国道313号
part1

R2府中分かれ交差点〜R180落合橋東交差点
福山市→井原市→高梁市

1.R2・広島r22府中分かれ交差点 2.片側2車線道路 3.合同庁舎東交差点から対面2車線道路
 広島県の南東の福山市の中心部から見て東に位置するR2・広島r22府中分かれ交差点がR313の起点であり、ここから北上して日本海に面している鳥取県北栄町に向かう。案内標識のR313のおにぎり(と行き先の地名)が新しくなっているが、これはR182・R314が重複していた名残である。かつて100番台国道の現道だからだろうか、片側2車線と整備された状態で始まる。山陽新幹線とJR山陽本線の高架をくぐり、そのすぐ先の合同庁舎東交差点で左側車線が左折専用車線になってしまう。交差点以降は車線が減って対面2車線道路になる。

4.市街地を離れると上り勾配になる 5.住宅地を走り抜ける 6.山陽道
 広島r379との交差点付近から沿線の建物が少なくなるのに前後して上り勾配となる。左、右と大きくカーブし、大峠を越えると住宅地の間を走り抜ける。住宅地の中で山陽道の高架下を通過するが、3km程東にR182・R314に接続している福山東ICがあるためR313に接続するインターチェンジは設定されていない。

7.横尾駅付近はカーブが多い 8.広島r391鶴ヶ端南詰交差点を右折 9.JR福塩線と並走
 左の急カーブを曲がると歩道がなくなり、沿線には家屋が密集しているため狭苦しさを感じる。横尾駅から程なくして広島r391鶴ヶ橋南詰交差点を右折してJR福塩線と並走しながら北東の方角に進む。r391は府中市に向かうルートのため左折する車両も多い。

10.R182・R314の神辺第1陸橋 11.R182・R314神辺第1陸橋東交差点 12.濃霧のため視界不良
 JR福塩線に沿って走っているとR182R314の神辺第1陸橋の下を通過する。直後の神辺第1陸橋東交差点を右折するとR182・R314に行く事ができるのだが、この取付道路自体は国道に指定されていないようでウォッちずでは国道色に塗られていない。神辺第1陸橋東交差点からも狭い歩道のある2車線道路が続いている。左側には福塩線が並走しているのだが、家屋が建っているので直接線路は見えない。

13.広島r214・r390神辺駅入口交差点を道なりに右へカーブ 14.広島r76平野分かれ交差点 15.井原鉄道
 信号機はあるものの案内標識もソトバもなく目立たない広島r393交差点を通過すると左にカーブし、さらに少し進むと広島r214・r390神辺駅入口交差点を道なりに右へカーブする。案内標識r214のヘキサが見当たらないが、神辺停車場線という路線名が示す通り左折の神辺駅方面がr214である。
 山裾を緩やかにカーブしながら2車線道路を走っていると広島r76平野分かれ交差点を通過する。その後高渕橋を渡ってから斜めに横切る高架の下を通過する。この高架はJR福塩線ではなく井原鉄道である。

16.R313神辺バイパス・R486湯野口交差点 17.R486のおにぎりは設置されていない 18.直線道路が続く
 井原鉄道の高架をくぐってすぐにR486とR313の神辺バイパスとの湯野口交差点に至る。案内標識におにぎりが表記されていないが、右折の神辺工業団地方面がR313・R486の神辺バイパスである。2015年11月の走行日時点では全線開通には至っておらず、約1.5km先の岡山r102との中島交差点までしか開通していない。
 湯野口交差点からはR486と重複しながら井原方面に進む。バイパスが建設中である事からも想像できるが、家屋が建ち並んだ間を通る対面2車線道路で決して走りやすいとは言えない。広島r102・r181国分寺前交差点を通過するが、右折車線がないため渋滞しやすい交差点と言える。国分寺前交差点からは沿線の家屋が少なくなるため多少ではあるが走りやすくなる。

19.広島r189上御領交差点 20.岡山県井原市に入る 21.子守唄の里高屋駅の前を通過
 広島r189上御領交差点を通過するが、ここを右折して約300m進むと開通済みの高屋バイパスに至る。神辺バイパスと繋がって初めてバイパスとしての機能を生かす事ができるのだが、まだ両者は繋がっていない。
 湯野口交差点から約3.9kmで集落の中、峠でも川でもない県境を越えて岡山県井原市に入る。広島県のイラスト入りの立派な県境標識に比べて、岡山県は文字のみの地味なタイプが立てられている。そのせいで東進していた場合はさらに県境っぽくなさが上がっている。井原市に入っても集落が途切れずに続いており、道路状況も引き続き家屋に挟まれた2車線道路が続いている。

22.岡山r103は大型車通行不可 23.井原鉄道と並走 24.神辺バイパスとの下出部中央交差点を左折
 子守唄の里高屋駅から程なくして高屋大橋を渡り、東詰で岡山r103との交差点を通過する。このr103は集落内の狭い区間があるため大型車は通行不可と警告されている。ショッピングセンターの出入口に当たる交差点を緩やかに右にカーブしながら通過すると右側から井原鉄道が近づいてくる。湯野口交差点から井原鉄道が並走しており家屋越しに見えているのだが、全て高架となっている。ただし、非電化の単線で1両編成がメインな典型的なローカル路線である。
 湯野口交差点から約5.7kmで下出部中央交差点に至る。右折がR313高屋バイパスで、左折して高梁・総社方面に進む。なお、高屋バイパスは県境で神辺バイパスと接続しており、管理する土木事務所が異なるだけで走行する分には1本のバイパスとして考えられる。

