国道352号
part8

R121上三依交差点〜R119春日町交差点
日光市

355.「日光市街44km 鬼怒川32km 川治22km」 356.R121・R352串刺しおにぎり 357.野岩鉄道
 上三依交差点からはR400の重複は解消されるが、R121との重複区間は続いている。R121との重複はかなりの距離になるが、串刺しおにぎりが設置されており重複している事が分かる。R352に限らず栃木県内は串刺しおにぎりの設置率が高い。野岩鉄道とともに男鹿川の右岸を走っていると橋梁の下をくぐる。

358.舗装工事のため片側交互通行規制中 359.「鬼怒川28km 川治18km」 360.中三依温泉駅は左折
 野岩鉄道の橋梁をくぐってからは沿線の家屋が途切れた谷筋を走る。その後、中三依集落を走っていると中三依橋の南詰で中三依温泉駅の出入口に当たる道路との交差点を通過する。駅にはロータリーが設置されているが、国道とロータリーの間の100m弱は県道に指定されていないようである。中三依橋以降は野岩鉄道とともに男鹿川の左岸を下って行く。

361.異常気象時通行規制区間に入る 362.集落のない谷筋を走る 363.野岩鉄道
 独鈷沢集落を過ぎると異常気象時通行規制区間に入る。区間延長は14.5kmなので川治温泉付近までであろう。規制値は連続雨量200mm超である。異常気象時通行規制区間は沿線に集落はなく男鹿川に沿ったカーブの多い状態になる。並走している野岩鉄道は橋梁とトンネルで直線的に造られており、結構な高さの橋梁の下をくぐる。

364.地蔵岩洞門 365.大塩沢橋 366.片足沢橋
 男鹿川に沿ってカーブしている2車線道路を走っていると独鈷沢ふれあい公園の前を通り、名称不明のロックシェッドと地蔵岩洞門をくぐる。五十里ダムによる五十里湖の北端でチェーン着脱場を通過し、その先で大塩沢橋を渡る。湖の東岸で唄ノ沢橋と片足沢橋を渡るが、後者は上下線で別々の橋となっている。

367.五十里海渡り大橋 368.五十里岬トンネル 369.赤夕大橋と栃木r249交差点と湯ノ郷トンネル
 引き続き五十里湖の東岸を通る現道との交差点の直後に五十里海渡り大橋を渡って五十里岬トンネルをくぐる。さらに赤夕大橋を渡るとその南詰で栃木r249を通過する。右折してr249を200m程走ると道の駅「湯西川」がある。さらに西に進むと湯西川温泉もある。r249交差点の直後には湯ノ郷トンネルをくぐり、五十里湖に沿って走っていると現道と合流する。R121走行時は現道を走ったが、今回はバイパスを走っている。なぜなら現道は通行止になっていたからである。バイパスが通行できる以上、わざわざ復旧させる必要もないためこのまま規制が解除されない可能性もある。

370.五十里トンネル 371.栃木r23交差点 372.五十里ダムサイトトンネル
 現道と合流した後に海尻トンネルと五十里トンネルをくぐり、栃木r23交差点を通過する。交差点には信号機も右折車線も設置されていない。さらに少し南下すると五十里ダムサイトトンネルをくぐる。その名称が示す通り、ダムのすぐ傍を通過している。長短のロックシェッドを2つくぐってからは急カーブが多くなる。

373.川治温泉 374.川治橋 375.急カーブが連続
 野岩鉄道の葛老山トンネルの上で左のヘアピンカーブを曲がると川治温泉街に差し掛かる。沿線に多く温泉宿が建っているが、斜面にあるため急カーブが多い。川治橋で男鹿川を渡ってからも急カーブが連続している。

