国道274号
part4

R237宮下町3交差点〜R38南4条11・南4条10交差点
日高町→清水町

137.旧日高町の中心部を走る 138.道の駅「樹海ロード日高」 139.北海道r847交差点を左折
 R237宮下町3交差点からは旧日高町の中心部と言える場所を走る。かつての町役場(現在の日高総合支所)の前を通り過ぎて道の駅「樹海ロード日高」の南の北海道r847交差点を左折する。

140.広い路側帯の2車線道路 141.見通しの良い直線道路が続く 142.既に紅葉していた
 北海道r847交差点からも2車線道路が続いているが、路側帯が広くて走りやすい道路状況である。旧日高町の中心部を離れると周辺には家屋よりも畑の方が多くなる。右左府発電所付近からは沙流川の谷筋を走るが、勾配は緩やかなので走りやすい。

143.沙流川沿いを快走 144.交通量は少ない 145.千呂露橋
 沙流川の右岸を淡々と走る。勾配は非常に緩やかでカーブも緩やかなものが大半であり、交通量が少ない事もあって走りやすい。直線道路を走っていると千呂露橋を渡って左カーブを曲がる。千呂露橋は2016年の台風10号によって落橋したが、2018年に復旧している。

146.「ゆずりゾーン 遅い車は左へ!!」 147.ゆずりゾーン区間内に交差点あり 148.ゆずりゾーンが終わる
 左カーブからはゆずりゾーンが設置されている。その延長は約2.3kmと長いが、それ故に途中に交差点があるため右側の本線車線を走っている場合は前方の右折車両に注意を要する。もっとも、交差している道路は家屋や畑に向かう道路なので右折する車両は多くないと思われる。

149.沙流川沿いを快走 150.カーブは緩やか 151.電光掲示板は日本語と英語が交互に点灯
 沙流川の左岸を走っていると支流のパンケヌーシ川に架かる占瀬橋を渡る。その先に電光掲示板が設置されているが、北海道内の多くの国道の電光掲示板は日本語と英語が交互に点灯するものが多い。

152.道路通行規制区間に入る 153.大颱橋 154.閉鎖用ゲートを通過
 簡易駐車帯を通過すると道路通行規制区間に入る。対象の距離は33.3kmとかなり長く、通行止になる雨量等の数値は表記されておらず“異常気象時には”となっている。大颱橋を渡ってすぐに閉鎖用ゲートを通過する。橋とゲートの間には営業していないと思われるドライブインがあり、その敷地に7〜8mくらいの高さの熊の像がある。

155.日栄橋の直後に急カーブ 156.「1合目 日勝峠 標高435m」 157.「帯広72km 清水39km」
 閉鎖用ゲートからは沿線の家屋が途切れるが、元々家屋が多かった訳ではないため風景に大きな変化はない。標高1000mを超える日勝峠に向かっているが勾配は比較的緩やかである。日栄橋や双岩橋、岩瀬橋、清瀬橋で何度も沙流川を渡りながら谷筋を走る。岩瀬橋の直後に「1合目 日勝峠」という標識が立っているのが確認できる。

158.清瀬第一覆道 159.清瀬第二覆道 160.上滝トンネル
 清瀬橋を渡ってすぐに清瀬第一覆道と清瀬第二覆道ををくぐる。清瀬第二覆道の南側坑口付近はやや急なカーブとなっている。清瀬第二覆道を出るとカーブしている上滝橋を渡って上滝トンネルをくぐる。トンネルの手前が2合目である。

161.沙流ダム 162.清見トンネル 163.鹿鳴トンネル
 上滝トンネルを出た直後に沙流ダムの脇を通るが、ダム本体が大きくないためただの水門に見える。沙流川にウエンザル川が合流する地点で新清見橋を渡って清見トンネルに入る。トンネル坑口の右には別のトンネルが見えるが、これは旧清見トンネルである。旧トンネルの南の橋は合流地点の手前だったため、沙流川とウエンザル川のそれぞれに橋が架かっていた。なお、ウォッちずでは“新清見トンネル”と表記されているが、扁額は“清見トンネル”となっている。
 清見トンネルを出てすぐに3号目を通過して鹿鳴トンネルに入るが、トンネル間は旧道がそのまま改良されており、トンネル部分は川沿いに旧道があった。どちらの旧道も閉鎖されており通行する事はできない。

