国道291号
part2

R17下川田町交差点〜清水峠(群馬県側端点)
沼田市→みなかみ町

54.新鷺石橋 55.R120・R401戸鹿野町交差点を左折
 R17・R120R145R401下下川田町交差点を右折するとR17からは分岐するが、R120・R401が重複しており単独区間にはならない。新鷺石橋を渡った先の戸鹿野町交差点を左折するとR120・R401からも分岐して単独区間となる。

56.戸鹿野町交差点以降も対面2車線道路 57.群馬r262薄根橋交差点 58.薄根橋
 戸鹿野町交差点からも対面2車線道路が続いており、勾配がほとんどなく直線的なのでおおむね走りやすい道路状況である。西にR17が並走しているせいもあって交通量は多くない。群馬r262薄根橋交差点を通過してr262の薄根跨線橋をくぐった後に薄根橋を渡る。

59.群馬r265硯田町交差点 60.カーブの少ない直線基調の2車線道路 61.群馬r61井土上町交差点を左折
 ほとんど勾配のない直線基調の2車線道路を北上する。戸鹿野町交差点から約3.9kmで群馬r61井土上町交差点に至り、左折して南魚沼・猿ヶ京温泉方面に進む。なお、下川田町交差点から井土上町交差点の間はR17の旧道に当たり、井土上町交差点以北のr61もその一部に該当する。

62.みなかみ町に入る 63.R17政所河原交差点を右折
 井土上町交差点からは車線幅の広い2車線道路を緩やかに下る。交差点から少し走ると市町境を越えてみなかみ町に入る。さらに下って左カーブの先でR17政所河原交差点に突き当たり、右折して4ヶ所目のR17重複区間を南魚沼・猿ヶ京温泉方面に進む。下川田町交差点からの距離は約4.5kmである。

64.月夜野道路情報ターミナル 65.月夜野ICの手前に町道の入口あり 66.E17関越道・月夜野IC
 政所河原交差点を右折してすぐに月夜野道路情報ターミナルを通過する。駐車場とトイレの他、道路情報を表示する端末が供えられており、大型貨物車両用の駐車場も多めに設置されている。道路情報ターミナルを過ぎてすぐに中央分離帯が現れて片側1車線道路になり、E17関越道の月夜野ICを通過する。インターチェンジに入る流入路の手前に町道の入口があり、誤って進入しないようにいくつかの標識が設置されている。インターチェンジからの流出路が合流すると中央分離帯もなくなる。

67.月夜野大橋 68.登坂車線あり 69.名胡桃橋
 月夜野ICを過ぎると月夜野大橋で利根川を渡る。右岸と左岸で高低差があるため橋上の勾配は6%と急である。橋を渡り終えた直後から登坂車線が設置されており、名胡桃城址前交差点の手前までの約600mの延長がある。対面2車線道路の戻ってからは勾配も落ち着き、名胡桃橋を渡る。

70.みなかみ町下津 71.上越新幹線 72.R17・群馬r253上津大原交差点を右折
 三後沢橋からは緩やかな下り勾配となり、上越新幹線をくぐる辺りから平坦になる。R17・群馬r253上津大原交差点を右折して単独区間となって水上方面に進む。これまで案内標識に表記されていた“みなかみ”はみなかみ町の中心部を指しており、旧月夜野町の中心部とイコールである。この交差点で表記されている“水上”は旧水上町の中心部を指している。なお、R17がバイパスに一本化される以前は本町1交差点から上津大原交差点まで全てがR17との重複区間であった。

73.群馬r253上津交差点 74.上越新幹線 75.黒岩橋
 上津大原交差点からも2車線道路が続いており、群馬r253上津交差点から急勾配を下って上越新幹線の高架橋をくぐる。黒岩橋を渡り終えると上り勾配に転じる。黒岩橋は赤岩川を渡っているだけでなく群馬r273の上も通っている。

76.長閑な風景が広がる 77.群馬r271小川城址前交差点を左折 78.群馬r253上毛高原駅前交差点を右折
 群馬r253の上を通ると左にカーブし、その先で勾配が緩やかになる。直線道路を走っていると群馬r271小川城址前交差点に突き当たり、左折して上毛高原駅方面に進む。100m弱先のr253上毛高原駅前交差点を右折してみなかみ方面に進む。交差点の向こうに上毛高原駅前があるが、駅前ロータリーに入るには一旦左折して80m程南を右折する。交差点を直進してしまうと線路の手前で右折しかできず駅から離れて行ってしまう。