376.野岩鉄道 377.川治温泉以南も異常気象時通行規制区間 378.栃木r23交差点
 野岩鉄道の橋梁の下を通った後に川治温泉駅の西を通過する。葛老山トンネルの南にも駅が設置されており、川治湯元駅という。川治温泉駅を通り過ぎると再び異常気象時通行規制区間に入る。五十里湖周辺と同じく連続雨量200m超で通行止になる。沿線に家屋のない状態を走っていると左にカーブしながら栃木r23交差点を通過する。五十里トンネルの南でも交差していたr23だが、どちらかがバイパスと思われる。

379.三ッ岩トンネル 380.龍王隧道 381.栃木r19(日塩有料道路)との交差点を右折
 栃木r23交差点の直後に三ッ岩トンネルをくぐり、次いで龍王隧道をくぐる。唐突に龍王というたいそうな名前が出てきたが、この辺りの渓谷を龍王峡といい、それに因んだ名称であろう。その龍王峡の左岸を走っていると左にカーブしてその先の栃木r19交差点を右折する。左折、直進ともに日塩有料道路であり、塩原方面の前者はもみじライン、日光市街方面の後者は龍王峡ラインと呼ばれている。

382.龍王峡ラインをくぐる 383.龍王峡ラインのもみじ大橋 384.龍王峡駅前は賑わっていた
 栃木r19交差点からは下り勾配のヘアピンカーブを曲がってr19の下をくぐり、大きく右にカーブして進行方角を180度変えた後にもみじ大橋の下をくぐる。その先の左カーブ付近に龍王峡駅があり、駅前には複数の土産物店や食事処があるため賑わっていた。

385.栃木r19とのランプ 386.栃木r63交差点 387.新藤原駅付近を走る
 栃木r19の龍王峡橋の下をくぐるが、そこには日光市街・鬼怒川方面とのみ接続するランプが設置されている。料金所は南にあるためこのランプから入っても料金を徴収される。栃木r63交差点付近からは周辺の家屋が増える。新藤原駅が置かれているが、旧藤原町の役場は2つ南の鬼怒川温泉駅が最寄である。なお、新藤原駅を境に北は野岩鉄道で南は東武鉄道鬼怒川線となっている。

388.東武鉄道鬼怒川線と並走 389.R121鬼怒川バイパスとの小原交差点を左折
 鬼怒川と東武鉄道鬼怒川線の間を走っていると鬼怒川温泉エリアの北端の小原交差点で現道と鬼怒川バイパスとに別れる。道なりに進む方がバイパスで左折が現道だが、案内標識におにぎりが表記されていない。今回は左折して現道へと進んでいる。道なりに進んで鬼怒川橋を渡った西詰で栃木r19龍王峡ラインとの交差点があり、r19はバイパスとしても利用できる事が分かる。

390.鬼怒川公園駅の西を走る 391.鬼怒川温泉には廃ホテルが多い 392.営業している店舗もある
 小原交差点を左折すると東武鉄道鬼怒川線の鬼怒川公園駅の西側を走る。車線幅は広く直線なので見通しが良い。500m弱でセンターラインがなくなって1.5車線幅になってしまう。線路の反対側にはいくつかのホテルが建っているが廃墟になっているものもある。鬼怒川温泉はバブル崩壊以降に廃業したホテルが多い。ただし、山奥の全住民が離村した廃集落とは異なり、営業しているホテル等もあり観光地としての機能を失っている訳ではない。

393.市道との交差点を左折 394.東武鉄道鬼怒川線と並走 395.R121鬼怒川バイパス支線との大原交差点
 かつての藤原町役場(現在の日光市役所藤原総合支所)の前を通り過ぎた先で市道とのT字の交差点があるが、一時停止した後に左折して第41号踏切を通らなければならない。案内標識は設置されているものの白地の古いタイプでおにぎりが表記されていないうえに市道が2車線のため、直進してしまっても何ら不思議ではない交差点である。
 踏切の直後は線路と山に挟まれており2車線道路ながら若干の狭苦しさを感じるが、すぐに普通の2車線道路になる。東武鉄道鬼怒川線の東側を並走していると鬼怒川温泉駅を過ぎてR121鬼怒川バイパスの支線のような道路との大原交差点に至る。案内標識は設置されていないが、直進が現道である。なお、逆の北に向かってトレースして現道へ進む場合は、右側に付加された直進右折車線から直進しなければならない。

