国道346号 |
part4 |
R456中嶋交差点〜R45松川交差点 |
登米市→ →一関市→ →気仙沼市 |
155.芽倉橋 | 156.色褪せたR346のおにぎり | 157.谷が狭くなってくる |
R456中嶋交差点の直後に芽倉橋を渡るが、前後でS字状にカーブしているためか舗装が赤色に塗られている。芽倉橋以東は二股川の右岸を通っているが、進むにつれて谷が狭くなっていく。険しい山奥ではなく周辺には家屋が点在している。 |
158.所々で桜が咲いていた | 159.歩道設置工事中 | 160.岩手県一関市に入る |
二股川の右岸を緩やかな勾配を上りながら快走する。宮城県北部の内陸部と沿岸部を結ぶルートながら交通量はあまり多くない。二股川の支流に架かる橋の直後で県境を越えて岩手県一関市に入って岩手r295交差点を通過する。 |
161.岩手県に入ってからも二股川沿い | 162.堂前集落 | 163.岩手県内には串刺しおにぎりあり |
岩手県一関市に入ってからも二股川の右岸を上って行く。岩手r295交差点以東は二股川が県境となっており、対岸は宮城県登米市域である。登米市に属する余玉集落は唯一の出入口がR346(R456重複)に接続している道路のみで、一旦岩手県に入らなければどこにも行く事ができない。堂前集落で二股川を渡ると川から離れる。 |
164.宮城県気仙沼市に入る | 165.路面にマンボウが描かれている | 166.下り7%勾配 |
緩やかな勾配を上っていると宮城県気仙沼市に入る。岩手県域を通っている距離は約2.0kmと短い。気仙沼市に入ってすぐに路面にマンボウが描かれているが、マンボウは気仙沼港で多く水揚げされるもののひとつである。本吉町上野集落の東で7%の急勾配を下るが、上り勾配となる西向き車線には譲り車線が設置されている。 |
167.宮城r233交差点 | 168.宮城r206交差点 | 169.気仙沼市本吉町馬籠町 |
7%勾配を下り切った所で宮城r233交差点を通過する。r233は道の駅「林林館」の近くの交差点が終点で、こちらが起点である。r233交差点から程なくして左カーブ部分で宮城r206交差点を通過する。r206は南三陸町との境の前後に冬季閉鎖区間があるが、2019年10月の台風19号により被災してから災害通行止が続いている。r206交差点を過ぎると馬籠町を通り抜けるが、沿線には多くの家屋が建ち並んでいる。 |
170.チェーン着脱場が点在 | 171.交通量は少ない | 172.「R346ここから 過去の津波浸水区間」 |
馬籠町集落を通り過ぎると沿線の家屋は疎らになるが、集落が途切れる訳ではない。勾配もカーブも緩やかな2車線道路を淡々と走っていると過去の津波浸水区間に入る。ここでいう“過去の津波”とは2011年3月11日の東日本大震災の津波を指す事は言うまでもない。 |
176.沿線に家屋なし | 177.R45・R456交差点を左折 | |
大きくアップダウンしている本吉バイパスを走り、緩やかな勾配を上っているとR45・R456交差点に至る。太平洋に近い二桁国道との交差点という事でこの交差点が終点と思ってしまっても不思議ではないが、左折してR45との重複区間を大船渡・気仙沼方面に進む。もっとも、この交差点から終点までは全てR45に重複しているため、この交差点がR346の実質的な終点と言える。重複していたR456の真の終点はこの交差点である。ちなみに、根廻交差点からの距離はR346が約75km、R45現道が約82km。R45/E45三陸道が約81kmである。R346が最も短く、道路状況も劣悪でない事からR45現道よりも早く着ける可能性もある。 |
181.R45/E45三陸道の本吉津谷跨道橋 | 182.「R45ここから 過去の津波浸水区間」 | 183.小金沢駅は右折 |
津谷長根交差点からは気仙沼線BRTと並走しており、R45/E45三陸道の本吉津谷跨道橋をくぐった先でBRT走行路と交差し、その辺りで津波浸水区間に入る。小金沢駅の案内標識があるが、駅は既に廃止になっている。駅の周辺は標高が20m程度あり津波の被害は免れたものの、それより低い位置にあった線路が被災しておりいくつかの橋梁が失われたためBRT走行路には転用されていない。 |
184.「過去の津波浸水区間 R45ここまで」 | 185.アップダウンごとに津波浸水区間に出入りする | 186.大谷海岸を望む |
小金沢駅付近の津波新須区間が終わってから少し走ると緩やかな勾配を下って津波浸水区間に入る。標高は20〜30m程度だが、少なからず津波が浸水したようである。上下線集約型の本吉PAの近くを通ってしばらくすると前方に大谷海岸が見えてくる。 |
