国道320号
part1

R56交差点〜R56(宇和島道路)津島岩松IC
宿毛市→
→愛南町→宇和島市

1.R56・R321交差点 2.高知r7長田町交差点 3.右側車線が減少
 宿毛市の市街地の外縁に位置するR56R321交差点がR320の起点だが、R56に重複しているため案内標識等には表記されていない。交差点からR56宇和島方面に進むと片側2車線と整備された道路を走る。宿毛バイパスと呼ばれる区間で市街地の中を走っている市道と高知r4が旧道と思われる。高知r7長田町交差点を通過すると緩やかな上り勾配となり右にカーブした所で右側車線がなくなる。

4.与市明トンネル 5.旧道との交差点 6.宿毛トンネル
 対面2車線道路になったところで与市明トンネルをくぐり、トンネルを出ると右側から旧道と思われる市道が交差してくる。その後アップダウンを繰り返した後に宿毛トンネルをくぐる。宿毛トンネルの旧道にある宿毛隧道は昭和4年=1929年と実に87年前に開通している。グーグルストリートビュー車が通り抜けているが、愛南町寄りが荒れており引き返したものと思われる。

7.篠川沿いを走る 8.「宇和島61km 愛南(城辺)17km」 9.カーブは多いが流れは良好
 宿毛トンネルを出ると篠川に沿った2車線道路を走る。篠川が蛇行しているためカーブは多いものの勾配はほとんどないため走りやすいと言える。交通量も二桁国道と重複している割に少ない。

10.正木トンネル 11.一本松隧道 12.愛媛r299交差点
 緩やかな上り勾配の増田川橋を渡った直後に正木トンネルに入る。トンネル手前に愛媛県愛南町の境標識が立てられているが、県境は正木トンネルではなくその手前の増田川である。正木トンネルの旧道でもある愛媛r332との交差点を通過してから一本松隧道をくぐる。トンネルを出てからも改良された走りやすい道路が続いている。

13.バイパスが建設中の区間 14.愛南町増田 15.「松山146km 宇和島53km」
 愛媛r299交差点を通過してからは勾配はほとんどないものの急なカーブが多くなる。走行した当時はカーブが多い区間をパスするバイパスが建設中であった。一本松温泉付近からは開けた平地を走っており、沿線の建物も増えてくる。旧一本松町の中心部はバイパスで迂回しており、町の中心部にありがちな多少狭い道路を走らされる事もない。旧道は全て町道に降格している。

16.長閑な風景の中を快走 17.旧道あるのは中川トンネル 18.五段地橋
 旧一本松町の中心部を通り過ぎてからも改良された走りやすい2車線道路が続いている。蛇行する赤木川を無視するかのように複数の橋梁による直線的な線形をしており、全く走りにくさを感じない。旧道には中川トンネルがあったが現在は通行止となっている。

19.旧道との交差点を道なりに進む 20.蓮乗寺トンネルの手前に登坂車線あり 21.蓮乗寺トンネル
 五段地橋を渡り終えて少し走ると旧道との交差点を道なりに右へ進む。その後は緩やかな勾配ではあるものの登坂車線が設置されている。交通量が少なく比較的流れの良いR320(実質R56)ではあるが、足の遅い車両を堂々と抜く事ができる数少ないポイントである。登坂車線が終わると蓮乗寺トンネルに入る。

22.旧城辺町に入る 23.愛媛r46蓮乗寺交差点 24.城辺トンネル
 蓮乗寺トンネルを出た直後に愛媛r7交差点を通過する。このr7は起点の直後に交差した高知r7と同一の県道である。r7交差点のすぐ先で旧城辺町に入る。愛南町は平成の大合併で4町1村が合併した自治体だが、旧町村境にも標識が設置されている。旧城辺町に入ってから緩やかな勾配を下っていると愛媛r46蓮乗寺交差点を通過する。かつては東に100m程の位置にある交差点が愛媛r34との交差点だったが、経路変更により市道に降格している模様。蓮乗寺交差点から緩やかな勾配を上っていると城辺トンネルをくぐる。

