国道274号
part8

北海道r222交差点(釧路市側端点)〜R391川上2交差点
釧路市→鶴居村→標茶町

344.北海道r222交差点(釧路市側端点) 345.「この路線は夜間 除雪しておりません」 346.雪景橋
 約42km、40分の迂回を経て釧路市側の端点である北海道r222交差点に到着する。3日前に走行したR452とは異なり、こちらの分断区間に関しては開通させるための工事は一切行われていない。
 r222交差点から東に向かって走ると閉鎖用のゲートが現れる。その手前には夜間の除雪を行っていない旨の警告がされており、需要が低く交通量が極めて少ない事を示唆している。雪景橋の東側の橋の下にはかつて雄別炭鉱鉄道が敷設されていたが、1970年に廃線となっており未舗装の狭路にしか見えない状態である。

347.緩やかな上り勾配が続く 348.アップダウンあり 349.下り勾配も緩やか
 雪景橋から少し走ると大きく右にカーブしてから左のヘアピンカーブで進行方角を南から北に変える。ヘアピンカーブと言っても曲線半径が大きいためヘアピンカーブを曲がっているというイメージは持ちにくい。しばらく上り勾配が続いているが、その後下り勾配となる。どちらの勾配も緩やかなので走りやすい。

350.道路規制区間を出る 351.中央橋 352.R240徹別原野交差点
 左カーブを曲がっていると視界が開けると同時に市道との交差点を通過する。交差点の手前に閉鎖用ゲートが設置されており、道路通行規制区間が終わる。その後はほとんど勾配のない直線道路を東に向かって走り、阿寒川に架かる中央橋を渡った後にR240徹別原野交差点を通過する。

353.「釧路市(旧阿寒町)オリヨマップ」 354.牧草地が広がっている 355.オリヨマップ橋
 徹別原野交差点を過ぎると緩やかな上り勾配となり、右カーブ以降はさらに勾配がきつなる。急勾配と言っても一般的には緩やかなと言える範疇であり、カーブも緩やかなので走りやすい道路状況である。周辺には牧草地が広がっており人里離れた場所ではないが、家屋は疎らにしかなく交通量は非常に少ない。

356.アップダウンとカーブを繰り返す2車線道路 357.改良された快走路 358.下り5%勾配
 やや急な勾配を上ってポン仁々志別川橋を渡ってからはアップダウンとカーブが多くなるが、センターライン付きの2車線道路で交通量も少ないため走りやすいと言える。下り5%勾配の区間も存在しているが、実際に走ってみるとそこまで急な勾配には思えなかった。

359.北海道r666交差点 360.釧路市阿寒町共和 361.交通量は皆無
 右に左にカーブしている下り勾配を走っていると北海道r666交差点を左にカーブしながら通過する。その後は沿線に複数の建物が見られるが、牧場関連と思われ多くの住民がいる訳ではなさそうである。

362.「牛横断 注意」 363.北海道r666交差点 364.舗装の状態も良好
 共和川の右岸を走っていると牛の横断に注意を要する場所を通過する。北海道r666交差点を通過してやや急な右カーブを曲がる。r666は徹別原野釧路線という路線名であり、釧路市側は普通の道道だが、徹別原野側は未舗装の狭路であり通行止になっている事が多いようである。

365.鶴居村に入る 366.釧路市に比べてカーブが少ない 367.北海道r829交差点
 上り勾配から下り勾配になった所で鶴居村に入る。モホロロ川を渡るまでは下り勾配が続き、以降は緩やかな勾配を上って行く。カーブは多いものの全て緩やかなので走りにくさは感じない。緩やかな左カーブを曲がりながら緩やかな勾配を下っていると北海道r829交差点を通過する。右折してr829を走ると鶴居村の中心部に行く事ができるが、やや遠回りなルートのため、この先で交差する北海道r1093の方が早く着けるかもしれない。

368.幌呂橋 369.鶴居村内も交通量は少ない 370.「下り6%勾配」「片勾配区間」
 北海道r829交差点を過ぎてすぐに幌呂橋で幌呂川を渡り、緩やかな勾配を上っていると右、左とカーブを通過する。少しだけ直線道路を走ってからはカーブが多くなるが、交通量も少なく走りやすい。6%の下り勾配区間もあるが、ここも走ってみるとそこまで急な勾配には思えなかった。

371.牧草地が広がっている 372.北海道r1093交差点 373.「標茶36km」
 鶴居村でも牧草地帯を通っておりアップダウンが多い。モセツリ川に架かる茂幌橋を渡ってすぐに北海道r1093交差点を通過する。前述の通り、鶴居村の中心部に行く事ができる道道である。村の中心部とは逆の方向に進むと鶴見峠を越えて阿寒湖まで行く事ができるが未舗装区間が存在している。r1093交差点を過ぎると左カーブを曲がって緩やかな勾配を上って行く。

374.名もなき峠を越える 375.アイシナイ川を境に勾配が変わる 376.標高は高くないが眺望は良い
 右にカーブして進行方角を北から東に変えた直後に峠のような場所を通ると上りから下りに転ずる。その後は緩やかな勾配を下るが、アイシナイ川を渡ると上り勾配になる。カーブは多いが走りやすく感じる。