187.R45/E45三陸道・大谷海岸IC | 188.道の駅「大谷海岸」 | 189.道の駅の周辺は舗装が新しい |
緩やかな勾配を下っているとR45/E45三陸道の大谷海岸ICを通過し、その先で道の駅「大谷海岸」の前を通る。東日本大震災以前は海側にありJR気仙沼線の大谷海岸駅に隣接していたが、嵩上げ事業に絡んで内陸側に移転している。移転オープンが2021年3月28日であり、R45走行時は2016年4月30日のため移転前であった。なお、移転後の道の駅内には気仙沼線BRTの大谷海岸駅がある。道の駅を過ぎると気仙沼線BRTが分岐する。 |
190.気仙沼市本吉町大谷 | 191.右前方の橋は気仙沼線BRTの沖野田川橋梁 | 192.「過去の津波浸水区間 R45ここまで」 |
明神崎の根元を左にカーブして勾配を上ると消防団の倉庫付近からは津波の被害が軽かったのか東日本大震災以前からの家屋が建ち並んでいる。しかし海寄りの低い位置にあったJR気仙沼線は被災しておりBRT走行路としても使われていない。沖の田川に向かって下っていると津波浸水区間に入り、橋を渡った先でBRT走行路との交差点を通過する。 緩やかな勾配を下っていると沖ノ田川橋を渡るが、下流側には気仙沼線BRTの沖野田川橋梁が確認できる。津波浸水区間であり、国道の沖ノ田川橋は嵩上げされてから架けかえられており、JR気仙沼線の橋梁もBRT専用路して新設されている。その後緩やかな勾配を上っていると津波浸水区間が終わる。 |
193.陸前階上駅は右折 | 194.「R45ここから 過去の津波浸水区間」 | 195.津波浸水区間の沿線の家屋は少ない |
気仙沼線BRTの陸前階上駅の手前で岩井崎交差点を通過して建物が建ち並ぶ中を走る。市道との交差点から下り勾配となるが、そこからまた過去の津波浸水区間に入る。嵩上げされていると思われるが、津波浸水区間内の沿線には通常の家屋は少ない。 |
196.「過去の津波浸水区間 R45ここまで」 | 197.宮城r26交差点 | 198.「宮古138km 大船渡44km 陸前高田29km」 |
緩やかな勾配を上ると津波浸水区間が終わる。しばらく平坦な道路を走った後に緩やかな下り勾配が始まって宮城r26交差点を通過する。r26は国道の旧道と思われ、気仙沼市の中心部を通り抜けているため右折する車両も多く長い右折車線が設置されている。r26交差点からは気仙沼バイパスをと呼ばれる区間を走る。 |
199.R45/E45三陸道・気仙沼中央IC | 200.花の駅・けせんぬまパーキング | 201.気仙沼バイパスを走る |
過去の津波浸水区間に入って神山川橋を渡った先でR45/E45三陸道の気仙沼中央ICを通過する。大谷海岸ICとともにR45走行時(2016年4月30日)はまだ開通していなかった。気仙沼中央ICを過ぎてすぐに花の駅・気仙沼パーキングの前を通過する。道の駅のような施設と言いたいところだが、駐車場とトイレのみで物産店はない。 |
202.気仙沼の市街地が見える | 203.宮城r65交差点 | 204.田中トンネル |
緩やかな勾配を下っていると前方に気仙沼市の市街地が見えてくる。そのまま下り続けて神山川橋を渡った先で宮城r65交差点を通過する。その後は緩やか勾配を上って田中トンネルをくぐる。 |
205.気仙沼市市街地の西側を走る | 206.平前橋 | 207.松川ICを側道へ進む |
田中トンネルを出て緩やかな勾配を下っていると市道との交差点を通過し、以降は緩やかな勾配を上る。平前橋で大川を渡った直後のJR大船渡線の上で側道が分岐するが、R346の終点は松川交差点のため側道へと進む。なお、大船渡線の気仙沼駅以西は現在でも運行されているが、沿岸部は大船渡線BRTになっている。 |
208.前方に見えるのはR45・R284の松川トンネル | 209.R45本線の跨道橋をくぐる | 210.R45・R284松川交差点 |
側道に進むと右にカーブしながら下った後にR45の本線の下をくぐり、大船渡方面からの出口と合流した後に終点のR45・R284松川交差点に突き当たる。R284もこの交差点が終点、ではなくR45との重複区間を北上して岩手県陸前高田市の気仙大橋大橋西交差点が終点である。案内標識に左折の気仙沼市街方面にもR284のおにぎりが表記されているが、これはR45が気仙沼バイパスに一本化される以前、宮城r26が国道だった頃の名残だろう。 |