国道261号
part2

R191飯室交差点〜中三坂トンネル
広島市→北広島町

53.飯室トンネル 54.バイパス沿線にも多くの建物がある 55.旧道が合流する
 R191飯室交差点を過ぎると緩やかな勾配を上り、古市橋を渡った先で飯室トンネルに入る。トンネルを出ると緩やかな勾配を下る。東の鈴張川の対岸に旧道が、さらに東の山の斜面に広島道が並走している。飯室交差点から約1.6kmで旧道との交差点を通過する。大型貨物車両は旧道に右折する事はできない。北広島方面からの左折は禁止されていない事から、鋭角に曲がらなければならない事に起因していると思われる。

56.中国道の槇原第一橋の下を通る 57.広島市安佐北区安佐町大字鈴張 58.右カーブの先に広島r40豊平分かれ交差点がある
 旧道との交差点を通過して緩やかな上り勾配の対面2車線道路を北上していると中国道の槇原第一橋の下を通過する。東には広島道と中国道が接続している広島北JCTがある。やや急な勾配を上っていると鈴張大橋を渡って鈴張川の右岸から左岸に移る。その後右の急カーブを曲がった直後に広島r40豊平分かれ交差点を通過する。

59.カーブは多いが走りやすい 60.チェーン脱着場兼ゆずりスペース 61.チェーン着脱場
 豊平分かれ交差点からは東谷川の右岸を走っており、小刻みなカーブが多いものの勾配は緩やかで交通量も少ないため走りやすい。長い上り勾配だが家屋が点在している場所を走っており、登坂車線は設置されていない。その代わり、チェーン着脱場を兼ねたゆずりスペースがいくつか設置されている。もっとも、乗用車1台分の幅しかないものもあり、そこでチェーンを脱着するのは危険なのではと思ってしまう。

62.勾配がきつくなる 63.ゆずり車線が延長されている 64.集落が途切れることなく続く
 中国道の安佐SA付近からは勾配がややきつくなり、2ヶ所のヘアピンカーブを通過して標高を上げる。ヘアピンカーブの間にはゆずり車線が設置されているが、舗装の具合を見る限り比較的新しいものと思われる。ヘアピンカーブ以降も集落が途切れることなく続いている。南東側に中国道が並走しているのだが、樹木に視界を遮られているため目視できる場所はほとんどない。

65.北広島町に入る 66.太田川と江の川の陰陽分水嶺 67.町道の丸押橋はR261と中国道を跨いでいる
 緩やかな勾配を上っていると市町境を通過して北広島町に入る。広島市、北広島町どちら側にも集落が存在しており、峠と言えないような緩やかな勾配だが、瀬戸内海に流れる太田川水系と日本海に流れる江の川水系の陰陽分水嶺である。すぐ東に中国道が並走しているが、掘割のためR261からはあまり視認できない。町道の丸押橋はR261だけでなく中国道の上をも越えている跨道橋である。中国道がなければただの平面交差点になっていたと思われる。

68.北広島町本地 69.長閑な風景の中を走り抜ける 70.広島r314交差点
 中国道との並走を続けながら家屋が点在する長閑な風景の中を走り抜ける。交通量も信号機付きの交差点も少なくハイペースで走る事ができる。冠川の流域を走っていると新田中橋を渡った後に広島r314交差点を通過する。

71.中国道の千坊橋 72.北広島町石井谷 73.中国道の頼信橋
 広島r314交差点から少し走って右にカーブすると中国道の千坊橋の下を通り、冠川の左岸を走っていると左にカーブして再び中国道の頼信橋の下を通る。この2つの橋の間の中国道には浜田道との千代田JCTがある。