79.上毛高原駅前交差点の直後は急勾配 80.上越新幹線をオーバーパス 81.「湯檜曽15km 水上10km 水上IC7km」
 上毛高原駅前交差点からは急勾配を上り左カーブの先で上越新幹線の上を通る。その後は基本的には下り勾配が続いている。上越新幹線の上毛高原駅の前を通っているとは言え旧水上町へのメインルートではないため交通量は非常に少ない。

82.群馬r272交差点 83.交通量は少ない 84.森原橋
 群馬r272交差点を通過してからはアップダウンのある2車線道路を淡々と走る。線形が改良されて多少緩やかになった右カーブを曲がると森原橋を渡るが、その下にあるのは河川ではなくE17関越道である。

85.利根川の対岸の集落が見える 86.E17関越道と並走 87.E17関越道・水上IC
 森原橋以降はE17関越道と利根川の間を走る。利根川が河岸段丘を形成しているため西側は開けており対岸の集落まで見える。若干車線幅の狭い区間もあるが交通量がほとんどないためさほど気にならない。E17関越道を並走した後に水上ICを通過する。分断区間の最短の迂回路は関越道であり、国道のトレースが目的あればここに戻ってくる事になる。

88.水上ICの直後は急勾配を下る 89.みなかみ町小仁田 90.群馬r61川上交差点を左折
 水上ICを過ぎると下りとなるが、距離は短いながらも急勾配である。一旦勾配が落ち着くも不動橋の手前で再び急勾配になる。2ヶ所の急勾配箇所は通常のアスファルト舗装ではなくコンクリート舗装が施されている。その後の緩やかな勾配を下った後に諏訪峡大橋の手前の群馬r61川上交差点を左折する。諏訪峡大橋は利根川に架けられており、橋上からバンジージャンプができる。

91.川上交差点以降は交通量が増える 92.道の駅「みなかみ水紀行館」 93.湯原交差点
 川上交差点からは水上ICで降りた車両に加えて群馬r61を走ってきた車両もあるため交通量が増える。道の駅「みなかみ水紀行館」を過ぎて右カーブを曲がった先で湯原交差点を通過する。ウオッちずでは県道が交差しているとなっているが、案内標識のヘキサが消された跡が確認できるため県道の指定を解除された可能性が高い。

94.高層のリゾートホテルあり 95.若栗橋は架替え工事中 96.群馬r270交差点
 湯原交差点からは利根川の西を走っているが、川寄りには高層のリゾートホテルが建っておりただの山間部の集落の風景ではない。架替え工事中の若栗橋を渡った後に群馬r270交差点を通過する。沿線の家屋が途切れるが、東西ともに高低差があって建物が見えないだけである。

97.群馬r252谷川温泉入口交差点 98.群馬r61水上支所前交差点 99.センターラインがなくなる
 谷川を渡ってから群馬r252谷川温泉入口交差点を通過し、緩やかな勾配を下った先で群馬r61水上支所前交差点を通過する。この交差点がr61の終点であり、起点はR291との井土上町交差点で、沼田〜みなかみ間のメインルートとなっている。
 水上支所前交差点を過ぎるとセンターラインのない区間もあるが、2.0車線幅程度の幅は確保されているので乗用車であればさほど走りにくさを感じないだろう。交通量が増大する紅葉シーズンだとサンデードライバーもいるだろうから走りにくくなるかもしれない。

100.JR上越線と並走 101.JR上越線 102.群馬r63大穴交差点
 しばらく沿線の家屋が少ない状態を走り、大穴集落付近でJR上越線と並走する。奥利根の最後のコンビニの前を通って右にカーブして緩やかな勾配を上って上越線の上を通る。勾配を下り切った所で群馬r63大穴交差点を通過する。R291はこの先行止まりで、右折のr63は複数のダム湖や温泉地、そしてR401を通って尾瀬にまで行く事ができる。そのためか直進する車両よりも右折する方が多かった。また、これまで利根川の流域を北上してきたが、ここからは支流の湯檜曽川沿いとなる。

103.大穴歩道橋 104.「谷川岳6km 湯檜曽0.5km」 105.湯檜曽橋
 大穴交差点のすぐ先で大穴歩道橋の下を通るが、この歩道橋は国道だけでなくJR上越線の上を通っており、国道の東側と鉄道の西側の高低差を解消する役割も担っている。湯檜曽駅の前を通るが、上り線(水上・高崎・上野方面)は通常の地上ホームだが、下り線(土合・湯沢・長岡方面)は新清水トンネル内にホームがある。
 湯檜曽橋を渡って左急カーブを曲がる。上流側の隣接するような位置に上越線の第一湯檜曽川橋梁が架かっているが、かつてはそのさらに上流側に国道の橋があった。旧橋は既に撤去されており橋台や橋脚の基礎部分だけが残っている。

