国道273号
part2

R39日東交差点〜R38西17北1交差点
上川町→上士幌町→士幌町→音更町→帯広市

19.R39重複区間に入る。奥に見える高架はR450 20.山間部のはずだが・・・ 21.層雲峡という景勝地を走る
 日東交差点左折後はR39との重複となる。二桁国道との重複となったものの道路状況はこれまでと大きく変わらない。それだけR273が整備されているという事だろう。石狩川沿いの勾配もカーブも少ない道路を走り抜ける。大雪湖に近づくにつれて勾配がきつくなるもののカーブの少ない線形のため勾配の割にはハイスピードで走ることができる。特に勾配がある区間については登坂車線も設けられている。

22.層雲峡温泉 23.勾配は緩やかだがその分距離が長い 24.R39から分岐する交差点
 上り続けていると層雲峡温泉となる。山間部に突如現れるリゾートホテル風の建物に少々面食らう。行楽シーズンの休日にはここに向かう車で交通量が相当増える事は想像に難くない。筆者の走行時は夏休み期間中とは言え平日だったので交通量は極僅かだったが、ホテルの駐車場には大型観光バスが数多く停まっていた。
 層雲峡温泉を過ぎると民家すらない風景に戻る。銀河トンネル、大函トンネルと2つの長大トンネルを抜けてなおも登り続けると大雪湖交差点となる。ここの右折してR39から分岐し単独となる。R39との重複距離はおよそ29kmである。

25.大雪湖沿いのアップダウンのある道路を走る 26.5分前の晴れ間が嘘のような強雨に見舞われる 27.5分も走れば雨があがった
 大雪湖交差点を右折するとすぐに大雪ダムの天端を通過する。ダム天端通過直後は樹海トンネルとなるなど、結構目まぐるしく景色が変化する。大雪湖の西岸沿いの急勾配の下りを進み、大雪大橋を渡ると湖から離れる。この区間も今までと同じような道路状態で交通量の少なさも手伝って走りやすい状況となっている。

28.三国トンネル 29.上士幌側は急勾配・急カーブ 30.樹海の中を走るダイナミックな国道
 大雪湖交差点から10km程走ると三国トンネルの入口が見えてくる。北海道最高所の峠の三国峠である。トンネル前後をスノーシェッドで覆われたトンネルを抜けると上士幌町に入る。トンネルを抜けた直後には三国峠PAが設置されており、車を停めて雄大な樹海の景色を眺めることも可能。トイレと売店もあるので休憩にも良い。筆者の訪問時はまだ売店が開く時間ではなかったので景色を見るだけになってしまった。
 三国トンネルから6kmに渡っては樹海の中をダイナミックに抜ける気持ち良い道路となっている。勾配・カーブともにきついのであまり運転者としてはあまり景色にばかり見とれているわけにいかないのが残念だ。

 
31.白樺(?)の間を抜ける快走路 32.R273走行の最大の目的地へ至る分岐  
 ダイナミック樹海区間を過ぎると白樺(?)の間を抜ける緩やかな下りとなる。北海道らしい走りやすい道路が続く。15km以上もそんな状態が続くが、今回は途中で寄道をしている。今まで海沿いに走ってきてここで内陸に入った目的の地に向かうためである。渡鹿橋と丸山橋の間から出ている林道に進路を取り一旦R273を外れる。

タウシュベツ橋梁
33.No.32の写真の看板を拡大 34.画像右の小道が橋梁への道 35.タウシュベツ橋梁
 R273から糠平三股林道を走ること4km、駐車スペースに車を停め徒歩で歩くこと5分で目的地に到着する。今回北海道を訪れた大きな目的のひとつのタウシュベツ橋脚をこの目で拝むことができた。写真撮影やら何やらで1時間半ほど滞在した後立ち去る。タウシュベツ橋梁の近辺は熊の出没の可能性があるので訪問の際はそれなりの準備をすることをお勧めします。また季節によって橋梁が見れないこともあります。詳しくはココココで事前に確認した方がよろしいかと。

36.タウシュベツからR273へ戻る 37.勾配がどんどんなくなっていく 38.R241上士幌交差点
 タウシュベツ橋梁を堪能した後に林道を引き返して国道に戻る。引き返さずにそのまま進んでも国道に戻ることはできるが筆者の場合はトレースすることも目的なので引き返している。
 糠平湖沿いにゆっくりと下っていると上士幌町糠平の集落に入る。北海道r85付近で大きく左にカーブし、その後はトンネルの連続する区間となる。糠平ダム前を過ぎると勾配は穏やかになりこれまでのようなカーブの少ない緩やかな下りとなる。北海道らしい風景だが単調すぎると言えなくもない。上士幌町役場付近を通過するとR241・R274上士幌交差点に至る。案内標識にはR241とR274のおにぎりが表記されているがR273の表記がない。R274より格上のはずなんだが。

 
39.R241・R274重複区間 40.R241協進交差点は直進してR274と別れる  
 上士幌交差点を右斜め前方向に進むとR241とR274との重複区間となる。これ以降R273が表舞台に現れる事はなく、起点交差点までR241と重複している。十勝平野に入ったということで牧草地の間を抜ける平坦かつ直線的な道路で非常に北海道らしい風景が広がっている。7km程走って協進交差点でR274と分岐する。R273はR241と一緒に交差点を直進して南へ向かう。

 
41.協進交差点以降もR273の表記は見られない 42.西4線7号交差点でR241が現道とBPに別れる  
 協進交差点以降も快走路が続いている。快走路過ぎて特にこれといって書くべき事がない。協進交差点から快走路を19km弱走ると西4線7号交差点となるが、ここでR241が二手に別れる。右に道なりに進めばバイパス、左折すれば現道である。R273の起点がバイパスとR39の交差点である西17北1交差点となっていたので、ここは道なりに進んでパイパスに入る。

43.片側2車線のいかにもバイパスらしい状況 44.平原大橋で十勝川を渡る 45.R38西17北1交差点
 西4線7号交差点かさ少し走ると片側2車線のいかにもバイパスらしい状態となる。現道が音更町の市街地を突っ切っているのに対してバイパスは市街地の西側の牧草地を突っ切っている。道東道の音更帯広ICを通過しなおも南下を続けると、十勝川を渡って帯広市に入る。十勝川から2km程で起点の西17北1交差点にぶつかってR273トレースの旅は終了する。