国道352号
part9

R119春日町交差点〜R4上三川交差点
日光市→鹿沼市→壬生町→下野市→上三川町

411.R119・R121・R352重複区間 412.R119・R121小倉町交差点を右折 413.迂回路はこの小倉町歩道橋交差点を右折
 春日町交差点からはR119R121・R352の3国道重複区間だが、R121・R352・R400重複区間とは異なり3つ串刺しおにぎりは設置されていない。夏休み期間中の行楽日和とあって流れの悪い2車線道路を走っていると道の駅「日光」を通過する。この道の駅に出入りする車両も渋滞の原因のひとつであった。春日町交差点から約500mでR119から分岐する小倉町交差点となるが、7時から20時の間は右折禁止である。そのため、約300m東の小倉町歩道橋を右折してその後の突き当りで現道に合流するか、どこかでUターンしたのちに小倉町交差点を左折するかしなければならない。今回は後者のルートでトレースをしている。

414.杉並木内の1.8車線幅道路 415.R121との重複は続く 416.左折すると小倉町歩道橋交差点
 小倉町交差点からは1.8車線幅と少々狭くなる。杉並木の中を通っているおり歴史のある街道なのだろうが、その杉並木があるが故に拡幅もできないのだろう。約400m走ると小倉町歩道橋交差点に至る市道との交差点を通過する。

417.制限速度は40km/h 418.JR日光線の日光街道踏切 419.道路に面した家屋は少ない
 迂回路との交差点からも道路状況は特に変化はなく1.8車線幅の狭路が続くが交通量が増えるため走りにくく感じるようになる。緩やかなS字状のカーブを曲がった先でJR日光線の日光街道踏切を通過する。踏切以南もやや狭い道路を走っていると田川に架かる短い橋を渡る。橋の前後には数軒の家屋が見られるが、それを除けば道路沿いの建物はほとんどない。

420.E81の十石坂橋 421.十石坂は上下線が分離 422.車線幅が狭い
 左にカーブしながらやや急な勾配を下るとE81日光宇都宮道路の十石坂橋の下をくぐる。十石坂では上下線が分離している。かなり急なカーブだが対向車がいないため僅かな距離とは言え多少気は楽になる。反対側車線と合流した直後に東武鉄道日光線の上を通るが、トンネル上なので鉄道が交差した事に気づかないと思われる。以降はセンターライン付きの2車線道路となるが、車線幅が狭く快適に走れるとは言い難い。

423.杉並木の保護のため車両通行止 424.R121板橋バイパスとの交差点を右折 425.閉鎖された区間の南口の交差点
 小倉町交差点から約5.3kmで信号機のある交差点に至るが、交差点の奥にはガードレールが設置されており直進できなくなっている。これは杉並木の保護のため車両の通行を禁止する措置で2017年3月21日に始まっている。目的が目的なだけに全ての車両が電気自動車に置き換わりでもしない限りは解除される事はないだろう。なお、この通行止はJARTICでは「作業」という名目での通行止と表示されている。
 ガードレールの手前を左折して迂回路の市道を約400m走るとR121板橋バイパスとの交差点に至る。右折して走りやすい2車線道路を約1.1km南下すると通行止になった区間の南側の交差点を通過する。交差点から250m先に市道が接続しているため、そこまでは車両でも通行できる。

426.杉並木区間は終わらない 427.所々に出っ張りあり 428.日光市文挾町
 上板橋集落を通り過ぎると再び杉並木の中を走るが、これまでの区間に比べて道幅が広い。ただし杉の木がはみ出している箇所がいくつか存在しており、対向車がいれば減速する必要がある。場合によっては停止しなければならない。3.1kmほど走ると杉並木が途切れて集落に入る。

429.栃木r70交差点 430.栃木r70文挾交差点 431.「倒木注意」
 JR日光線の文挾駅の手前で栃木r70交差点とr70文挾交差点を相次いで通過する。文挾交差点以降はまた杉並木区間となる。車線幅は決して余裕があるとは言えないが、出っ張りもなく杉並木区間の中では走りやすい方である。杉並木を保護するために通行止規制をするくらいだから、杉の木も劣化しているようで倒木に注意を促す看板が設置されている。

432.杉の木の密度が小さくなる 433.富岡交差点 434.鹿沼市武子
 杉並木の密度が小さくなった所で市境を越えて鹿沼市に入る。杉並木自体は続いているが、これまでのように鬱蒼とした雰囲気ではない。家屋が点在する中を緩やかに下る直線基調の2車線道路を南下する。

435.栃木r268平成橋東交差点 436.御成橋東交差点 437.栃木r164御成橋西交差点を左折
 栃木r268平成橋東交差点を通過してから程なくして右いカーブしながら御成橋東交差点を通過し、御成橋を渡った先で栃木r164御成橋西交差点に突き当たり、左折して足利・栃木・鹿沼市街方面に進む。

438.「足利50km 栃木21km 鹿沼市街1km」 439.鹿沼市戸張町 440.R121・R293市役所前交差点
 進むにつれて沿線の建物と交通量が多くなる。道路状況としては路肩の広い2車線道路のため走りにくさは感じない。鹿沼市役所の出入口に当たるR121・R293市役所前交差点を通過するとR293も重複してくるため、3国道重複区間となる。案内標識には3つのおにぎりが串刺しになっている。

441.R121・R293・R352串刺しおにぎり 442.交通量が多く流れが悪い 443.R121・R293下材木町交差点
 市役所前交差点からは東西を結ぶR293とも重複しているためさらに交通量が増える。流れの悪い2車線道路を走っていると栃木r4・r14石橋町交差点を通過する。さらに少し走るとR121・R293下材木町交差点を通過する。この交差点で80km近くに渡って重複していたR121から分岐するがR293との重複は続くため単独区間にはならない。長い重複距離にも関わらず案内標識におにぎりが表記されているためルートミスをする可能性は低い。