164.「4合目 日勝峠 標高550m」 165.「上り5%勾配」 166.浪ノ沢トンネル
 鹿鳴トンネルを出てすぐに新岩魚橋を渡って鹿鳴第二覆道を通過する。次にくぐるのは鹿鳴第一覆道と思ってしまうが、第一覆道は存在していない。鹿鳴トンネルや(新)清見トンネルの整備に関連して線形が改良された際に別ルートを通るようになってしまったようである。
 鹿鳴第二覆道を出ると右カーブを曲がって鹿鳴橋を渡る。カーブの手前にはかなりの急カーブを想定させる標識が立てられているが、曲線半径は100mと特に急という訳ではない。その後、中の沢橋と清流橋を渡って浪ノ沢トンネルをくぐる。

167.短い登坂車線あり 168.嶺雲大橋 169.片側1車線区間
 浪ノ沢トンネルを出てすぐに登坂車線が現れるが、その距離は800m弱と他の北海道内の登坂車線に比べると短い。登坂車線が終わって左カーブを曲がると嶺雲大橋を渡るが、その下には蛇行した沙流川が2回通っている。嶺雲大橋を渡り終えると中央分離帯が現れて片側1車線道路になる。

170.「6合目 日勝峠 標高720m」 171.昼間でなければ交通量は少ない 172.「上り5%勾配」
 片側1車線区間の中にはそれぞれの車線に駐車帯が設置されているが、中央分離帯に切れ目がないためUターンには使えない。6合目を過ぎた先で中央分離帯がなくなって通常の対面2車線道路に戻る。5%の急勾配の警告標識もあるが、実際に走ってみるとそこまでの急勾配には思えなかった。

173.「7合目 日勝峠 標高755m」 174.登坂車線+中央分離帯 175.「8合目 日勝峠 標高820m」
 交通量の少ない2車線道路を上っていると標高755mの7合目を超え、程なくして2ヶ所目の登坂車線が現れる。こちらは中央分離帯が設置されており延長は2.5km程ある。登坂車線区間で8合目を超える。

176.登坂車線が終わる 177.「9合目 日勝峠 標高940m」 178.ヘアピンカーブ部分に中央分離帯
 登坂車線が終わると同時に中央分離帯もなくなって通常の対面2車線道路に戻る。上り勾配はまだ続いており標高940mの9合目を超える。沙流川の源流の近くで中央分離帯付きのヘアピンカーブを曲がる。

179.短い中央分離帯区間が終わる 180.標高1000mを超える
 かつてはヘアピンカーブを含む区間に三国の沢覆道があったが、2016年の台風10号によって路盤が崩落し、復旧に際して覆道が撤去されている。なお、通行止の期間は1年2ヶ月間であった。片側1車線区間が終わると左カーブを曲がる。

181.「頂上 日勝峠 標高1023m」 182.清水町に入る(ただし町界は800m先) 183.日勝トンネル
 日勝峠の頂上を示す標識が立っているが、補助標識に「ここから100m先」とあるので看板を過ぎても上り勾配が続いている。その先に清水町の境標識が設置されているが、こちらも「町界800m先」という補助標識が付いている。これらの標識の近くに旧道と思われる道路が接続しており、ダートの狭路を進むと日勝峠展望台に行く事ができる。
 源流橋を渡った直後に日勝トンネルに入る。日高町と清水町の境はトンネルの内部の日勝峠の真下にある。この町境は振興局の境でもあり、日高振興局から十勝総合振興局に入る。