25.市街地に向かって勾配を下る 26.旧御荘町に入る 27.愛南町の中心部を走る
 城辺トンネルを出ると緩やかな勾配を下り、旧御荘町に入る。かつては町境だった場所は市街地が続いており町境感に欠ける場所である。愛南町の役場は旧城辺町役場に置かれているが、さほど離れていない位置の旧御荘町役場も御荘支所として使用されている。町の中心部らしく商業施設が点在する間を走り抜ける。

28.道の駅「みしょうMIC」 29.愛媛r293交差点 30.御荘大橋
 町の中心部の西部には道の駅「みしょうMIC」がある。“MIC”は“Misyo・Information・Community”の略らしい。道の駅の前を通過した直後に右にカーブしながら愛媛r293交差点を通過して御荘大橋を渡る。御荘大橋を渡ってすぐに左カーブを曲がり、南予レク公園の御荘公園の前を通過する。

31.愛南町中心部以降はアップダウンとカーブが多い 32.二桁国道とは思えないローカルな雰囲気 33.室手海岸
 愛南町の中心部から離れると緩やかな上り勾配となり、以降はアップダウンを繰り返しながら2車線道路を走る。海に近い場所を走っているとは言え海岸からは少し距離があるため海沿いを走っているとは思えない。海が視界に入るのは室手海岸からである。室手集落から柏集落にかけては海岸線に沿って走っているが、海面との高低差がある。

34.旧内海村に入る 35.内海展望所 36.旧内海村の中心部を望む
 海沿いを走っていると旧内海村に入る。内海展望所を通過して海岸線に沿って右にカーブすると前方に旧内海村の中心部だった集落が見えてくる。集落までの勾配を下り平坦になってから集落を通り抜けるが、走りやすい2車線道路で通過できる。

37.内海隧道 38.名もなき湾を望む 39.おにぎりはR56のみ
 旧内海村の中心部を通り過ぎると内海隧道をくぐる。全長859mとそこそこの長さのトンネルだが、開通は1970年とかなり古い。南側に隣接して同程度の長さの歩行者用のトンネルがある。内海隧道からも海岸線に沿って走っており海面を見下ろしながらの走行となる。須ノ川公園からは標高が低く海面との高低差はほとんどない状態である。

40.鳥越隧道 41.愛媛r318交差点 42.津島町浦地集落を望む
 由良半島の根元で愛媛r292交差点を通過した直後に鳥越隧道をくぐって宇和島市に入る。トンネルを出た直後には愛媛r318交差点を通過している。細長い由良半島の南側をr292が、北側をr318が走っており、半島部の尾根筋に市町境があるため南側の愛南町と北側の宇和島市と分かれている。
 宇和島市に入ってからは集落と山の間を走っているのだが、集落は海沿いの市道沿線にあるため国道沿いには何もないように見える。津島町塩定集落からは国道沿線にも家屋が建っている。

43.宇和島市津島町針木 44.大場の鼻トンネル 45.愛媛r287嵐交差点
 津島町針木集落で緩やかな勾配を上り、しばらく走ると大場の鼻トンネルをくぐる。トンネルを出ると勾配を下り、平坦になった所で愛媛r287嵐交差点を通過する。この嵐交差点からは海沿いをr287が受け持つ形となり、国道は内陸へと進む。

46.嵐坂隧道 47.嵐坂ポケットパーク風園 48.「松山113km 西予市41km」
 嵐交差点からは緩やかな勾配を上った後に嵐坂隧道をくぐる。トンネルの東には嵐坂ポケットパークという駐車場と公衆トイレのある休憩所が設置されている。芳原川の流域に入ると平坦で見通しの良い快走路を走る。愛媛r286交差点付近からは進行方角が北になる。

49.宇和島道路の開通後に設置されたと思われる電光掲示板 50.津島岩松ICを右折して現道へ進む
 芳原川の右岸を走っているとR56のバイパスでもある宇和島道路の津島岩松ICに至る。インターチェンジと言っても津島岩松ICより南の津島道路は開通どころか工事も始まっていない状態のためただの平面交差点である。宇和島道路は全線開通したとは言え自動車専用道路のためか、現道も国道の指定を外れていない。よって津島岩松ICを右折して現道へ進む。

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