25.下出部中央交差点からは片側2車線 26.商業施設が点在 27.R486・岡山r34薬師交差点を左折
 下出部中央交差点からもR486との重複区間は続いているが、道路状況は片側2車線と良く整備されている。高屋・神辺バイパスも片側2車線なので、神辺バイパスの未開通区間が開通すれば現道の流れの悪い区間を走る必要がなくなる。
 井原市役所の南西でR486・岡山r34薬師交差点を左折するとR486の重複が解消される。R486は総社・矢掛方面に伸びており、岡山市や倉敷市に繋がるルートのため直進する車両も多い。

28.岡山r166東南田交差点 29.井原市井原町 30.小田川の左岸を快走
 薬師交差点からは対面2車線道路になって井原市の市街地を北上する。市街地と言えども山裾の西端を走っているせいもあって沿線の建物は多いが市街地感は薄い。井原高校と井原小学校の間を左にカーブし、しばらく走っていると昭和橋で小田川を渡る。集落が途切れると小田川に沿った2車線快走路を走る。

31.芳井トンネル 32.旧芳井町内を快走 33.岡山r9芳井支所前交差点を右折
 飯名橋で小田川を渡って緩やかな勾配を上り、芳井トンネルから勾配を下る。トンネルからの勾配を下り切ると平坦になり、緩やかなカーブも相まって走りやすい道路状況である。旧芳井町役場(現在の井原市役所芳井支所)の手前の岡山r9芳井支所前交差点を右折して金毘羅橋を渡る。

34.金毘羅橋は1.8車線幅 35.宇戸川沿いを走る 36.井原市芳井町花滝
 1.8車線幅の金毘羅橋を渡り終えた直後の東詰で岡山r297との吉井交差点を通過するが、単純な直進ではなく少し左にカーブするようにして通過する。以降は小田川の支流の宇戸川に沿った谷筋を走る。川沿いに点在する集落を繋ぎながら緩やかな勾配の2車線道路を淡々と走る。カーブは多いが急なものは少なく走りやすい。

37.上り勾配が続く 38.岡山r77交差点 39.星の里街道(広域農道)と交差
 宇戸川を渡っている橋が何ヶ所もあるが、川に沿っている道路が旧道と思われる。沿線に家屋や田畑がない旧道でもフェンスやゲート等で物理的に閉鎖されていないものがほとんどだが、倒木や落石で実質的に廃道となっており車で入ろうなどと思える状態ではなかった。井原市美星町黒忠で岡山r77との交差点を通過し、すぐ先で星の里街道という広域農道との交差点を通過する。

40.高梁市に入る 41.沿線の集落は少ない 42.三沢トンネル
 芳井支所前交差点から約10.2kmで小さな橋を渡って高梁市に入る。自治体が変わっても道路状況は変わらず、谷筋を整備された2車線道路で走り抜ける。集落もいくつか存在しているが、旧道や市道沿いに家屋があるため国道に隣接している建物は少ない。蛇行している川に沿っているためカーブは多いが緩やかなものばかりで勾配も緩やかなので走りやすい道路状況と言える。

43."この先通り抜けできません"の「!」 44.岡山r77交差点 45.宮山トンネル
 三沢川沿いの2車線道路を淡々と走っていると「MINI UMA KOUEN」の前を通るが、その手前には“この先通り抜けできません”を意味するその他の危険標識が設置されている。川寄りにバイパスが造られたため旧道が通り抜けられないだけだが、普通に走っていればバイパスを通ってしまうため、わざわざ標識を設置する必要があるとは思えない。
 井原市から重複している岡山r77が分岐する交差点を通過するとS字状にカーブして三沢川を渡り、直後に宮山トンネルをくぐる。以降は領家川に沿って北上を続けるが、カーブの数が少なくなるためさらに走りやすくなる。

46.川上中学校の西側を通過 47.岡山r33手川橋交差点 48.成羽川の右岸を走る
 領家川沿いに断続的に続く集落を結びながら緩やかなカーブを繰り返す2車線快走路を走る。岡山r33手川橋交差点付近で領家川が成羽川に合流し、以降は成羽川の右岸を走る。高梁市成羽町佐々木で川に沿って大きく右にカーブすると進行方角が東に変わる。

49.法面工事現場は片側交互通行規制 50.高梁市成羽町下原 51.岡山r35日名口交差点
 岡山r300交差点を通過して少し走った所で法面改修工事のため片側交互通行規制が敷かれていた。工事箇所を過ぎると沿線の建物が増えてきて、商業施設も見られるようになる。岡山r35日名口交差点付近まで沿線の建物が多い状態が続く。

52.成羽橋 53.工場と商業施設と家屋が混在している 54.増水時に岡山方面が通行止になる旨の警告がされている
 日名口交差点を通過してすぐに成羽橋を渡り、東詰で岡山r301との交差点を通過する。成羽川の右岸を走っていると再び沿線の建物が多い状態になり、今度は一般家屋に交じって工場や商業施設も多く建っている。集落の東部には河川の増水時に岡山方面のR180が通行止になる旨を警告する標識が立てられている。R180に隣接して流れる高梁川の水面との高低差が小さいのだと推測される。

55.市道との落合橋西交差点を右にカーブ 56.R180落合橋東交差点を左折
 落合橋西交差点を急な右カーブで通過する。直進方向の路面には「180号」と描かれているため、左折がR313と思ってしまうかもしれないが、“直進するとR180に行ける”という意味の表示である。落合橋西交差点を道なりに右にカーブすると落合橋で高梁川を渡り、東詰でR180落合橋東交差点に突き当たる。案内標識にR313が表記されていないが、左折してR180と重複して倉吉・米子・新見方面に進む。

国道313号 part2