国道298号

R357高谷ランプ〜R254松ノ木島交差点
市川市→松戸市→
→葛飾区→
→三郷市→八潮市→草加市→川口市→さいたま市→戸田市→和光市

1.R357高谷ランプ 2.草加・松戸方面に進む 3.高谷JCT料金所が見える
 千葉県市川市の南東の橋、東京湾に近いR357高谷ランプがR298の終点であり、どちらの国道もランプを持っておりジャンクションを形成している。また、R298に沿ってC3東京外環道が、R357に沿って首都高湾岸線があり、それらが高谷JCTで繋がっている。
 東京都心方面からは側道に側道に入った後に二手に別れるが、道なりに左側の草加・松戸方面に進む。市川港方面は平面道路に下りるランプである。首都高湾岸線の千葉市方面からの出口に合流し、C3東京外環道の高谷JCT料金所の下でR298の本線に合流する。

4.千葉r179市川南IC南交差点 5.C3東京外環道・市川南IC 6.東京メトロ東西線
 前後の勾配がややきつい橋を渡った先で千葉r179市川南IC南交差点を通過し、その直後にC3東京外環道の市川南ICの入口が分岐する。上下線を隔てているC3東京外環道の高架がどんどん低くなっていき、地下に入ってしまう。その辺りで鉄道の橋梁の下を通るが、これは東京メトロ東西線である。東京メトロの名称が示すとおり、本来は地下鉄だが東西線には地上区間が存在している。

7.遮音壁に挟まれた片側2車線道路 8.千葉r179田尻5北交差点 9.千葉r6稲荷木2交差点へは側道へ進む
 東京メトロの東西線と交差してからは遮音壁に挟まれた片側2車線道路を走る。東側はともかく西側は江戸川なので遮音壁は不要に思えるが、道路と堤防の間に少ないながらも住宅が建っている。千葉r179田尻5北交差点を通過すると千葉r6稲荷木2交差点に向かう側道が分岐して高架道路に上る。この高架道路でE14京葉道路の上を通り過ぎるが、直結するインターチェンジはなく、稲荷木2交差点の北の京葉市川ICを利用しなければならない。

10.千葉r6稲荷木小学校前交差点 11.千葉r6文化会館南交差点 12.狭い市道は大型車両通行禁止
 E14京葉道路を越えて勾配を下り切って平面道路に戻る所で千葉r6稲荷木小学校前交差点を通過し、その直後にr6文化会館前交差点を通過する。r6との交差点が近接しているが、前者はバイパスで後者は現道である。r6との交差点以降も遮音壁に挟まれた片側2車線道路が続いている。市道との交差点を何ヶ所か通過するが、道幅の狭い市道は大型車の通行が禁止されているものがある。

13.R14菅野駅入口ランプ 14.R14菅野駅入口交差点の下を通る 15.京成本線の下を通る
 右カーブを曲がっているとC3東京外環道の市川中央ICの出口が合流する。R14菅野駅入口交差点に向かう側道が分岐した直後にJR京葉線の下を通り、R14のアンダーパスと京成本線のアンダーパスを連続でくぐる。アンダーパスの上に菅野駅が設置されている。

16.遮音壁に挟まれているため景色は見えない 17.千葉r264市川北IC南交差点 18.C3東京外環道・市川北IC
 菅野通りと呼ばれる市道との市川総合病院入口交差点からは遮音壁に挟まれており景色がほとんど見えない。C3東京外環道はR298の下、つまり地下を通っているが、完全な地下という訳ではなくR298の中央分離帯の位置に明かり部分がある。右側車線側にフェンスが設置されているのはC3東京外環道への落下物対策だろう。千葉r264市川北IC南交差点を過ぎて側道が分岐した先でC3東京外環道の市川北ICを通過する。

19.道の駅「いちかわ」 20.小塚山公園交差点と小塚山トンネル 21.千葉r1松戸IC北交差点
 市川北ICの料金所の横を通り過ぎた後に道の駅いちかわ入口交差点を通過する。交差点の名称が示す通り道の駅「いちかわ」の入口の交差点に当たるが、道の駅そのものは南向き車線に面した場所にある。ただし、南向き車線を走行している場合も走行車線から直接出入りする事はできず、道の駅いちかわ入口交差点を左折する必要がある。
 道の駅を過ぎると緩やかな左カーブを曲がった後に小塚山トンネルをくぐる。トンネルを出た直後に北総鉄道と交差しているが、鉄道は地下を通っているため視認する事はできない。
 小塚山トンネルから少し進むと松戸市に入る。市境の近くで松戸ICが設置されているが、市名を冠したインターチェンながら高谷JCT方面とのみ接続するハーフインターチェンジである。松戸ICの流出路が合流した直後に千葉r1松戸IC北交差点を通過する。

