国道268号
part3

R447交差点〜R221川原交差点
伊佐市→湧水町→
→えびの市

52.R447分岐後も対面2車線道路が続く 53.池田橋 54.鹿児島r53交差点
 R447が分岐して単独区間になってからも対面2車線道路が続く。伊佐市の中心部から離れるせいもあって沿線の商業施設、家屋ともに少なくなる。水之手川が市山川に合流している近くで池田橋を渡り、平坦ながらカーブの連続する状態を走る。重留橋を渡った先で鹿児島r53との交差点を道なりに左にカーブして通過する。R268に栗野IC、r53に横川ICが案内されているが、どちらもE3九州道のインターチェンジであり6km程度しか離れていない。

55.鹿児島r53交差点以降は上り勾配 56.下り切った所に鹿児島r448交差点 57.アップダウンを繰り返す
 鹿児島r53交差点を過ぎてからは緩やかな上り勾配となり、大きく右にカーブしていると下りに転じる。鹿児島r448交差点からは再び上り勾配となるが、程なくして下りに転じる。アップダウンが連続しているもののセンターライン付きの2車線道路なうえに交通量が少ないため走りにくさはほとんど感じない。

58.湧水町に入ってからも道路状況に変化なし 59.稲葉崎集落 60.黄金ロードとの交差点
 JR山野線の湯之尾駅跡の小さな公園の前を通り過ぎてからの勾配を下っていると境橋を渡って湧水町に入る。川内川の右岸を走っており山裾に近いせいもあってアップダウンはあるが伊佐市側よりも緩やかである。湯之尾駅跡付近からは熊本r15交差点付近以来離れていた山野線跡と並走しているが、この辺りも自転車道に転用されている。稲葉崎駅の東には線路跡を挟むように桜並木がある。黄金ロードという広域農道との交差点を通過すると山野線跡が離れていく。

61.栗野橋 62.鹿児島r55栗野橋交差点 63.鹿児島r444交差点
 栗野橋で川内川の左岸に移って湧水町の中心部と言える場所に入る。西方の山の2ヶ所から白いものが立ち上がっているのが見える。左側は栗野岳八幡大地獄、右側は新燃岳の噴煙と思われる。
 左カーブを曲がると鹿児島r55栗野橋交差点を通過する。右折してr55を約600m走るとE3九州道の栗野ICがある。さらに少し走ると鹿児島r444交差点を通過する。右折すると湧水町役場や栗野駅に行く事ができる。栗野駅はJR肥薩線に属する駅であり、廃線になった山野線の終点であった。

64.鹿児島r102渡船橋交差点 65.城山跨線橋 66.川内川の左岸を走る
 鹿児島r102渡船橋交差点を通過して緩やかな勾配を上って城山跨線橋でJR肥薩線の上を通過する。城山跨線橋の東で町道との栗野清水交差点を通過すると沿線の家屋が途切れて川内川の左岸を走る。

67.川添トンネルは歩行者や軽車両は通行不可 68.川添トンネル 69.旧道との交差点までが歩行者・軽車両通行禁止区間
 少し開けた綾織集落を走っていると旧道との交差点を通過する。上り勾配の先の川添トンネルは歩道が設置されていないせいか、歩行者や軽車両等の通行が禁止されている。そのため歩行者や軽車両、電動車椅子は旧道へ進むように案内されている。電動車椅子はおそらくシニアカーを指していると思われる。川添トンネルを抜けて緩やかな勾配を下っていると旧道との交差点を通過する。この交差点までの約2.2kmが歩行者・軽車両等通行禁止区間である。

70.矢立橋 71.八所集落 72.北緯32度線を通過
 旧道と合流して少し走ると谷筋から開けた場所に出る。右カーブを曲がって矢立橋を渡って町道との交差点を通過して左カーブを曲がって桶寄橋を渡る。水田が広がっている中を走っていると北緯32度線を通過する。緯度に関する看板が設置されている所には同じ緯度の都市名が表記されているものが見られる事が多いが、ここには北緯32度を示すものだけである。

