国道274号
part7

R242南4・南3交差点〜北海道r143交差点(白糠町側端点)
本別町→浦幌町→白糠町

296.「上り5%勾配」 297.眺望の良い駐車場あり 298.浦幌町に入る
 R242・R392南4・南3交差点から少し走ると北海道ちほく高原鉄道の踏切があったが、痕跡が全く分からない状態となっている。右カーブからは上り勾配となり左カーブの手前に駐車場が設けられている。東屋とベンチがある程度の駐車場だが、標高差が小さい割に遮るものがない状態のため本別町を一望できる。左カーブを曲がり終えると町境を通過して浦幌町に入る。

299.E38道東道の下を通る 300.北海道r56交差点 301.「釧路95km 白糠65km」
 浦幌町に入ってすぐにE38道東道の下をくぐり、その直後に北海道r56交差点を通過する。r56の行き先に浦幌市街が案内されているが、ここから市街地までは35km以上離れている。そのためこの辺りの住民は浦幌町の市街地よりも本別町の市街地の方が近い。

302.平坦な直線道路を快走 303.R274・R392の串刺しおにぎりあり 304.交通量は非常に少ない
 平坦かつ直線的な2車線道路を淡々と走る。道路状況が非常に良いにもかかわらず交通量は極めて少ない。これは並走しているE38道東道が無料で通行できるという点が影響しているものと思われる。

305.E38道東道の栄穂橋 306.右折するとE38道東道の浦幌IC 307.「ガス欠注意 この先70km給油所なし 給油はお早めに」
 除雪車等の旋回場所の直後に与徳橋を渡ってE38道東道の栄穂橋の下をくぐる。そのすぐ先で町道との交差点を通過するが、その町道はE38道東道の浦幌ICが接続している。町名を冠したインターチェンジだが、前述の通り町の中心部からはかなり離れた場所である。町道との交差点の直後にこの先70kmに渡って給油所がない旨の警告がなされている。これはE38道東道に進んでも同様である。

308.直線道路を快走 309.所々に串刺しおにぎりが立っている 310.カーブはあるが緩やかなものばかり
 浦幌川流域の開けた場所をひたすら走る。周辺には疎らとは言え家屋が建っており人里離れた場所ではない。川上橋を渡って浦幌川の右岸に移ってからも2車線快走路が続いている。

311.「釧路85km 白糠55km」 312.「連続カーブ830m」 313.閉鎖用ゲートを通過
 集落が途切れると勾配が若干急になり、カーブも多くなる。それでもセンターライン付きの2車線道路であり、一般的に言えば走りやすいと言える道路状況である。転回場を兼ねたチェーン着脱場を通り過ぎて先で閉鎖用ゲートを通過する。

314.「連続カーブ1100m」 315.急カーブ部分に中央分離帯あり 316.釧勝トンネル
 閉鎖用ゲートを過ぎるとさらに勾配が急になるも走りやすいと言える道路状況である。浦幌川の谷筋を走っていると右の急カーブを曲がるが、その前後には中央分離帯が設置されている。釧勝峠を越えていた旧道の接続地点を過ぎた先で釧勝トンネルをくぐって白糠町に入る。このトンネルは振興局の境でもあり、十勝総合振興局から釧路総合振興局に入る。

317.釧勝橋 318.「釧路78km 白糠市街48km」 319.長い下り勾配
 釧勝トンネルを出てすぐに釧勝橋を渡り、やや急な勾配を下って行く。駐車帯を過ぎた先で峠を越える旧道との交差点を通過するが、旧道は閉鎖されており通行できない。タクタクベオベツ川の流域を走っているが、高低差があるため川面は見えない。

320.浦賀橋と白妙覆道 321.白妙橋と薫楓覆道 322.薫楓橋と蛍啼覆道
 美希橋を渡ってタクタクベオベツ川の左岸を走っていると浦賀の沢に架かる浦賀橋を渡って左にカーブしている白妙覆道をくぐる。次いで白妙橋を渡った直後に薫楓覆道を、さらに薫楓橋を渡って蛍啼覆道をくぐる。

