国道256号
part1

R157神田町5交差点〜R156相生交差点
岐阜市→山県市→関市→郡上市

1.R157・R248・R303神田町5交差点 2.アーケード街を走る 3.岐阜r152今小町交差点
 JR岐阜駅、名鉄岐阜駅と岐阜市役所の中間に位置するR157R248R303神田町5交差点がR256の起点であり、ここから継ぎ接ぎ国道的なルートで東奔西走しながら終点の飯田市に向かう。岐阜市の中心部とあって4車線道路同士の交差点であり、単独で始まるR256も4車線で両側にはアーケード付きの歩道が設けられている。神田町3交差点から北はアーケードがなくなるが車道は4車線を維持している。岐阜市役所の前を通過し低層のビルの間を北進する。

4.本町3交差点を右折 5.本町1交差点を左折 6.北向き一方通行
 神田町5交差点から約1.9km北の本町3交差点は右折しなければならないが、右折車線は2本用意されている。本町3交差点から約300m走り、本町1交差点を左折する。市道に直進する事はできず、2車線とも左折しなければならないためルートミスの心配はない。市道に進入できない事で気付く方もいるかもしれないが、本町1交差点以北は一方通行区間である。とは言え離合できない狭い幅、ではなく2車線あるため道路構造上は対面通行にする事は可能である。

7.右直角カーブ 8.岐阜公園前交差点を左折
 本町1交差点から約250mで右の直角カーブを曲がり、さらに250m程進んだ所で岐阜公園前交差点に突き当たるので今度は左折する。本町1交差点〜岐阜公園前交差点の間が一方通行区間であり、車両で飯田市から岐阜市方向のトレースする場合は反対方向に一方通行の市道を経由しなければならない。

9.長良橋 10.岐阜r97・r163長良丘1交差点で右側車線が右折車線になる 11.岐阜r78長良北町交差点からは完全に2車線
 岐阜r267長良橋南交差点を通過すると緩やかな上り勾配となって長良川を長良橋で渡る。橋の中ほどには「ここより岐阜北署管内」という標識が立てられているが、警察署の管轄境を示すものは珍しいのではないだろうか。
 長良橋を渡り終えて勾配を下ると岐阜r97・r163長良丘1交差点となるが、右側車線が右折専用車線になってしまうため国道をトレースするためには左側車線を走っている必要がある。交差点から先は車線が増えて4車線になるものの、岐阜r78長良北町交差点で今度は左側車線が左折専用車線になる。長良北町交差点以北は商業施設と家屋が混在する中を走る対面2車線道路が続く。

12.岐阜市街地の北端から片側2車線 13.山県市に入る 14.高富トンネル
 岐阜市の市街地北端を通り抜けて沿線の建物の密度が低くなると同時に車線が増えて片側2車線になる。緩やかなカーブとアップダウンのある状態を走っていると市境を越えて山県市に入る。山県市に入ってすぐに上り勾配となって高富トンネルをくぐる。バイパス化により多車線化された後でもトンネルだけ対面2車線というパターンが多い中、この高富トンネルは上下別々のトンネルが供用されておりそれぞれ2車線ずつ確保されている。

15.高富トンネル以北も快走路 16.R256BP・岐阜r79山県市役所東交差点を右折 17.山県市役所東交差点からは対面2車線
 高富トンネルを抜けてからも中央分離帯付きの片側2車線道路が続いているが、約600m先の山県市役所東交差点を右折しなければならない。案内標識に表記されていないが直進の片側2車線道路はR256のバイパスである。但し、500m強の距離しか開通しておらず盲腸線状態である。
 山県市役所東交差点からは対面2車線道路になり、東の方角に進む。鳥羽川の手前にある歩道橋にはなぜかr79のヘキサしか付けられていないが、バイパスが全通してないため国道の指定を外れているという事はないだろう。

18.井戸尻交差点を左折 19.案内されているのは洞戸のみ 20.富岡小学校前交差点
 山県市役所東交差点から約600m走り、r79井戸尻交差点を左折して進行方角を北に戻す。警察署やショッピングセンターの前を通過し、バイパスの既開通区間の北端とをつなぐ市道との富岡小学校前を通過する。

21.見通しの良い2車線道路 22.岐阜r174伊佐美交差点を右折 23.ローカルな雰囲気の中を走る
 井戸尻交差点からは山県市の中心部を離れるため、進めば進むほど家屋の密度が低くなる。約2.3km走り岐阜r174伊佐美交差点を右折する。短いが幅のある橋の上に交差点があり、そのせいかどうかは分からないがやや鋭角に右折する必要がある。伊佐美交差点からも引き続き2車線の快走路が続いている。

24.緩やかなアップダウンなり 25.岐阜r200美山大橋南交差点 26.R418美山大橋北交差点
 低い山に挟まれた谷筋を走っていると緩やかな勾配を上ってから下る。下り切った所で岐阜r200美山大橋南交差点を通過し、美山大橋で武儀川を渡る。橋を渡り終えた対岸でR418美山大橋北交差点を通過する。

27.美山第一トンネルから続く左カーブ 28.美山第二トンネル 29.美山第三トンネル
 美山大橋北交差点を通過してすぐに美山第一トンネルに入る。トンネルの途中から左にカーブしておりトンネルを出てからも続いている。勾配はこれまでに比べてだいぶ急と言える。美山第二トンネルを出て右の急カーブを曲がると最後の美山第三トンネルをくぐる。美山第三トンネルにだけ手前に名称を記した標識が設置されている。

