国道336号
part2

R38東1南2・西1南3交差点〜R38吉野共栄交差点
白糠町→釧路市→浦幌町

49.白糠橋 50.幅員減少は和天別橋を指す 51.浦幌トンネルから直別トンネルにかけては特殊車両通行禁止
 R38・R392東1南2・西1南3交差点を過ぎて少し走ると白糠橋で茶路川を渡る。白糠町の市街地はこの橋の東までであり、橋から西は沿線の建物が少なくなる。JR根室本線に隣接した状態で並走している。幅員減少の警戒標識が立っているが、和天別橋から路側帯が狭くなる程度である。路側帯のほとんどない2車線道路を走っていると浦幌トンネルから直別トンネルまでの区間が高さ3.8m、幅3.0mを超える特殊車両は通行禁止である旨の情報を表示した電光掲示板が確認できる。

52.上り勾配になると登坂車線が現れる 53.M7.8パネル館の前を通る 54.登坂車線が終わる
 緩やかな左カーブを曲がった先で上り勾配となり、登坂車線が現れる。登坂車線区間に公衆トイレのある細長い駐車帯があるが、そのほぼ中央にM7.8パネル館が建っている。これは1993年1月15日に発生した釧路沖地震のパネルを展示している建物である。パネル館の前を過ぎて少し走ると峠部分を越えて登坂車線が終わる。

55.東向き車線に登坂車線あり 56.「帯広83km 幕別70km 浦幌35km」 57.再び釧路市に入る
 パネル館から程なくして左カーブとなるが、そこから下り勾配になっており反対側車線に登坂車線が設置されている。右カーブを曲がってからは直線道路を下り、平坦になった所で馬主来橋を渡って釧路市に入る。平成の大合併以前は音別町だった地域であり、間に白糠町があるため旧釧路市及び旧阿寒町とは飛び地になっている。

58.馬主来湖の湿地帯を走る 59.音別跨線橋 60.登坂車線区間には下り勾配もある
 馬主来橋を渡った直後に公衆トイレのある駐車場を通過する。駐車場の海寄りにはキャンプが可能な芝生もある。馬主来湖の湿地帯を走っていると緩やかな上り勾配となって音別跨線橋を通過する。上り勾配はその後も続いており、右カーブ付近から登坂車線が設置されている。この登坂車線区間の中には下り勾配の箇所も存在している。

61.登坂車線が終わる 62.太平洋が見える 63.乳呑橋
 一時的な下り勾配箇所を過ぎて緩やかな勾配を上っていると太平洋が見えた所で登坂車線が終わる。その後は太平洋を正面に見ながら緩やかな勾配を下る。反対側車線の登坂車線が終わると対面2車線道路になり、海沿いを快走する。海側にJR根室本線が敷設されているが高低差があるため線路はほとんど見えない。

64.太平洋を望む快走路 65.風連別橋 66.北海道r241本町1交差点
 緩やかな勾配を下ってJR根室本線とともに右カーブを曲がると平坦になる。風連別橋を渡ると旧音別町の市街地に入り、北海道r241本町1交差点を通過する。交差点の南に音別駅があるが、r241は逆の北に向かっている。ただし、r241の路線名は本流音別停車場線と言い、停車場線には違いない。

67.音別橋 68.「路面凹凸あり」 69.北海道r361交差点
 JR根室本線に沿って左カーブを曲がった後に音別橋を渡る。以西は沿線の建物のほとんどない状態であり、やや急な勾配を含むアップダウンが続く。尺別橋を渡ったすぐ先で北海道r361交差点を通過する。案内標識の空白になっている下段は左折方向に尺別駅と表記されていたが、2019年3月16日に旅客の取扱いを廃して信号場になっている。

70.湿地帯を走る 71.下り勾配だが登坂車線あり 72.入れ替わりで反対側車線にも登坂車線あり
 北海道r361交差点からしばらくは平坦な状態が続く。上り勾配になるのと同時に登坂車線が現れるが、区間内には下り勾配もある。西向き車線の登坂車線が終わる前に東向き車線の登坂車線が現れて緩やかな勾配を下って行く。