184.日勝大橋と能見トンネル 185.清流覆道 186.清泉覆道
 日勝トンネルを出て緩やかな右カーブを曲がると日勝大橋を渡って能見トンネルをくぐる。橋上から南を見ると沢沿いの斜面が崩落しているのが見える。これも2016年の台風10号によるものと思われる。能見トンネルを出ると清流覆道をくぐり、右にカーブした後に清泉覆道をくぐる。

187.石山トンネル 188.石山トンネルの前後は片側1車線 189.十勝平野を望む
 中央分離帯が現れて上下線が分離した状態になり、石山トンネルは上下線で別々となっている。トンネルの前後には転回ができるように上下線を接続する通路が設けられている。トンネルを出てからもしばらく片側1車線道路が続いている。中央分離帯がなくなると同時に反対側の車線に登坂車線が現れる。視界が開けるようになり前方に十勝平野を望む事ができる。

190.「日勝峠 標高830m 6合目」 191.下り5%勾配のヘアピンカーブ 192.ヘアピンカーブの手前は片側1車線
 十勝平野を望みながら長い勾配を下って行く。約2.8kmの反対側の登坂車線が終わると中央分離帯が現れ、緩やかな左カーブの後に右ヘアピンカーブを曲がる。ヘアピンカーブの直後には公衆トイレと展望所のある駐車場が設置されている。

193.「日勝峠 5合目 標高740m」 194.「下り5%勾配」 195.急カーブ部分に中央分離帯
 日勝峠展望所の出入口付近で5合目を通過する。6合目までは小さく地味な標識だったが、5合目は日高町側と同等のサイズである。直線道路を下っていると反対側車線に2ヶ所目の登坂車線が現れる。この登坂車線は北海道内の国道にあってもかなり長く7km以上である。左ヘアピンカーブに中央分離帯があるが、これまでのガードレールのみのものとは異なる。

196.緊急待避所が5km先にある 197.長い下り勾配が続く 198.十勝平野が見える場所もある
 反対側車線の登坂車線を含めて3車線の道路をひたすら下って行く。急なカーブも存在しているが、狭路ではないので走りにくさはさほど感じない。昼間であれば大型トラックを含む交通量が多い区間でもある。右のヘアピンカーブを曲がって少し走ると清水ドライブインの前を通過する。所謂、昔ながらのドライブインだが好景観場所のようでとるパに指定されている。

199.緊急待避所 200.S字カーブ付近で視界が開ける 201.閉鎖用ゲートを通過
 左カーブを曲がって直線道路を下っていると通常の対面2車線道路に戻る。直線区間に緊急待避所が設置されているが、ブレーキ故障時以外は進入できないようにラバーポールが立てられている。中央分離帯のある左カーブを曲がると視界が開けるようになる。右カーブを曲がって中央分離帯がなくなった直後に閉鎖用ゲートを通過する。日高町側のゲートからの距離は約37kmである。

202.北海道r55交差点 203.E38道東道をオーバーパス 204.E38道東道との十勝清水IC
 閉鎖用ゲートからの直線的な2車線道路を走っていると北海道r55交差点を通過する。そのすぐ先でE38道東道の本線上を通って十勝清水ICを通過する。道東道とは夕張ICで接続していたが、日勝峠付近では少し離れた北、R38の狩勝峠との間を通っている。

205.直線道路を下る 206.新清橋 207.清水跨線橋
 十勝清水ICを過ぎてからも下り勾配が続いているが、勾配は緩やかなので走りやすい。ペケレベツ川に架かる新清橋を渡ってすぐに清水跨線橋でJR根室本線を越える。夕張市まで並走していたJR石勝線は新得駅までであり、以東は根室本線となっている。

208.清水町役場の前を通る 209.R38南4条11・南4条10交差点を左折
 清水跨線橋からの勾配を下ると平坦になり清水町の中心部を走る。清水町役場の南を通り過ぎて少し走るとR38南4条11・南4条10交差点に至る。R274は左折してR38との重複区間を富良野・上士幌方面に進む。案内標識にR274のおにぎりが併記されているのでルートミスする可能性は低いだろう。

国道274号 part5