国道321号
part1

R56足摺分岐交差点〜高知r27交差点
四万十市→土佐清水市

1.R56足摺分岐交差点 2.足摺サニーロードと呼ばれる観光国道でもある 3.四万十川と中筋川の間を走る
 四万十市の市街地の西部、四万十川と中筋川に挟まれた場所にあるR56足摺分岐交差点がR321の起点であり、ここから足摺岬付近を経て概ね海沿い区間を走って宿毛市で再びR56に交差するルートである。市街地からは少し離れた場所ではあるが、商業施設が多く建っている地区の端に当たるため、昼間であれば交通量が多い交差点である。
 R321に入るとすぐに「足摺サニーロード」と描かれた標識が確認できる。高知県の最南端にして四国の最南端でもある足摺岬に向かうルートのため観光路線として整備されている。中筋川沿いを約400m走り市道との信号機付きの交差点を通過した後は四万十川と中筋川に挟まれた堤防の上を走る。沿線に建物はなく非常に見通しが良いが、四万十川寄りにはガードレールが設置されていない。国道上を横切るR56のバイパスでもある中村宿毛道路の新四万十川橋の下を通過する。

4.朝日に向かって走る 5.遊覧船乗り場を通過 6.四万十川沿いにセンターラインなし区間が残っている
 川に挟まれた堤防上を走っていると四万十川の遊覧船の乗り場からは中筋川から少し離れて四万十川にだけ沿って走る。本村集落付近ではセンターラインのない2.0車線になってしまうが、見通しも良いので乗用車であれば難なく通行できるだろう。

7.山路橋の手前は急カーブ 8.山路橋 9.山路橋からは堤防上ではない
 センターラインが復活した直後に右の急カーブを曲がって山路橋で中筋川を渡り、対岸で左の急カーブを曲がる。走行した時は上流側に隣接するようにして新しい橋が建設中だったため、現在のシケイン状の急カーブも遠からず解消されると思われる。山路橋からの勾配を下ると堤防でなくなり普通の平野部を走るが、すぐ左には中筋川が流れている。

10.高知西南広域農道との交差点 11.再び堤防を走る 12.四万十川の河口付近の右岸を走る
 しばらく堤防の外側を走っていると左にカーブして緩やかな勾配を上ると再び堤防上を走るようになる。高知西南広域農道との交差点を通過した直後に四万十大橋を渡るが、この四万十大橋は高知西南広域農道の橋であり、四万十川で最も下流に架かっている橋である。その後中筋川の堤防上を走り、左にカーブしながら高知r46交差点を通過してからは四万十川の右岸を走る。

13.高知r343交差点 14.農免農道を少し入った所に大文字の送り火がある 15.「足摺岬38km 竜串(林道経由)28km 土佐清水24km」
 右カーブを通過して勾配を下ると四万十川から離れて内陸に進む。高知r343交差点を通過し、ほぼ平坦な2車線道路を快走する。農免農道との交差点を通過するが、右折して農免農道を少し進めば大文字の送り火がある。四万十市になる以前の中村市は小京都と呼ばれる街である事を付け加えておく。津蔵淵川を何度か渡りながら津蔵淵集落を通り抜ける。

16.津蔵淵集落を過ぎると上り勾配 17.津蔵淵橋 18.伊豆田トンネル
 津蔵淵集落を通り過ぎてからは上り勾配となっている。旧道との交差点の直後に津蔵淵橋を渡り、さらに勾配を上っていると伊豆田トンネルに入る。旧道は概ね2車線ではあったもののカーブが多かったため伊豆田トンネルにより改良が図られたようである。旧道の伊豆田隧道は埋められており車両はおろか人すらも通り抜けられない。

19.高知r346交差点 20.市野瀬川沿いを快走 21.土佐清水市市野々
 伊豆田トンネルからは土佐清水市に入る。トンネルを出て緩やかな勾配を下っていると高知r346との交差点を通過する。このr346の国道寄りの一部は伊豆田隧道の旧道に当たる。r346交差点の先で昔ながら(?)のドライブインを通過し、市野瀬川に沿って2車線快走路を走る。