73.「津波注意! この道路は標高6.8mです」 74.浦幌町に入る 75.「トンネル内狭し この先トンネル3箇所」
 対面2車線道路に戻った直後は平坦だが、すぐに上り勾配となる。標高が記された津波注意標識がいくつか立てられているが、標高は5〜6mと通常の津波では被災しない高さである事に加えて海岸線からの距離は1km以上と結構離れている。
 直別橋を渡ると浦幌町に入る。直別川が市町境となっているが、河川の流れと境がずれている。これは元は河川と境は一致していたのだろうが、流路が変わった(人工的に変えられた?)のだと推測される。

76.北海道r1038交差点 77.ゆずり車線 78.青柳橋
 浦幌町に入って少し走ると緩やかな右カーブを曲がって北海道r1038交差点を通過する。r1038は約15km先でR336の浦幌バイパスに接続しておりR38とR336のバイパスとしても利用できる道道である。JR根室本線はr1038に沿っているためR336(実質R38)から離れる。
 r1038交差点からは緩やかな勾配を上り、左カーブ付近からはゆずり車線が設置されている。それが終わると反対側車線に登坂車線が設置されている。それぞれの延長は西向き車線が約1.4km、東向き車線が約1.1kmである。

79.「最大幅員3.0m」「高さ制限3.8m」 80.「回転灯点灯時 高さ超過」 81.直別隧道
 三号沢川の谷筋を走っていると最大幅員3.0mと高さ制限3.8mが表記された門型ゲートから中央分離帯のある片側1車線道路になる。二桁国道での規制のせいか、規制値を超えると回転灯が点灯するようになっている。中央分離帯がなくなって対面2車線道路になった後に直別隧道に入る。坑口には外側線(=路側線)より外側に寄らないように注意を促す標識が取り付けられている。

82.法面の崩落復旧工事が行われていた 83.上厚内隧道 84.JR根室本線をオーバーパス
 直別隧道を出ると左カーブを曲がってシイアップナイ川の流域を少し走って市道との交差点の直後に上厚内隧道をくぐる。この隧道にも3.0mの制限幅と3.8mの制限高が設定されている。上厚内隧道を出て少し走ると跨線橋を通ってJR根室本線をオーバーパスする。厚内川が蛇行しているため高映橋を始めとして複数の橋を渡る。

85.ゆずり車線 86.右側にはJR根室本線が並走している 87.二桁国道との重複区間の割に交通量は少ない
 JR根室本線の南側を並走しているとゆずり車線が現れる。登坂車線ではないため勾配はほとんどなくカーブも少ないため走りやすい。かつては上厚内集落に上厚内駅があったが、2017年3月4日に旅客扱いを廃して信号場になっている。

88.浦幌隧道 89.浦幌隧道側の制限高バー 90.幅員減少は橋上のみ
 右カーブを曲がっていると浦幌隧道に入るが、このトンネルも直別隧道と上厚内隧道を同じ規制が敷かれている。浦幌隧道を出て少し走ると東向き走行用の制限高バーの下を通る。以降はごく緩やかな勾配を下りながらカーブの緩やかな2車線道路を西に向かって走る。

91.浦幌町の市街地に近付く 92.道の駅「うらほろ」 93.北海道r597交差点
 オベトン川の南を大きく左に曲がると浦幌町の市街地の東側を走り、道の駅「うらほろ」を通過する。浦幌森林公園の真横に架かっている公園橋を渡った先で北海道r557交差点を通過する。右折してr557を走ると浦幌駅や市街地に行く事ができる。

94.北海道r56光南交差点 95.耕作地の中を走り抜ける 96.R38・北海道r1038吉野共栄交差点
 浦幌町の市街地の南で北海道r56光南交差点を通過すると周辺の家屋が少なくなる。耕作地が広がる北海道らしい風景の中をJR根室本線に沿って走っていると緩やかにカーブして線路から離れて行く。緩やかなカーブをいくつか曲がって吉野集落の南東でR38・北海道r1038交差点を通過する。R38は右折方向に進んで帯広・幕別方面に向かうため、終点の幣舞ロータリーから続いていたR38との重複区間が終わる。これより西の根室本線はR38に沿っている。

国道336号 part3