22.矢切トンネル 23.R6外かん矢切入口ランプ
 松戸IC北交差点を過ぎると上下線との距離が開く。上部に公園のある矢切トンネルをくぐると、それまで半地下だったC3東京外環道が地上に出てきて高架道路になる。そのため以降の区間は高架道路に上下線を隔てられる形になる。
 矢切トンネルを出てすぐにR6外かん矢切入口交差点への側道が分岐する。側道が分岐した後に上矢切トンネルをくぐるが、その上にはR6の他にJR常磐線も通っている。なお、R298の全線が開通したのは2018年6月2日だが、最後に供用されたのがR6外かん矢切入口交差点〜R357高谷JCTである。

24.東京都葛飾区に入る 25.東京r451交差点 26.埼玉県三郷市に入る
 江戸川に架かる葛飾大橋を渡ると東京都葛飾区に入る。橋の北詰で東京r451交差点を通過するが、どちらの車線からも右折してr451に進入する事はできない。交差点の直後に東京r54金町方面への側道が分岐する。R298とr54が直接繋がっているのはこの側道を介してのみで、その他はr451を経由する必要がある。
 遮音壁に挟まれた片側2車線道路を走っていると水元公園を通り抜けて埼玉県三郷市に入る。“東京”外郭環状道路と名乗っておきながら東京都内を通っている距離は900mと1kmに満たない。ちなみに東京都葛飾区と埼玉県三郷市は約7kmに渡って接しているが、その4km程は境界未定地となっている。

27.埼玉r54高州交番前交差点 28.埼玉r54の旧道との交差点 29.埼玉r295鹿野5東交差点
 埼玉県三郷市に入ってすぐに埼玉r54高州4西交差点を通過する。道路状況は東京都内から変化なく、C3東京外環道を挟んだ片側2車線道路が続いている。大場川橋を渡った先で側道のような形で八潮方面の道路が分岐するが、これはr54の旧道である。案内標識のヘキサは消されているが、ウオッちずでは2021年9月の時点でも県道扱いされている。r54旧道との交差点の先で埼玉r295鹿野5東交差点を通過する。

30.埼玉r54鹿野小学校前交差点への側道が分岐 31.遮音壁のため眺望なし 32.三郷放水路橋
 鹿野5東交差点を過ぎてすぐに埼玉r54鹿野小学校前交差点に向かう側道が分岐する。三郷南ICはこの側道に接続しており、C3東京外環道を利用するには側道に進む必要がある。鹿野小学校前交差点の下をアンダーパスで通過した後に平面道路に戻る。中川の水を江戸川に流す三郷放水路に架けられた三郷放水路橋を渡るが、前後の勾配が若干急である。

33.つくばエクスプレス 34.埼玉r376谷口南交差点への側道が分岐 35.首都高/E6常磐道・三郷IC
 三郷放水路橋を渡り切って少し走るとつくばエクスプレスの高架の下をくぐる。三郷中央駅西交差点や埼玉r376谷口南交差点への側道が分岐して谷口高架橋で交差点の上を通過する。高架橋から平面道路に戻るとC3東京外環道の三郷中央ICの流出車線が合流した側道がR298の本線に合流してくる。
 浄水場は物流倉庫群のある辺りを走っていると三郷ICへの流入路が右側車線から分岐するが、このインターチェンジはC3東京外環道ではなく首都高6号三郷線とE6常磐道の入口である。

36.三郷JCTの下を通る 37.C3東京外環道・外環三郷西IC 38.三郷JCT以北も景色は見えない
 C3東京外環道、E6常磐道、首都高6号三郷線が接続している三郷JCTの下で外環三郷西ICを通過するが、これはその名の通り東京外環道の入口である。三郷JCT以降もC3東京外環道を挟んだ片側2車線道路が続いており、遮音壁があるため景色が見えない点にも変化はない。

39.潮郷橋 40.R4東埼玉バイパスとの八条白鳥交差点 41.埼玉r115草加産業道路交差点
 埼玉r67三郷IC出口西交差点を過ぎてから程なくして緩やかな勾配を上り、その先で中川に架かる潮郷橋を渡った八潮市に入る。埼玉r29・r102八潮・八条交差点への側道が分岐するが、分岐するのは左側車線からではなく右側車線からである。緩やかな勾配を下って高架橋区間が終わるとR4東埼玉バイパスとの八条白鳥交差点を通過する。交差点付近に橋脚が建っているのが確認できるが、東埼玉バイパスの自動車専用道路としての高架道路のためのものである(細かく言えばジャンクション部分だろうか)。
 八条白鳥交差点からは綾瀬川放水路に挟まれた状態となるが、これまでと同じく両側に遮音壁が設置されているためその様子をうかがうことはできない。埼玉r115産業道路交差点を通過するが、交差しているr115が産業道路である。