106.湯檜曽温泉 107.「メロディーライン はじまり」 108.山岳道路区間に入る
 湯檜曽橋を渡ると湯檜曽集落を通り抜けるが、道幅は1.8車線幅と若干狭い。融雪水用のパイプが埋め込まれているが、道路中央にない箇所もあるのでセンターライン代わりには使えない。家屋が建ち並ぶ場所を通り過ぎると道幅が多少広くなる。湯桧曽公園の前にはメロディーラインが施行されており、40km/hで走ると「四季の歌」のメロディーが聞こえる。赤沢橋を渡ると沿線の建物が途切れて山間部区間に突入する。

109.豪雪地のためスノーシェルターもある 110.谷川岳ドライブイン 111.土合駅
 湯檜曽川とJR上越線の上り線の第四湯桧曽トンネルの間を走っているとスノーシェルターをくぐる。シェルターの中ほどに沢が流れているがシェルター内のため橋がある事が分からなかった。少し開けた所に出ると谷川岳ドライブインの前を通る。その直後に土合駅を通るが、通常の地上ホームとトンネル内のホームに別れており、湯檜曽駅とは逆に上り線が地上で下り線がトンネル内である。上下の駅の高低差は81mもあり、下り線のホームへは462段の階段を昇降する必要がある。

112.土合踏切 113.ヘアピンカーブ部分にスノーシェッドあり 114.点線区間の端点に近い割に道路状況は悪くない
 土合駅の下り線ホームに向かう跨道橋をくぐった先で土合踏切を通過する。起点から並走していたJR上越線とは跨線橋やアンダーパスはあったが、踏切で交差しているのは初めてである。湯檜曽川に沿って少し走ると左ヘアピンカーブを曲がり、次いでスノーシェッドのある右ヘアピンカーブを曲がる。点線区間の端点に近付いているが、道幅は2.0車線は確保されており酷道と言う程ではない。

115.谷川岳ベースプラザ 116.車両の通行は谷川岳山岳資料館まで 117.可搬型のゲートが設置されている
 西黒沢橋の前後の右ヘアピンカーブを曲がり、谷川岳ベースプラザの前でも左ヘアピンカーブを曲がる。このヘアピンカーブの内側に谷川岳ロープウェイの土合口駅がある。土合口駅を回り込むようにカーブした先の右ヘアピンカーブ付近に可搬型のゲートが設置されており、一般車両の進入はそこまでとなる。ヘアピンカーブの外側には谷川岳山岳資料館がある。

118.車両通行止と駐車禁止の標識が並存 119.閉鎖用ゲートは半分閉まっている。 120.閉鎖用ゲートの奥から沼田方面を撮影
 可搬型ゲートの奥に徒歩で進入してみると電光掲示板と標識、雨量通行規制のお知らせ標識が立っている。これより奥も通行可能であった2012年と比べて、電光掲示板は変わっていないが、支柱の前面にボックスが追加されているので何らかの改修があったのかもしれない。この日は何の情報も表示していなかった。標識は車両通行止(自転車・管理用車両・代替乗合タクシーを除く)と駐車禁止(二輪を除く)が同じ支柱に付けられているが、車両通行止であれば進入する車がいないのだから駐車禁止にする必要はないと思うのだが…。そして雨量通行規制のお知らせ標識だが、通行可能だった頃と区間と規制値は変わっていないが、標識そのものがオーバーハングタイプかた路肩の小さなものに変更されていた。これも車両通行止区間内の事なのでわざわざ表示する必要もないと思ったが、対象が車両以外の自転車や人も含んでいるのかもしれない。
 電光掲示板等からさらに奥に進むと常設のゲートが設置されているが、これは以前からあったものである。ゲート付近から落ち葉が多くなり年単位で車両が通行していないことを示唆している。とは言え管理用車両や代替乗合タクシーの通行はあるので車両が全く通らないという訳ではない。

 かつて車両で進入できた一ノ倉沢までは約3.2kmで片道45分程度かかる。往復だと1時間半もかかるためこれ以上の進入は断念して車を転回させて新潟県側の車両進入限界地点に向かう。最短の迂回路は水上ICまで戻って関越道に入り、関越トンネルをくぐって2つ目の塩沢石打ICで降りて、県道とR291を通るルートである。1つ目の塩沢ICで降りても結局は塩沢石打ICの近くを通らなければならない。

国道291号 part3