22.下ノ加江川の左岸を走る 23.高知r343交差点は道なりに右へ進む 24.下の加江大橋
 市野々集落を通り過ぎると市野瀬川が下ノ加江川に合流し、そのまま左岸を走る。集落は少し西の山裾にあり国道沿線の建物は少ない。国道沿いの建物が増えてきた所で高知r343との交差点を右にカーブして通過する。四万十川の河口付近で交差したr343が沿岸部を通ってきて再び交差している状態だが、市境を挟むかなりの距離が分断されており市道がその間を繋ぐ形になっている。r343交差点の直後に下の加江大橋を渡り、対岸で高知r21交差点を左にカーブしながら通過する。

25.高知r21交差点からは上り勾配 26.海岸部はアップダウンあり 27.久百々集落
 高知r21交差点からは上り勾配となって標高を上げるが、これ以降は概ね沿岸部を走っている。とは言うものの海面との高低差があり樹木などに視界を遮られるため海沿いを走っている印象は薄い。勾配を下って標高を下げると久百々集落を入江に沿って急カーブしながら通過する。

28.防砂用? 29.路面崩落復旧工事のため片側交互通行 30.大岐中益野林道との交差点
 久百々集落を通り過ぎると再び海面との高低差が生じた状態を走る。2車線ながらカーブの多い状態を走っていると蟻崎を過ぎた所で路面崩落の復旧工事が行われており、片側交互通行規制が敷かれていた。工事個所を過ぎると程なくして浜垣集落に差し掛かる。
 浜垣集落でやや急な左カーブを通過するが、そのカーブに大岐中益野林道が交差している。林道と言えども概ね2車線と整備されており、土佐清水市の市街地をパスするには便利そうな道路である。

31.大岐海岸付近は直線基調 32.大岐海岸を離れると勾配を上る 33.R321以布利バイパスとの交差点を左折して現道へ進む
 林道との交差点からは平坦かつ直線的な2車線道路を走るが、左にカーブすると同時に上り勾配となり再び沿岸部を走る。下港山集落を走っていると下り勾配に転じ、下り切った所でR321以布利バイパスと現道との交差点に至る。今回は左折して現道へと進んでいる。

34.現道も対面2車線 35.以布利集落 36.決して走りにくい道路ではない
 現道に進むと意外にもセンターラインがはっきりと描かれた2車線道路が続いている。以布利集落に入っても2車線を維持しており、多少カーブが多いのは気にならない。集落の主要部を通り過ぎると上り勾配となるが、その勾配は緩やかである。

37.左ヘアピンカーブ 38.右ヘアピンカーブ
 集落の南部で左ヘアピンカーブと右ヘアピンカーブが連続して現れる。以布利バイパスが造られたのはこの連続ヘアピンカーブの存在が大きかったのだろう。乗用車ならともかく大型トラックの通行には多少難のあるカーブである。
 ヘアピンカーブ地帯を通り過ぎてすぐに高知r27交差点を通過する。r27は足摺岬公園線と言い、その名の通り足摺岬に至る道路だが狭路区間があるためか案内標識は設置されていない。

39.以布利第一トンネル 40.以布利第二トンネル 41.以布利バイパスとの突き当たりを左折
 高知r27交差点から緩やかな勾配を上っていると以布利第一トンネルと以布利第二トンネルを連続で通過する。その後はカーブの多い2車線道路を走っていると最後に右にカーブして以布利バイパスとの交差点に突き当たる。R321トレースは左折して足摺岬方面に進む。

42.バイパス合流後は勾配を下る 43.土佐清水市の市街地に入る 44.高知r27交差点を右折
 以布利バイパスに合流してからも勾配を下り、造成された宅地への道路との交差点を左にカーブしながら通過する。以降は上り勾配となり、再び下り勾配に転じて平坦になった所で土佐清水市の市街地に入る。市街地と言えども道路状況は悪くならず2車線道路が続いている。清水港の手前で高知r27との交差点に突き当たり、右折して竜串方面に進む。r27は前述の通り足摺岬の海岸に沿って走っている県道である。

国道321号 part2