国道268号
part1

R3水俣IC入口交差点〜R447交差点
水俣市→
→伊佐市

1.R3水俣IC入口交差点 2.長野隧道 3.肥薩おれんじ鉄道と九州新幹線をくぐる
 熊本県の南西部の水俣市の市街地の東に位置するR3水俣IC入口交差点がR268の起点である。以前は古城交差点だったが、E3A南九州道の水俣ICが直結しており供用後に名称が変更されている。R268に入ると緩やかな勾配を上り長野隧道をくぐり、古城3交差点を通過した後に肥薩おれんじ鉄道と九州新幹線の下をくぐる。水俣IC入口交差点の東には新水俣駅が置かれており、肥薩おれんじ鉄道はJR鹿児島本線から第三セクター化された鉄道である。

4.「えびの67km 伊佐29km」 5.水俣IC〜出水ICが建設中 6.水俣川の右岸を走る
 水俣川の右岸の山裾を走っていると建設中のE3A南九州道と並走し、旧道らしき市道との長野町交差点の先で橋梁予定地を通過する。2022年11月の時点では水俣IC〜出水IC間が建設中であり、開通時期は未定である。

7.水俣川の右岸を快走 8.中村集落 9.熊本r323交差点
 非常に緩やかな上り勾配の2車線道路で水俣川の右岸を淡々と走る。沿線には集落が断続的に続いているものの早朝であれば交通量は少ない。対岸には1988年に廃止されたJR山野線跡があり、自転車道に転用されているものの県道には指定されていない。熊本r323交差点の南東に肥後深川駅が置かれていた。

10.旧道が駐車帯に転用されている 11.薄原橋 12.新久木野橋
 JR山野線跡の自転車道とともに水俣川の右岸の2車線道路を走る。今俵集落の東端には旧道敷がそのまま駐車帯に転用されている箇所間がある。下り勾配になった後に薄原橋と新久木野橋を渡る。前者は山野線に架かっていた跨線橋で、後者は久木野川に架かっている河川橋である。山野線跡は久木野川沿いとなるためR268から離れる。

13.熊本r15交差点 14.葛渡橋 15.旧道らしき道路との交差点が多い
 新久木野橋を渡り終えて下り勾配が終わって平坦になった所で熊本r15交差点を通過する。その後しばらく水俣川の右岸を走り、葛渡集落で葛渡橋を渡って左岸に移る。少し上流側に同名の葛渡橋が架かっており、その前後の道路が旧道と思われる。水俣川の左岸に移ってからも走りやすい2車線道路が続いている。

16.新萩嶺橋 17.溝集落の南側を通過 18.熊本県の南部だがチェーン着脱場あり
 水俣川の支流の石坂川に架かる新萩嶺橋を渡る。下流側に架かっている旧道の萩嶺橋も通行可能である。溝集落はバイパスで南側を通り抜けており沿線の家屋は少ない。溝集落の旧道と合流した後にチェーン着脱場の前を通る。熊本県、しかも南部にありながら山間部のため積雪する事もあるのだろう。

19.第一奥溝橋 20.奥溝トンネル 21.集落が疎らになっても快走路は続く
 集落の途切れた谷筋を走っていると第一奥溝橋と第二奥溝橋を渡って奥溝トンネルをくぐって第三奥溝橋を渡る。第一奥溝橋の西詰と第三奥溝橋の東詰に旧道が交差しているが、簡易ゲートが設置されて進入できなくなっている。

22.熊本r271交差点 23.登坂車線あり 24.榎第一トンネル
 水俣川の右岸を走っていると熊本r271交差点を通過して新下山橋を渡る。その直後からは登坂車線が設置されており、r271の一部はR268の旧道と思われる。登坂車線が終わった直後に榎第一トンネルをくぐる。次いで榎第二トンネルをくぐった後に旧道らしき道路との交差点を通過する。

25.緩やかな上り勾配が続く 26.山小場集落 27.鹿児島県伊佐市に入る
 緩やかな勾配を上り、家屋が数軒だけの山小場集落を通り抜けた直後に鹿児島県伊佐市に入る。県境標識は都道府県名と市町村名の小さいものではなく、通常の案内標識の大きさで伊佐市街までの距離が表記されている。逆方向の走行であれば水俣市街までの距離が表記されている。

