすい道路状況である。

230.国道番号を冠したパチンコ店あり(ただし廃業しているもよう) 231.通り山集落 232.R117山崎交差点
 いくつかの集落を通りながら2車線快走路を走っていると中魚沼広域農道との交差点を通過する。その後も2車線の快走路を走っていると沿線の家屋が多くなった所でR117山崎交差点に至る。353入口交差点からの距離は約17.7kmである。現在は小原バイパスが供用されたため直進する事になるが、以前は右折して300m程R117と重複していた。

233.中里跨線橋 234.右にカーブしてJR飯山線と並走する 235.小原集落
 山崎交差点を通過して少し走ると下り勾配となり、中里跨線橋でJR飯山線の上を通過する。その後大きく右にカーブして飯山線沿いとなり、小原集落を通り抜ける。2016年11月に開通したバイパスとあって舗装はきれいで車線幅にも余裕があって走りやすい。

236.やや急な勾配を下る 237.宮中橋 238.左にカーブしている勾配を上る
 やや急な勾配を下っていると緩やかな左カーブを曲がるが、そのカーブ部分に旧道が交差している。旧道との交差点を過ぎると宮中橋で信濃川を渡る。左側(上流側)には宮中取水ダムが見えるが、これはJR東日本の施設であり、R117沿いにある信濃川発電所まで水路が繋がっている。宮中橋を渡り終えて少し走ると左にカーブしながら勾配を上る。

239.新潟r49交差点を左折 240.水路沿いは若干狭い 241.宮中集落の西端は2車線
 宮中水路1号橋を渡り終えて勾配を上り切った所で新潟r49との交差点に突き当たる。R353は左折して松之山方面に進むが、案内標識に大型車両通行止の標識が表記されている事からも酷道区間が存在する事が分かる。
 r49交差点の直後は2車線道路だが、すぐにセンターラインがなくなり融雪水パイプがセンターライン代わりをしている2.0車線幅道路になる。その後センターラインが復活して2車線道路に戻る。

242.道幅が一気に狭くなる 243.右の作業道(?)が舗装されていた 244.信濃川を見下ろす
 宮中集落が途切れると同時に道幅が一気に狭くなって大型車両が通行不可とされている区間が始まる。新潟r49交差点の案内標識にあった大型貨物車・大型乗用車(バス)通行止の制式標識は設置されていないが、「幅員狭小のた為大型車通行不可」という看板が設置されている。また、異常気象時通行規制区間にも指定されており、連続雨量80mm超もしくは時間雨量40mm超で通行止になる。
 狭路区間に入ってすぐに右前方に分岐する道路が確認できる。コンクリート舗装のため左側の道路が国道である事は瞬時に判断可能である。なお、以前は未舗装の“道路らしきもの”という見た目であった。分岐を通過して少し走ると左側に信濃川が見える。川との距離は近いが高低差があるため見下ろす感じである。

245.鷹ノ巣隧道 246.最狭箇所 247.最狭箇所の直後の分岐は左方向へ進む
 信濃川を見下ろす場所で鷹ノ巣隧道をくぐる。内部は素掘りとなっており、川寄りに大きな穴が開いているのが特徴である。鷹ノ巣隧道からも信濃川左岸の狭路が続いている。道幅は非常に狭く1.0車線幅の箇所もある。最も狭い箇所の直後に左カーブを曲がるが、そこにも林道だか作業道だかが接続している。案内標識の類が一切設置されておらず、どちらも左カーブなので分かりにくいが、手前の道路が国道である。奥の道路は堀之内林道まで続いているようだが、通り抜けられるかは不明である。

248.大河沿いながら断崖酷道 249.「路肩注意」 250.この分岐も左方向へ進む
 2ヶ所目の分岐からは1.0車線幅の狭路が続いている。離合のできない区間が長いが待避所が設けられていないどころか路肩に注意しなければならない場所である。誤って転落してしまった場合は信濃川で溺死してしまう可能性がある。打越山の南に分岐する道路があるが、ここに案内標識は設置されていない。左側の道路が国道であり、右の市道(?)は阿寺という廃集落に向かう事ができる。

251.転落しそうな場所でもガードレールなし 252.旧道の雰囲気が漂う 253.交通量は非常に少ない
 複数の分かりづらい分岐を全て左側の道路に進み、信濃川左岸の高所を通っている狭路を走る。雑草が生い茂っており維持管理が行き届いていない旧道を思わせる雰囲気である。信濃川の対岸に普通の国道であるR117があるため、R353の交通量は非常に少ない。沢をトラバースするヘアピンカーブを曲がると津南町に入るが、境標識は設置されていない。

254.酷道区間を脱する 255.人和橋 256.鹿渡新田集落
 左のヘアピンカーブを曲がった先で視界が開けて水田や作業小屋らしきものが見えてくる。右カーブの先で人和橋を通過するが、その下にあるのは信濃川発電所の送水管である。この発電所は東京電力が保有している。人和橋から程なくして鹿渡新田集落に入り、道幅も広くなる。