396.大原交差点以南は交通量が増大 397.下の原跨線橋交差点 398.日光市高徳
 大原交差点以南も2車線道路が続いているが、歩道が設置されているため幾分か走りやすくなる。鬼怒川の対岸を並走しているバイパスが有料区間のため交通量が増大する。東武ワールドスクウェアの正門の手前から渋滞が発生していたが、その先頭は下の原跨線橋交差点であり、その南の片側交互通行規制が原因であった。下の原跨線橋交差点を過ぎると沿線の建物が途切れるがすぐに次の集落が現れ、緩やかに下りながら通過する。

399.栃木r77高徳交差点を右折 400.中岩橋 401.R121鬼怒川バイパスとの栗原交差点を左折
 栃木r77高徳交差点を右折して日光市街方面に進む。三差路であり各方向とも右折車線が設置されていないせいもあって信号機はそれぞれ個々に青信号になるという変則的な切り替わり方となっている。そのため青信号待ちの時間が多少長くなってしまう。
 高徳交差点からは下り勾配となり東武鉄道鬼怒川線と隣接状態になると右カーブを曲がって中岩橋を渡る。橋からは上り勾配となってR121鬼怒川バイパスとの栗原交差点に突き当たる。R352のおにぎりは表記されていないが、右折の川治方面は戻る方向なので左折が正しいルートと分かるだろう。

402.栗原交差点からは片側2車線 403.「宇都宮34km 世界遺産日光の社寺13km 日光市街4km」 404.倉ヶ崎交差点
 栗原交差点からはR121鬼怒川バイパスと合流して並走状態が解消される。そのためか、道路状況は片側2車線となり交通量もかなり増える。砥川橋までは下りで橋から砥川橋南交差点までは上り勾配である。砥川橋南交差点は旧道との交差点であり、案内標識にはおにぎりは表記されていないが旧道という文字が確認できる。栃木r279轟工業団地入口交差点を通過して旧道と東武鉄道鬼怒川線を挟むような形で南に向かって走る。市道との倉ヶ崎交差点を通過するが、市道の約500m先にR461があり、日光市の中心部をパスするルートを形成している。

405.旧道との倉ヶ崎新田交差点 406.栃木r245今市警察署北交差点 407.旧道との大谷向交差点
 左カーブを曲がって東武鉄道鬼怒川線をオーバーパスした先で旧道との倉ヶ崎新田交差点を通過する。旧道はここで合流するのではなく交差している。その後も旧道が並走した状態で片側2車線道路を走り、栃木r245今市警察署北交差点を通過した後に大谷向交差点を通過する。この交差点も旧道との交差点であり、以南はバイパスに一本化される。かつてはR461の起点であったがこちらもバイパスに一本化されて起点も移動しているようである。

408.大谷橋 409.栃木r248川原町交差点 410.R119・R121春日町交差点を左折
 大谷向交差点を過ぎると大谷橋で大谷川を渡る。橋上は片側2車線だが南詰の栃木r248川原町交差点で左側車線が左折専用車線になってしまう。そのため国道を直進する場合は右側車線を走っている必要がある。
 川原町交差点からは日光市の市街地と言える場所を走っているため沿線の建物だけでなく交通量も非常に多い。緩やかな上り勾配後にやや急な勾配を下って東武鉄道日光線の下をくぐる。アンダーパスからの緩やかな勾配を上った後にR119・R121春日町交差点に至る。案内標識にはR119のおにぎりしか表記されていないが、R121もR352も左折の宇都宮方面に重複している。ウオッちずでは直進の今市ICまでの区間がR121となっているが、案内標識におにぎりは表記されていない。R121・R400早坂交差点からの距離は約57kmである。

国道352号 part9