国道297号
part2

R465船子交差点〜R128浜行川交差点
大多喜町→勝浦市

51.R297・R465重複区間 52.ゆずり車線が終わる 53.R465八声交差点
 R465・千葉r172船子交差点を過ぎてすぐに上り勾配が始まり、峠部分までゆずり車線が設置されている。緩やかな勾配を下り緩やかな左カーブを曲がりながら千葉r231上原交差点を通過し、さらに下ると八声交差点を通過してR465との短い重複区間が終わる。船子交差点からの距離は約1.9kmである。

54.八声交差点以降も快走路 55.道の駅「たけゆらの里おおたき」 56.「鴨川33km 勝浦15km」
 八声交差点からも走りやすい2車線道路が続いている。アップダウンとカーブはあるもののどちらも緩やかである。右カーブを曲がった先で道の駅「たけゆらの里おおたき」を通過する。2024年3月現在はR297の単独区間では唯一の道の駅である。石神橋と久我原橋を相次いで渡るが、どちらも夷隅川に架けられた橋である。久我原橋の北詰の久我原交差点はいすみ鉄道の久我原駅の出入口に当たるが、駅への案内標識は確認できなかった。

57.三又交差点 58.勝浦市に入る 59.千葉r82佐野交差点
 養老渓谷に向かう市道との三又交差点を通過するが、この市道を走れば久留里方面のR465に行く事ができる。三又交差点から少し走ると市町境を越えて勝浦市に入る。夷隅川の右岸を走っていると千葉r82佐野交差点を通過する。

60.深見橋 61.R297松野バイパスとの交差点は直進 62.急カーブあり
 佐野交差点の直後の右カーブを曲がって深見橋を渡る。車線幅に余裕がなく大型貨物車同士の離合は難しい。少し走るとR297松野バイパスとの交差点を通過する。4工区で計画されている松野バイパスだが、2024年3月時点で供用されているのは2工区のみでその他の工区は着工すらしていないと思われる。直進の現道に勝浦市街が、右折のバイパスに鴨川が案内されている事からも想像できるように、供用済み区間の南端部は現道に接続していない。
 松野バイパスとの交差点からはやや急な勾配を上る。センターライン付きの2車線道路ではあるものの車線幅に余裕がなく、また少ないながらも急カーブが存在している。夏季の混雑する時期であれば対向車が多く走りにくく感じるかもしれない。

63.千葉r82松野交差点 64.カーブは多いが概ね快走可能 65.歩道が両側ともなくなる
 約1.6km走ると千葉r82松野交差点を通過する。前述のとおり、松野バイパスの南端部は現道ではなくr82に交差しており、R297市原方面〜r82鴨川方面のショートカット路としての機能の方が大きい。
 松野交差点を過ぎると狭苦しさは感じなくなる。カーブは多いものの概ね走りやすい道路状況と言える。国際武道大学の野球場の前を過ぎると両側の歩道がなくなる地点でS字状にカーブしながら進む。

66.勝浦市宿戸 67.千葉r273交差点 68.交通量が多いせいかセンターラインが消えかけている
 市街地から離れた場所の割に交通量の多い2車線道路を走っていると千葉r273交差点を通過する。信号機どころか案内標識も設置されておらずセンターラインの切れ目もないため県道が交差しているようには見えない。その後しばらくは緩やかな上り勾配の2車線道路を走る。

69.沿岸部に向かって下る 70.「国道297号は直進です」 71.R128勝浦バイパスとの国際武道大学入口交差点
 勝浦変電所の前を通り過ぎて左カーブを曲がると下り勾配が始まる。若潮台交差点の手前に「国道297号は直進です」という看板が設置されているが、これは交差している道路はどちらも住宅地に繋がっており通り抜けできないためと思われる。
 勝浦市の市街地の手前でR128勝浦バイパスとの国際武道大学入口交差点を通過する。R297の峯山橋でR128の上を通っており立体交差点のように見えるが、側道とR128本線の接続部も平面で交差しており信号機を介する必要がある。なお、峯山橋の北詰の交差点はR128からの出口であり、R128茂原方面、鴨川方面どちらも南詰の交差点から側道に入らなければならない。

72.国際武道大学入口交差点からも下り勾配が続く 73.急カーブが連続している 74.黒潮橋
 武道大学入口交差点からも勝浦市の市街地に向かって下り勾配が続く。急なものを含めてカーブが多く交通量もそれなりにあるため走りやすいとは言い難い。黒潮橋でJR外房線の上を越えて右カーブを曲がると沿線の家屋が増える。

75.千葉r233交差点 76.R128現道・千葉r246墨名交差点を右折
 下り勾配が終わって平坦になった所で千葉r233交差点を通過する。r233は勝浦停車場線であり、勝浦駅とR297を結んでいるが、駅前で接続している市道を通る事で鴨川方面のショートカットできる。ただし、r233交差点に右折車線がなく距離差も50m程度なので国道を走行しても大きな差は生じない。
 r233交差点からも家屋が密集している狭苦しい2車線道路を走り、左にカーブした先でR128現道・千葉r246墨名交差点に至る。案内標識のおにぎりが消されているが、茂原は市道に降格しているものの鴨川方面は国道に指定されたままのはずである。ウォっちずではそれが確認できる。R297は鋭角に右折してR128現道との重複区間を館山・鴨川方面に進むが、この先起点の北条交差点まで全てR128が重複しており、この墨名交差点が実質的な起点と言える。なお、単独区間の割合は5割強であり、墨名交差点が半分くらいである。
77.勝浦駅入口交差点 78.JR外房線と並走 79.前方を横切っているのは第一串浜橋と第二串浜橋
 墨名交差点から200m弱で市道との勝浦駅入口交差点を通過する。前述の勝浦駅前を経由するショートカット路はこの交差点と繋がっている。勝浦駅入口交差点を過ぎるとJR外房線と海の間を走る。勝浦市の中心部から離れるため沿線の家屋が疎らになるため多少なりとも走りやすくなる。