323.蛍啼橋と華菜覆道 324.交通量は皆無 325.望渓橋
 さらに蛍啼橋を渡った直後に華菜覆道をくぐる。その後しばらく覆道のない2車線道路を走り、緩やかな勾配を下った先で華菜橋を渡り、右にカーブしながら望渓橋を渡る。浦賀橋から望渓橋はタクタクベオベツ川ではなく支流の沢などに架けられた橋である。

326.左股2号覆道 327.左股1号覆道 328.山間部の割に走りやすい区間もある
 望渓橋を渡ってすぐに左股2号覆道をくぐり、次いで左股1号覆道をくぐる。ここまでが覆道が連続している区間である。以降も谷筋ながら比較的開けた状態であり、緩やかな勾配をカーブの走りやすい道路状況が続く。

329.閉鎖用ゲートを通過 330.紀栄橋 331.「釧路69km 白糠市街39km」
 浦幌町側のゲートから約11kmで白糠町側のゲートを通過する。こちら側にもゲートの手前(白糠市街寄り)に転回可能なスペースがある。紀栄橋を渡ってしばらく走ると右カーブを曲がった後に由美橋を渡る。さらに快走路を走っていると八重橋を渡る。どの橋もタクタクベオベツ川に架けられている。

332.おにぎりの支柱がオレンジ色 333.牧草地帯を走る 334.「牛横断注意」
 左股集落に入ると視界が開ける。集落と言っても家屋よりも牧草地の方が目立つ状態である。山間部を出るため直線的で視界も開けており、さらに走りやすくなる。牧草地を通り抜けているとあって牛の横断に注意を促す警戒標識が立てられているが、無秩序に横断しているのではなく道路を挟んだ牧草地を移動する際など管理された状態での横断と思われる。

335.牧草地を過ぎると下り勾配 336.すべり止め舗装 337.R392交差点を左折
 牧草地を過ぎると下り勾配となり、勾配が緩やかになった所で右カーブを曲がる。すべり止め舗装を走っているとやや急な右カーブを曲がる。そのカーブの途中で交差点があり、左折して右股方面に進む。この交差点を北海道r143と表記している地図があったり、案内標識にはおにぎりもヘキサも表記されていないが、ウォッちずでは左折方向の道路を国道として扱っている。

338.R392交差点からも2車線道路 339.交通量は皆無 340.「この先5Km 通行止ゲート有り」
 R392交差点からも2車線道路が続いているが、道路を横切る形のひび割れが多く道路グレードが落ちたように感じる。左カーブを曲がると5km先にゲートがある旨の警告がされているが、これはR274ではなく北海道r143に対するものである。

341.R274の白糠町側端点 342.R392交差点方向を撮影 343.端点の奥は北海道r143
 左カーブを曲がり終えて町道が交差している地点がウォッちずで端点としている場所である。R392交差点からの距離は約350mである。端点の奥にも道路が続いているが、これが北海道r143である。前述の通り、道路を横切るひび割れが複数あるため、国道と道道の境目は判別不能である。また、r143にはゲートがあるため通り抜けできない事は想像できるが、仮にゲートがなかったとしても分断区間が存在しているためやはり通り抜けできない。
 白糠町と釧路市に跨る分断区間を迂回するルートとしてR392まで戻った後に南下してE38道東道を白糠ICから阿寒ICを利用するものが最短である。白糠IC〜阿寒ICは2016年3月に供用を開始しており、それまでは海沿いのR38まで迂回しなければならなかった。前者は約42km、後者は約79kmである。万が一、E38もR38も通行止になった場合は北回り(R241、R240)が選択肢に加わるが、140km超とかなりの距離の迂回を強いられる。もっともE38とR38が同時に通行止になる可能性は低く、仮になったとすればR241やR240も通行止になってもおかしくない。

国道274号 part8