257.左折すると越後鹿渡駅に行ける 258.新潟r49交差点 259.新潟r49交差点からは上り勾配
 センターラインがない部分に町道が交差しているが、町道の先にはJR飯山線の越後鹿渡駅がある。町道との交差点を過ぎてすぐに右カーブを曲がり、その先で左カーブを曲がって新潟r49との交差点を通過する。そこからは左カーブを曲がって上り勾配を走る。

260.新潟r49交差点を右折 261.新潟r49交差点の直後に右カーブあり 262.眺望良好
 勾配を上り切った所で新潟r49との交差点を右折して松之山方面に進む。r49交差点の間の狭路酷道区間は基本的には交通量は少ないが、ツールド妻有のコースとなっているが、大会の開催日(2019年は8月25日)は多くの自転車が走行している可能性が高い。ここ以外のR353にもコースに指定されている区間が存在している。
 r49交差点からの上り勾配が続いており、右カーブを曲がるとこれまで走ってきた区間と高低差のある並走状態となる。左の直角カーブを曲がると信濃川から離れる方向に進む。

263.辰ノ口スノーシェッド 264.交通量は少ない 265.豊原トンネル
 辰ノ口スノーシェッドをくぐってから少し走ると信濃川発電所用の送水管の上を通って右カーブを曲がる。左側には巨大なドラム缶のようなものを並べたトヤ沢砂防堰堤が見える。堰堤からは緩やかな上り勾配の直線道路を走り、豊原トンネルをくぐる。

266.境標識は上蝦池橋の北詰にある 267.東川橋 268.市道との交差点を通過
 トンネルを出てすぐに短いスノーシェッドをくぐって上蝦池橋を渡る。市町境は豊原トンネル(豊原峠)だが、十日町市の境標識は上蝦池橋の北詰に設置されている。津南町の境標識は豊原トンネルの南側坑口付近にある。
 豊原トンネルからの勾配を下っていると東川橋を渡った先で市道との交差点を通過する。市道は広くないものの長い橋とトンネルがあるが、上蝦池集落と国道を繋ぐだけのため通り抜ける事ができず、案内標識にその旨が記されている。

269.交通量の少ない2車線道路を快走 270.東川トンネル 271.東川集落
 緩やかな下り勾配の2車線道路を走っていると東川トンネルをくぐる。引き続き緩やかな勾配を下っていると新潟r358交差点を通過した直後に市川大橋を渡り、以降は緩やかな勾配を上る。

272.高館トンネル 273.新潟r427交差点 274.越道川まで下る
 緩やかな勾配を上っていると高館トンネルに入る。旧道は新潟r358とr427、市道に降格している。高館トンネルを出てすぐに新潟r427との交差点を通過するが、トンネルの旧道が降格したものと思われる。走りやすい2車線道路を下っていると大きく右にカーブした先で越道川に架かる早瀬橋を渡る。

275.新潟r350交差点 276.旧松之山町の中心部に入る 277.新潟r80松之山交差点を右折
 早瀬橋を渡って以降は上り勾配となって新潟r350交差点を通過する。その後は緩やかなカーブが連続する2車線道路を走る。旧松之山町の中心部と言える場所に入り、左にカーブした先で新潟r80松之山交差点に至り、右折して上越・松代方面に進む。左折して松之山温泉方面に進めば、R353と同じく分断区間を持つ酷道、R405に行く事ができる。

278.松之山交差点からは1.8車線幅 279.センターラインが復活 280.新潟r80交差点
 新潟r80松之山交差点の直後こそセンターライン付きの2車線道路だが、すぐに1.8車線幅道路と狭くなってしまう。300m弱の狭路区間を走るとセンターラインが復活して2車線道路に戻った後に右急カーブを曲がる。その後しばらく走るとr80との交差点を道なりに右にカーブしながら通過する。交差点の少し手前の案内標識にはr80のヘキサが表記されているが、交差点近傍のそれにはヘキサも行き先の地名も表記されていない。

281.2車線道路を快走 282.カーブは多いが快走可能 283.十日町市松之山小谷
 新潟r80交差点からは緩やかな勾配を上るが、町道との交差点を過ぎると下り勾配に転ずる。緩やかな勾配を下っていると松之山小谷集落を通過するが、集落内にやや急なカーブがある。

284.子安トンネル 285.小谷トンネル 286.R253・R403・R404池尻交差点を左前方に進む
 緩やかな下り勾配の左カーブを曲がった後に右にカーブして子安トンネルをくぐり、次いで小谷トンネルに入る。小谷トンネルの南側には小谷雪覆道が接続しており、走行した日は雪覆道が工事中だったため小谷トンネルともに片側交互通行規制が敷かれていた。
 緩やかなS字カーブを描きながら緩やかな勾配を下り、松之山大橋の直後にR253R403R404池尻交差点に至る。案内標識にR353のおにぎりが表記されていないが、左前方に進んでR253・R404との重複区間を上越方面に進む。なお、南魚沼方面はR253・R403・R404重複区間で、大島方面はR403の単独区間である。

国道353号 part6