80.串浜大橋際交差点 81.勝浦湾沿いを走る 82.新串浜トンネル
 勝浦大橋を走っていると左にカーブして勝浦バイパスの第一串浜橋と第二串浜橋の間に入り、西詰で串浜大橋際交差点を通過する。バイパスとはランプ構造で繋がっており、バイパス、現道双方の茂原方面とは行き来できず、平面で交差している道路は市道である。
 バイパスと合流してからは勝浦湾に沿った2車線道路を走る。少し内陸、JR外房線との間の並走している市道が旧道と思われる。串浜漁港付近で新串浜トンネルをくぐる。内陸の市道に串浜隧道がある。

83.松部隧道 84.鳥越隧道 85.寺の谷隧道
 松部漁港を擁する松部集落を通り過ぎると勝浦湾から離れて内陸に向かい、やや急な左カーブを曲がって松部隧道をくぐる。アップダウンしている2車線道路を走っていると鳥越隧道、瀬の谷隧道、寺の谷隧道を次々にくぐる。松部隧道と鳥越隧道、寺の谷隧道には海側に歩行者・自転車専用のトンネルがあるが、瀬の谷隧道にはそれがない。どのトンネルも2車線ながら幅が狭いため通行時は多少気を遣う。なお、瀬の谷隧道の東坑口付近で交差している市道へ進むとJR外房線の鵜原駅に行く事ができる。

86.向台隧道 87.清海小学校前交差点を左方向へ進む 88.鵜原交差点は道なりに進む
 鵜原集落でやや急な右カーブを曲がって向台隧道をくぐる。このトンネルも幅が狭く歩行者・自転車用のトンネルが存在しない。JR外房線に沿って走っていると清海小学校前交差点を左斜め前方に進み、直後の鵜原交差点を道なりに進む。清海小学校前交差点〜鵜原交差点間の側道のような道路は一方通行であり、逆方向の走行であれば鵜原交差点を右折する。案内標識におにぎりが表記されていないが、左折の興津市街方面は興津バイパスの現道であり、2024年3月時点ではウオッちずで現役扱いされている。

89.鵜原隧道 90.おにぎりが残っている 91.特急わかしおとすれ違う
 鵜原交差点のすぐ先で鵜原隧道をくぐるが、このトンネルには歩行者・自転車専用のトンネルが山側にある。JR外房線の海側を並走しており、歩道は設置されていないものの車線幅は充分で走りにくさはさほど感じない。

92.興津隧道 93.興津隧道以西は狭苦しい 94.千葉r234興津駅前交差点
 左の急カーブを曲がってJR外房線から離れ、右にカーブして興津隧道をくぐる。東側坑口付近は背の高い落石防止柵に挟まれているため圧迫感を感じる。興津隧道を出てからも2車線道路は続くものの車線幅が狭く家屋密集地を通り抜けているため走りにくく感じる。東橋付近からは車線幅が広くなり、千葉r234興津駅前交差点を通過する。

95.千葉r177興津坂入口交差点 96.さすがにR297のおにぎりは設置されていない 97.前方の人はただの歩行者ではなく南房総みちくさマラソンの参加者
 興津駅前交差点から約400m走ると千葉r177興津坂入口交差点を通過する。r177は約2.2km北で千葉r82と接続しており、松野交差点〜興津間のショートカット路としての機能がある。行合橋付近から沿線の家屋が疎らになると同時に上り勾配にが始まる。走行した日(2024年3月16日)は南房総みちくさマラソンというイベントが開催されており、夏季を除けば歩行者が少ないであろう区間であったも多くのランナーがいた。普通のマラソンとは異なり順位を競うルールではなく、早朝5:00に出発して100km又は75km先のゴールを目指すものらしい(19:15までの14時間15分という時間の制限はあり)。そのため走るというより歩いているランナーも多く、集団が形成されずにばらけているせいもあって交通規制は実施されていない。

98.行合隧道 99.浜行川隧道 100.崖の上が行川アイランド跡地
 JR外房線沿いから少し離れた後に行合隧道と浜行川隧道をくぐる。前者の海寄りに歩行者・自転車専用のトンネルが掘られているが、後者は道幅が狭い割に短いせいかに歩行者・自転車専用のトンネルが存在しない。トンネルを出てからは浜行川岬近くの断崖を見ながら海沿いを下って行く。

101.浜行川集落 102.R128興津バイパスとの浜行川交差点を左折
 浜行川集落に入ると同時に平坦になり、左カーブを曲がって集落を通り抜けた後にR128興津バイパスとの浜行川交差点に突き当たる。茂原方面は興津バイパスであり戻る方向のため左折して館山・鴨川方面に進む。案内標識に描かれている左折方向の市道は行川アイランドの入口に当たるが、2001年8月に閉園されており進入はできない。

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