377.やや急な勾配の直線道路を走る 378.支雪裡橋 379.北海道r53交差点を左折
 やや急な下り勾配の直線道路を走っていると支雪裡橋を渡り、緩やかな勾配を上った先で北海道r53との交差点に突き当たる。R274は左折して弟子屈・標茶方面に進む。右折してr53を南下すると鶴居村の中心部や釧路市に行く事ができる。

380.「弟子屈32km 標茶29km」 381.下り6%勾配 382.標識の内容は「左屈曲あり」
 北海道r53交差点からは北の方角に向かって走り、支雪裡集落方面に向かう町道との交差点付近から上り勾配となる。緩やかな勾配を上っていると右にカーブして進行方角を東に転じる。カーブの直後の勾配は6%と警告されているが、道路状況が良いせいもあって走りにくさは感じない。

383.北海道では意外に少ない防雪柵 384.標茶町に入る 385.北海道r1052交差点
 牧草地帯になると防雪柵が設置されている。意外に思うかもしれないが北海道内は防雪柵が設置されている区間はさほど多くない。左カーブの先で久著路川に架かる境橋を渡って標茶町に入る。
 標茶町に入ってからは緩やかな勾配を下って久著路集落を走る。S字カーブを走っていると北海道r1052交差点を通過する。右折してr1052を南下すると北海道r243を経て北海道r1060で塘路湖に行く事ができる。r1060は釧路湿原の中を通っている区間があり、未舗装ながら平坦で走りやすい道路である。なお、湿原内を通っているため降雨時は通行止になりやすい。

386.「弟子屈27km 標茶市街25km」 387.「札幌から366km」 388.急カーブが連続する区間には中央分離帯あり
 北海道r1052交差点のすぐ先で左カーブを曲がって非常に緩やかな勾配を上って行く。札幌(=起点)からの距離を示すキロポストがもちろん設置されているが、“366km”となっているので分断区間を含めた数字と思われる(分断区間を除くと約340kmになる)。コッタロ川付近はヘアピンカーブが連続しているおり、追越しを物理的に禁止するための中央分離帯が設置されている。

389.直線基調の快走路 390.牧草地帯はアップダウンあり 391.ヌマオロ川まで急勾配を下る
 対面2車線道路に戻るとカーブが少なくなり、勾配も緩やかな走りやすい道路状況になる。上沼幌農免農道との交差点からはやや急な勾配を下ってヌマオロ川に架かる沼幌橋を渡り、以降は上り勾配となる。

392.北海道r53交差点を右折 393.前方の橋は草原橋 394.アップダウンのある快走路
 沼幌橋からしばらくは上り勾配を走るが、下りになった所で北海道r53交差点を右折して標津市街方面に進む。信号機は設置されておらず、右折車線どころかセンターラインの切れ目すらないため、案内標識がなければ直進してしまいかねない交差点である。
 r53交差点から少し走るとカーブかつ上り勾配の草原橋を渡る。その後もやや急なカーブが連続しており、アップダウンもあるが、これまでの区間と同様にセンターライン付きの走りやすい2車線道路である。

395.相変わらず交通量は少ない 396.「下り6%勾配」 397.町道との交差点を右折
 アップダウンは多いもののカーブは少なく見通しの良い走りやすい2車線道路が続いている。6%とやや急な勾配の区間もあるが、道路状況が良いため走りにくさはさほど感じない。緩やかな下り勾配ながらやや急なS字状のカーブを曲がった先で町道との交差点を一時停止した後に右折する。逆方向の走行であればセンターラインの切れ目のない交差点を左折する事になるため、直進して町道へ進んでしまわないように注意を要する。

398.「標茶市街12km」 399.周辺は牧草地 400.町道との交差点を道なりに左へカーブ
 町道との交差点の直後は平坦だがすぐに上り勾配となり、以降はアップダウンしている。周辺には牧草地が広がっており、実に北海道らしい風景と言える。町道との交差点から約4.1kmで別の町道との交差点を通過するが、案内標識では直角に左折するかのうようになっているが、実際はやや急な左カーブを道なりに進むだけである。

401.恵橋 402.東橋 403.「牛横断注意」
 町道が接続している左カーブからすぐに恵橋でオソベツ川を渡り、大きく右にカーブしながら緩やかな勾配を上る。その後緩やかな勾配を下るが、東橋を渡ると上り勾配となる。周辺には牧草地が広がっており、牛の横断に注意しなければならない。

404.下久著呂方面は右折 405.直線基調の快走路 406.標茶市街地までの下り勾配が始まる
 下久著呂方面に向かう町道との交差点以東は緩やかなアップダウンとカーブを繰り返す2車線道路が続いている。交通量は皆無と言える状態で非常に走りやすい。電光掲示板付近からは標茶市街地まで続く下り勾配が始まる。

407.標茶町の市街地に入る 408.R391・北海道r13川上2交差点
 緩やかな勾配を下っていると左カーブを曲がった先で標茶町の市街地に差し掛かる。沿線の建物が増えてからも下り勾配が続いており、開運橋の西でR391・北海道r13川上2交差点に至る。この交差点がR274の終点である。番号の大きな国道との交差点が終点になっているのは、元々札幌市〜帯広市だったものを後に標茶町まで延伸したためである。札幌市内は幹線道路で帯広市以西はそれなりに交通量が多いものの、延伸された帯広市以東はメインルートから外れているせいか道路状況が良い割に交通量は少なく非常に走りやすい道路であった。