74.広島r5八重バイパス中交差点 75.広島r316春木交差点 76.県境の山(?)には残雪が見える
 頼信橋から程なくして八重バイパス南交差点を通過して、北広島町の役場のある町の中心部と言える場所に差し掛かる。広島r5八重バイパス中交差点を通過するが、右折して500m程走ると中国道の千代田ICがある。インターチェンジの東には道の駅「舞ロードIC千代田」が、西には北広島町役場がある。
 八重バイパス中交差点を過ぎてすぐに新大橋を渡り、以降は志路原川の流域を北西の方角に向かって走る。R261の行く先に日本海があるのだが、川は南東に向かって流れている。広島r316春木交差点を通過するが、その少し北西にある広島r315は旧道との交差点から延伸されていないため、現在のR261とは交差してない。八重バイパス南交差点から約4.0kmで八重バイパス北交差点を通過するが、両交差点の間が八重バイパスという事だろう。

77.浜田道の蔵迫橋 78.北広島町蔵迫 79.R433・R434蔵迫中央交差点
 バイパスが終わっても道路状況や周辺の風景に特に変化はなく、長閑な風景の中を2車線快走路で走り抜ける。かなり高い位置にある浜田道の蔵迫橋の下を通ってすぐにR261も蔵迫橋で志路原川を渡る。その後大きく右にカーブした先でR433R434蔵迫中央交差点を通過する。豊平方面はR433とR434の重複区間であり、R261江津方面はR261・R433・R434の重複区間である。

80.「江津66km 大朝10km 大朝IC7km」 81.志路原川沿いを快走 82.R433・R434打道交差点
 蔵迫中央交差点からはR261・R433・R434の3本の国道の重複区間だが3つ串刺しおにぎりどころか2つ串刺しおにぎりすら立っていない。浜田道の西側を北上していると約1.5kmで信号機のない打道交差点を通過する。案内標識に表記されてないR434はR433に重複している。なお、R433・R434重複区間は蔵迫中央交差点の豊平方面も打道交差点の三次方面のどちらも山岳狭路酷道となっている。

83.土井川の流域を快走 84.大小の駐車スペースあり 85.中山峠
 打道交差点からは土井川の流域の緩やかな上り勾配の2車線道路を走る。集落が途切れると沿線に簡易パーキングがいくつか見られるが、南の数ヶ所は狭い。すぐ右側には浜田道が並走しているのだが、樹木等に視界を遮られているため道路や車両の見える場所はほとんどない。中山峠を越えると下りに転ずるが勾配は緩やかである。

86.北広島町中山 87.浜田道の日野山川橋 88.北広島町新庄に入る
 緩やかな勾配の2車線道路を下っていると浜田道の日野山川橋の下を通り、江の川の右岸で左にカーブする。「北広島町新庄」と描かれた境標識らしきものの傍を通るが、新庄村は1955年に大朝町と合併しており、その大朝町が2005年に北広島町に合併している。中国地方(特に広島県?)には平成の大合併より前の自治体の境に標識が立っているケースが多い。

89.アップダウンのある2車線快走路 90.沿線の家屋が多くなる 91.広島r5大朝インター前交差点を右折
 浜田道に沿って大きく左にカーブしていると沿線の家屋が増えてくる。鮎峠川に架かる鮎峠橋を渡った直後の広島r5大朝インター前交差点を右折して江津・川本方面に進む。交差点には浜田道の大朝ICが接続している。直進のr5に浜田と案内されている事からも想像できるように、この交差点以降は浜田道に並走しているのはR261ではなくr5となる。

92.新庄中橋 93.広島r311上市交差点 94.緩やかな上り勾配
 大朝インター前交差点を右折してすぐに新庄中橋で江の川を渡り、広島r311上市交差点を通過する。緩やかな上り勾配となり、左にカーブした辺りで沿線の家屋がなくなり、程なくして名もなき峠を越えて下り勾配となる。

95.本郷集落 96.広島r79交差点 97.中三坂トンネル
 緩やかな勾配を下っていると宮迫川を渡り、やや急な左カーブを曲がった後に支流の鳴滝川を渡る。さらにS字カーブを描きながら鳴滝川を渡った先で広島r79交差点を通過する。さらに緩やかな勾配を上っていると中三坂トンネルに入る。広島県と島根県の県境の中三坂峠の下を貫く延長915mのトンネルである。

国道261号 part3