国道277号
part1

R5交差点〜R229交差点
八雲町

1.R5交差点 2.街路樹のある直線道路 3.北海道r1029交差点
 内浦湾の最西端付近に位置するR5との交差点がR277の終点であり、ここから渡島半島を横断した後に日本海沿岸を南下して江差町に向かう。平坦な直線道路は両側に街路樹が植えられた歩道がありバイパスとして造られた道路の雰囲気を醸し出している。約500m走ると北海道r1029交差点を通過するが、そのルートからしてr1029はR5の旧道と思われる。

4.立岩こ線橋 5.E5道央道の八雲IC 6.立岩集落
 北海道r1029交差点を過ぎると緩やかな勾配を上って立岩こ線橋でJR函館本線の上を通過して緩やかな勾配を下る。引き続き平坦な直線道路を走っているとE5道央道の八雲ICを通過して本線の立岩橋をくぐる。以西も平坦な2車線道路を走る。

7.交通量は非常に少ない 8.清流建岩橋 9.北海道r42清流建岩橋交差点
 道路状況が良い割に交通量が少なく走りやすい。遊楽部川の左岸を走っていると緩やかに左にカーブしながら清流建岩橋を渡って南詰で北海道r42清流建岩橋交差点を通過する。r42は路線名を八雲北檜山線と言ってR277と同様に渡島半島を横断する道道のひとつである。

10.閉鎖用ゲートを通過 11.牧草地らしきものが見える 12.「曲線半径 50m」
 清流建岩橋交差点のすぐ先に閉鎖用のゲートが設置されているが、その手前に転回可能なスペースは存在しない。ゲートの直後こそ上り勾配でカーブも多いが、少し走ると勾配もカーブも緩やかになる。急カーブが連続している箇所も存在しているが走りにくさはさほど感じない。

13.鉛川沿いを快走 14.西保橋 15.下り7%勾配
 蛇行する鉛川の右岸を走っているが、R277は忠実に沿っている訳ではなく川に比べるとカーブは少ない。直線区間を走っていると西保橋を渡って右岸に移る。以降もカーブの多い2車線道路が続いており、2ヶ所ほど7%とやや急な勾配の区間がある。

16.舗装状態はあまり良くない 17.「下り6%勾配」 18.おにぎりの支柱が黄色のものが多く見られる
 鉛川の右岸をひたすら上流に向かって走る。谷筋を通っているため眺望は利かないが開けているので薄暗さは感じない。道路状況は良好だが交通量は極めて少なく、対向車とほとんど擦れ違わない。

19.ピリカベツトンネル 20.駐車帯には大量のタイヤ痕あり 21.道路通行規制区間に入る
 日暮橋を渡った直後にピリカベツトンネルをくぐり、トンネルを出た先でピリカベツ橋を渡る。どちらの橋も鉛川に架けられており、川沿いに旧道らしきものが確認できる。その旧道は駐車帯の端に接続している。鉛川沿いの八雲温泉に至る林道との交差点の直後に閉鎖用ゲートが設置されており、ゲートから9.2kmの区間は道路通行規制区間に指定されている。

22.「雲石峠 2合目」 23.「曲線半径25m」 24.「!」「雲石峠 4合目」
 道路規制区間に入ってからは鉛川を離れて西に向かい、少し走ると雲石峠の1合目を通過する。その後も2合目、3号目…と小さな標識が立てられており、峠までおおよそどの程度進んだかが分かる。曲線半径が100m以下の急なカーブが多いが、勾配は比較的緩やかである。

25.「雲石峠 8合目」 26.右前方に見えるのは岩子岳 27.雲石峠
 峠まで8合目を過ぎると視界が開けて前方に岩子岳が見えるようになる。岩子岳を望みながら左のヘアピンカーブを曲がり、右カーブの先で雲石峠を越える。峠の手前には非常電話が設置された駐車帯がある。旧八雲町と旧熊石町の境だった峠で2つの町名から一字ずつを取った名称だが、“くもいし”ではなく“うんせき”と読む。

28.「下り7%勾配」 29.「下り8%勾配」 30.「この先310m間 通行注意」
 雲石峠を越えると下りとなるが、その勾配は7〜8%と旧八雲町側と比べて大きな差はない。ヘアピンカーブほどではないものの急なカーブは存在しており、落石に注意を要する延長310mの区間がある。眺望は利かないがちょうど紅葉の時期だったため色付いた木々がちょうど良いアクセントになっていた。

31.雲石トンネル 32.左に延びている道路は旧道 33.赤岳橋
 左の直角カーブの直後で雲石トンネルをくぐる。このトンネルも“うんせき”と読む。トンネルを出ると右カーブを曲がるがその左側に延びている道路が旧道である。旧道は全てセンターライン付きの2車線道路だが勾配、カーブともに急であった。バイパス区間に入ると赤岳橋を渡るが、その下を流れているのは“道路”沢という名称である。

34.高滝ノ沢橋 35.見市トンネル 36.谷筋を下る
 緩やかな勾配を下っていると高滝ノ沢橋と見市大橋を相次いで渡った後に見市トンネルをくぐる。見市トンネルからは見市川の右岸を走るが、比較的開けた谷筋で見市川の渓流を見下ろせる。

37.弥生橋 38.如月橋 39.道路通行規制区間を出る
 比較的長い弥生橋と如月橋を渡るが、睦月橋は存在しない。見市温泉の出入口の手前で閉鎖用ゲートを通過して転回可能な駐車帯の前を通過する。道路通行規制区間の起点では規制区間の延長は9.2kmとなっていたが、実際には10kmを少し超えている。これは見市トンネルを含むバイパスに切り替わったせいもあるかもしれない。

40.冷水橋 41.見市川の右岸を下る 42.路側帯がなくなる
 道路通行規制区間が終わってからも道路状況に特に変化は見られず緩やかな下り勾配の2車線道路が続いている。見市川に沿っているが高低差があるため川面が見える場所は多くない。落石に注意が必要な150mの区間を過ぎると川が良く見えるようになる。

43.熊石防災ステーション 44.八雲町熊石鮎川町 45.R229・R276交差点を左折
 駐車場とトイレが開放されている熊石防災ステーション付近から平野部になるため勾配がなくなる。カーブのない直線道路を走っていると沿線の家屋が増える。熊石鮎川町集落の北西でR229・R276交差点に突き当たる。渡島半島を横断するという役割は果たしためこの交差点が起点と言われても違和感はないが、この先も続いており左折して江差・乙部方面に進む。R276も重複しておりここから起点までは3本の国道の重複区間となっている。なお、R276がR229に重複している距離は190kmと非常に長く、国道の重複区間の距離としては最長である。

国道277号 part2