30.山県市船越 31.岐阜r196交差点は右折と言うより右直角カーブ 32.「ラステン洞戸」
 美山第三トンネルからの勾配を下り終わると平坦になる。家屋が疎らになり水田の割合の方が多くなるが、道路の整備状況が良いため走りやすい快走路となっている。アップダウンやカーブもあるが緩やかなものがほとんどである。岐阜r196との交差点をセンターラインに従って道なりに右にカーブしてすぐに関市に入る。そのまま谷筋を走っていると道の駅「ラステン洞戸」の前を通過する。

33.タラガトンネル以降が大型車通行不能である旨の警告標識がある 34.岐阜r81関市洞戸事務所前交差点 35.板取川沿いを北進
 菅谷川流域まで下ると平坦かつ直線基調の走りやすい道路状況になる。21km先の郡上市八幡町那比からは全長8m超の大型車が通行不能と警告する標識が立てられている。タラガ谷越を通っていた頃であれば違和感がなかったのだが、タラガトンネルが開通したものの標識は残されたままなのだと思っていた。旧洞戸村の中心部で岐阜r81関市洞戸事務所前交差点を通過して中心部を走り抜ける。その後は蛇行する板取川を2回渡ってから川沿いを北上する。

36.関市洞戸尾倉は狭路が残る 37.関市洞戸高見 38.関市板取にごく短い狭路あり
 蛇行する板取川に沿っているため急なカーブは多いが大半が2車線道路で勾配はほとんどないので走りにくさはあまり感じない。関市洞戸尾倉の集落内は1.5車線幅と狭く、また関市板取にごく短い1.5車線幅の箇所があるが、それらを除いては集落の有無を問わず2車線道路である。

39.通行止の表示されているのは岐阜r52白鳥板取線 40.旧板取村に入る 41.山間部に入っても勾配は緩やかなまま
 旧洞戸村の北端の集落である小瀬見集落では通行止を示している電光掲示板があったが、これはR256ではなく岐阜r52の道路情報を示している。ちなみに通行止の理由は“冬期閉鎖”である。
 右にカーブしている場所でかつての村境を越えて旧板取村に入る。道路状況に変化はなくこれまでと同じく板取川沿いを急カーブを織り交ぜて北進を続けるだけである。かつての村の中心部をつなぐ区間だが交通量は非常に少ない。

42.タラガ谷越時代の名残と思っていたが… 43.旧道のタラガ谷越はここを右折 44.岐阜r52交差点を右折
 老洞集落に入る手前にも大型車通行不能の標識が設置されている。かつて国道に指定されていたタラガ谷越の旧道との交差点から約400m北の位置で岐阜r52交差点を右折して郡上方面に向かう。案内標識の支柱に右折先が大型車通行不能という標識が付けられており、これまでの警告は旧道に対してではなくタラガトンネル開通後のものと判明した。ちなみに直進のr52は路線名が示す通り旧白鳥町に抜けられるが、前述の通り冬期閉鎖中のため通り抜ける事ができない。また案内標識が板取事務所=旧板取村役場を示している事からも険道である事がうかがえる。

45.タラガトンネル 46.大型車の最終転回場 47.狭路が始まる
 r52交差点を右折して板取川を渡った先にはタラガトンネルが口を開けて待っている。全長4571mという長さは“無料で通行できる国道のトンネル”の中ではR194寒風山トンネルに次いで2番目に長い。扁額がなく味気ない外観の抗口から中に入ると上りが続いており、郡上市に入った辺りで下りに転ずる。そのためカーブは緩やかで直線的なものの反対側の抗口を見通すことはできない。
 トンネルを抜けてもセンターラインのある2車線道路だが、約300m先で道幅が狭くなる。手前には大型車の転回場が設けられており、万が一トンネルをくぐってきてしまっても転回して引き返す事ができる。なお、狭路区間は連続雨量120mm・時間雨量60mm以上で通行止になる。

48.乗用車であれば離合できる場所も少なくない 49.高畑から北集落にかけては狭路が残る 50.比較的明るい雰囲気の酷道
 狭いと言っても通行できない対象はあくまで全長8m超の大型車であって、乗用車であれば通行に苦労する道幅ではない。勾配は緩やかでカーブはいくつか急なものもあるが全体的には緩やかなものが多い。集落が現れてからも狭路が続いているが、交通量が少ないためさほど走りにくいとは感じない。道路改良工事が行われている箇所もあるが、それぞれの距離は短く全体が2車線になるのはまだまだ先の話だろう。

51.大平集落からは2車線道路 52.高い位置を走る高架道路は東海北陸道 53.長良川に向かって勾配を下る
 大平集落からは2車線道路となり緩やかな勾配を下りながら快走する事ができる。那比川に沿っているが、蛇行具合が激しくないためR256も急なカーブはない。東海北陸道の高架下を通過して程なくしてやや急な勾配をS字カーブを描きながら下る。

54.岐阜r61交差点を左にカーブ 55.長良川鉄道の踏切を渡る 56.R156相生交差点を左折
 左の急カーブに岐阜r61が交差しており、僅かに重複した後に分岐していく。そしてすぐに長良川鉄道の踏切を通過し、急なS字カーブを曲がってから長良川を渡る。岐阜市の市街地で長良橋を渡ったが、それ以来の長良川の橋をである。橋を渡り終えた東詰でR156相生交差点に突き当たる。案内標識にR256が表記されていないが、左折してR156と重複しながら高山・郡上八幡方面に進む。

国道256号 part2