73.柿木集落 74.鹿児島r442吉松小前交差点 75.川内川の堤防の内側を走る
 川内川左岸の水田地帯を淡々と北上する。旧吉松町の中心部で鹿児島r442吉松小前交差点を通過する。かつての町役場は交差点の少し北にあるが、JR肥薩線の吉松駅はr442で対岸に渡った先にある。旧吉松町の中心部を過ぎると川内川の堤防の内側を走る。

76.「!」「大雨時冠水注意 危険」 77.JR肥薩線 78.鶴丸駅や鶴丸温泉へは右折
 湧水町吉松物産店の前を通り過ぎた先の町道との交差点にその他の危険を示す「!」の警戒標識が設置されている。標識本体よりも大きな補助標識に大雨時の冠水に注意という文字とイラストが記載されている。ただし、標識が立っている場所やそのすぐ先のJR肥薩線のガード下を含めて凹地箇所が見当たらない。
 肥薩線のガードをくぐってからは水田と集落の間を走って鶴丸駅の西を通過する。鶴丸駅はこれまで並走していたJR肥薩線ではなく吉松駅で分岐した吉都線に属する駅である。

79.宮崎県えびの市に入る 80.亀沢集落 81.えびの市浦
 右カーブを曲がり終えた直後に県境を越えて宮崎県えびの市に入る。熊本県・鹿児島県境は名称は付けられていないものの峠だったが、鹿児島県・宮崎県境は平坦な場所で県境感は薄い。また、宮崎県の境標識が設置されていないように思えるが、反時計回りに90度回っており見えないだけである。宮崎県に入ってからは川内川とJR吉都線との間を緩やかなカーブを繰り返す2車線道路で走り抜ける。

82.R447・宮崎r53京町交差点 83.海上自衛隊のえびの送信所のアンテナが見える 84.正面の山の中腹にR221のえびのループ橋などが見える
 沿線の建物が多くなった所でR447・鹿児島r53京町交差点を通過する。鹿児島県伊佐市でも交差・重複したR447だが、この交差点が起点である。伊佐市の交差点からの距離はR268が約28.7km、R447が約23.0kmである。前述の酷道区間で建設中のバイパスが完成するとR447の距離がさらに短くなり道路状況も良くなるため、遠回りのR268よりも便利になる可能性がある。なお、伊佐市で交差した鹿児島r53と宮崎r53は別の県道である(鹿児島r53は菱刈横川線、宮崎r53は京町小林線)。
 京町交差点付近はえびの市の中心部ではないが商業施設が多く、付近の京町温泉駅が示すように温泉宿が点在している。新岩次橋付近からは沿線の建物が少なくなる。海上自衛隊のえびの送信所のアンテナ群を望みながら走っていると緩やかな右カーブを曲がる。カーブ付近からは北の山の中腹にR221のえびのループなどの橋梁が視認できる。

85.えびのICまで2km 86.川内川左岸の堤防上を走る 87.E3九州道・えびのIC
 川内川の左岸を走りながらえびの市の中心部に近付いていく。堤防の上を走っているとE3九州道の川内川橋の下をくぐり、その先でえびのICを通過する。2km手前の標識にはE3九州道だけでなくE10宮崎道も併記されていたが、ジャンクションではなくE3九州道単独のインターチェンジである。約1km南のえびのJCTからE10宮崎道が東に分岐している。

88.道の駅「えびの」 89.有島橋 90.宮崎r30えびの市役所入口交差点
 えびのICのすぐ先で道の駅「えびの」を通過する。道の駅の敷地そのものは道路に沿っていないが、出入口に当たる交差点に入ってすぐの所にある。道の駅を過ぎて左カーブを曲がると有島橋を渡り、その先で宮崎r30えびの市役所入口交差点を通過する。南下した先にえびの市役所があるが、r30は市役所を迂回するようなルートである。

91.新加久藤橋 92.宮崎r102交差点 93.R221川原交差点を直進
 新加久藤橋で川内川を渡って右にカーブしながら下っていると宮崎r102交差点を通過する。r53は鹿児島県と宮崎県では異なる県道であったが、r102は両県で同一の県道であり(木場吉松えびの線)、伊佐市〜えびの市間は川内川の右岸を通っている。
 r102交差点を過ぎてカーブも勾配も終わる地点でR221川原交差点に至る。案内標識にR268のおにぎりは表記されていないが、道なりに直進してR221との重複区間を宮崎方面に進む。

国道268号 part3