42.かさね橋 43.旭町4交差点 44.R4新善町ランプ
 綾瀬川放水路の起点の近くでかさね橋を渡って埼玉r49旭町2交差点を通過する。さらに西に進むと旭町4交差点を通過するが、上下線の間に東武伊勢崎線(東京スカイツリーライン)が横切っている。草加ICの出口が合流してくるが、その側道はそのままR4新善町交差点に向かう側道となる。R298の本線は交差点をアンダーパスで通過する。

45.C3東京外環道・草加IC 46.埼玉r328草加西高校前交差点 47.道の駅「あんぎょう」へは側道へ進む
 新善町交差点からの側道が合流してくるがそのままC3東京外環道の草加ICへの流入路になる。埼玉r328草加西高校前交差点を通過するが、交差点に市境があり川口市に入る。その後市道との川口緑化センター交差点に向かう側道が分岐するが、交差点の傍にある道の駅「あんぎょう」に行くには側道に進む必要がある。川口緑化センター交差点をアンダーパスしてから平面道路に戻る。

48.埼玉r103花と緑の振興センター交差点 49.埼玉r161安行西交差点 50.R122西新井宿ランプ
 花と緑の振興センターの北で埼玉r103花と緑の振興センター交差点と埼玉r161安行西交差点を通過する。C3東京外環道の川口ICの流出路が合流してから埼玉r105石神南交差点を通過し、その直後にR122西新井宿ランプを通過する。このランプはC3東京外環道とE4東北道、首都高S1川口線が接続する川口JCTの下にある。

51.左右に遮音壁、上空に高架道路 52.埼玉r1・r34道合西ランプ 53.C3東京外環道・川口西IC
 西新井宿ランプを過ぎてからも道路状況に変化はない。川口中央ICの流出路が合流した後に埼玉r1・r34道合西ランプを通過する。R298では主要な道路との交差点はランプ構造となっているものが多いが、C3東京外環道の高架があるためか地下をくぐっている割合が多い。芝川の手前で埼玉r255の上を通過するが、これは足立さいたま自転車道線という自転車道である。芝川を渡った先では埼玉r34岸川中学校交差点と埼玉r235伊刈消防分署交差点を通過した後に川口西ICを通過する。

54.JR東北本線の上を通過 55.さいたま市に入る 56.R17辻1ランプ
 川口西ICからは高架橋に上り、埼玉r35芝支所交差点の他複数の市道との交差点の上を通過する。JR東北本線の上を通過してすぐに外環浦和ICの流出路が合流してくるがその辺りでさいたま市南区に入る。市境標識は高架橋の壁高欄に取り付けられているため走行中の車両からは確認しづらい。
 高架橋区間が終わって平面道路に戻った後に側道が分岐するが、この側道はR17辻1交差点に向かっている。R298は交差点の下を辻地下道で通過してから平面道路に戻る。

57.戸田市に入る 58.埼玉r79北戸田駅入口交差点 59.C3東京外環道・戸田東ICの流出路が合流
 笹目川を渡って戸田市に入った直後にJR埼京線と東北新幹線の高架の下をくぐり、埼玉r79北戸田駅入口交差点を通過する。約200m先の蕨戸田衛生センター南交差点でr79が分岐して短い重複区間が終わる。蕨戸田衛生センター南交差点から少し進むと戸田東ICの流出路が合流してくる。

60.R17新大宮バイパスとの美女木八幡交差点 61.C3東京外環道・戸田西IC 62.和光市に入る
 C3東京外環道と首都高5号池袋線との美女木JCTの下でR17新大宮バイパスとの美女木八幡交差点を通過する。これまでの主要道路と交差点はR298が信号機を介する必要のない構造だったが、美女木八幡交差点は逆でR298が信号機のある交差点を通らなければならない。なお、美女木JCTは用地を広く取得できなかったためコンパクトな形状となってしまい、信号機が設置された特殊なジャンクションとなっている。
 美女木料金所の下を通り美女木6交差点を過ぎると勾配を上ってC3東京外環道と同じ高さになる。荒川貯水池(彩湖)と荒川を幸魂大橋で渡る。貯水池と荒川の本流の間で市境を通って和光市に入る。

63.C3東京外環道と同じ高さを走る 64.「r88板橋方面は左車線へ」「R254朝霞方面は右車線へ」 65.R254和光富士見バイパスとの松ノ木島交差点
 荒川の右岸に着いた後に上下線の間を走るC3東京外環道の和光北ICが分岐しているが、その手前で橋が終わって5%の勾配を下る。左側車線には青いペイントが、右側車線には赤いペイントが施されており、それぞれ埼玉r88板橋方面とR254朝霞方面と案内されている。
 勾配を下り切った所でR254和光富士見バイパスとの松ノ木島交差点に至る。C3東京外環道に沿って道路は伸びているがこれは国道には指定されておらず、この交差点がR298の起点の交差点である。R254和光富士見バイパスの起点でもあるが、現道には接続しておらず、終点側も同様に接続していない。松ノ木島交差点から東京側を整備する計画も発表されたようだが工事が始まっている様子は見られなかった。