444.栃木r120新鹿沼駅前交差点 445.鹿沼市村井町 446.栃木r268上殿丁字路交差点
 下材木町交差点から少し走ると栃木r120新鹿沼駅前交差点を通過する。交差点の名称が示す通り、東武鉄道日光線の新鹿沼駅の前に位置している。“新”ではない鹿沼駅はJR日光線の駅であり、両駅は直線で2km強離れている。進むにつれて沿線の建物も交通量も少なくなっていく。

447.栃木r15大門宿交差点 448.串刺しおにぎりも設置されている 449.栃木r137樅山駅前交差点
 栃木r15大門宿交差点は足尾・栗野方面に右折する車両も多いようで比較的長い右折車線が設置されている。さらに少し走ると樅山駅の東で栃木r137樅山駅前交差点を通過する。樅山駅も東武鉄道の駅である。

450.交通量は多いが流れは良好 451.R293追分交差点を左方向へ進む
 交通量は多いが流れの良い2車線道路を淡々と南下する。沿線には途切れる事なく家屋が続いており、当然ながら山岳部区間とは雰囲気は全く異なる。下材木町交差点から約6.5kmで追分交差点に至る。この交差点を道なりに左方向へ進むとR293から分岐して単独区間となる。福島県南会津町の早坂交差点から続いた上位国道との重複は約84kmで終わりとなる。

452.R352の単独おにぎり 453.R293・R352の串刺しおにぎりも立っている 454.R293鹿沼南バイパスとの交差点
 追分交差点を過ぎてすぐに84km振りにR352の単独のおにぎりが確認できる。しかし少し南にはR293・R352の串刺しおにぎりも立っている。これはR293の鹿沼南バイパスがE4東北道の当山橋の南に接続しているためと思われる。バイパスは東北道の北に接続する計画だが、2020年8月の時点では仮の道路で繋がっている。

455.杉以外の並木がある 456.交通量が少なくなる 457.栃木r3北赤塚十字路交差点
 R293鹿沼南バイパスとの交差点を過ぎると完全な単独区間となる。R352の単独区間は酷道である場所が多いが、栃木県内に限ってはごく普通の対面2車線道路であり、交通量も比較的少なく走りやすい。栃木r3北赤塚十字路交差点を通過した先で市町境を越えて壬生町に入る。

458.壬生町七ッ石 459.栃木r221上稲葉交差点 460.E50稲葉橋
 壬生町に入ってからもほとんど勾配もカーブもない走りやすい2車線道路が続く。栃木r221上稲葉交差点を通過した後にE50北関東道の稲葉橋の下をくぐる。短い距離でE4東北道の下もくぐっているが、どちらにもインターチェンジは設定されていない。

461.壬生町大字壬生甲 462.左の急カーブを曲がる 463.栃木r2壬生バイパス北交差点
 平坦で直線基調の2車線道路を走っていると左の急カーブを曲がり、その直後に栃木r2壬生バイパス北交差点を通過する。この急カーブで進行方角が南東から東へと変わる。なお、r2はR352よりも整備されており片側2車線道路である。

464.壬生町の市街地を走る 465.「真岡17km 下野10km」 466.市道との三好町交差点を右方向へ進む
 壬生バイパス北交差点を過ぎると壬生町の市街地を通っているため周辺の家屋が増える。店舗が目立つ場所で栃木r18・r172大師町南交差点を通過する。右折してr18を少し南に進むと壬生町役場がある。東雲橋で黒川を渡った先で市道との三好町交差点を通過する。道なりに進めば良いだけだが、左折して市道に向かう車両も多い。

467.壬生町大字藤井 468.下野市に入る 469.片側1車線道路
 三好町交差点を過ぎてすぐに東武鉄道宇都宮線の宇第54号踏切を通過する。歩道が設置されておらず路側帯が緑色に塗られている2車線道路を走っていると下野市に入る。下野市に入って一つ目の信号機付きの交差点からは広い中央分離帯の片側1車線道路になる。

470.旧道との姿橋西交差点 471.栃木r65第三工業団地入口交差点 472.R4下石橋北ランプ
 旧道と思われる市道との姿橋西交差点を通過して姿橋を渡る。その後も片側1車線道路が続いており、大光寺交差点からは片側2車線道路になる。車線が増えるのに伴って交通量も増えている。栃木r65第三工業団地入口交差点を過ぎてすぐにR4下石橋北交差点への側道が分岐する。本線は片側2車線のまま跨道橋で交差点の上を通過する。

473.東北新幹線 474.栃木r146下多功交差点 475.「真岡10km 上三川市街4km 新4号国道3km」
 下石橋北交差点からの側道が合流する地点で東北新幹線の高架の下をくぐる。R352は高架となっておりその下にJR東北本線がある。跨線橋の勾配を下り切った所で上三川町に入り、以降は平坦な片側2車線道路を走り、緩やかな左カーブの先で栃木r146下多功交差点を通過する。

476.明治橋 477.R4新4号バイパスとの上三川交差点
 緩やかな右カーブを曲がって明治橋を渡り、直線道路を走っているとR4新4号バイパスとの上三川交差点に至る。この交差点がR352の終点であり、分断区間を除いた330km近い国道のトレースが終了する。ただでさえ延長の長い交差点なうえに分断区間や長い酷道区間があるため、走破には非常に長い時間が必要である。今回は迂回を含めて10時間弱掛かっている。