菅谷峠(旧河野村側)


1.集落があるため路面状況は悪くない 2.河内集落 3.集落の中ほどから2車線になる
 バイパスとの交差点を右折して河野川を河野橋で渡った所でT字路に突き当たる。案内標識は設置されていないが、左折が端点方面である。右折する道路はR305の旧道でR8桜トンネルが開通に前後して国道の指定を外れている。T字路からは1.5車線幅の道路を走るが、奥に集落があるため路面は荒れておらず融雪水用のパイプまで埋め込まれている。河内集落の中ほどでセンターラインが現れて2車線道路になる。

4.雑草の浸食具合が交通量の少なさを物語る 5.意外に快走路が続く 6.2車線から1.0車線に急激に狭くなる
 集落を通過してからも2車線道路が続いている。路肩を侵食する雑草が交通量の少なさを示しているが、雑草が生い茂っていない区間もある。2車線道路は意外に長く続いており分断区間とは思えない道路状況と言える。この2車線区間の中に旧道で唯一のおにぎりが設置されているが、端点に向かって走っている場合はその裏面しか見る事ができない。
 2車線区間の終わりは唐突に訪れる。センターラインがなくなり一気に1.0車線幅にまで狭くなってしまう。分断区間とあって訪れる車が極めて少ないせいか、幅員減少を警告する標識等もなく、まさに唐突に狭くなるという感じである。あまりにも唐突過ぎて端点にぶつかったのかと思ってしまったくらいである。

7.河野川沿いを走る 8.渓流荘が車両進入限界地点 9.R8方面を撮影
 道幅は1.0車線と狭くなってしまうが、勾配はほとんどなく落ちたら死ぬような断崖絶壁でもない。川寄りには平らな土地がある事から集落もしくは田畑があったのかもしれない。途中、砂利道が分岐しているが、そこには洗濯物が干されていて軽く驚く。周囲をぐるりと見回しても家屋は見えない。河野川沿いの1.0車線道路を走っていると駐車場と渓流荘という料理屋(?)に至る。端点まではまだ900m程あるが、この渓流荘が実質的な車両進入限界地点と言える。

10.渓流荘の建物脇から完全1.0車線幅になる 11.ここまで車で進入して心が折れた
 渓流荘の建物脇からは完全な1.0車線幅で歩行者とのすれ違いすら不可能である。建物を通り過ぎると両脇の草木と轍草が容赦なく生い茂っており、50m程進んだ所で心が折れたため車両での進入を断念し後退した。徒歩であれば進めそうだったので往復2kmにも満たないのであればと思って渓流荘の駐車場の端に車を止めたが、主人らしき人が出てきて訝しげな目線を感じたため徒歩での進入も諦めた。登山やハイキングに行くような格好だと怪しまれなかったのかもしれないが…。ちなみに渓流荘から約2.0km奥に菅谷集落があったのだが、生活に不便な僻地であり豪雪地でもあるので1970年頃に廃村になっている。