28.「この先下り坂 エンジンブレーキ カーブ連続」 29.西向き車線にも登坂車線あり 30.欅橋
 鹿児島県に入った直後に下り勾配でカーブが多い旨の警告の標識が設置されているが、カーブはともかく勾配はさほど急ではなく走りやすい道路状況と言える。上り勾配の西向き車線には登坂車線も設置されている。林道との交差点を通過して曲線半径が大きめの右ヘアピンカーブを曲がりながら欅橋を渡る。

31.2ヶ所目の登坂車線 32.集落の手前に食事処がある 33.羽月川沿いを快走
 2ヶ所目の西向き車線の登坂車線の辺りからは羽月川に沿った下り勾配の2車線道路を走る。急なカーブもなくなりさらに走りやすくなる。県境からは集落のない谷筋を走っているが、僅かながら飲食関係の店が存在している。

34.尾之上集落 35.鹿児島r421交差点 36.鹿児島市r421交差点以降は開けた場所を走る
 尾之上集落で布計集落に至る市道との交差点を通過してから程なくして鹿児島r421との交差点を通過する。r421が側道のように接続しているうえに下っているため立体交差点に見えるが、直角に交差していないT字路である。交差点の直後に尾之上跨道橋があるが、下の道路はr421ではなく市道である。r421交差点を過ぎるとほぼ平坦になる上に視界が開ける。

37.十曽橋 38.交通量は少ない 39.旧道との太田三差路交差点
 鹿児島r421交差点以降の平坦で見通しの良い直線基調の2車線道路を走る。伊佐市に中心部に近付いているものの交通量はあまり増えない。市道との太田三差路交差点を通過するが、北に向かって伸びている市道はR268の旧道と思われ、その先にJR山野線の山野駅跡がある。

40.市街地の手前で旧道との交差点を通過 41.鹿児島r118交差点 42.R267中町交差点
 太田三差路交差点から少し走ると市道が交差している緩やかな右カーブを曲がる。伊佐市街方面の市道も旧道である。旧道との分岐から少し走ると鹿児島r118交差点を通過する。
 市街地の北西でR267中町交差点を通過して出水・湧水方面に進む。R267との重複区間が始まるが、案内標識にR268のおにぎりも表記されているためルートミスする可能性は低いだろう。

43.R267・R268重複区間 44.左折するとR267旧道に至る 45.R267・R447交差点
 中町交差点からはR267との重複区間を走る。400m弱で高熊山が案内されている市道との交差点を通過するが、ここを左折するとR267の旧道に行く事ができる。久七峠バイパスが全線開通した後に国道から降格しているが、ウオッちずでは2022年11月時点でも国道扱いされている。
 ごく緩やかな勾配を下った先でR267・R447交差点を通過する。R267との重複区間は終わるがR447の重複区間が始まる。左折の大口ふれあいセンター方面はR267旧道であり、案内標識に表記されていたえびのが消されている。久七峠バイパスが供用される以前はR267とは重複ではなく交差しているだけであった。

46.R268・R447重複区間 47.市街地内にも勾配がある 48.忠元陸橋
 中町交差点からはR267に代わってR447が重複しているが、道路状況に大きな変化は見られない。伊佐市の中心部のため交通量も沿線の商業施設も多い。左カーブを曲がっていると上り勾配となって忠元陸橋を通過した後に下る。陸橋の下は市道が通っているが、立体交差点ではく国鉄宮之城線やJR山野線が敷設されていた名残である。

49.紅葉した銀杏並木の間を走る 50.R268・R447串刺しおにぎり 51.R447交差点
 大口城のあった小高い山の南を下り、やや急な右カーブの直後に水之手橋を渡る。以降は平坦な2車線道路を走っているとR447交差点を通過してR447との重複区間が終わる。R267との重複区間の距離は約700m、R447との重複区間の距離は約2.1kmである。R447もえびの市が案内されているが、県境が狭路酷道のため多少遠回りでもR268を走行した方が楽である。ただし、R447の酷道区間はバイパスが建設されているため開通後は利便性が高まる可能性がある。

国道268号 part2